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2章 帝国の呪い
2-36 夢の願い
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「え、これで夢から覚めるんじゃないの?まだ続くの?いい感じで話が終わったじゃねえか」
「やっだなー、セリムさん、まだまだ言いたいこと伝えきれてませんよ」
にこやかに話を続ける息子さん。
そうなのかー。
もう時間がないのなら、最後にクロウと会ってほしいと思うんだが。
息子さんは優しい目で微笑む。
「先ほどの話に戻りますが、なぜ父さんがルッツ副隊長を気にかけているのか、ということなんですが」
「神の愛し子だからじゃねえのか?」
別にルッツ副隊長のことなんかもうどうでもいいよ。
「ええ、父さんは言わないだろうけど、父さんも神の愛し子なんです」
「え、」
いや、驚いてはみたものの、そんな気はしていた。
彼の魔法能力の高さは、他の魔導士でさえ類を見ない。
帝国でさえ、彼ほどの魔導士はいない。
現在のリンク王国が窮地に陥っているのも、黒髪の平民だと魔導士としての実力を適切に評価しなかった産物である。そもそも、クロウがリンク王国の魔法障壁の維持を一人で担っていた時点で、それなりの待遇を与えていないとおかしい。
クロウがリンク王国でしたいことは墓参りだけだった。
即座に戻れる魔法陣があっても、彼が望むのはそれだけだ。
「、、、魔法に愛されし者とか?」
「おしいっ。魔法知識に愛されし者です」
うーん、魔法知識と言われても?
魔導士ではないのでピンとこない。
すごいのだろう、とは思うが、どう活用されるのか、騎士であった自分には見えてこない。
「なぜ平民の魔導士の平均魔力量ぐらいしかなかった父が愚直に努力し続けることができたかというと、接した魔法に関する知識が正しいかどうかもなんとなーくわかるからです」
「試行錯誤がないということか」
愚直に。
何度も繰り返し毎日同じことをする。
魔力が切れる寸前まで魔力を使い果たし、魔力回復薬を飲むことの繰り返し。
そこに何も疑問を持たず、ただひたすら。
それができる者はほぼいない。優れた師がいたとしても成果が出なければ疑い始める。いつかは諦める。
クロウになぜそれができたのか。それも十年や二十年では済まない。
仕事だから、だけではないのは確かだ。
「魔法知識を学べば学ぶほど、あらゆるすべての魔法知識が結びついていく。魔法の知識において、現在この世界に父と並ぶ者は存在しません。ただし、純粋な魔法勝負となると、圧倒的魔力量を持つ者には父も負けてしまう可能性もありますが」
負けてしまう可能性、と言う息子。
負けるとは言わない。
豊富な魔法知識があるのならば、魔力量を補ってなお勝てる見込みは存在するということだ。
魔法の勝負でも経験が大きく左右する。
真っ向勝負で魔法を一つに指定されない限り、魔力量だけですべてが決まる勝負というのは存在しない。
ポシュのように鼻っ柱を折られる魔導士はどこの世界にも存在する。
「魔法書や魔法陣を見ても、どこが間違っているのか、どこを描き換えればさらに効率が良くなるか、すぐに判断できる。リンク王国の魔法障壁の魔力充填をたった一人でできるようにしてしまったのも、こっそり魔法陣を効率化したからなんですよね。だからといって、リンク王国の上級魔導士が補える魔力量ではないのですが」
「最初はかなりの人数でやっていたと聞いているからなあ」
「そして、おかしいと思いませんでした?父が薬の知識も相当に長けていることを」
「魔法知識に愛されし者なら、薬の知識は完全に実力で学んだのだろ?」
「とっ、思われるでしょうっ。魔法というのは、魔力を通す肉体に影響されます。肉体が整えば、魔法は効率良く発動します」
嬉しそうに解説するな。
そんなに嬉しいか。
「あー、もしかして、薬は肉体に影響を与えるものだから?」
「その通り。魔力回復薬なんて特にそう。ま、こじつけでも良いんですよ、魔法と関連する知識であれば」
