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第2章 波乱含みの
2-5 悪感情 ◆ルアン視点◆
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◆ルアン視点◆
「ルアン王子殿下、自分の地位について間違った評価してませんよね?」
彼がシャワーしている間に、レインが聞いて来た。
いつもは私の前で彼とイチャイチャしまくるレインだが、彼がいない場では表情が死ぬ。
白い髪で銀目、さらに白い肌なので、冷たさが増す。
「私はジルノア王国の第一王子の位は捨ててきた」
「、、、まあ、捨てたと主張されるのなら、それでもいいですが、貴方がジルノア王国の第一王子であったとしても、トワイト魔法王国の魔導士序列六位のあの方と比べたら、世界的な地位でも遠く及びません。ジルノア王国の王族は自分の国こそが世界の頂点だという教育をされているという噂を聞きますが、ジルノア王国はこの大陸のなかでは珍しくもない国の一つに過ぎません」
レインは私に淡々と話す。
そこには彼に対する態度についての私への怒りなど含まれていないかのように。
「その辺りはしっかりご自覚されておりますか?」
目が非常に冷たい。
彼に向うときの甘く熱のこもった目と雲泥の差である。
もしジルノア王国で側近のいる場ならば、不敬だと言われてしまう言動だ。
確かにそういう教育をされてきた。
隣国には国土は我が国よりも狭いが、強国のトワイト魔法王国があるために。
ジルノア王国の王族は彼らよりも尊い血を持つのだと。
今はまだ過小評価されているが、本当に評価されるべきはジルノア王国なのだと。
彼らは本来なら我々ジルノア王国が受けるべき称賛を掠め取っているだけだと。
私の考えを見透かすように。
「俺は以前にもお伝えしましたが、トワイト魔法王国の聖騎士です。そもそも、ジルノア王国の貴方に協力するいわれなど、あの方にも俺にもないのです。ただ、あの方はティフィの肉体を使っている以上、自衛をされているだけであり、貴方を守る必要もありません」
「私を守るのはティフィに付随しているからだろう。しかし、護衛の報酬を払うと言っても受け取らないのは彼だ」
ふんっ。
「報酬を受け取らないわけではありませんよ。貴方がジルノア王国の第一王子の特権を使って手に入れた金では受け取らないと言っているだけです。曲解してはいけません」
ぐっ。
そもそも、レインはこの街でも騎士として働いているので、戦闘という面では私よりレインの方が上手だ。
その上で彼には超アマアマな態度なのに、どうでもいい他人に対しては冷ややかに対応する。
レインが剣だけで生きている脳筋ではないことを気づかされる。
「それに第一王子ではないと主張される貴方を本当に平民と同等の扱いをしたら、この国や領主の方が動きそうですよね。我々は目立った行為はしたくないのですよ。ティフィとの入れ替えが元に戻るまでは」
大事にするなと釘を刺された。
きちんと裏で手をまわしておけと。
私はテーブルの下に隠れている手を強く握った。
「、、、わかった」
「、、、貴方はなぜ、あの方の元に今でもいるのですか?」
改めてこの質問を投げかけられるとは。
「え、いや、ティフィだから」
「ティフィの身の安全はあの方が中にいる限り大丈夫です。貴方がそばにいなくとも」
それはそうだが。
六位もそうだが、レインもまた私をいない方が良いとバッサリと切り捨ててくれる。
「それでも愛する者のそばにいたいと思うのはおかしいことだろうか」
「貴方はティフィの肉体だけを愛していたのですか?そこだけ聞くと、あの方を愛しているように聞こえるのですが」
「そんなわけないだろう」
私の否定の言葉に、レインはほんの少しだけ沈黙して考える素振りを見せた。
「貴方の性癖がどのようなものであるかはどうでもいいことですが、あの方に叱られているときの貴方は尻尾をフリフリ振って喜んでいるように、俺には見えます」
「は?」
