60 / 236
6章 花が咲く頃
6-10 入場
しおりを挟む
昼食は冒険者ギルドの控室にされている会議室でお弁当が出た。
招待客も別室でお弁当が出されているらしい。
外に行きたいと思っていた俺はビスタにとめられた。どこもかしこも人だかりで生半可な気持ちと、一時間程度ではどこも入れないだろうと言われた。マイサさんのところの宿屋ですら遥か遠い道のりになっているようだ。
冒険者で会場にいる一般参列者たちはお弁当やら携帯食やら持参している。トイレのとき等は席を立つが、それ以外はあの会場に居座り続けている。
会場に入れない者は、通りや広場で一目でも見ようと待っている。
街の人たちはそれほどまでに大神官長を見たいのだ。
信仰心がない俺にはどうにも理解できない行動だ。
有名人を見たいといっても、普通ならば一部の人たちだけだ。今、この街にいる人すべてが浮足立っているかのようだ。
シアリーの街に大神官長が来ることは、一生に一度のことだと思っている。
この先は聖都や大都市に行けば、もしかすると見る機会が訪れるかもしれないが、この街に根差した人々が動くことは少ないだろう。
弁当のフタを開けて食べ始める。
大神官長も昼食会の時間だろう。
それから、歓迎式典に移る。
多くの一般人はそちらに集まる。
翌日の教会周辺も恐ろしい密集地と化すだろう。絶対に行かないけど。明日は家で大人しくしている方がいい。
冒険者ギルド周辺に集まるのは、やはり冒険者関係になる。
シアリーの街は冒険者の街と言われているが、冒険者が多くいるのはダンジョンへの出入口である北の門周辺が中心だ。その他の地区は普通の街と何ら変わらない風景が広がる。
「レン、儂はここで待っていたいのだが」
テーブルの上に出てきた人形が、少々腰を折りわざとらしく年寄り風に装っている。第一人称も儂になってる。。。会場に乗り込む気満々だったのは爺さんだったのだが。爺さんも打ち合わせのときにいればいいので、特に会場入りする必要はない。本当なら俺もだけど。
「爺さん、ここまで来て怖気づいたのかー?」
「あのなー、レン。あのとき儂はおぬしらの剣の戦いを人形通して見ていたんじゃぞ。お前はほぼ魔物相手に戦っていて、対人戦はほとんど見たことはなかったが、遠目で見ていても恐ろしかった。お前のマントに隠れていたら、命がいくつあっても足りんわ」
王城での模擬試合も爺さんは人形を通して見ていたわけだ。そんなに嫌かな?
「俺の方が実力は上だからマントは切らせないから大丈夫だよ」
「レンよー、儂の身体能力は並じゃよ。レンのマントから覗く特等席で剣で迫る大神官長を拝みたくはないのじゃ」
「そもそも、ヴァンガル・イーグと剣を交えるとは決まったわけじゃないし」
爺さんの人形は食事をとるわけがないので、俺のお茶をいれてくれている。ついでに隣のビスタの茶も入れている。この人形は小さいながらも本当に器用だ。
「あのなー、レンよー。模擬試合と言いながら、お前に敗れたヴァンガル・イーグのあの悔しそうな顔を覚えておらんのかい。次、会ったときにお前さんを叩き切るとまで言っておったぞ」
「あれー?ヴァンガル・イーグは再戦を約束して爽やかに去っていかなかったっけ?」
「お前の脳内補正はどこまでいっておるんじゃい。それとも、違う誰かと勘違いしているんじゃないか?ヴァンガル・イーグはどこまでいっても好戦的な男じゃよ」
「俺、今、ギフトないからなあ。記憶は年月とともに風化しちゃうわけよ。過去視もできなくなったからなー。現物のヴァンガル・イーグと記憶はどれぐらい誤差があるんだろ」
「お二人さん、他の誰かがこの部屋に入ってきたら、ヴァンガル・イーグ大神官長のこと、名前なら敬称略で呼んじゃダメ。せめて、大神官長と言って」
ビスタがお茶を啜りながら言った。
俺も爺さんもこの国の人間ではない。
他国の要人が目の前にいるのなら敬称をつけるが、基本的にそこにいなければ敬称略となる。
「さすが、冒険者ギルド本部の人間は心が広いのう。ここの所長はレンが敬称略で言ったとき、少し青筋が入っていたぞ。話の内容が内容だったから捨て置いたようだが」
「そうだった?よく見てるな、爺さん。結局は文化も風習も違う他国の人間だからな」
神聖国グルシアの国民はこの国に来ている他国の人間まで抑えつけようとは思っていない。そこは尊敬に値する。多くの宗教国家は他国の人間だろうが何だろうが他の神を信仰していようがお構いなしに強要する。
「レン、今の状態でも剣の腕前はおぬしが上なのか?」
「身長が縮んでリーチが多少狭まったけど、俺の腕前としてはそこまで変わらないよ。疲れやすくなったというだけで、対人なら問題はない」
「確かに人間なら、切っても切っても同じ人間が湧き出て来るということはないからなー」
「あー、アレは地獄の苦しみだった。三日三晩不眠不休で戦い続けたからなー」
