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9章 不穏な風が舞い込む
9-9 奇襲 ※ククー視点
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◆ククー視点◆
魔道具展示会の初日なので訪れる賓客は多いが、神聖国グルシアの大神官まで来てしまうとは。
時間の何も知らせもなく、突然来たようだ。魔道具協会の職員が慌てている。会長を連れて来いと裏で走り回っている。って、あの人、レンと一緒にいるじゃん。
「ご無沙汰しております、グーザル・レノワ大神官」
招待客の入場口で、大神官をお辞儀をして迎える。
「おお、ククール・アディ、久々に会うな。同じ聖都の教会にいても会えないのに、こんなところで会うとは」
「レノワ大神官、来ていただけるとは光栄です」
魔道具協会の副会長が手を広げて歓迎の意を示す。
副会長が来たので、俺もレンのところに行くとしよう。
大神官の移動には、多くのお付きの神官や護衛も連れている。
特に問題ないだろう。
なのに。
何かが引っ掛かる。
招待客の入口が騒がしくなった。
聖都のほどほどの上流階級の子供たちが通う学校の生徒たちが集団で入場してくる。
本当の上流階級は小さい頃は家で家庭教師をつけることが多いので、この学校には通わせないことの方が多い。だが、人間関係を円滑にする術を学ぶのは小さい頃から訓練していた方が良いようだ。
彼らの手には小さな魔道具を持っている。
「魔道具の試供品が貰えるなんて」
「でも、一回しか使えないんだろ。もったいなくて使えない」
「水が出るだけのオモチャのようなモノだって言っていたじゃないか」
「魔術の基礎を学ぶためにくれたんだろ。きっと先生たちはこれのレポートも書かせる気だぞ」
「確かに。この展示会の感想も宿題で書けとか言っているのに、この魔道具の分まで書かせる気か」
水が出る魔道具のようだ。
一回使い切りという通り、ほんの少量の水が内部に入っているようだ。
子供たちの幾人かはもらった魔道具をいじりながら歩いている。
教師は鞄かポケットに入れなさいと指示しているが聞いていない者も少なくない。
水?
水のように見える。
けれど、水のように見せかけている何かのような気がする。
護衛も神官も、子供たちと大神官との間に立ってはいるが、警戒を解いている。
子供たちは列に並んで進んでいる。
試供品の魔道具をいじっている子供が大神官と近づいていく。
「レノワ大神官っ」
俺はレノワ大神官の盾になるよう、子供との間に入る。子供がいじっていた魔道具から水が噴き出した。
見た目は水だ。
その水は俺にはかからない。弾き返された。
「ははっ、水くらいかかったところで死にはせんよ。ククールも心配性だな。子供のやることだ。大目に、、、」
笑っていたレノワ大神官がすぐに言葉を失った。
水が飛んだ床が黒く焦げている。
そして。
「うわあっ」
水が出た魔道具を持っていた子供の手が濡れている。黒く変色を始めて泣き叫ぶ。
その状況を見て、護衛は水がかかった制服の上着を素早く脱ぎ捨てた。白い制服が黒ずんでいく。
「ククーっ」
「レンっ?」
俺の名を呼んだのはレンだった。いきなり現れたように見えた。ミニミニダンジョンで現れたのか?
