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2章 帝国の呪い
2-34 夢の前
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「まさか、ポシュもうちの妻子と会っているとは」
まだクロウがブツブツ言ってる。
会ったのは夢の中でね。
まさかポシュが覚えているとは思ってなかったが、その妻子が脳に刷り込ませてしまったのが予想以上に効いてしまったのだろうか。
ポシュがクロウに正座させられて、午後一に尋問された。
何を話したのか、何をしたのか、何を食べたのか、記憶回復薬を片手にクロウが脅しまくっていた。
黒ワンコ三匹もガタブルと土下座してたし。
特に帝国の記憶回復薬はエゲツないものと聞く。
指定の記憶を話し終えたら廃人となるケースも少なくないらしい。
クロウの薬はそこまでではないが、頭痛、吐き気、記憶混濁等、かなりの辛い副反応はあるとのことだ。
それを知っている者は安易に記憶回復薬に頼ろうとは思わない。
試験のときに手を伸ばす貴族のバカ子弟がいるそうだが、たかが一回の試験で人生を棒に振るとは一切考えずに薬の名称だけを見て使用する。
拷問薬の類だとは知らずに。
黒ワンコ三匹はともかく、ポシュの夢の記憶はほとんどが曖昧だったのだが、鮮明に覚えているのが食べ物のことだった。
スラム街で育ったという幼少期の食事情が大きく影響しているのは想像に難くない。
つまり、うまいものは忘れない。どんな状況でも忘れない。
クロウも納得したのか、泣きそうな黒ワンコ三匹を両手でガッチリつかんでいた。反応から黒ワンコは忘れてないのだろう。
リーウセンはこっそり休憩室に入ってきて、こっそり弁当を回収していった。
触らぬ神に祟りなしとは言うが、もう少し興味持とうぜ。
本日のクロウは牢獄に帰着後、大浴場での入浴、夕食を済ませ、そして、俺の部屋に来ている。
「今日は皇帝と街の居酒屋で会う約束はしていないんでしょう」
皇帝は帝国の呪いの件で忙しいと聞く。
クロウは皇帝以外の者が大変なんだよ、と言っていたが。
夕食時、料理長は普通に厨房にいた。あの人も何気に不思議なんだよな。忙しいはずなのに。
「約束なんかしてないがっ、何事も挑戦あるのみっ」
何を挑戦する気なのか。
、、、簡単に推測できるが。
「まだ寝るのには早い時間だぞ」
ベッドに座り、ポンポンとその横をたたくクロウ。
「いいじゃないかー、ベッドで会話でもー。本を読んでてもいいぞー」
「すぐ寝ろと言うのか」
「ああ、うん、セリムが本を読むとすぐに睡魔に襲われるのは何度も目にしているが、なぜそんなに早く寝れるものなのか?」
難しい本を読むとね、なぜか視界が暗くなるんだよ。
学校では頑張って教本と戦ったが。
そのあたりが第四王子部隊が全員脳筋だってクロウに言われる所以なのかもしれない。
教本を読むよりも、友人たちと問題を出し合っていた方がなんとなくわかるようになる。
授業ではよく寝ていたが、一対一の家庭教師の前で寝るわけにもいかなかったし。
体を動かす方が得意と言えば得意だ。
クロウが一日中、本とにらめっこできるのは俺も尊敬している。真似しようとしても絶対にできないが。頑張ろうとはしてみたんだよ、俺も。
「ベッドでクロウとお喋りデートというのも嬉しいけど、奥さんに会ってみたいという試みだろ?」
「もちろん息子にも会いたいぞ」
そうだろうけど。
「いいなーいいなー、ポシュなんて関係ないのに羨ましいなー」
関係ないと言われちゃったぞ。確かに関係ないと言えば関係ないけれど、彼らはクロウの味方になりそうな人の夢を狙っている。覚えてないまでがワンセットと言っていた気もするから、ある程度の数はこなしてきたのだろう。
ポシュのように潜在意識に刷り込んだ者は他にもいたのだろうか。
「まだ、セリムならわかるんだよ。俺がお墓参りに連れて行って挨拶したんだから。ポシュに会うくらいなら、俺と会ってくれてもいいじゃないかーっ」