「、、、そうなると人体使うものなら何でも関係するんじゃないか」
「さすがはセリムさん。そうなんですよー、父さんすごいですよねー」
父を褒めたい息子がここにいる。
珍しいと言えば珍しい。
父親なんて口では尊敬していると言いながら、内心では打倒したいナンバーワンである。
、、、だから、第四王子部隊に入れられてしまったのか。殺意でも漏れていたかな?まだまだ未熟だったな、あの頃の俺。気取られてしまうとは。
「、、、セリムさんは父親と仲が悪いのですか?」
「貴族ならこんなもんだろ。俺は嫡男でもないし、愛想もないし、利用価値もないとくれば、華々しく散ってくれた方が伯爵家にも都合が良かったんじゃないか」
「うーん、けれど、貴族で利用価値がある神の愛し子であるルッツ副隊長でさえ、リンク王国は見捨てたのですよね」
「何が言いたい?」
「父さんは昔、家族のために生活が良くなるならば、国に明かそうとも考えたんですが、悪用される危険性の方が高いと判断して口を噤みました。その判断が正しかったのか悩んでいたのですが」
「、、、ああ、貴族でさえあんな杜撰な対応されるのなら、黒髪の平民ならってことか」
想像に難くない。
だから、ルッツ副隊長のことを気にかけていたのか。
もし国や上層部がルッツ副隊長の能力を知らなければ仕方ないことだが。
侯爵家の彼は幼い頃から公表され、誰からも誰よりも期待されていた。
それなのに。
あの国は本当にどうしようもない国だったと、クロウが見限る最後の情報になったのか。
もしも、自分が神の愛し子だと伝えていたら、何かが変わっていただろうかという問いに。
伝えていたとしても何も変わらなかったという答えが出てしまっただけだ。
それどころか、ルッツ副隊長は神の愛し子だからこそヘイトが高まり、最終的にはこういう結果となった。
クロウはあの国に長年どれほどの期待をしていたのだろう。
そして、潰されたのだろう。
「セリムさん、貴方がこの第四王子部隊に所属されたのは不本意だったでしょうが、俺たちは貴方がいてくれて本当に良かったと思っています」
え?この人、俺を泣かそうとしている?
クロウのことなら俺も泣くよ、普通に。
「この部隊で父さんに助けられて、父さんに惚れた人は多いけど、実際に行動し続けてくれたのはセリムさんしかいなかった」
「クロウは言い続けないと信じてくれなかったからな」
「だって、周囲には貴族しかいませんでしたから。まだ敵国の軍人の方が話しやすかったくらいですよ、父さんにしたら」
クロウにとっては全員が敵しかいない状況だったというのは聞いた。
貴族は平民にとって処罰を与える相手だからだ。
口先だけでは何とでも言える。
同じ捕虜だと言いながら。
もし、俺が独房に入れられ一か月ほどズレていなければ、他の者たちと同じく当たり前のようにクロウにそう接していたのだろうか。
何の疑問も持たず。
ナーズ隊長やルッツ副隊長でさえ、クロウが薬を作れたから対等な存在として頼んでいたと本気で思っていたのだ。
きちんと物々交換しているからと。
クロウからしてみれば、すべてが命令だったに違いないのに。
貴族のお願いごとは平民にとってはすべて命令。たとえ対価があったとしても、きちんと説明して承諾しなくとも何ら罰を与えないと言及しておいた上に、信頼に値する行為をしない限り、平民には断る術などないのはわかっていたはず。
「あ、セリムも来ていたんだなっ」
元気などろんこ五匹が戻ってきた。
「楽しかったわー。久々に童心に帰ったわー」
「ああ、久々に魔法が使えて楽しかったーっ、夢だけどーっ」
ポシュは元気良く笑った。
ポシュは黒ワンコのこと、まだ気づかないのか?
黒ワンコが自分の魔力をすべて喰らわなければ、普通に魔法が使えるというのに。黒ワンコのことを認識して交渉してみようとか考えつかないのか?
黒ワンコ三匹がポシュを俺から遠ざけていった。
余計なことは言うなって?
「ふふふ、セリっちも遊びたかった?」
奥さんがものすごい状態のまま近寄ってきた。泥塗れの上、髪の毛も爆発したままですけど?
