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第5章 引き金
疑心
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「クロトぉ…おはよぉ………えっ?!」
「うぅ…どーした?」
朝から慌てて、何があったって…
「昨日付けたトラップ…起動してる!」
…は?
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?!
「まてまてまてまて!!今そいつはどこに?!」
「わからない。もう索敵範囲外だよ…。」
「その範囲はどこまでだ?!」
「せいぜい5kmだよ!」
じゃあここから半径5km圏内…街から外れる必要は無い…クレアに存在を知られてるんだ、何らかの大きな行動を起こすだろう…となると…
「魔法学校か…バルト城…」
広大な敷地を持つこの二つを索敵範囲にするのは無理だったみたいだな。
いずれにしても被害は大きいじゃねぇか…。
「やつらはずっと機会を伺っていたんだ…でも数も少ないはず…だから軍相手に正面から突っ込んでってのは考えにくい…となると長期戦狙いで魔法学校か…?」
「ヤバイよ!軍の縮小がされて間もないから対応しきれないだろうしこの情報持ってるの私達だけだよ!」
くっ…そうだった…まともに動かないか…でも流石に軍を相手にするだけの勢力はないだろう。
「クレア!魔法学校まで走るぞ!」
「う、うん!わかった!」
「ハァ………ハァ……。エド!エド!!」
「どうしたんですか、そんなに息を荒げて。クレアちゃんのご機嫌を損ねて喧嘩でもしたんですか?」
「ちがうんだよ!クレアなら今後ろから来てる。」
「喧嘩の続きを学校の前でしないでくださいね?」
「だから違うっての!!……魔物だ。しかもこの街の中で。」
「…中で詳しく話を聞きましょう。」
俺はこれまでの経緯を要点だけまとめてエドに告げた。
…昨日のことでは話すことなんてほんと少ないからな。
「なるほど…。でも妙ですね。」
「なにがだ?」
「出来すぎてるんです。もっと言うなら行動が早すぎます。こんなに面白いほどに自分の存在をこちらに伝えすぎている…。」
確かにそうだ。いくら魔王の娘とはいえそこまでの高等魔術が使えるわけでもない。トラップも検知された上で引っかかった可能性も十分ありえる。
「だが、魔物がこの辺を彷徨いているのは確かだ。魔物の種類によっては大変な自体になる!」
一口で魔物といっても人間に危害を与えるかはそれぞれの種族によって異なる。
厄介なやつじゃないといいんだが…。
あれ?これはフラグってやつじゃないか?シリから教わったぞ?
「まぁとりあえず私は学校へ。シリラも連れていきましょう。クロトはクレアちゃんとバルト城へ。…ご武運を。」
「お前がそんな事言うなんて珍しいじゃねぇか。俺に死なれると寂しいか?」
「いえ、クレアちゃんが可哀想なだけです。」
くっそ…こいつはブレねぇな…。
「うぅ…どーした?」
朝から慌てて、何があったって…
「昨日付けたトラップ…起動してる!」
…は?
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?!
「まてまてまてまて!!今そいつはどこに?!」
「わからない。もう索敵範囲外だよ…。」
「その範囲はどこまでだ?!」
「せいぜい5kmだよ!」
じゃあここから半径5km圏内…街から外れる必要は無い…クレアに存在を知られてるんだ、何らかの大きな行動を起こすだろう…となると…
「魔法学校か…バルト城…」
広大な敷地を持つこの二つを索敵範囲にするのは無理だったみたいだな。
いずれにしても被害は大きいじゃねぇか…。
「やつらはずっと機会を伺っていたんだ…でも数も少ないはず…だから軍相手に正面から突っ込んでってのは考えにくい…となると長期戦狙いで魔法学校か…?」
「ヤバイよ!軍の縮小がされて間もないから対応しきれないだろうしこの情報持ってるの私達だけだよ!」
くっ…そうだった…まともに動かないか…でも流石に軍を相手にするだけの勢力はないだろう。
「クレア!魔法学校まで走るぞ!」
「う、うん!わかった!」
「ハァ………ハァ……。エド!エド!!」
「どうしたんですか、そんなに息を荒げて。クレアちゃんのご機嫌を損ねて喧嘩でもしたんですか?」
「ちがうんだよ!クレアなら今後ろから来てる。」
「喧嘩の続きを学校の前でしないでくださいね?」
「だから違うっての!!……魔物だ。しかもこの街の中で。」
「…中で詳しく話を聞きましょう。」
俺はこれまでの経緯を要点だけまとめてエドに告げた。
…昨日のことでは話すことなんてほんと少ないからな。
「なるほど…。でも妙ですね。」
「なにがだ?」
「出来すぎてるんです。もっと言うなら行動が早すぎます。こんなに面白いほどに自分の存在をこちらに伝えすぎている…。」
確かにそうだ。いくら魔王の娘とはいえそこまでの高等魔術が使えるわけでもない。トラップも検知された上で引っかかった可能性も十分ありえる。
「だが、魔物がこの辺を彷徨いているのは確かだ。魔物の種類によっては大変な自体になる!」
一口で魔物といっても人間に危害を与えるかはそれぞれの種族によって異なる。
厄介なやつじゃないといいんだが…。
あれ?これはフラグってやつじゃないか?シリから教わったぞ?
「まぁとりあえず私は学校へ。シリラも連れていきましょう。クロトはクレアちゃんとバルト城へ。…ご武運を。」
「お前がそんな事言うなんて珍しいじゃねぇか。俺に死なれると寂しいか?」
「いえ、クレアちゃんが可哀想なだけです。」
くっそ…こいつはブレねぇな…。
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