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第3章 クレアの過去
葛藤
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「クロト…?ねぇクロト!聞いてるの?!」
遠くでそう言っている声が聞こえる。
俺はクレアの話を飲み込むのに時間がかかった。
そして理解したら突然怖くなった。
だってあの魔王の娘だぞ?!『俺はその魔王を殺した本人なんだぞ?!』
そんなことクレアも知っているだろう。そして、その執事…そいつの事も覚えている。
彼は俺達の最初のチャンス、作戦通りに進んで殺すチャンスを掴んだときに、その魔王に向けての俺の一撃を身を呈して守った。
俺は怖くなった。
俺はクレアの大切な人を2人も殺しているんだ。
こいつは心のどこかで俺を憎んでいるんじゃないか、俺を殺したいと思っているんじゃないか。
そうなったらコイツとも戦うことになるじゃないか。その時に俺はクレアを殺せるだろうか。
嫌だ。やっと友達になれたのに。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ……
無意識のうちに俺はナイフを鞘から抜いていた。
――クレアside――
私の話を一通り終えた後、クロトを見るとそこには今まで見たことのない、弱々しく怯えていた。
「クロト…?ねぇクロト!聞いてるの?!」
全く聞こえていないみたい。クロトに話すのは早かったかな…。また捨てられちゃうかな…いや、もう殺されちゃうかな…。
その覚悟もしている。クロトになら殺されても構わない。
そう思っているとクロトはナイフを取り出し、
自分の腕に突き刺した。
は?いやいやいやいや!!!私殺す流れじゃないの?!
めっちゃ血ダラダラ出てるじゃん!!!
「は?あんたなにやってるの?!」
そう声をかけるとクロトはハッとした顔でこっちを見る。
「怖いんだ…お前を殺せるだけの力があるからこそ怖くなるんだ。」
――クレアside end――
左腕に激痛が走る。
こんなに痛かったっけ…。でもこれでクレアを襲うことは出来ない。殺すことも出来ない。
この子だけは守らなきゃ。俺の大切な人だ。
遠くでそう言っている声が聞こえる。
俺はクレアの話を飲み込むのに時間がかかった。
そして理解したら突然怖くなった。
だってあの魔王の娘だぞ?!『俺はその魔王を殺した本人なんだぞ?!』
そんなことクレアも知っているだろう。そして、その執事…そいつの事も覚えている。
彼は俺達の最初のチャンス、作戦通りに進んで殺すチャンスを掴んだときに、その魔王に向けての俺の一撃を身を呈して守った。
俺は怖くなった。
俺はクレアの大切な人を2人も殺しているんだ。
こいつは心のどこかで俺を憎んでいるんじゃないか、俺を殺したいと思っているんじゃないか。
そうなったらコイツとも戦うことになるじゃないか。その時に俺はクレアを殺せるだろうか。
嫌だ。やっと友達になれたのに。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ……
無意識のうちに俺はナイフを鞘から抜いていた。
――クレアside――
私の話を一通り終えた後、クロトを見るとそこには今まで見たことのない、弱々しく怯えていた。
「クロト…?ねぇクロト!聞いてるの?!」
全く聞こえていないみたい。クロトに話すのは早かったかな…。また捨てられちゃうかな…いや、もう殺されちゃうかな…。
その覚悟もしている。クロトになら殺されても構わない。
そう思っているとクロトはナイフを取り出し、
自分の腕に突き刺した。
は?いやいやいやいや!!!私殺す流れじゃないの?!
めっちゃ血ダラダラ出てるじゃん!!!
「は?あんたなにやってるの?!」
そう声をかけるとクロトはハッとした顔でこっちを見る。
「怖いんだ…お前を殺せるだけの力があるからこそ怖くなるんだ。」
――クレアside end――
左腕に激痛が走る。
こんなに痛かったっけ…。でもこれでクレアを襲うことは出来ない。殺すことも出来ない。
この子だけは守らなきゃ。俺の大切な人だ。
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