かつて勇者のパーティだった剣士は無職のようです。

こーた

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第4章 竜 討伐

出発

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「救世主ってどういう事っすか?!」
「おじいちゃん!!詳しく!!」
「エ…エドワールさんが!!」
「「エドワールぅ?!」」
「って誰それ?」
まぁクレアはこうなるわ…。
「えっと…勇者パーティの魔法使いだ。」
「えええぇぇぇぇぇぇぇ?!」
…ワンテンポ遅い。なんとなく分かってくれよ…。
「んで、あいつはどこに?」
「今店先じゃよ!!」
走って店の扉を開けると…。


「相変わらず騒がしいですね、クロト。」
「エド!!なんでここに?」
「久しぶりにお話でもと思いまして、ベルさんからの情報を頼りに人づてに追いかけてきました。楽なんですよ?魔法使えばワープできて。」
まぁ話はこれだけじゃないことはわかった。とりあえず今は流れに乗ろう。後ろにクレアもいることだし。
「で、その後ろの子は誰なんです?まさか彼女ですか?!まさか僕がこんな脳筋に負けるとはッ…!!」
「おいちょっと待てコラ。こいつはベルさんから預かった子だ。」
「あぁ、この子がそうでしたか。はじめまして、僕はエドワールです。よろしく。」
「あぁ、どうも。クレアっていいます。あ、そうだクロト。お話なら中でどう?」



「さて、まずはここの村が荒れている理由、その村に泊まっている理由でも聞きましょうか。」
「そうだな…」カクカクシカジカ
「…そうですか。お手伝いしましょうか?久しぶりに共闘でも。」
「マジか?!助かる!」
「むぅ…。」
「ん?クレアどうした?」
「何でもないですー。お友達と頑張ってくださいー。私はお部屋でゴロゴロしてまーす。」
…俺なんか癇に障る様なこといったか?
「ハァ…相変わらず脳筋ですね…。…では本題です。」
「お、おう。クレア。ちょっと外出てくるわ。」
「どーぞー。」
「…お菓子ぐらい買ってきてやるから…。」
「…はい。明日も食べられるだけの量ね。」
「はいはい…。」



「では、本題ですが…。なんで軍から外されているんですか?」
「軍費の削減でな、俗に言うリストラってやつだ。」
「そうでしたか…。あなたが街を離れてから様々な軍の設備が閉鎖、撤去が行われています。」
…大丈夫なの?!
「アルスは同盟を信用して行っているんでしょうが…。実際のところ減らし過ぎている気がします。それに加え、同盟国もどんどん軍費を削っています。」
ヤバいんじゃないの?!
「それで何か知っているかと思って来たのですが…ダメでしたか。」
「まぁアルスなら何とかするだろ。」
「そうですね。私たちのリーダーですもんね。話はそれだけです。」
「そうか。宿屋戻っとけ、明日の討伐に備えてしっかり休まないと…。」
「それはクロトも同じでしょう?戻らないんですか?」
「お菓子買っていかないとうちの姫様がうるさいからな…。」
「そうでしたね。頑張ってください。」
エドは苦笑しながらそう言った。



「ただいまー。」
「お菓子は?」
第一声がそれかよ…。
「ほらよ。これで足りるか?」
「わぁぁぁぁ!!!クッキー!!!」
「もともと目的はこれだっただろ?」
「ありがと!クロト!」
……お菓子があればこいつのご機嫌取りは楽なんじゃないか?

クロト は 賢くなった !!▼ピンッ

はぁ…テンションがおかしい…。




「おはようございます。毎朝恒例のクレアちゃんの朝チュンはありましたか?」
「ねぇよ。毎朝なんてあってみろ、胃薬がいくらあっても足りねぇよ。」
「ふんっ!」ゴスッ
無言で殴られた。
「いやいやいや!!俺今から竜と戦うの!!!無駄にHP減らさないで?!」
「乙女心を分かっていませんねぇ…。クレアちゃんも大変ですね…。」
「エドさん分かってるぅ!!どっかの馬鹿とは大違いだわ!!!」
そんな事を話していると村の人が集まってきた。
その中から宿屋のおじいさんが口を開いた。
「クロトさん、エドワールさん。宜しくお願いします。」
「はい、ちゃんと倒してきますよ!」
俺達はみんなに見送られながら村をあとにした。
「ちゃんと勝って戻ってきなさいよー!!負けたら一生私の奴隷ね!!!」
「クレア…」
…負けたら奴隷になる以前に死にます。



「とりあえずクロトが囮になってください。」
「ふざけんなてめぇ!!!」

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