側妃に追放された王太子

「王が倒れた今、私が王の代理を務めます」

正妃は数年前になくなり、側妃の女が現在正妃の代わりを務めていた。
そして、国王が体調不良で倒れた今、側妃は貴族を集めて宣言した。
王の代理が側妃など異例の出来事だ。

「手始めに、正妃の息子、現王太子の婚約破棄と身分の剥奪を命じます」

王太子は息を吐いた。

「それが国のためなら」

貴族も大臣も側妃の手が及んでいる。
無駄に抵抗するよりも、王太子はそれに従うことにした。


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