爺さんは人形を通して俺の行動をつぶさに見ていたから、思い出話に花咲くな。
「うわー、何のことを言っているのかわからないけど、わからなくて正解かもしれないー」
思い出話ではビスタが会話に入れないか。
「あれは、」
「レン、説明しようとするな。聞かない方が幸せだということは山ほどあるんだっ」
ビスタが耳を塞いでしまった。
まあ、無理矢理聞かせる話でもないか。
俺たちは会場となる訓練場に足を運ぶ。
大神官長御一行を冒険者ギルド入口で迎えるのは、所長以下職員たちだ。
この時間ばかりは冒険者でも依頼者でもギルド内部に立ち入り禁止だ。会場の席を取れなかった者たちは建物の外でこの御一行を眺めることになる。
俺に用意された後ろの席を、さらに背もたれが壁にくっつくぐらいに下げる。
大神官長の視界に入らなければ、この場で戦おうとは言われないだろう。
打ち合わせの場は対面なので、隠れるのは困難なのでしないが。
しっかし、静かだ。
ビスタは表彰されるので一番前の席である。
大勢の冒険者や招待客の息遣いは聞こえるが、誰も会話をしていない。
彼らはずっと前を向いて待っている。
彼らの緊張感が伝わってくる。
上の人間に会うときってここまで緊張するものだっけ?
宗教国家ならではの、崇拝するトップを見るだけでも、信者は平伏す、涙する、倒れる等の諸症状が出るらしい。
訓練場の扉が開いて、神聖騎士数名が最初に入場して演壇の前に等間隔で並ぶ。護衛だな。
次に神官、かなりの人数が続く。どんだけ連れて来たんだ?
神官と言えども、位は高い者なのだろう。神官服が清楚なのだが煌びやかだ。
で、神聖騎士が入場しているときには、すでに会場の招待客も冒険者たちも両膝ついて祈りのポーズになっている。俺、このままイスに座っていていいのかな?立つと余計に目立つし、どうしようもない。
冒険者ギルドの所長が会場に入って、自分の席の前で祈りのポーズになった。
会場はより厳かな雰囲気になる。
どうも皆、目を閉じて俯いていているようだ。
二人の神官がさらに入ってくる。一人がククーだった。神官姿を生で見られた。やはり身長が高い者の方がこの神官服は映えるな。
この後、大神官長が入場するのかな?
祈りを捧げている者たちは、なかなか大神官長が入って来ないことに気づかない。
遠くからククーが俺の横に視線を向けている。他の神官の視線も、神聖騎士の視線も。。。
「、、、」
そう、俺の横だ。
俺が横を見ると。
「久しぶりだな、ザット・ノーレン。見ない内に随分若返ったな。さて、再戦といこうか」
長剣を持った神官服の筋肉の塊がそこにいた。
招待客も別室でお弁当が出されているらしい。
外に行きたいと思っていた俺はビスタにとめられた。どこもかしこも人だかりで生半可な気持ちと、一時間程度ではどこも入れないだろうと言われた。マイサさんのところの宿屋ですら遥か遠い道のりになっているようだ。
冒険者で会場にいる一般参列者たちはお弁当やら携帯食やら持参している。トイレのとき等は席を立つが、それ以外はあの会場に居座り続けている。
会場に入れない者は、通りや広場で一目でも見ようと待っている。
街の人たちはそれほどまでに大神官長を見たいのだ。
信仰心がない俺にはどうにも理解できない行動だ。
有名人を見たいといっても、普通ならば一部の人たちだけだ。今、この街にいる人すべてが浮足立っているかのようだ。
シアリーの街に大神官長が来ることは、一生に一度のことだと思っている。
この先は聖都や大都市に行けば、もしかすると見る機会が訪れるかもしれないが、この街に根差した人々が動くことは少ないだろう。
弁当のフタを開けて食べ始める。
大神官長も昼食会の時間だろう。
それから、歓迎式典に移る。
多くの一般人はそちらに集まる。
翌日の教会周辺も恐ろしい密集地と化すだろう。絶対に行かないけど。明日は家で大人しくしている方がいい。
冒険者ギルド周辺に集まるのは、やはり冒険者関係になる。
シアリーの街は冒険者の街と言われているが、冒険者が多くいるのはダンジョンへの出入口である北の門周辺が中心だ。その他の地区は普通の街と何ら変わらない風景が広がる。
「レン、儂はここで待っていたいのだが」
テーブルの上に出てきた人形が、少々腰を折りわざとらしく年寄り風に装っている。第一人称も儂になってる。。。会場に乗り込む気満々だったのは爺さんだったのだが。爺さんも打ち合わせのときにいればいいので、特に会場入りする必要はない。本当なら俺もだけど。
「爺さん、ここまで来て怖気づいたのかー?」
「あのなー、レン。あのとき儂はおぬしらの剣の戦いを人形通して見ていたんじゃぞ。お前はほぼ魔物相手に戦っていて、対人戦はほとんど見たことはなかったが、遠目で見ていても恐ろしかった。お前のマントに隠れていたら、命がいくつあっても足りんわ」
王城での模擬試合も爺さんは人形を通して見ていたわけだ。そんなに嫌かな?