「いえいえ、ご遠慮いたします」
「一つだけ覚えておいてくれると嬉しいわ。リンク王国に残した私たちのひ孫に、一人だけ黒髪の子がいるの」
「え?」
「今はまだ孫もクロウから譲られた持ち家があるし、生活には困ってないから、その子は幼いながらも下働きみたいな待遇ではあるけど食べるには不自由してない」
それは。
「けれど、リンク王国が貧しくなったら、まず影響が出るのは平民なの。おそらくあの家を売ることになったら、そのまま捨てていかれる」
「その子は、」
「今はまだ良いの。けど、四、五年先にでも思い出してね。十歳くらいになれば、自分のことはできるでしょうけど、リンク王国で一人で生きていくには辛すぎるから」
奥さんが俺に伝えるのは、クロウがそのことを知らないから。その子の存在を知らないから。
息子さんが亡くなった後しばらくしてから生まれた存在だ。
「やっだなー、セリムさん、まだまだ言いたいこと伝えきれてませんよ」
にこやかに話を続ける息子さん。
そうなのかー。
もう時間がないのなら、最後にクロウと会ってほしいと思うんだが。
息子さんは優しい目で微笑む。
「先ほどの話に戻りますが、なぜ父さんがルッツ副隊長を気にかけているのか、ということなんですが」
「神の愛し子だからじゃねえのか?」
別にルッツ副隊長のことなんかもうどうでもいいよ。
「ええ、父さんは言わないだろうけど、父さんも神の愛し子なんです」
「え、」
いや、驚いてはみたものの、そんな気はしていた。
彼の魔法能力の高さは、他の魔導士でさえ類を見ない。
帝国でさえ、彼ほどの魔導士はいない。
現在のリンク王国が窮地に陥っているのも、黒髪の平民だと魔導士としての実力を適切に評価しなかった産物である。そもそも、クロウがリンク王国の魔法障壁の維持を一人で担っていた時点で、それなりの待遇を与えていないとおかしい。
クロウがリンク王国でしたいことは墓参りだけだった。
即座に戻れる魔法陣があっても、彼が望むのはそれだけだ。
「、、、魔法に愛されし者とか?」
「おしいっ。魔法知識に愛されし者です」
うーん、魔法知識と言われても?
魔導士ではないのでピンとこない。
すごいのだろう、とは思うが、どう活用されるのか、騎士であった自分には見えてこない。
「なぜ平民の魔導士の平均魔力量ぐらいしかなかった父が愚直に努力し続けることができたかというと、接した魔法に関する知識が正しいかどうかもなんとなーくわかるからです」
「試行錯誤がないということか」
愚直に。
何度も繰り返し毎日同じことをする。
魔力が切れる寸前まで魔力を使い果たし、魔力回復薬を飲むことの繰り返し。
そこに何も疑問を持たず、ただひたすら。
それができる者はほぼいない。優れた師がいたとしても成果が出なければ疑い始める。いつかは諦める。
クロウになぜそれができたのか。それも十年や二十年では済まない。
仕事だから、だけではないのは確かだ。
「魔法知識を学べば学ぶほど、あらゆるすべての魔法知識が結びついていく。魔法の知識において、現在この世界に父と並ぶ者は存在しません。ただし、純粋な魔法勝負となると、圧倒的魔力量を持つ者には父も負けてしまう可能性もありますが」
負けてしまう可能性、と言う息子。
負けるとは言わない。
豊富な魔法知識があるのならば、魔力量を補ってなお勝てる見込みは存在するということだ。
魔法の勝負でも経験が大きく左右する。
真っ向勝負で魔法を一つに指定されない限り、魔力量だけですべてが決まる勝負というのは存在しない。
ポシュのように鼻っ柱を折られる魔導士はどこの世界にも存在する。
「魔法書や魔法陣を見ても、どこが間違っているのか、どこを描き換えればさらに効率が良くなるか、すぐに判断できる。リンク王国の魔法障壁の魔力充填をたった一人でできるようにしてしまったのも、こっそり魔法陣を効率化したからなんですよね。だからといって、リンク王国の上級魔導士が補える魔力量ではないのですが」
「最初はかなりの人数でやっていたと聞いているからなあ」
「そして、おかしいと思いませんでした?父が薬の知識も相当に長けていることを」
「魔法知識に愛されし者なら、薬の知識は完全に実力で学んだのだろ?」
「とっ、思われるでしょうっ。魔法というのは、魔力を通す肉体に影響されます。肉体が整えば、魔法は効率良く発動します」
嬉しそうに解説するな。
そんなに嬉しいか。
「あー、もしかして、薬は肉体に影響を与えるものだから?」
「その通り。魔力回復薬なんて特にそう。ま、こじつけでも良いんですよ、魔法と関連する知識であれば」
「、、、そうなると人体使うものなら何でも関係するんじゃないか」
「さすがはセリムさん。そうなんですよー、父さんすごいですよねー」
父を褒めたい息子がここにいる。
珍しいと言えば珍しい。
