優しさとは

あかあか

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〜小学校

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私の名前は「内藤しょうた」。田舎のどこにでもある、小さな町の工場の長男だ。
 おとなしめな性格であるが、周りの気を引きたいのかいつも、悪ふざけばかりしていた。
 父が会社を経営しているせいか、子供の頃からお金遣いが他の子供と比べて多少荒かったように思う。お金遣いが荒いといっても、どんどんお金を使うわけではなくて、友人と近くのデパートに遊びに行く際に2000円持って行って、一銭も残して帰ってこないなど、いまと比べればとても可愛いものに思える。
 父と母は、結婚が早くまた、周りの友人達の中でも最初に私が産まれたので父母の友人にはとても可愛がってもらった。
 小さな町なので、遊びにでている先でも、父と顔が似ているためか、「内藤さんとこの息子やろ」といつも声をかけられていたくらいだ。小学生の頃もごく、普通の人間で、テストも無難な点数を取り、スポーツも無難にこなせて、友達もたくさんいた。
 しかし、性格がおとなしめなためか、小学5年生の時にいじめられることになる。いじめにレベルをつける事はいかがなものかとは思うが、そんなに大したいじめではなかったと思う。道路脇に生えている、服にくっつく草をつけられたり、野糞したことをみんなに言われたり、その程度である。
 ダメージは少なからずあったが、自殺しようなんてことは思わなかった。日が経つに連れいじめはなくなっていった。  
 小学生のいじめなんてその程度である。ガキ大将的なやつが少し気に食わなかったらこいついじめてやろう、少しよくされると可愛がろう。所詮そんなもんだ。
 いまは、全く違ういじめだろうけど。まあ、いじめの話を抜きにすると、普通な小学生生活を送った。
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