「俺の方が実力は上だからマントは切らせないから大丈夫だよ」
「レンよー、儂の身体能力は並じゃよ。レンのマントから覗く特等席で剣で迫る大神官長を拝みたくはないのじゃ」
「そもそも、ヴァンガル・イーグと剣を交えるとは決まったわけじゃないし」
爺さんの人形は食事をとるわけがないので、俺のお茶をいれてくれている。ついでに隣のビスタの茶も入れている。この人形は小さいながらも本当に器用だ。
「あのなー、レンよー。模擬試合と言いながら、お前に敗れたヴァンガル・イーグのあの悔しそうな顔を覚えておらんのかい。次、会ったときにお前さんを叩き切るとまで言っておったぞ」
「あれー?ヴァンガル・イーグは再戦を約束して爽やかに去っていかなかったっけ?」
「お前の脳内補正はどこまでいっておるんじゃい。それとも、違う誰かと勘違いしているんじゃないか?ヴァンガル・イーグはどこまでいっても好戦的な男じゃよ」
「俺、今、ギフトないからなあ。記憶は年月とともに風化しちゃうわけよ。過去視もできなくなったからなー。現物のヴァンガル・イーグと記憶はどれぐらい誤差があるんだろ」
「お二人さん、他の誰かがこの部屋に入ってきたら、ヴァンガル・イーグ大神官長のこと、名前なら敬称略で呼んじゃダメ。せめて、大神官長と言って」
ビスタがお茶を啜りながら言った。
俺も爺さんもこの国の人間ではない。
他国の要人が目の前にいるのなら敬称をつけるが、基本的にそこにいなければ敬称略となる。
「さすが、冒険者ギルド本部の人間は心が広いのう。ここの所長はレンが敬称略で言ったとき、少し青筋が入っていたぞ。話の内容が内容だったから捨て置いたようだが」
「そうだった?よく見てるな、爺さん。結局は文化も風習も違う他国の人間だからな」
神聖国グルシアの国民はこの国に来ている他国の人間まで抑えつけようとは思っていない。そこは尊敬に値する。多くの宗教国家は他国の人間だろうが何だろうが他の神を信仰していようがお構いなしに強要する。
「レン、今の状態でも剣の腕前はおぬしが上なのか?」
「身長が縮んでリーチが多少狭まったけど、俺の腕前としてはそこまで変わらないよ。疲れやすくなったというだけで、対人なら問題はない」
「確かに人間なら、切っても切っても同じ人間が湧き出て来るということはないからなー」
「あー、アレは地獄の苦しみだった。三日三晩不眠不休で戦い続けたからなー」
爺さんは人形を通して俺の行動をつぶさに見ていたから、思い出話に花咲くな。
「うわー、何のことを言っているのかわからないけど、わからなくて正解かもしれないー」
思い出話ではビスタが会話に入れないか。
「あれは、」
「レン、説明しようとするな。聞かない方が幸せだということは山ほどあるんだっ」
ビスタが耳を塞いでしまった。
まあ、無理矢理聞かせる話でもないか。
俺たちは会場となる訓練場に足を運ぶ。
大神官長御一行を冒険者ギルド入口で迎えるのは、所長以下職員たちだ。
この時間ばかりは冒険者でも依頼者でもギルド内部に立ち入り禁止だ。会場の席を取れなかった者たちは建物の外でこの御一行を眺めることになる。
俺に用意された後ろの席を、さらに背もたれが壁にくっつくぐらいに下げる。
大神官長の視界に入らなければ、この場で戦おうとは言われないだろう。
打ち合わせの場は対面なので、隠れるのは困難なのでしないが。
しっかし、静かだ。
ビスタは表彰されるので一番前の席である。
大勢の冒険者や招待客の息遣いは聞こえるが、誰も会話をしていない。
彼らはずっと前を向いて待っている。
彼らの緊張感が伝わってくる。
上の人間に会うときってここまで緊張するものだっけ?