父親なんて口では尊敬していると言いながら、内心では打倒したいナンバーワンである。
、、、だから、第四王子部隊に入れられてしまったのか。殺意でも漏れていたかな?まだまだ未熟だったな、あの頃の俺。気取られてしまうとは。
「、、、セリムさんは父親と仲が悪いのですか?」
「貴族ならこんなもんだろ。俺は嫡男でもないし、愛想もないし、利用価値もないとくれば、華々しく散ってくれた方が伯爵家にも都合が良かったんじゃないか」
「うーん、けれど、貴族で利用価値がある神の愛し子であるルッツ副隊長でさえ、リンク王国は見捨てたのですよね」
「何が言いたい?」
「父さんは昔、家族のために生活が良くなるならば、国に明かそうとも考えたんですが、悪用される危険性の方が高いと判断して口を噤みました。その判断が正しかったのか悩んでいたのですが」
「、、、ああ、貴族でさえあんな杜撰な対応されるのなら、黒髪の平民ならってことか」
想像に難くない。
だから、ルッツ副隊長のことを気にかけていたのか。
もし国や上層部がルッツ副隊長の能力を知らなければ仕方ないことだが。
侯爵家の彼は幼い頃から公表され、誰からも誰よりも期待されていた。
それなのに。
あの国は本当にどうしようもない国だったと、クロウが見限る最後の情報になったのか。
もしも、自分が神の愛し子だと伝えていたら、何かが変わっていただろうかという問いに。
伝えていたとしても何も変わらなかったという答えが出てしまっただけだ。
それどころか、ルッツ副隊長は神の愛し子だからこそヘイトが高まり、最終的にはこういう結果となった。
クロウはあの国に長年どれほどの期待をしていたのだろう。
そして、潰されたのだろう。
「セリムさん、貴方がこの第四王子部隊に所属されたのは不本意だったでしょうが、俺たちは貴方がいてくれて本当に良かったと思っています」
え?この人、俺を泣かそうとしている?
クロウのことなら俺も泣くよ、普通に。
「この部隊で父さんに助けられて、父さんに惚れた人は多いけど、実際に行動し続けてくれたのはセリムさんしかいなかった」
「クロウは言い続けないと信じてくれなかったからな」
「だって、周囲には貴族しかいませんでしたから。まだ敵国の軍人の方が話しやすかったくらいですよ、父さんにしたら」
クロウにとっては全員が敵しかいない状況だったというのは聞いた。
貴族は平民にとって処罰を与える相手だからだ。
口先だけでは何とでも言える。
同じ捕虜だと言いながら。
もし、俺が独房に入れられ一か月ほどズレていなければ、他の者たちと同じく当たり前のようにクロウにそう接していたのだろうか。
何の疑問も持たず。
ナーズ隊長やルッツ副隊長でさえ、クロウが薬を作れたから対等な存在として頼んでいたと本気で思っていたのだ。
きちんと物々交換しているからと。
クロウからしてみれば、すべてが命令だったに違いないのに。
貴族のお願いごとは平民にとってはすべて命令。たとえ対価があったとしても、きちんと説明して承諾しなくとも何ら罰を与えないと言及しておいた上に、信頼に値する行為をしない限り、平民には断る術などないのはわかっていたはず。
「あ、セリムも来ていたんだなっ」
元気などろんこ五匹が戻ってきた。
「楽しかったわー。久々に童心に帰ったわー」
「ああ、久々に魔法が使えて楽しかったーっ、夢だけどーっ」
ポシュは元気良く笑った。
ポシュは黒ワンコのこと、まだ気づかないのか?
黒ワンコが自分の魔力をすべて喰らわなければ、普通に魔法が使えるというのに。黒ワンコのことを認識して交渉してみようとか考えつかないのか?
黒ワンコ三匹がポシュを俺から遠ざけていった。
余計なことは言うなって?
「ふふふ、セリっちも遊びたかった?」
奥さんがものすごい状態のまま近寄ってきた。泥塗れの上、髪の毛も爆発したままですけど?
「いえいえ、ご遠慮いたします」
「一つだけ覚えておいてくれると嬉しいわ。リンク王国に残した私たちのひ孫に、一人だけ黒髪の子がいるの」
「え?」
「今はまだ孫もクロウから譲られた持ち家があるし、生活には困ってないから、その子は幼いながらも下働きみたいな待遇ではあるけど食べるには不自由してない」
それは。
「けれど、リンク王国が貧しくなったら、まず影響が出るのは平民なの。おそらくあの家を売ることになったら、そのまま捨てていかれる」
「その子は、」
「今はまだ良いの。けど、四、五年先にでも思い出してね。十歳くらいになれば、自分のことはできるでしょうけど、リンク王国で一人で生きていくには辛すぎるから」
奥さんが俺に伝えるのは、クロウがそのことを知らないから。その子の存在を知らないから。
息子さんが亡くなった後しばらくしてから生まれた存在だ。
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