レンはいきなり抜剣して、子供の左手を切り落とす。
「ぎゃあああっ」
切られた子供以外にも叫び出す子供たちが出てしまう。教師にしがみつく生徒も多い。
「何をしているっ、子供の手を」
「それは呪いだ。切り落とさなければ、全身がそうなっていたぞ。神官、子供の血を止めろ」
大人たちは切り落とされた手を見る。それはすでに黒ずんで原形をとどめていない。護衛の白い制服もすべてが黒くなりソレが服だったとは思えない黒いモノと化した。
治療術が使える神官が泣き喚く子供の血を止めている。
「生徒は試供品としてもらった魔道具を一か所にまとめて床に置き、あちらの壁際に待機」
レンの指示通りに、教師の一人は魔道具を一か所に集めさせて生徒の数と合うか個数を確認しており、他の教師たちは生徒たちを壁際に寄せている。
「魔道具協会として試供品の魔道具を子供たちに配る予定はあったのか」
「いえ、ありません」
魔道具協会の副会長が即座に答える。
「ならば、警備の者たちは試供品を配っていた者たちを確保せよ。抵抗するなら拘束もやむなし。もし他の者にも配布していたのなら速やかに回収を」
「はいっっ」
協会で警備として雇われている者の他にも職員や、大神官の護衛たちも動き出した。神官たちは大神官の周りに円を描いて立っている。
レンは指示を終えると、ようやく剣を鞘にしまう。
「レン、招待客入場口に来いって言って、急に消えないでよー、、、って何があったの?」
「ノエル会長っ」
副会長が息を切らしながらやって来た会長をつかまえて、手短に事の詳細を話す。
「それはありがとう、レン。見事な対処だ。この場で死者を出さなかったことに最大限の感謝を」
ノエル会長はアスア王国の礼に乗っ取り、手を胸に当てて感謝の意を表した。
「この呪いは薬師ギルドのギルド長のときと同じものだが、効果が数段上がっている。呪いの進行が非常に早い。恐らく液体がかかったら数分もしない内に死に至る」
「招待客入場口は閉鎖する。これから、招待客は一般入場口の方へ誘導を。護衛が揃うまでレノワ大神官には奥の控室で休憩を。教会の調査官が来るまで、子供たちにはイスと何か飲み物でも用意してください」
ノエル会長は職員に指示を出す。
「あ、あの、子供たちを帰すわけにはいきませんか?」
教師の一人がノエル会長に声を上げる。
「それは調査官が来てから指示に従ってください。子供たちが本当に何も知らなかったのか、それとも洗脳されてやったのかはここでは判別できない」
「洗脳はされてませんよ。あの魔道具はどうやら大神官長の近距離に来ると発動する仕掛けになっているみたいです」
レンが答えちゃうのか。
「レン、他の子供たちも持っていたようだが、あの子供のだけが発動したのはどういうワケだ?」
「剥き出しで持っていたからですよ。先頭の方の子供たちは教師の目もあって指示通りに鞄やポケットに入れてました。鞄やポケットのなかで水が出てしまうと、その子だけが犠牲になり、大神官までは届かずに事件になってしまいます。意外とよく考えられた魔道具かと」
「魔道具を犯罪に使わないでほしいよね。我々は魔道具の負のイメージを払しょくするために日夜動いているというのに」
はあーっ、とノエル会長が大きいため息を吐いた。
「けど、ククー、キミがいたのに事件になってしまうとはね。未然に防げなかったの?」
厳しいことを言う。俺のギフトを知っているからこその指摘だ。
「そこのレンの能力と比べるのは甚だ問題があると思いますけど、ノエル家当主殿」
「あくまでも隠されていたのだから、それをククーに見つけろというのは無理難題ですよ、会長」
「おや、キミたち知り合い?、、、え、大丈夫なの、レン?」
ものすごい不安そうな目でレンを見ている。また、ストーカー扱いされているのか、俺。この人もまたあっさりとレンをアスア王国の英雄だと認めたな。息子と仲が良いという情報はまだ入っていないようだが。この人の頭は自分の子供よりも魔道具に支配されている。