「うーん、こればかりは」
「というわけで、セリムの夢に干渉して俺も会いに行こう計画を実行します」
「はいはい」
俺はクロウが隣で寝てくれるだけでも嬉しいんだけどね。どんな理由であっても。
今日は特にやることもないから、クロウのやりたいようにしよう。
クロウの隣に横になる。
たとえ牢獄内が涼しく管理されていると言っても真夏。タオルケットを一枚適当にかけるだけだ。
「あの、クロウさん?」
「何でしょう?」
「この体勢はどういうことでしょう。寝れないんですが」
「気にするな」
「いやいや」
クロウと一緒に寝ると言っても、いつもは普通に添い寝である。
だがしかし、今日はクロウにギュッと抱きつかれている。
嬉しいけど、寝られるわけがない。
「あの、クロウ、抱き枕にされるのは嬉しいけど、俺も男なんですが」
「知っているが、夢に干渉する以上、密着してる方がやりやすい」
「、、、俺以外に絶対にやらないでね」
「やるわけないだろ。俺を無節操だと思うな」
「結婚までは手を出さない、つもりだったけど」
「歓迎する」
クロウに微笑まれて言われたら、理性が飛び散るぞ。
「もしかして、肌が密着していた方が魔法のかかりが良いとか?」
「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。それは試みてみないとわからない」
「、、、我慢していた分、はじめたらなかなか眠らせてやれなくなる」
「それはそれで大歓迎。俺だけのセリムになってくれ」
こうまで言われて、本能が勝らないわけがない。
後で後悔しようとも。
いや、後悔しそうだな。
結婚までは、という誓いを守れなかったのは。
もはや余裕のない熱い口づけのあと、部屋にお揃いで用意されていた寝間着を脱がす。
後は本能の赴くまま、クロウを喘がせた。
「、、、さすがはセリム。挿れないことで、誓いを守るとは」
ようやく息が整ってきたところで、クロウが言った。
一回や二回出すだけでは終わらず、夕食後に始めたのに、まあまあいい時間になってしまった。
睡眠時間はとりあえず確保できているので、クロウの望みも一応実験できる。
「ただ、挿れてないのに、ここまでエロい行為になるとは。さすがはセリム」
さすがを二度も言った。
「好きな相手にエロくならないわけがない」
「もう挿れてしまった方がエロくない気がするくらいだ。ここまでグチャドロの体液塗れにされるとは。うん、想像を超えるセリムの技」
「乱れるクロウも可愛いから、制するのは無理。だから、結婚まで手を出さないつもりだったのに」
手を出したら止まれないのは、自分でわかっていた。
一度手を出したら、もう際限なく。。。
おそらく明日以降も、クロウがこの部屋に来てしまったら。
クロウに優しくキスをする。クロウが可愛くて仕方がない。
「セリム、婚約の許可でも最短で半年、結婚の許可でもさらにそこから半年以上かかるんだぞ。どれだけ我慢するつもりだったんだ?俺もセリムにそこまで我慢させたくない」
「クロウ、」
クロウの優しい笑顔がとてつもなく甘い。
「セリム、本当はこれ、婚約のときにでも渡そうと思っていたんだ」
クロウがどこからともなく取り出したのは、銀色の指輪だった。
「はめていいか?」
「もちろん」
不思議なことに、クロウがその指輪をはめたのは中指。
「薬指じゃないのか?」
「薬指は結婚のとき結婚指輪をはめる。二つの指輪を一生していられるように」
クロウからせっかくもらった指輪を外すのは忍びないから、それは嬉しい提案である。
「嬉しい。ありがとう、クロウ」
「束縛の指輪だから重いぞ」
重いのは俺もだ。
「嬉しいな。対となるクロウの分はないのか」
クロウがまたどこからともなくもう一つの指輪を取り出す。
俺は受け取ると、クロウの手を取り、中指にはめる。
お互いベッドに寝ころんだままの指輪交換。
ムードがあるのかと言われると疑問だが、これはこれで満ち足りている。
「セリム、一生だけでなく、死んでも一緒にいられるように願いを込めて」
