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2章 帝国の呪い
2-80 仮初めの平和
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「、、、平和で良かったですね、隊長」
「フロレンス、平和とは程遠いとは思わないか?鎖を破壊し続けているの、何か意味あるのか不安になってきた」
皇帝直属精鋭部隊の隊長が死んだ目で言った。
「平和と言ったのは、帝都や地方がですよ。精鋭部隊全隊員が全力で出張らないといけない事件が発生してなくて良かったですね」
「それならそうとお言い。言葉を省略し過ぎると、今の頭では解釈できん」
肉体的にも精神的にも疲れ果ててますね。
第二皇子殿下の太い鎖を破壊したら、第三、第四、第五皇子までやってきた。
拡大鏡を覗き、自分たちがつながれている太い鎖を自覚していったため、ほぼ毎日やってくる。
そうしないと、また鎖につながれてしまっているからね。
私たちの細い鎖は一発で壊れるのだが、彼らのは太過ぎる。
一人ならともかく、四人分も毎日破壊し続けるのは、皇帝陛下の訓練より辛い。
精鋭部隊も数人しかこの任務には携わっていないのだから。
「実行犯は俺たちで確定だが、主犯は誰にするのかなあ」
まるで他人事のように隊長が口にする。
「なぜか隊長では主犯は役不足みたいな言い方ですね?」
「そりゃあ、役不足だろ。ポシュやメーデなら一人の処刑で済んでいた気はするが、隊長とは役職ばかりで俺には花がない。黒幕だと言われても、誰も納得しない」
「、、、そんなもんですかね」
精鋭部隊の隊長も素晴らしい肩書なのだが。
確かに隊長の名が新聞の一面を飾ったこともなければ、隊長の姿絵が載ったこともない。
ポシュやメーデが載る新聞はとにかく派手に描かれていた。
魔導士での活躍はポシュ、大剣を振るい敵をなぎ倒すメーデ、世間ではわかりやすい英雄が好まれる。
威力的には私のガントレットもなかなかのものだが、知名度では二人に劣る。隊長には勝るが。。。
帝国の上層部も駒の私たちを助けようという奇特な行動をとる者は誰一人としていないだろう。
国家転覆の動機なんて私たちにはなくとも、実行犯の理由なんて適当にでっち上げられて終わりだ。
「遺書でも書いておこうかな」
「遺言書の方が良いかもしれませんよ、隊長」
隊長が寂しそうな目をしてから。
「、、、犯罪者の財産は国に没収される。今のうちに水面下で動かしておいた方が良いぞ。誰かに遺しておきたいものがあるのなら」
「詩集でも出版しておこうかな」
「フロレンス、それは企画の段階で燃やしておけ」
ふっ、と隊長に小さな笑みが戻ってくる。
何おうっ。
別に笑顔に戻すために言った気遣いの言葉じゃないぞっ。本気で言ったんだっ。
「自費出版なら誰にも文句は言われないじゃないですか」
「在庫の山が遺品で残ったら、いい迷惑だ。どうせ燃やされる。燃やすのも手間だ」
うきーーーっ。
私の詩を馬鹿にするヤツは処刑されればいいんだーーっ。
私も一緒に処刑されるけどーっ。
「、、、フロレンス、お前、詩のことだけは感情が顔に出やすいな。下手なのに」
「下手だけは余計ですーーっ」
私の趣味を知る、数少ない者。
ポシュもメーデも知らない。
趣味を明かしても、あの二人が本気で馬鹿にすることはないと思うが、あの二人はここから逃げられたのだ。
だから、あの二人はあの二人で勝手に幸せになってくれればいい。
深夜、帝城の敷地にある牢獄に行く。
そこに入るには何重もの重苦しい扉から入らなければならない。
その扉が閉まったままになったのなら、この牢獄から自分も出られなくなる。
そんなことはわかり切っているが、それでも会いに行く。
前は様々な捕虜を試したが、今はナーズの元だけに通っている。
何もかもに疲れているからなのか、一人に絞っている。
ナーズも私だけを待っているわけではない。
毎晩、複数人に抱かれている。
