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ペルソナ町
旅の記録15 実力差
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魔女に案内されるとそこには城内で戦った時ぐらいの大きさのフィールドがあった。日向と魔王はそれぞれ戦闘態勢に入ると魔女も準備を始めた
「ニアよ、ちゃんと見とるんじゃぞ」
「わかりました、お師匠様!」
魔女はティターニアにそう言うと杖を構えた。
「ほれ日向よ、衣装は使わんのか?」
「後悔しても知らないですよ」
日向は震えた声でそう返事すると深く深呼吸をした。
「氷の神ダイヤよ、私に力を貸して頂戴!」
前みたいに日向の体は光だし光が治まると氷の鎧のような装備になっていた。
「さて、始めましょ」
日向は軽く手を降るとその周りに小さな氷の粒が浮き出した。次第にそれは日向の手の中に収まり始め最終的に氷の短剣が完成していた。
「短剣か。珍しいものを使いよるな。ほれ、魔王の本気の力見せてくへんか?」
「ふん、なんでもお見通しってか。じゃが、まだお主の力がどれ程なんか分からんからの。この状態の本気で行かしもらうわい」
そう言うと魔王はどこに直していたか分からない二本の短剣を両手に持ち構えた。日向もそれと同時に中腰になっていつでも懐に入れる準備をしていた。
「それじゃ、始めるかの。ほれ」
魔女は地面に杖を軽く打つと地面から炎の柱が上がった。
「フィーちゃん!この柱直進に残り4本、最後は二つ分の大きさのが来るから離れて!」
日向は魔王にそう伝えると魔女の炎の柱が上がる中を走っていった。
「ん?何故わかった?」
「見えたからに決まっているでしょ!」
いつの間にか魔女の懐に潜り込んでいた日向はそう叫びながらお腹に斬りかかった。
「じゃが、甘いの。儂にそんな攻撃が当たるとでも?」
日向は嫌な予感したがもう遅かった。日向の顔の前には顔サイズの火の玉が見えていたから。
「ぎゃふっ!」
「大丈夫か、日向!」
日向に合わせて距離を詰めようとしていた魔王は後ろに吹っ飛ばされた日向を確認すると一旦日向の元に駆け寄った。
「ケホケホ。大丈夫よ。あの魔法は杖を抜いたら解除されるからフィーちゃんの負担を減らそうと考えたけど間違っていた・・・。あの方、杖以外からでも魔法を発動出来るだけじゃなく、この威力・・・。少し甘く見ていたかも」
「その口調からすると杖ではなく手からでも発動出来るが威力が半分以下になるっと思ってよいかの?」
「正解」
日向は立ち上がると服を整えた。そして、魔王と目線を合わせるともう一度魔女との距離を詰めた。
「容易に詰めようとするな。また返り討ちに合うだけじゃぞ」
今度、魔女はず頭上に炎の玉を二つ作り出すとそれを日向達に向けて発射した。
「フィーちゃん!」
「分かっておる」
魔王は走っていた足を止め顔の前で二本の短剣をクロスした。
「剣の舞じゃ!」
魔王は目の前にあった炎の玉を切り裂くと次は日向の目の前にあった炎の玉をジャンプして切り裂いた。そして、着地するな否や日向の前で走り出した。
「フィナーレじゃ!」
そう言うと魔王は今よりも体勢を低くし魔女の足元を狙うように切り出した。だが、魔女は余裕の表情でそれを交わすと次は目の前から氷の礫が目の前まで迫っていた。
「ちっ・・・」
間一髪で交わした魔女だが、顔から少し血が出ておりバランスも崩していた。
「これで・・・終わりじゃぁー!」
魔王はバランスを崩している魔女の背中から切りかかろうとした時、背筋が凍る感覚がした。
「ちっ・・・」
一瞬だけ攻撃を躊躇ってしまった魔王は短剣をしまい、日向の元まで急いで戻った。
「どうしたの、フィーちゃん」
「儂でも怖くなるほどの殺気を感じでしまっての。すまん」
魔王は少し悔しそうな表情をしながら謝った。
「ふ~ん、なるほどね。じゃ、この辺りでやめる?」