「何がですか?」
疑問符を顔に浮かべたレンを見て、ノエル氏はさらに不安な顔になった。
「だって、アスア王国にいた頃、あの子、キミに迷惑かけてなかった?」
「ああ、問題ありません。アスア王国の国民の方が何一つ動いてくれませんでしたから」
ノエル氏が遠回しに伝えた言葉にレンがスッパリ答えると、ノエル氏は不憫そうな顔になる。
「まあ、あのアスア王国はちょっとどころかものすごくおかしいところがあるよね。特に英雄に対する期待と扱い方がね」
ノエル氏はレンと会話を続けようとした。
が。
「ノエルさん、その者と知り合いなのか?その者はあまりにも的確に動き過ぎている。この事件が起こることを知っていたのではないか?犯人の一人ではないのか」
レノワ大神官がそこにいた。
ノエル氏が控室で休憩してもらうよう言っていたのに。
魔道具展示会の初日なので訪れる賓客は多いが、神聖国グルシアの大神官まで来てしまうとは。
時間の何も知らせもなく、突然来たようだ。魔道具協会の職員が慌てている。会長を連れて来いと裏で走り回っている。って、あの人、レンと一緒にいるじゃん。
「ご無沙汰しております、グーザル・レノワ大神官」
招待客の入場口で、大神官をお辞儀をして迎える。
「おお、ククール・アディ、久々に会うな。同じ聖都の教会にいても会えないのに、こんなところで会うとは」
「レノワ大神官、来ていただけるとは光栄です」
魔道具協会の副会長が手を広げて歓迎の意を示す。
副会長が来たので、俺もレンのところに行くとしよう。
大神官の移動には、多くのお付きの神官や護衛も連れている。
特に問題ないだろう。
なのに。
何かが引っ掛かる。
招待客の入口が騒がしくなった。
聖都のほどほどの上流階級の子供たちが通う学校の生徒たちが集団で入場してくる。
本当の上流階級は小さい頃は家で家庭教師をつけることが多いので、この学校には通わせないことの方が多い。だが、人間関係を円滑にする術を学ぶのは小さい頃から訓練していた方が良いようだ。
彼らの手には小さな魔道具を持っている。
「魔道具の試供品が貰えるなんて」
「でも、一回しか使えないんだろ。もったいなくて使えない」
「水が出るだけのオモチャのようなモノだって言っていたじゃないか」
「魔術の基礎を学ぶためにくれたんだろ。きっと先生たちはこれのレポートも書かせる気だぞ」
「確かに。この展示会の感想も宿題で書けとか言っているのに、この魔道具の分まで書かせる気か」
水が出る魔道具のようだ。
一回使い切りという通り、ほんの少量の水が内部に入っているようだ。
子供たちの幾人かはもらった魔道具をいじりながら歩いている。
教師は鞄かポケットに入れなさいと指示しているが聞いていない者も少なくない。
水?
水のように見える。
けれど、水のように見せかけている何かのような気がする。
護衛も神官も、子供たちと大神官との間に立ってはいるが、警戒を解いている。
子供たちは列に並んで進んでいる。
試供品の魔道具をいじっている子供が大神官と近づいていく。
「レノワ大神官っ」
俺はレノワ大神官の盾になるよう、子供との間に入る。子供がいじっていた魔道具から水が噴き出した。
見た目は水だ。
その水は俺にはかからない。弾き返された。
「ははっ、水くらいかかったところで死にはせんよ。ククールも心配性だな。子供のやることだ。大目に、、、」
笑っていたレノワ大神官がすぐに言葉を失った。
水が飛んだ床が黒く焦げている。
そして。
「うわあっ」
水が出た魔道具を持っていた子供の手が濡れている。黒く変色を始めて泣き叫ぶ。
その状況を見て、護衛は水がかかった制服の上着を素早く脱ぎ捨てた。白い制服が黒ずんでいく。
「ククーっ」
「レンっ?」
俺の名を呼んだのはレンだった。いきなり現れたように見えた。ミニミニダンジョンで現れたのか?