俺たちは裸のまま抱き締めあって眠りについた。
まだクロウがブツブツ言ってる。
会ったのは夢の中でね。
まさかポシュが覚えているとは思ってなかったが、その妻子が脳に刷り込ませてしまったのが予想以上に効いてしまったのだろうか。
ポシュがクロウに正座させられて、午後一に尋問された。
何を話したのか、何をしたのか、何を食べたのか、記憶回復薬を片手にクロウが脅しまくっていた。
黒ワンコ三匹もガタブルと土下座してたし。
特に帝国の記憶回復薬はエゲツないものと聞く。
指定の記憶を話し終えたら廃人となるケースも少なくないらしい。
クロウの薬はそこまでではないが、頭痛、吐き気、記憶混濁等、かなりの辛い副反応はあるとのことだ。
それを知っている者は安易に記憶回復薬に頼ろうとは思わない。
試験のときに手を伸ばす貴族のバカ子弟がいるそうだが、たかが一回の試験で人生を棒に振るとは一切考えずに薬の名称だけを見て使用する。
拷問薬の類だとは知らずに。
黒ワンコ三匹はともかく、ポシュの夢の記憶はほとんどが曖昧だったのだが、鮮明に覚えているのが食べ物のことだった。
スラム街で育ったという幼少期の食事情が大きく影響しているのは想像に難くない。
つまり、うまいものは忘れない。どんな状況でも忘れない。
クロウも納得したのか、泣きそうな黒ワンコ三匹を両手でガッチリつかんでいた。反応から黒ワンコは忘れてないのだろう。
リーウセンはこっそり休憩室に入ってきて、こっそり弁当を回収していった。
触らぬ神に祟りなしとは言うが、もう少し興味持とうぜ。
本日のクロウは牢獄に帰着後、大浴場での入浴、夕食を済ませ、そして、俺の部屋に来ている。
「今日は皇帝と街の居酒屋で会う約束はしていないんでしょう」
皇帝は帝国の呪いの件で忙しいと聞く。
クロウは皇帝以外の者が大変なんだよ、と言っていたが。
夕食時、料理長は普通に厨房にいた。あの人も何気に不思議なんだよな。忙しいはずなのに。
「約束なんかしてないがっ、何事も挑戦あるのみっ」
何を挑戦する気なのか。
、、、簡単に推測できるが。
「まだ寝るのには早い時間だぞ」
ベッドに座り、ポンポンとその横をたたくクロウ。
「いいじゃないかー、ベッドで会話でもー。本を読んでてもいいぞー」
「すぐ寝ろと言うのか」
「ああ、うん、セリムが本を読むとすぐに睡魔に襲われるのは何度も目にしているが、なぜそんなに早く寝れるものなのか?」
難しい本を読むとね、なぜか視界が暗くなるんだよ。
学校では頑張って教本と戦ったが。
そのあたりが第四王子部隊が全員脳筋だってクロウに言われる所以なのかもしれない。
教本を読むよりも、友人たちと問題を出し合っていた方がなんとなくわかるようになる。
授業ではよく寝ていたが、一対一の家庭教師の前で寝るわけにもいかなかったし。
体を動かす方が得意と言えば得意だ。
クロウが一日中、本とにらめっこできるのは俺も尊敬している。真似しようとしても絶対にできないが。頑張ろうとはしてみたんだよ、俺も。
「ベッドでクロウとお喋りデートというのも嬉しいけど、奥さんに会ってみたいという試みだろ?」
「もちろん息子にも会いたいぞ」
そうだろうけど。
「いいなーいいなー、ポシュなんて関係ないのに羨ましいなー」
関係ないと言われちゃったぞ。確かに関係ないと言えば関係ないけれど、彼らはクロウの味方になりそうな人の夢を狙っている。覚えてないまでがワンセットと言っていた気もするから、ある程度の数はこなしてきたのだろう。
ポシュのように潜在意識に刷り込んだ者は他にもいたのだろうか。
「まだ、セリムならわかるんだよ。俺がお墓参りに連れて行って挨拶したんだから。ポシュに会うくらいなら、俺と会ってくれてもいいじゃないかーっ」
「うーん、こればかりは」
「というわけで、セリムの夢に干渉して俺も会いに行こう計画を実行します」
「はいはい」
俺はクロウが隣で寝てくれるだけでも嬉しいんだけどね。どんな理由であっても。