日向は何かを察したのかティターニアの方を向きながら魔王に提案を持ちかけた。
「日向はいいんか?」
「私はいいよ。それよりも気になることがあったからね」
そう言うと日向は衣装を解除すると魔女の方に近づいた。
「もうやめるんか?」
「ええ。それよりも聞きたいことがあるのですが・・・」
日向は少しだけ微笑みながらティターニアの方を見ると魔女は少しだけ驚いた顔をした。
「ふむ。なにが聞きたいんや?」
「ティタちゃんにお使い頼んでいたと思うのですが、その中に魔法薬に使わない、主に旅に出る時に必要な道具があったのですが、ティタちゃんが旅に出る理由何ですか?」
魔女は呆れ半分に肩でため息をついた。
「そこまで分かるとなると怖いわい。ニアよ、話して良いんか?」
ティターニアはコクリと頷くと魔女は家に向かって歩き出した。
「立ち話は嫌いでの。長い話になる。お茶を入れるからニアよ、さっきの場所に案内してやれ」
「わかりました」
魔女は日向達の横を通り過ぎると何も言わずにその場を去った。
「では、私に着いてきてください。これから話すのは少しだけ長い話になるので心の準備をお願いします」
ティターニアは少し微笑むと一礼をした。
「あちゃー・・・、少しまずい事に首を突っ込んだかな?」
「なに、話していてあわよくばティターニアのやつを仲間に入れればいいやろ。あの個性、伸ばせば化けるぞ」
魔王は笑いながら日向の肩をポンポンと叩いた。だけど、日向の顔は少しだけ後悔したようにも見える。
「ほれ、遠慮なく座れ」
言われるがまま案内された一行は用意された椅子に座った。そして、目の前に置かれたお茶を1口、口に含むと少しだけ沈黙が流れた。
「じゃ、話すかの。ニアよ、お前さんも座れ」
「では、お茶取ってくるので先にお話を進めてください」
ティターニアは少し重たい足取りで台所へ向かった。
「お前さん達は『魔眼』ってものを知っとるか?」
「魔眼・・・ですか?」
「ソーリー。アイドントノー」
「魔物が持っておる特別な目なら知っとるが人間の方は知らんの」
「私は知ってます」
全員がそれぞれ答えると魔女は少し頷き話し始めた。
「ニアよ、ちゃんと見とるんじゃぞ」
「わかりました、お師匠様!」
魔女はティターニアにそう言うと杖を構えた。
「ほれ日向よ、衣装は使わんのか?」
「後悔しても知らないですよ」
日向は震えた声でそう返事すると深く深呼吸をした。
「氷の神ダイヤよ、私に力を貸して頂戴!」
前みたいに日向の体は光だし光が治まると氷の鎧のような装備になっていた。
「さて、始めましょ」
日向は軽く手を降るとその周りに小さな氷の粒が浮き出した。次第にそれは日向の手の中に収まり始め最終的に氷の短剣が完成していた。
「短剣か。珍しいものを使いよるな。ほれ、魔王の本気の力見せてくへんか?」
「ふん、なんでもお見通しってか。じゃが、まだお主の力がどれ程なんか分からんからの。この状態の本気で行かしもらうわい」
そう言うと魔王はどこに直していたか分からない二本の短剣を両手に持ち構えた。日向もそれと同時に中腰になっていつでも懐に入れる準備をしていた。
「それじゃ、始めるかの。ほれ」
魔女は地面に杖を軽く打つと地面から炎の柱が上がった。
「フィーちゃん!この柱直進に残り4本、最後は二つ分の大きさのが来るから離れて!」
日向は魔王にそう伝えると魔女の炎の柱が上がる中を走っていった。
「ん?何故わかった?」
「見えたからに決まっているでしょ!」
いつの間にか魔女の懐に潜り込んでいた日向はそう叫びながらお腹に斬りかかった。
「じゃが、甘いの。儂にそんな攻撃が当たるとでも?」
日向は嫌な予感したがもう遅かった。日向の顔の前には顔サイズの火の玉が見えていたから。
「ぎゃふっ!」
「大丈夫か、日向!」
日向に合わせて距離を詰めようとしていた魔王は後ろに吹っ飛ばされた日向を確認すると一旦日向の元に駆け寄った。