宗教国家ならではの、崇拝するトップを見るだけでも、信者は平伏す、涙する、倒れる等の諸症状が出るらしい。
訓練場の扉が開いて、神聖騎士数名が最初に入場して演壇の前に等間隔で並ぶ。護衛だな。
次に神官、かなりの人数が続く。どんだけ連れて来たんだ?
神官と言えども、位は高い者なのだろう。神官服が清楚なのだが煌びやかだ。
で、神聖騎士が入場しているときには、すでに会場の招待客も冒険者たちも両膝ついて祈りのポーズになっている。俺、このままイスに座っていていいのかな?立つと余計に目立つし、どうしようもない。
冒険者ギルドの所長が会場に入って、自分の席の前で祈りのポーズになった。
会場はより厳かな雰囲気になる。
どうも皆、目を閉じて俯いていているようだ。
二人の神官がさらに入ってくる。一人がククーだった。神官姿を生で見られた。やはり身長が高い者の方がこの神官服は映えるな。
この後、大神官長が入場するのかな?
祈りを捧げている者たちは、なかなか大神官長が入って来ないことに気づかない。
遠くからククーが俺の横に視線を向けている。他の神官の視線も、神聖騎士の視線も。。。
「、、、」
そう、俺の横だ。
俺が横を見ると。
「久しぶりだな、ザット・ノーレン。見ない内に随分若返ったな。さて、再戦といこうか」
長剣を持った神官服の筋肉の塊がそこにいた。
185
あなたにおすすめの小説
過労死転生した公務員、魔力がないだけで辺境に追放されたので、忠犬騎士と知識チートでざまぁしながら領地経営はじめます
水凪しおん
BL
過労死した元公務員の俺が転生したのは、魔法と剣が存在する異世界の、どうしようもない貧乏貴族の三男だった。
家族からは能無しと蔑まれ、与えられたのは「ゴミ捨て場」と揶揄される荒れ果てた辺境の領地。これは、事実上の追放だ。
絶望的な状況の中、俺に付き従ったのは、無口で無骨だが、その瞳に確かな忠誠を宿す一人の護衛騎士だけだった。
「大丈夫だ。俺がいる」
彼の言葉を胸に、俺は決意する。公務員として培った知識と経験、そして持ち前のしぶとさで、この最悪な領地を最高の楽園に変えてみせると。
これは、不遇な貴族と忠実な騎士が織りなす、絶望の淵から始まる領地改革ファンタジー。そして、固い絆で結ばれた二人が、やがて王国を揺るがす運命に立ち向かう物語。
無能と罵った家族に、見て見ぬふりをした者たちに、最高の「ざまぁ」をお見舞いしてやろうじゃないか!
【完結】双子の兄が主人公で、困る
* ゆるゆ
BL
『きらきら男は僕のモノ』公言する、ぴんくの髪の主人公な兄のせいで、見た目はそっくりだが質実剛健、ちいさなことからコツコツとな双子の弟が、兄のとばっちりで断罪されかけたり、 悪役令息からいじわるされたり 、逆ハーレムになりかけたりとか、ほんとに困る──! 伴侶(予定)いるので。……って思ってたのに……!
本編、両親にごあいさつ編、完結しました!
