【R18】男の娘に恋した学園生活~男装は間違いではない~

かたたな

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彼に触れる温かさ。

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 少し戸惑ったように私を見上げる彼の瞳。 

 あくまで、失敗した付与魔法の影響を和らげるための応急措置。大丈夫だよ、と安心させるようにそっと微笑む。優しく彼の長い髪を撫でると、そっと首元に顔を近づけ、柔らかな肌に軽く唇を触れさせた。 

 わざと小さく音を立て、吐息が彼の肌に触れるよう意識するけれど、キスはぎこちなくて、頑張っても軽い音しか出ない。

「んっ…」 

 クラウさんから漏れる小さな声。
 その掠れた響きに、私の方がドキドキしてしまう。上手くできてるかな? 頭に浮かぶのは、故郷のお姉さんたちが教えてくれたこと。

 兄たちを夢中にさせたお姉さんたちは「リーシュちゃんも、好きな子といい雰囲気になったらこうするのよ!」と教えてくれたことがあった。 

 でも、お姉さんたちの話は「いい雰囲気になったら~…」と始まる。

 だから、スタートがこんなに難しいなんて、今回初めて知った。経験って大事だな、としみじみ思う。 

 でも、ここからなら少しは分かる!お姉さんたち、ありがとう! そう心の中で感謝しながら、雰囲気を盛り上げることに集中する。

 ブラウスから覗く白い肌にそっと指先を滑らせると、彼の体が小さく震えた。視線で反応を確認すると、呼吸が少し乱れ、気分が高まっているようだった。 
 目が合った瞬間、髪を耳にかけて…

「クラウ」
「っ!?」 

 優しく名前を呼び、微笑む。 
 指先を離し、今度は唇で彼の肌をそっと辿る。胸元からゆっくりと下へ。ブラウスのボタンを一つ外すと、ほのかに汗ばんだ肌が現れる。引き締まった腹筋は、普段から適度に動いている証拠。健康的で、なんだか可愛い。 ブラウス越しに体のラインをなぞると、くすぐったそうに身をよじる。そのまま胸元あたりを軽く撫でると、小さく硬い感触に気づいた。

「ひっ」 

 小さな声が漏れ、ここもいいのかな?と試しに指先で軽く触れてみる。すると、彼は恥ずかしそうに目を逸らし、首を振った。もう少し試してみるけど、口を閉じて反応が読みづらくなる。

「ここ、嫌い?」
「うっ…そんな、聞かれても…困る…」 

 そうか、こういう触れ方だけじゃ物足りないのかな?

 彼の反応を見ながら、唇を再び肌に這わせる。鎖骨のくぼみに軽くキスを落とし、ゆっくり下へ。すると、彼の体が小さく揺れた。 

 膝から内腿の方へそっと手を伸ばす。 

 スカートがずれないよう気をつけながら、そっと手を滑らせる。足がもじもじと動いて、震えているのが分かった。

「ぁ…リーシュ、も…」
「大丈夫、もう少しだけ頑張って。」 

 さらに手を進め、そっと肌をなでる。すると、狙ったところにたどり着けた。指先に伝わる感触に、ドキドキしながらも確かめるように動かす。 

 ゆっくりと触れると、彼の体が時折びくんと反応する。さっきより反応が大きい。これで良さそう。安心して進められる。 

 初めての感触に、私は私で興味津々だった。

 指先でそっと形をなぞると、彼の吐息が甘く乱れる。

「そんなに…ボクだけ…こうなるの、ずるい…」

 そう言って体を起こそうとする彼の首元に、そっと唇を寄せ、軽く甘い圧を加えた。甘噛みするように歯を当てると、肌に優しく食い込む感覚からそれ以上動こうとは思わないだろう。

「動かないで。」
「ん、でも…これじゃ…」 

 彼が落ち着いたのを確認し、舌先で柔らかく肌をなぞる。すると、吐息がさらに熱を帯びた。上半身を起こさせないよう、そっと胸元に手を置いて押さえる。

 それとは別の場所。

 そこへ指先を滑らせると、ぬるっとした感触が広がる。彼の鼓動が手に伝わるみたい。その熱に導かれるように、ゆっくりと指を動かす。柔らかく、でも確かな動きで、反応を引き出す。

「っ…はぁ…」 

 熱い息遣いと、かすかな音が教室に響く。 …力加減はこれでいいのかな?もっと強く?いや、先端だけじゃなくて、こう、全体を…。 

 迷いながら、色々試してみた。

 彼が嫌がらないか確認しつつ、少しずつ大胆に。

「ふぁっ、リーシュ、っ、もう、ダメ…!」 

 すると、予想より早くその瞬間が訪れた。

 手のひらを滑らせた瞬間、温かい感触が溢れ出す。手を濡らすその感触に、達成感が湧いてくる。 

 服を汚さないよう、咄嗟に手のひらで受け止める。落ち着くのを待って、そっと手を引き抜いた。見ると、床に小さな滴がポタポタと落ち、静かな教室に音が響いた。 

 …やった!やったよ、お姉さんたち!

「できた!」 

 つい嬉しくて声が出る。彼は私の喜ぶ姿を見て、深いため息をついた。手で顔を隠し、荒い呼吸を整えながらゆっくり起き上がる。やっと見えたその気だるげな表情は、なんだか大人の魅力そのもの。乱れた髪も、どこか色っぽい。

「スッキリした?」
「リーシュ…」
「?」
「ボクだけ…こんなんなって、どーすんのさ!」
「ダメだったの!?」 

 ちゃんと熱も発散できたのに…。

 彼はこちらを睨むけど、乱れた服のせいで妙な空気が漂う。胸元がはだけて、普段の彼とは違う雰囲気がドキドキを誘う。 

 だから、手のひらに残る感触に目を向けた。

 まだ温かさの残るそれを好奇心で覗くと…

「わ、ダメだって!」 

 クラウさんが急にハンカチを差し出し、私の手を隠してしまった。

「…手、洗ってきた方がいい。」
「せっかくのなのに?もう少し見たいな。」「見るようなものじゃないって。ばっちーから。」 

 そう言うけど、初めてこれをやり遂げて、私にとってとても貴重なものなのに…。ましてやクラウさんのこれは、今後見れないかもしれないのに。

 今限定なのに。

「けち。」
「そういう問題じゃないよ…リーシュ、変なところに興味持つよね。」
「初めて見るものは、誰でも気になると思うんだけどな。」


 仕方ないから手洗い場に行こうと渋々立ち上がる。


 すると、そんな私を彼は不思議そうに見上げていた。

 ◇ ◇ ◇
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