何を言っているんだ、コイツは。
ジルノア国内には国が救えない孤児がまだまだ少なからずいる。
確かに六位の言っていることは正論だし、国や王族を恨む気持ちも仕方のないことだ。
それでも、私が喜んでいるということは、絶対にない。
変態か、私は。
「ティフィと肉体関係を結ぶ男たちには女王様が好きな傾向があるので。そして、今のティフィに絆されているヤツらはその女王様がいきなりデレたと勘違いしているわけですよ。あの方にとっては常識の範囲内の対応をしていたとしても」
そう、一般人として普通の行動をしているだけだ、六位は。
ただ、ティフィと親しくあった者はその態度の違いをどう受け取るか。
私はティフィの肉体には六位がいることを知っているのに。
「レインこそ、ティフィを抱いているじゃないか」
「そりゃそうですよ。あの方に愛されるためなら何でも利用する。ティフィにいる間に俺がそばにいなければダメだと思ってもらえるくらいにならないと、トワイト魔法王国に戻ればライバルが大勢いる」
「、、、そりゃ、六位なら男女ともにモテるだろう」
「あの方は地位だけじゃありませんっ、すべてが素晴らしいのですっ」
キラキラした。
六位を語るときに熱がこもる。
妄信者め。
そういう輩ならトワイト王国にも他国にも大勢いるだろうに。
彼の功績を考えれば。
いや、大勢いるからこそ、六位はトワイト魔法王国によって守られているのか。
六位との面会はほぼ不可能だと言ってもいい。
トワイト魔法王国によって、手紙、念話、何もかもがすべて拒まれている。
結婚話まで行かなくとも、お茶したい、お会いしたい、式典に呼びたい、仕事を依頼したい、というものまでどんな内容であろうとも、トワイト魔法王国の立場が微妙になるのでは、という代物であったとしても断る。
最初がなければ、次もない。
六位になったからといって擦り寄って来た者たちはいらないのだろう。
隣国だからこそジルノア王国に与えられた六位とのごく僅かな時間の挨拶は、本当に挨拶を交わすだけの時間だった。
今、考えれば、六位にとってはジルノア王国との挨拶なんて受けたくもない案件だ。
彼の出自なんて、ジルノア王国の誰も知らなかったのだから。
トワイト魔法王国側だけが知っていたからこその。
「六位はレインのどんなところが好きになったんだろう」
レインを特別扱いしているのはわかる。
ティフィの瞳を見ていれば、その瞳に映っているのは。
どうしても自分の姿を映したいと願ってしまう。
「おや、恋バナか?」
うっ。
もうシャワーから出てきたのか。
レインがちょっと期待している瞳でティフィを見ているじゃないか。
「それは短い時間では語り尽くせないなあ。俺はレインが考えている以上にレインのこと知っている」
湯上りで、ふふっ、と笑う笑顔が反則だ。
その視線が自分に向いていないのが、腹が立つ。
その口でレインを語られなかったことに安堵している自分もいる。
「ううっ、これ以上貴方に惚れさせて俺をどうする気ですか」
レインはごくごく普通の仕草で、彼をイスに座らせ、タオルで髪の毛を乾かし始める。
魔法で簡単に乾かせるのに、わざわざ手で。
彼は嬉しそうな顔で、レインに身を任せる。
「元に戻ったときレインに捨てられないように、がんじがらめにしておかないとな」
たまに六位の言動もどうかと思うときがあるのだが。
彼は嫉妬深く、独占欲が強い。
それはレインに対してだけである。
他の肉体関係にある男たちには、特に執着がない。
レインとだけ肉体関係があるわけではないのは、彼が今いるのがティフィの肉体だからである。
それは私との関係も同列だ。
ティフィでなければ、性格的にもお似合いの二人だと思うのだが。
そんな可愛い顔をしているのが悪い。
その顔を私に向かせたい。
力尽くでも。
「ん、、、あ、」
彼のところに行き、強引に頬に手を添え口づけを交わす。
熱く舌を絡めると、彼から微かな声が漏れた。
ティフィはまったく抵抗しない。
なされるがまま。
嫌な顔をするのはレインである。
