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第3章 クレアの過去
再会
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「いってぇ…」
「そりゃそうでしょ!思いっきり刺さってるじゃない!」
「これくらいの痛みなら慣れたと思っていたんだけど。」
「本物のバカじゃない!!」
「……でも、これでハッキリした。俺はお前を守る。その相手が人間でも戦ってみせるさ。」
大切な人なら守りたいと思う。当たり前のことだ。それがたとえ人間でも悪魔でも。
「っ…!!………ばか…。…ほらほら!その腕治すからこっち来て。」
「悪い…。」
「明日のおやつは5割増しね!」
この笑顔を守っていこう。彼女のためなら何だってするさ…。
――バルド国――
「軍費の縮小は……これでよしっと。」
まぁ不安な点はいろいろあるが例の同盟もある。我々が抱える軍は少なくて済むな。
「そういえばパーティの奴らどうしてるかな…」
そんな事を考えていると執事が部屋に入ってきた。
「国王。お客様です。」
「通してくれ。」
やって来たのはエドワールとシリラだ。
「おぉ!久しぶり!!」
「そうですね、一年ぶりくらいでしょうか。」
「国王としてしっかり働いてるようだねっ!」
「まぁな。ん?クロトは一緒じゃないのか。」
「それがさー、軍の寮にも行ったんだけど全然見当たらなくて。」
メンバーがそろうかとワクワクしていたんだが…
「そういえばシリラそんな口調だったか?もう少しクールなイメージがあったんだが…」
「僕も気になってたところです。以前は幼い見た目とはマッチしない丁寧な口調だったじゃないですk…」
「誰が幼いってぇ?エドくぅん?」
「まぁ、確かに余裕がある感じはするな。」
「あ、やっぱりー?さすがアルスだねー!」
「でもやっぱり…」
「「見た目と口調で今まで以上に幼女感が増してるな。」」
「やっぱりお前ら死なない程度に殺す!!」
この楽しい雰囲気の中にクロトがいたらもっと楽しかったんだろう。
…あいつの行き先も調べてみるか。
「あー、久しぶりに話せて楽しかったぁ!」
「そうですね、でもそろそろ帰りましょうか。お仕事の邪魔しちゃうのも…。」
「そうだな、お前達も仕事が山積みだろう。」
「そうなの!んじゃあまたくるね!」
「おじゃましました。」
「ああ。いつでも来いよ。」
そう言って彼らは部屋を後にした。
さて、残ってる仕事を片付けるか。
――バルド城前――
「んじゃあエドくんもお仕事頑張ってねー!」
「…シリラ。少しお時間頂けますか。」
「…深刻なことのようだね。机の上に置いてあった予算のこと?」
「気付いていましたか。ほとんどおかしな点は無いのですが、軍費が少なすぎました。最近軍関連の施設の取り壊しが決定したようですし。」
「そうらしいわね…何かがおかしいわ。クロトに聞けば分かるんでしょうけど…。仕事の合間に調べておいてくれる?」
「分かりました。出来るだけのことはやってみます。」
「うん。それじゃ、よろしくね!」
――一方クロト達は――
「この街の仕事ももうないか…。」
「そうみたいね…。次の村はリサーチ済みよ!」
「お、仕事が早いじゃん。」
クレアが地図を開いてここから数キロ先の村を指さす。
「ここの村の宿屋のクッキーがすごく美味しいらしいの!さっきのお店のおばちゃんに聞いた!」
それが目的ですか。
「お、でも村にしてはそれなりに大きいな…。ここ行ってみるか?」
「うん!」
俺達は宿屋で荷物をまとめて次の村に向けて出発した。
「そりゃそうでしょ!思いっきり刺さってるじゃない!」
「これくらいの痛みなら慣れたと思っていたんだけど。」
「本物のバカじゃない!!」
「……でも、これでハッキリした。俺はお前を守る。その相手が人間でも戦ってみせるさ。」
大切な人なら守りたいと思う。当たり前のことだ。それがたとえ人間でも悪魔でも。
「っ…!!………ばか…。…ほらほら!その腕治すからこっち来て。」
「悪い…。」
「明日のおやつは5割増しね!」
この笑顔を守っていこう。彼女のためなら何だってするさ…。
――バルド国――
「軍費の縮小は……これでよしっと。」
まぁ不安な点はいろいろあるが例の同盟もある。我々が抱える軍は少なくて済むな。
「そういえばパーティの奴らどうしてるかな…」
そんな事を考えていると執事が部屋に入ってきた。
「国王。お客様です。」
「通してくれ。」
やって来たのはエドワールとシリラだ。
「おぉ!久しぶり!!」
「そうですね、一年ぶりくらいでしょうか。」
「国王としてしっかり働いてるようだねっ!」
「まぁな。ん?クロトは一緒じゃないのか。」
「それがさー、軍の寮にも行ったんだけど全然見当たらなくて。」
メンバーがそろうかとワクワクしていたんだが…
「そういえばシリラそんな口調だったか?もう少しクールなイメージがあったんだが…」
「僕も気になってたところです。以前は幼い見た目とはマッチしない丁寧な口調だったじゃないですk…」
「誰が幼いってぇ?エドくぅん?」
「まぁ、確かに余裕がある感じはするな。」
「あ、やっぱりー?さすがアルスだねー!」
「でもやっぱり…」
「「見た目と口調で今まで以上に幼女感が増してるな。」」
「やっぱりお前ら死なない程度に殺す!!」
この楽しい雰囲気の中にクロトがいたらもっと楽しかったんだろう。
…あいつの行き先も調べてみるか。
「あー、久しぶりに話せて楽しかったぁ!」
「そうですね、でもそろそろ帰りましょうか。お仕事の邪魔しちゃうのも…。」
「そうだな、お前達も仕事が山積みだろう。」
「そうなの!んじゃあまたくるね!」
「おじゃましました。」
「ああ。いつでも来いよ。」
そう言って彼らは部屋を後にした。
さて、残ってる仕事を片付けるか。
――バルド城前――
「んじゃあエドくんもお仕事頑張ってねー!」
「…シリラ。少しお時間頂けますか。」
「…深刻なことのようだね。机の上に置いてあった予算のこと?」
「気付いていましたか。ほとんどおかしな点は無いのですが、軍費が少なすぎました。最近軍関連の施設の取り壊しが決定したようですし。」
「そうらしいわね…何かがおかしいわ。クロトに聞けば分かるんでしょうけど…。仕事の合間に調べておいてくれる?」
「分かりました。出来るだけのことはやってみます。」
「うん。それじゃ、よろしくね!」
――一方クロト達は――
「この街の仕事ももうないか…。」
「そうみたいね…。次の村はリサーチ済みよ!」
「お、仕事が早いじゃん。」
クレアが地図を開いてここから数キロ先の村を指さす。
「ここの村の宿屋のクッキーがすごく美味しいらしいの!さっきのお店のおばちゃんに聞いた!」
それが目的ですか。
「お、でも村にしてはそれなりに大きいな…。ここ行ってみるか?」
「うん!」
俺達は宿屋で荷物をまとめて次の村に向けて出発した。
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