他の捕虜とは違い、複数人を一度に相手にしているわけではない。
なぜかナーズだけは一対一での行為ができるように、夜はそのためだけの個室が用意されている。
ナーズが待っている部屋に入れるのは一人だけ。
その者が出ていかないと、次の者は入れないという不思議な部屋だ。
朝まで一緒に独り占め、ということをやってしまうと、今後は出禁になるという暗黙のルールが存在する。
すでに部屋には先客がいたので、次の客であるという札を取る。
これは魔道具であり、先客が部屋を出ると知らせる。それまでは他の相手を見つけて暇潰しが可能となる。
本当に、なぜナーズだけがこのような対応になっているかは疑問だ。
偉い人物に気に入られているからなのだろうが、終わるのがいつになるかわからない部屋の前で待っているのも微妙だ。
「時間潰しをどうするか」
他の者を抱くのも気分が乗らない。
早ければ早いだろうが、長ければ二時間ほどは待つことになる。
適当に歩を進める。
「おや、フロレンスじゃないか。なぜこんな時間にこんな場所で、、、ああ、ナーズ隊長に会いに来たのか」
「、、、何でこんな時間に一人で出歩いているんだ?」
明るい口調で話しかけてこられてしまった。
頭、痛いー。
この人、普段、夜は牢獄の通路を絶対に一人で出歩くことなんかしないのに。
襲われたら魔法で撃退できるだろうが、襲った方を心配するくらいだが、意外と危機管理はしっかりしているのである。
魔法を使えないように魔道具の首輪も牢獄内ではしているのだが、この人には意味ないからやめたらどうだ?看守の仕事を少しでも減らしたらいいのではないか?
「夜風にあたろうかと思って、、、というのは冗談だ」
そうですねー、夜風にあたれる牢獄内の場所って存在しない。
訓練場も労役場も農地も夜は出入り禁止だ。
大浴場の露天風呂は露天に見せかけただけである。喘ぎ声を深夜遅くまで野ざらしにしていいものではない。
「しかも、セリムもいないじゃないか」
護衛の大型ワンコはどこにいる。
「セリムはまだ寝てるよー。それにもう夜明けも近い時間だぞ。徹夜かー?」
お互いの認識の違い。
私は深夜、遅い時間。
相手は早朝、早い時間。。。
さすがに早過ぎないか?高齢過ぎて、もう寝れなくなったのか?
今日、私は昼からの勤務だから、朝までナーズを抱いていても問題はない。
「ナーズのところに行ってから寝る」
私のその返事に、斜め上に視線を上げてから。
「まだ時間はあるなあ。せっかくだからお茶でもする?」
、、、何を見た?
「まだ食堂も開いてないだろ」
「厨房は開いてないが、食堂は使えるぞ」
軍人も看守も利用しているので、こんな時間でも水やお茶は利用できるようになっているのである。
、、、おい、食堂に置いている湯呑やお茶に触っていなかったよな。
テーブルに急に湧いて出たお茶二つは何なんだよ。
「こんなに早く起きて何しているんだ?」
「読書でもしようかなーと思ったんだけど、会う機会ももうないだろうから声をかけてみた」
ぐっ。
言いたいことはわかるが。
「お前はメーデを許しているのか?」
「許す?メーデが何かしたっけ?」
お茶をずずっと啜りながら考えている。
「セリムを抱いていただろ」
「俺がセリムを抱いたヤツ全員に怒っていたら、この牢獄、すでに崩壊していると思うけど」
「、、、それもそうか。けど、お前は嫉妬深いだろ。何でもないような顔をして、けっこう根に持つタイプだろ」
口にしてから、言わなきゃ良かったと思った。
空気が一瞬にして冷たくなった。
この牢獄は空調が効いているので多少は涼しいが、今は夏である。極寒地のような寒さはない。
自分から喧嘩を売ったようなものだ。
どうも頭が働いてない。
「、、、うーん、まあ、いいか。あのポシュをメーデが抱けるかというと難しいだろうしなあ。因果応報、自業自得」
「んん?」
なんか怖いことを言われた気がするのだが。
確かめないといけない気がするのだが。