ああ、貴方はずるい。
私を嫌いなら、受け入れなければいいのに。
ティフィであったとしても。
「ルアン王子殿下、自分の地位について間違った評価してませんよね?」
彼がシャワーしている間に、レインが聞いて来た。
いつもは私の前で彼とイチャイチャしまくるレインだが、彼がいない場では表情が死ぬ。
白い髪で銀目、さらに白い肌なので、冷たさが増す。
「私はジルノア王国の第一王子の位は捨ててきた」
「、、、まあ、捨てたと主張されるのなら、それでもいいですが、貴方がジルノア王国の第一王子であったとしても、トワイト魔法王国の魔導士序列六位のあの方と比べたら、世界的な地位でも遠く及びません。ジルノア王国の王族は自分の国こそが世界の頂点だという教育をされているという噂を聞きますが、ジルノア王国はこの大陸のなかでは珍しくもない国の一つに過ぎません」
レインは私に淡々と話す。
そこには彼に対する態度についての私への怒りなど含まれていないかのように。
「その辺りはしっかりご自覚されておりますか?」
目が非常に冷たい。
彼に向うときの甘く熱のこもった目と雲泥の差である。
もしジルノア王国で側近のいる場ならば、不敬だと言われてしまう言動だ。
確かにそういう教育をされてきた。
隣国には国土は我が国よりも狭いが、強国のトワイト魔法王国があるために。
ジルノア王国の王族は彼らよりも尊い血を持つのだと。
今はまだ過小評価されているが、本当に評価されるべきはジルノア王国なのだと。
彼らは本来なら我々ジルノア王国が受けるべき称賛を掠め取っているだけだと。
私の考えを見透かすように。
「俺は以前にもお伝えしましたが、トワイト魔法王国の聖騎士です。そもそも、ジルノア王国の貴方に協力するいわれなど、あの方にも俺にもないのです。ただ、あの方はティフィの肉体を使っている以上、自衛をされているだけであり、貴方を守る必要もありません」
「私を守るのはティフィに付随しているからだろう。しかし、護衛の報酬を払うと言っても受け取らないのは彼だ」
ふんっ。
「報酬を受け取らないわけではありませんよ。貴方がジルノア王国の第一王子の特権を使って手に入れた金では受け取らないと言っているだけです。曲解してはいけません」
ぐっ。
そもそも、レインはこの街でも騎士として働いているので、戦闘という面では私よりレインの方が上手だ。
その上で彼には超アマアマな態度なのに、どうでもいい他人に対しては冷ややかに対応する。
レインが剣だけで生きている脳筋ではないことを気づかされる。
「それに第一王子ではないと主張される貴方を本当に平民と同等の扱いをしたら、この国や領主の方が動きそうですよね。我々は目立った行為はしたくないのですよ。ティフィとの入れ替えが元に戻るまでは」
大事にするなと釘を刺された。
きちんと裏で手をまわしておけと。
私はテーブルの下に隠れている手を強く握った。
「、、、わかった」
「、、、貴方はなぜ、あの方の元に今でもいるのですか?」
改めてこの質問を投げかけられるとは。
「え、いや、ティフィだから」
「ティフィの身の安全はあの方が中にいる限り大丈夫です。貴方がそばにいなくとも」
それはそうだが。
六位もそうだが、レインもまた私をいない方が良いとバッサリと切り捨ててくれる。
「それでも愛する者のそばにいたいと思うのはおかしいことだろうか」
「貴方はティフィの肉体だけを愛していたのですか?そこだけ聞くと、あの方を愛しているように聞こえるのですが」
「そんなわけないだろう」
私の否定の言葉に、レインはほんの少しだけ沈黙して考える素振りを見せた。
「貴方の性癖がどのようなものであるかはどうでもいいことですが、あの方に叱られているときの貴方は尻尾をフリフリ振って喜んでいるように、俺には見えます」
「は?」
何を言っているんだ、コイツは。
ジルノア国内には国が救えない孤児がまだまだ少なからずいる。
確かに六位の言っていることは正論だし、国や王族を恨む気持ちも仕方のないことだ。