今日は特にやることもないから、クロウのやりたいようにしよう。
クロウの隣に横になる。
たとえ牢獄内が涼しく管理されていると言っても真夏。タオルケットを一枚適当にかけるだけだ。
「あの、クロウさん?」
「何でしょう?」
「この体勢はどういうことでしょう。寝れないんですが」
「気にするな」
「いやいや」
クロウと一緒に寝ると言っても、いつもは普通に添い寝である。
だがしかし、今日はクロウにギュッと抱きつかれている。
嬉しいけど、寝られるわけがない。
「あの、クロウ、抱き枕にされるのは嬉しいけど、俺も男なんですが」
「知っているが、夢に干渉する以上、密着してる方がやりやすい」
「、、、俺以外に絶対にやらないでね」
「やるわけないだろ。俺を無節操だと思うな」
「結婚までは手を出さない、つもりだったけど」
「歓迎する」
クロウに微笑まれて言われたら、理性が飛び散るぞ。
「もしかして、肌が密着していた方が魔法のかかりが良いとか?」
「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。それは試みてみないとわからない」
「、、、我慢していた分、はじめたらなかなか眠らせてやれなくなる」
「それはそれで大歓迎。俺だけのセリムになってくれ」
こうまで言われて、本能が勝らないわけがない。
後で後悔しようとも。
いや、後悔しそうだな。
結婚までは、という誓いを守れなかったのは。
もはや余裕のない熱い口づけのあと、部屋にお揃いで用意されていた寝間着を脱がす。
後は本能の赴くまま、クロウを喘がせた。
「、、、さすがはセリム。挿れないことで、誓いを守るとは」
ようやく息が整ってきたところで、クロウが言った。
一回や二回出すだけでは終わらず、夕食後に始めたのに、まあまあいい時間になってしまった。
睡眠時間はとりあえず確保できているので、クロウの望みも一応実験できる。
「ただ、挿れてないのに、ここまでエロい行為になるとは。さすがはセリム」
さすがを二度も言った。
「好きな相手にエロくならないわけがない」
「もう挿れてしまった方がエロくない気がするくらいだ。ここまでグチャドロの体液塗れにされるとは。うん、想像を超えるセリムの技」
「乱れるクロウも可愛いから、制するのは無理。だから、結婚まで手を出さないつもりだったのに」
手を出したら止まれないのは、自分でわかっていた。
一度手を出したら、もう際限なく。。。
おそらく明日以降も、クロウがこの部屋に来てしまったら。
クロウに優しくキスをする。クロウが可愛くて仕方がない。
「セリム、婚約の許可でも最短で半年、結婚の許可でもさらにそこから半年以上かかるんだぞ。どれだけ我慢するつもりだったんだ?俺もセリムにそこまで我慢させたくない」
「クロウ、」
クロウの優しい笑顔がとてつもなく甘い。
「セリム、本当はこれ、婚約のときにでも渡そうと思っていたんだ」
クロウがどこからともなく取り出したのは、銀色の指輪だった。
「はめていいか?」
「もちろん」
不思議なことに、クロウがその指輪をはめたのは中指。
「薬指じゃないのか?」
「薬指は結婚のとき結婚指輪をはめる。二つの指輪を一生していられるように」
クロウからせっかくもらった指輪を外すのは忍びないから、それは嬉しい提案である。
「嬉しい。ありがとう、クロウ」
「束縛の指輪だから重いぞ」
重いのは俺もだ。
「嬉しいな。対となるクロウの分はないのか」
クロウがまたどこからともなくもう一つの指輪を取り出す。
俺は受け取ると、クロウの手を取り、中指にはめる。
お互いベッドに寝ころんだままの指輪交換。
ムードがあるのかと言われると疑問だが、これはこれで満ち足りている。
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俺たちは裸のまま抱き締めあって眠りについた。
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