「頭が働いてないのなら、丸薬でも飲むか?けど、飲むなら、一度寝てからの方が良いかもな」
私は紙で包まれた一粒の丸薬を手のひらにのせられた。
「フロレンス、平和とは程遠いとは思わないか?鎖を破壊し続けているの、何か意味あるのか不安になってきた」
皇帝直属精鋭部隊の隊長が死んだ目で言った。
「平和と言ったのは、帝都や地方がですよ。精鋭部隊全隊員が全力で出張らないといけない事件が発生してなくて良かったですね」
「それならそうとお言い。言葉を省略し過ぎると、今の頭では解釈できん」
肉体的にも精神的にも疲れ果ててますね。
第二皇子殿下の太い鎖を破壊したら、第三、第四、第五皇子までやってきた。
拡大鏡を覗き、自分たちがつながれている太い鎖を自覚していったため、ほぼ毎日やってくる。
そうしないと、また鎖につながれてしまっているからね。
私たちの細い鎖は一発で壊れるのだが、彼らのは太過ぎる。
一人ならともかく、四人分も毎日破壊し続けるのは、皇帝陛下の訓練より辛い。
精鋭部隊も数人しかこの任務には携わっていないのだから。
「実行犯は俺たちで確定だが、主犯は誰にするのかなあ」
まるで他人事のように隊長が口にする。
「なぜか隊長では主犯は役不足みたいな言い方ですね?」
「そりゃあ、役不足だろ。ポシュやメーデなら一人の処刑で済んでいた気はするが、隊長とは役職ばかりで俺には花がない。黒幕だと言われても、誰も納得しない」
「、、、そんなもんですかね」
精鋭部隊の隊長も素晴らしい肩書なのだが。
確かに隊長の名が新聞の一面を飾ったこともなければ、隊長の姿絵が載ったこともない。
ポシュやメーデが載る新聞はとにかく派手に描かれていた。
魔導士での活躍はポシュ、大剣を振るい敵をなぎ倒すメーデ、世間ではわかりやすい英雄が好まれる。
威力的には私のガントレットもなかなかのものだが、知名度では二人に劣る。隊長には勝るが。。。
帝国の上層部も駒の私たちを助けようという奇特な行動をとる者は誰一人としていないだろう。
国家転覆の動機なんて私たちにはなくとも、実行犯の理由なんて適当にでっち上げられて終わりだ。
「遺書でも書いておこうかな」
「遺言書の方が良いかもしれませんよ、隊長」
隊長が寂しそうな目をしてから。
「、、、犯罪者の財産は国に没収される。今のうちに水面下で動かしておいた方が良いぞ。誰かに遺しておきたいものがあるのなら」
「詩集でも出版しておこうかな」
「フロレンス、それは企画の段階で燃やしておけ」
ふっ、と隊長に小さな笑みが戻ってくる。
何おうっ。
別に笑顔に戻すために言った気遣いの言葉じゃないぞっ。本気で言ったんだっ。
「自費出版なら誰にも文句は言われないじゃないですか」
「在庫の山が遺品で残ったら、いい迷惑だ。どうせ燃やされる。燃やすのも手間だ」
うきーーーっ。
私の詩を馬鹿にするヤツは処刑されればいいんだーーっ。
私も一緒に処刑されるけどーっ。
「、、、フロレンス、お前、詩のことだけは感情が顔に出やすいな。下手なのに」
「下手だけは余計ですーーっ」
私の趣味を知る、数少ない者。
ポシュもメーデも知らない。
趣味を明かしても、あの二人が本気で馬鹿にすることはないと思うが、あの二人はここから逃げられたのだ。
だから、あの二人はあの二人で勝手に幸せになってくれればいい。
深夜、帝城の敷地にある牢獄に行く。
そこに入るには何重もの重苦しい扉から入らなければならない。
その扉が閉まったままになったのなら、この牢獄から自分も出られなくなる。
そんなことはわかり切っているが、それでも会いに行く。
前は様々な捕虜を試したが、今はナーズの元だけに通っている。
何もかもに疲れているからなのか、一人に絞っている。
ナーズも私だけを待っているわけではない。
毎晩、複数人に抱かれている。
他の捕虜とは違い、複数人を一度に相手にしているわけではない。
なぜかナーズだけは一対一での行為ができるように、夜はそのためだけの個室が用意されている。