「ケホケホ。大丈夫よ。あの魔法は杖を抜いたら解除されるからフィーちゃんの負担を減らそうと考えたけど間違っていた・・・。あの方、杖以外からでも魔法を発動出来るだけじゃなく、この威力・・・。少し甘く見ていたかも」
「その口調からすると杖ではなく手からでも発動出来るが威力が半分以下になるっと思ってよいかの?」
「正解」
日向は立ち上がると服を整えた。そして、魔王と目線を合わせるともう一度魔女との距離を詰めた。
「容易に詰めようとするな。また返り討ちに合うだけじゃぞ」
今度、魔女はず頭上に炎の玉を二つ作り出すとそれを日向達に向けて発射した。
「フィーちゃん!」
「分かっておる」
魔王は走っていた足を止め顔の前で二本の短剣をクロスした。
「剣の舞じゃ!」
魔王は目の前にあった炎の玉を切り裂くと次は日向の目の前にあった炎の玉をジャンプして切り裂いた。そして、着地するな否や日向の前で走り出した。
「フィナーレじゃ!」
そう言うと魔王は今よりも体勢を低くし魔女の足元を狙うように切り出した。だが、魔女は余裕の表情でそれを交わすと次は目の前から氷の礫が目の前まで迫っていた。
「ちっ・・・」
間一髪で交わした魔女だが、顔から少し血が出ておりバランスも崩していた。
「これで・・・終わりじゃぁー!」
魔王はバランスを崩している魔女の背中から切りかかろうとした時、背筋が凍る感覚がした。
「ちっ・・・」
一瞬だけ攻撃を躊躇ってしまった魔王は短剣をしまい、日向の元まで急いで戻った。
「どうしたの、フィーちゃん」
「儂でも怖くなるほどの殺気を感じでしまっての。すまん」
魔王は少し悔しそうな表情をしながら謝った。
「ふ~ん、なるほどね。じゃ、この辺りでやめる?」
日向は何かを察したのかティターニアの方を向きながら魔王に提案を持ちかけた。
「日向はいいんか?」
「私はいいよ。それよりも気になることがあったからね」
そう言うと日向は衣装を解除すると魔女の方に近づいた。
「もうやめるんか?」
「ええ。それよりも聞きたいことがあるのですが・・・」
日向は少しだけ微笑みながらティターニアの方を見ると魔女は少しだけ驚いた顔をした。
「ふむ。なにが聞きたいんや?」
「ティタちゃんにお使い頼んでいたと思うのですが、その中に魔法薬に使わない、主に旅に出る時に必要な道具があったのですが、ティタちゃんが旅に出る理由何ですか?」
魔女は呆れ半分に肩でため息をついた。
「そこまで分かるとなると怖いわい。ニアよ、話して良いんか?」
ティターニアはコクリと頷くと魔女は家に向かって歩き出した。
「立ち話は嫌いでの。長い話になる。お茶を入れるからニアよ、さっきの場所に案内してやれ」
「わかりました」
魔女は日向達の横を通り過ぎると何も言わずにその場を去った。
「では、私に着いてきてください。これから話すのは少しだけ長い話になるので心の準備をお願いします」
ティターニアは少し微笑むと一礼をした。
「あちゃー・・・、少しまずい事に首を突っ込んだかな?」
「なに、話していてあわよくばティターニアのやつを仲間に入れればいいやろ。あの個性、伸ばせば化けるぞ」
魔王は笑いながら日向の肩をポンポンと叩いた。だけど、日向の顔は少しだけ後悔したようにも見える。
「ほれ、遠慮なく座れ」
言われるがまま案内された一行は用意された椅子に座った。そして、目の前に置かれたお茶を1口、口に含むと少しだけ沈黙が流れた。
「じゃ、話すかの。ニアよ、お前さんも座れ」
「では、お茶取ってくるので先にお話を進めてください」
ティターニアは少し重たい足取りで台所へ向かった。
「お前さん達は『魔眼』ってものを知っとるか?」
「魔眼・・・ですか?」
「ソーリー。アイドントノー」
「魔物が持っておる特別な目なら知っとるが人間の方は知らんの」
「私は知ってます」
全員がそれぞれ答えると魔女は少し頷き話し始めた。
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