レンはいきなり抜剣して、子供の左手を切り落とす。
「ぎゃあああっ」
切られた子供以外にも叫び出す子供たちが出てしまう。教師にしがみつく生徒も多い。
「何をしているっ、子供の手を」
「それは呪いだ。切り落とさなければ、全身がそうなっていたぞ。神官、子供の血を止めろ」
大人たちは切り落とされた手を見る。それはすでに黒ずんで原形をとどめていない。護衛の白い制服もすべてが黒くなりソレが服だったとは思えない黒いモノと化した。
治療術が使える神官が泣き喚く子供の血を止めている。
「生徒は試供品としてもらった魔道具を一か所にまとめて床に置き、あちらの壁際に待機」
レンの指示通りに、教師の一人は魔道具を一か所に集めさせて生徒の数と合うか個数を確認しており、他の教師たちは生徒たちを壁際に寄せている。
「魔道具協会として試供品の魔道具を子供たちに配る予定はあったのか」
「いえ、ありません」
魔道具協会の副会長が即座に答える。
「ならば、警備の者たちは試供品を配っていた者たちを確保せよ。抵抗するなら拘束もやむなし。もし他の者にも配布していたのなら速やかに回収を」
「はいっっ」
協会で警備として雇われている者の他にも職員や、大神官の護衛たちも動き出した。神官たちは大神官の周りに円を描いて立っている。
レンは指示を終えると、ようやく剣を鞘にしまう。
「レン、招待客入場口に来いって言って、急に消えないでよー、、、って何があったの?」
「ノエル会長っ」
副会長が息を切らしながらやって来た会長をつかまえて、手短に事の詳細を話す。
「それはありがとう、レン。見事な対処だ。この場で死者を出さなかったことに最大限の感謝を」
ノエル会長はアスア王国の礼に乗っ取り、手を胸に当てて感謝の意を表した。
「この呪いは薬師ギルドのギルド長のときと同じものだが、効果が数段上がっている。呪いの進行が非常に早い。恐らく液体がかかったら数分もしない内に死に至る」
「招待客入場口は閉鎖する。これから、招待客は一般入場口の方へ誘導を。護衛が揃うまでレノワ大神官には奥の控室で休憩を。教会の調査官が来るまで、子供たちにはイスと何か飲み物でも用意してください」
ノエル会長は職員に指示を出す。
「あ、あの、子供たちを帰すわけにはいきませんか?」
教師の一人がノエル会長に声を上げる。
「それは調査官が来てから指示に従ってください。子供たちが本当に何も知らなかったのか、それとも洗脳されてやったのかはここでは判別できない」
「洗脳はされてませんよ。あの魔道具はどうやら大神官長の近距離に来ると発動する仕掛けになっているみたいです」
レンが答えちゃうのか。
「レン、他の子供たちも持っていたようだが、あの子供のだけが発動したのはどういうワケだ?」
「剥き出しで持っていたからですよ。先頭の方の子供たちは教師の目もあって指示通りに鞄やポケットに入れてました。鞄やポケットのなかで水が出てしまうと、その子だけが犠牲になり、大神官までは届かずに事件になってしまいます。意外とよく考えられた魔道具かと」
「魔道具を犯罪に使わないでほしいよね。我々は魔道具の負のイメージを払しょくするために日夜動いているというのに」
はあーっ、とノエル会長が大きいため息を吐いた。
「けど、ククー、キミがいたのに事件になってしまうとはね。未然に防げなかったの?」
厳しいことを言う。俺のギフトを知っているからこその指摘だ。
「そこのレンの能力と比べるのは甚だ問題があると思いますけど、ノエル家当主殿」
「あくまでも隠されていたのだから、それをククーに見つけろというのは無理難題ですよ、会長」
「おや、キミたち知り合い?、、、え、大丈夫なの、レン?」
ものすごい不安そうな目でレンを見ている。また、ストーカー扱いされているのか、俺。この人もまたあっさりとレンをアスア王国の英雄だと認めたな。息子と仲が良いという情報はまだ入っていないようだが。この人の頭は自分の子供よりも魔道具に支配されている。
「何がですか?」
疑問符を顔に浮かべたレンを見て、ノエル氏はさらに不安な顔になった。
「だって、アスア王国にいた頃、あの子、キミに迷惑かけてなかった?」
「ああ、問題ありません。アスア王国の国民の方が何一つ動いてくれませんでしたから」
ノエル氏が遠回しに伝えた言葉にレンがスッパリ答えると、ノエル氏は不憫そうな顔になる。
「まあ、あのアスア王国はちょっとどころかものすごくおかしいところがあるよね。特に英雄に対する期待と扱い方がね」
ノエル氏はレンと会話を続けようとした。
が。
「ノエルさん、その者と知り合いなのか?その者はあまりにも的確に動き過ぎている。この事件が起こることを知っていたのではないか?犯人の一人ではないのか」
レノワ大神官がそこにいた。
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