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第1章 リストラ、そして…
解雇
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これはよくある世界のよくあるお話。
平和な世界に突然【魔王】がやってきた。
魔物と人類の争いが起きて
人類が滅びそうになった時に
ひとりの【勇者】が立ち上がった。
彼は【魔法使い】【剣士】【僧侶】の3人の仲間を引き連れ魔王の軍勢と戦い、見事に勝利を収める。そして、
――――4人の英雄によって世界が救われてから1年が経った。
「…え?解雇通告…?」
一年前、魔王との戦いで勝利を収めた俺達はそれぞれ別の道を歩んでいた。
僧侶【シリラ】は女性として初めて『司祭』の地位につき、民衆の病を直している。
魔法使い【エドワール】は魔法学の最高峰、バルド国立魔法学校にて『大教授』として魔法学を教えている。
勇者【アルス】はバルド国の王の娘と結婚し、『国王』としてこの国を治めている。
そして俺、剣士【クロト】はバルド国直轄の軍隊の四番隊隊長として他国との戦闘に備えていた、のだが…
「そうなんだよ。ほら魔王との戦い以降うちの軍隊も全く動いていないだろう。」
士官が元気のない顔でそう言った。
「それで軍の縮小ですか…」
「三番隊までは残るんだが…残りの部隊は全て解散という形になる。残った部隊も人数を減らさなければならなくなった…。」
「そう…ですか…」
しかしおかしな理由ではなかった。
国はこの軍のために何億ゴールドという大金をつぎ込んでいるが軍自体が全く動いていないのである。
そして数ヶ月前、バルド国とその周辺の村で同盟が組まれた。
内容を要約するとこの同盟に加入している国は互いに武力での侵略を認めず、これに違反した国はバルド国とその他の国でその国と戦うというものである。
これによりこの国を攻めようとする国がなくなった。つまり、大きな軍隊は必要ではなくなったのだ。
そんなことをせずとも元勇者が治めている国を攻めようとする国なんて一国もないだろうが…
「かつて4人の英雄と呼ばれた君を解雇するのは申し訳ないが…」
「いえ!俺がこの軍に必要なくなったことは平和を意味しますから。喜ばしいことです。」
「万が一、他の国と戦争になった場合は声を掛けるかもしれん。その時はよろしく頼む。」
「はい!今までお世話になりました!」
そう言って俺は士官室を後にした。
「はぁ…これからどうするものか…」
仕事を探さないといけない…が、俺は生まれた頃から剣術しか教わっていない。
傭兵になろうにも戦争が無いのだから仕事が無い。
読み書きの出来ない俺を雇う人なんているだろうか…。
こうしてかつて英雄と呼ばれた俺は無職になった。
平和な世界に突然【魔王】がやってきた。
魔物と人類の争いが起きて
人類が滅びそうになった時に
ひとりの【勇者】が立ち上がった。
彼は【魔法使い】【剣士】【僧侶】の3人の仲間を引き連れ魔王の軍勢と戦い、見事に勝利を収める。そして、
――――4人の英雄によって世界が救われてから1年が経った。
「…え?解雇通告…?」
一年前、魔王との戦いで勝利を収めた俺達はそれぞれ別の道を歩んでいた。
僧侶【シリラ】は女性として初めて『司祭』の地位につき、民衆の病を直している。
魔法使い【エドワール】は魔法学の最高峰、バルド国立魔法学校にて『大教授』として魔法学を教えている。
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そして俺、剣士【クロト】はバルド国直轄の軍隊の四番隊隊長として他国との戦闘に備えていた、のだが…
「そうなんだよ。ほら魔王との戦い以降うちの軍隊も全く動いていないだろう。」
士官が元気のない顔でそう言った。
「それで軍の縮小ですか…」
「三番隊までは残るんだが…残りの部隊は全て解散という形になる。残った部隊も人数を減らさなければならなくなった…。」
「そう…ですか…」
しかしおかしな理由ではなかった。
国はこの軍のために何億ゴールドという大金をつぎ込んでいるが軍自体が全く動いていないのである。
そして数ヶ月前、バルド国とその周辺の村で同盟が組まれた。
内容を要約するとこの同盟に加入している国は互いに武力での侵略を認めず、これに違反した国はバルド国とその他の国でその国と戦うというものである。
これによりこの国を攻めようとする国がなくなった。つまり、大きな軍隊は必要ではなくなったのだ。
そんなことをせずとも元勇者が治めている国を攻めようとする国なんて一国もないだろうが…
「かつて4人の英雄と呼ばれた君を解雇するのは申し訳ないが…」
「いえ!俺がこの軍に必要なくなったことは平和を意味しますから。喜ばしいことです。」
「万が一、他の国と戦争になった場合は声を掛けるかもしれん。その時はよろしく頼む。」
「はい!今までお世話になりました!」
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「はぁ…これからどうするものか…」
仕事を探さないといけない…が、俺は生まれた頃から剣術しか教わっていない。
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