それでも、私が喜んでいるということは、絶対にない。
変態か、私は。
「ティフィと肉体関係を結ぶ男たちには女王様が好きな傾向があるので。そして、今のティフィに絆されているヤツらはその女王様がいきなりデレたと勘違いしているわけですよ。あの方にとっては常識の範囲内の対応をしていたとしても」
そう、一般人として普通の行動をしているだけだ、六位は。
ただ、ティフィと親しくあった者はその態度の違いをどう受け取るか。
私はティフィの肉体には六位がいることを知っているのに。
「レインこそ、ティフィを抱いているじゃないか」
「そりゃそうですよ。あの方に愛されるためなら何でも利用する。ティフィにいる間に俺がそばにいなければダメだと思ってもらえるくらいにならないと、トワイト魔法王国に戻ればライバルが大勢いる」
「、、、そりゃ、六位なら男女ともにモテるだろう」
「あの方は地位だけじゃありませんっ、すべてが素晴らしいのですっ」
キラキラした。
六位を語るときに熱がこもる。
妄信者め。
そういう輩ならトワイト王国にも他国にも大勢いるだろうに。
彼の功績を考えれば。
いや、大勢いるからこそ、六位はトワイト魔法王国によって守られているのか。
六位との面会はほぼ不可能だと言ってもいい。
トワイト魔法王国によって、手紙、念話、何もかもがすべて拒まれている。
結婚話まで行かなくとも、お茶したい、お会いしたい、式典に呼びたい、仕事を依頼したい、というものまでどんな内容であろうとも、トワイト魔法王国の立場が微妙になるのでは、という代物であったとしても断る。
最初がなければ、次もない。
六位になったからといって擦り寄って来た者たちはいらないのだろう。
隣国だからこそジルノア王国に与えられた六位とのごく僅かな時間の挨拶は、本当に挨拶を交わすだけの時間だった。
今、考えれば、六位にとってはジルノア王国との挨拶なんて受けたくもない案件だ。
彼の出自なんて、ジルノア王国の誰も知らなかったのだから。
トワイト魔法王国側だけが知っていたからこその。
「六位はレインのどんなところが好きになったんだろう」
レインを特別扱いしているのはわかる。
ティフィの瞳を見ていれば、その瞳に映っているのは。
どうしても自分の姿を映したいと願ってしまう。
「おや、恋バナか?」
うっ。
もうシャワーから出てきたのか。
レインがちょっと期待している瞳でティフィを見ているじゃないか。
「それは短い時間では語り尽くせないなあ。俺はレインが考えている以上にレインのこと知っている」
湯上りで、ふふっ、と笑う笑顔が反則だ。
その視線が自分に向いていないのが、腹が立つ。
その口でレインを語られなかったことに安堵している自分もいる。
「ううっ、これ以上貴方に惚れさせて俺をどうする気ですか」
レインはごくごく普通の仕草で、彼をイスに座らせ、タオルで髪の毛を乾かし始める。
魔法で簡単に乾かせるのに、わざわざ手で。
彼は嬉しそうな顔で、レインに身を任せる。
「元に戻ったときレインに捨てられないように、がんじがらめにしておかないとな」
たまに六位の言動もどうかと思うときがあるのだが。
彼は嫉妬深く、独占欲が強い。
それはレインに対してだけである。
他の肉体関係にある男たちには、特に執着がない。
レインとだけ肉体関係があるわけではないのは、彼が今いるのがティフィの肉体だからである。
それは私との関係も同列だ。
ティフィでなければ、性格的にもお似合いの二人だと思うのだが。
そんな可愛い顔をしているのが悪い。
その顔を私に向かせたい。
力尽くでも。
「ん、、、あ、」
彼のところに行き、強引に頬に手を添え口づけを交わす。
熱く舌を絡めると、彼から微かな声が漏れた。
ティフィはまったく抵抗しない。
なされるがまま。
嫌な顔をするのはレインである。
ああ、貴方はずるい。
私を嫌いなら、受け入れなければいいのに。
ティフィであったとしても。
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