ナーズが待っている部屋に入れるのは一人だけ。
その者が出ていかないと、次の者は入れないという不思議な部屋だ。
朝まで一緒に独り占め、ということをやってしまうと、今後は出禁になるという暗黙のルールが存在する。
すでに部屋には先客がいたので、次の客であるという札を取る。
これは魔道具であり、先客が部屋を出ると知らせる。それまでは他の相手を見つけて暇潰しが可能となる。
本当に、なぜナーズだけがこのような対応になっているかは疑問だ。
偉い人物に気に入られているからなのだろうが、終わるのがいつになるかわからない部屋の前で待っているのも微妙だ。
「時間潰しをどうするか」
他の者を抱くのも気分が乗らない。
早ければ早いだろうが、長ければ二時間ほどは待つことになる。
適当に歩を進める。
「おや、フロレンスじゃないか。なぜこんな時間にこんな場所で、、、ああ、ナーズ隊長に会いに来たのか」
「、、、何でこんな時間に一人で出歩いているんだ?」
明るい口調で話しかけてこられてしまった。
頭、痛いー。
この人、普段、夜は牢獄の通路を絶対に一人で出歩くことなんかしないのに。
襲われたら魔法で撃退できるだろうが、襲った方を心配するくらいだが、意外と危機管理はしっかりしているのである。
魔法を使えないように魔道具の首輪も牢獄内ではしているのだが、この人には意味ないからやめたらどうだ?看守の仕事を少しでも減らしたらいいのではないか?
「夜風にあたろうかと思って、、、というのは冗談だ」
そうですねー、夜風にあたれる牢獄内の場所って存在しない。
訓練場も労役場も農地も夜は出入り禁止だ。
大浴場の露天風呂は露天に見せかけただけである。喘ぎ声を深夜遅くまで野ざらしにしていいものではない。
「しかも、セリムもいないじゃないか」
護衛の大型ワンコはどこにいる。
「セリムはまだ寝てるよー。それにもう夜明けも近い時間だぞ。徹夜かー?」
お互いの認識の違い。
私は深夜、遅い時間。
相手は早朝、早い時間。。。
さすがに早過ぎないか?高齢過ぎて、もう寝れなくなったのか?
今日、私は昼からの勤務だから、朝までナーズを抱いていても問題はない。
「ナーズのところに行ってから寝る」
私のその返事に、斜め上に視線を上げてから。
「まだ時間はあるなあ。せっかくだからお茶でもする?」
、、、何を見た?
「まだ食堂も開いてないだろ」
「厨房は開いてないが、食堂は使えるぞ」
軍人も看守も利用しているので、こんな時間でも水やお茶は利用できるようになっているのである。
、、、おい、食堂に置いている湯呑やお茶に触っていなかったよな。
テーブルに急に湧いて出たお茶二つは何なんだよ。
「こんなに早く起きて何しているんだ?」
「読書でもしようかなーと思ったんだけど、会う機会ももうないだろうから声をかけてみた」
ぐっ。
言いたいことはわかるが。
「お前はメーデを許しているのか?」
「許す?メーデが何かしたっけ?」
お茶をずずっと啜りながら考えている。
「セリムを抱いていただろ」
「俺がセリムを抱いたヤツ全員に怒っていたら、この牢獄、すでに崩壊していると思うけど」
「、、、それもそうか。けど、お前は嫉妬深いだろ。何でもないような顔をして、けっこう根に持つタイプだろ」
口にしてから、言わなきゃ良かったと思った。
空気が一瞬にして冷たくなった。
この牢獄は空調が効いているので多少は涼しいが、今は夏である。極寒地のような寒さはない。
自分から喧嘩を売ったようなものだ。
どうも頭が働いてない。
「、、、うーん、まあ、いいか。あのポシュをメーデが抱けるかというと難しいだろうしなあ。因果応報、自業自得」
「んん?」
なんか怖いことを言われた気がするのだが。
確かめないといけない気がするのだが。
「頭が働いてないのなら、丸薬でも飲むか?けど、飲むなら、一度寝てからの方が良いかもな」
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