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明
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日曜日。
カレンダーの多くは週の始まりだが僕たち、いやほとんどの人にとっては「終わりの日」という認識の方が多いのではないだろうか。
「休みが終わるね」
「でも、1週間が始まるよ」
いたずらな笑顔の君が堪らなく愛おしいのだが、僕たちは俗に言う「恋人同士」ではない。
お互いの予定が合えば土曜日、主に日曜日に昼間から、どちらかの家に行っては体を重ね、陽が沈むまでの時間をダラダラと過ごしているが微かな幸せを感じていた。
「僕は月曜日は好きじゃない。休み明けの仕事ほど気が重くなるものはないし。」
「私は好きだけどな。」
「なぜ?」
「なんだか生まれ変わった気持ちになれるから。それと1週間のいろんな出来事を大好きな君に伝えたいからかな。」
僕はあの時、何も言えなかった。
とても嬉しかった。抱きしめたかった。
それでもなぜか、君からの好意を受け付けない自分がいた。
君は僕と正反対だった。
そこに惹かれたと言っても過言ではない。
月曜日が好きで、僕の事が好きな君に。
ただ僕が君を好きな以上に僕は僕を嫌いだった。
僕が望んだのは君の幸せ。
曖昧でいる事が君のためだと思っていた。
僕は近くて遠い距離からそれ見ていたかった。
月曜日。
朝起きると世界が色褪せて見え、食事も喉を通らなかった。
僕が望んだのは僕の幸せ。
曖昧でいることは臆病な自分のため。
僕はいつでも逃げられる距離にいたかった。
体が重く動かない。
「生まれ変わったみたいだ。」
乾いた笑い声が耳に響いた。
カレンダーの多くは週の始まりだが僕たち、いやほとんどの人にとっては「終わりの日」という認識の方が多いのではないだろうか。
「休みが終わるね」
「でも、1週間が始まるよ」
いたずらな笑顔の君が堪らなく愛おしいのだが、僕たちは俗に言う「恋人同士」ではない。
お互いの予定が合えば土曜日、主に日曜日に昼間から、どちらかの家に行っては体を重ね、陽が沈むまでの時間をダラダラと過ごしているが微かな幸せを感じていた。
「僕は月曜日は好きじゃない。休み明けの仕事ほど気が重くなるものはないし。」
「私は好きだけどな。」
「なぜ?」
「なんだか生まれ変わった気持ちになれるから。それと1週間のいろんな出来事を大好きな君に伝えたいからかな。」
僕はあの時、何も言えなかった。
とても嬉しかった。抱きしめたかった。
それでもなぜか、君からの好意を受け付けない自分がいた。
君は僕と正反対だった。
そこに惹かれたと言っても過言ではない。
月曜日が好きで、僕の事が好きな君に。
ただ僕が君を好きな以上に僕は僕を嫌いだった。
僕が望んだのは君の幸せ。
曖昧でいる事が君のためだと思っていた。
僕は近くて遠い距離からそれ見ていたかった。
月曜日。
朝起きると世界が色褪せて見え、食事も喉を通らなかった。
僕が望んだのは僕の幸せ。
曖昧でいることは臆病な自分のため。
僕はいつでも逃げられる距離にいたかった。
体が重く動かない。
「生まれ変わったみたいだ。」
乾いた笑い声が耳に響いた。
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