おまけのお話を、時々更新しています。
本編以外はぜんぶ、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
婚約破棄された悪役令息は隣国の王子に持ち帰りされる
kouta
BL
婚約破棄された直後に前世の記憶を思い出したノア。
かつて遊んだことがある乙女ゲームの世界に転生したと察した彼は「あ、そういえば俺この後逆上して主人公に斬りかかった挙句にボコされて処刑されるんだったわ」と自分の運命を思い出す。
そしてメンタルがアラフォーとなった彼には最早婚約者は顔が良いだけの二股クズにしか見えず、あっさりと婚約破棄を快諾する。
「まぁ言うてこの年で婚約破棄されたとなると独身確定か……いっそのこと出家して、転生者らしくギルドなんか登録しちゃって俺TUEEE!でもやってみっか!」とポジティブに自分の身の振り方を考えていたノアだったが、それまでまるで接点のなかったキラキライケメンがグイグイ攻めてきて……「あれ? もしかして俺口説かれてます?」
おまけに婚約破棄したはずの二股男もなんかやたらと絡んでくるんですが……俺の冒険者ライフはいつ始まるんですか??(※始まりません)
婚約破棄で追放された悪役令息の俺、実はオメガだと隠していたら辺境で出会った無骨な傭兵が隣国の皇太子で運命の番でした
水凪しおん
BL
「今この時をもって、貴様との婚約を破棄する!」
公爵令息レオンは、王子アルベルトとその寵愛する聖女リリアによって、身に覚えのない罪で断罪され、全てを奪われた。
婚約、地位、家族からの愛――そして、痩せ衰えた最果ての辺境地へと追放される。
しかし、それは新たな人生の始まりだった。
前世の知識というチート能力を秘めたレオンは、絶望の地を希望の楽園へと変えていく。
そんな彼の前に現れたのは、ミステリアスな傭兵カイ。
共に困難を乗り越えるうち、二人の間には強い絆が芽生え始める。
だがレオンには、誰にも言えない秘密があった。
彼は、この世界で蔑まれる存在――「オメガ」なのだ。
一方、レオンを追放した王国は、彼の不在によって崩壊の一途を辿っていた。
これは、どん底から這い上がる悪役令息が、運命の番と出会い、真実の愛と幸福を手に入れるまでの物語。
痛快な逆転劇と、とろけるほど甘い溺愛が織りなす、異世界やり直しロマンス!
【完結】お義父さんが、だいすきです
* ゆるゆ
BL
闇の髪に闇の瞳で、悪魔の子と生まれてすぐ捨てられた僕を拾ってくれたのは、月の精霊でした。
種族が違っても、僕は、おとうさんが、だいすきです。
ぜったいハッピーエンド保証な本編、おまけのお話、完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
トェルとリィフェルの動画つくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画
プロフのWebサイトから、どちらにも飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
【土壌改良】スキルで追放された俺、辺境で奇跡の野菜を作ってたら、聖剣の呪いに苦しむ伝説の英雄がやってきて胃袋と心を掴んでしまった
水凪しおん
BL
戦闘にも魔法にも役立たない【土壌改良】スキルを授かった伯爵家三男のフィンは、実家から追放され、痩せ果てた辺境の地へと送られる。しかし、彼は全くめげていなかった。「美味しい野菜が育てばそれでいいや」と、のんびり畑を耕し始める。
そんな彼の作る野菜は、文献にしか存在しない幻の品種だったり、食べた者の体調を回復させたりと、とんでもない奇跡の作物だった。
ある嵐の夜、フィンは一人の男と出会う。彼の名はアッシュ。魔王を倒した伝説の英雄だが、聖剣の呪いに蝕まれ、死を待つ身だった。
フィンの作る野菜スープを口にし、初めて呪いの痛みから解放されたアッシュは、フィンに宣言する。「君の作る野菜が毎日食べたい。……夫もできる」と。
ハズレスキルだと思っていた力は、実は世界を浄化する『創生の力』だった!?
無自覚な追放貴族と、彼に胃袋と心を掴まれた最強の元英雄。二人の甘くて美味しい辺境開拓スローライフが、今、始まる。
もう殺されるのはゴメンなので婚約破棄します!
めがねあざらし
BL
婚約者に見向きもされないまま誘拐され、殺されたΩ・イライアス。
目覚めた彼は、侯爵家と婚約する“あの”直前に戻っていた。
二度と同じ運命はたどりたくない。
家族のために婚約は受け入れるが、なんとか相手に嫌われて破談を狙うことに決める。
だが目の前に現れた侯爵・アルバートは、前世とはまるで別人のように優しく、異様に距離が近くて――。
【蒼き月の輪舞】 モブにいきなりモテ期がきました。そもそもコレ、BLゲームじゃなかったよな?!
黒木 鳴
BL
「これが人生に三回訪れるモテ期とかいうものなのか……?そもそもコレ、BLゲームじゃなかったよな?!そして俺はモブっ!!」アクションゲームの世界に転生した主人公ラファエル。ゲームのキャラでもない彼は清く正しいモブ人生を謳歌していた。なのにうっかりゲームキャラのイケメン様方とお近づきになってしまい……。実は有能な無自覚系お色気包容主人公が年下イケメンに懐かれ、最強隊長には迫られ、しかも王子や戦闘部隊の面々にスカウトされます。受け、攻め、人材としても色んな意味で突然のモテ期を迎えたラファエル。生態系トップのイケメン様たちに狙われたモブの運命は……?!固定CPは主人公×年下侯爵子息。くっついてからは甘めの溺愛。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる