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ep15 4Q
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7点...数字以上に遠い点差だった。
「お前らチャンスだ」
「何言ってるんすか!」
「監督!この点差は重いです。」
「荒川があそこまでしないと勝てない状況なんだ。そこまで追い詰めてるんだお前らは。指一本かかってるぞ。」
「監督。俺外行きます。」
「え...お前インサイドだろ?」
「いや中学は3Pシューターでした。やらせてください。」
「じゃ最初の一本は絶対決めることだ。
でなきゃ打たせん。」
「ピイーー」
「先生はお前らともう少しバスケしたいぞ」
「それはオレらもっす」
大崎が外に出る。ディフェンスが外にチェックにいく。俺はこの試合初めて外にでた。フリーだ。「パシュ...」
「4点差!!」
「俺がいてこんなとこで負けるか!」
俺はそう呟いていた。
あっさり工業も速攻で返す。
俺は工藤からボールをもらった。
ラインから1歩分遠い位置にいた。
迷わずシュートを打つ。「おい!無茶だろ!」工藤が叫んだ。「て...え...」
「はいった!!なんだ!あいつ!」
1点差だ。荒川がファールをもらいにきた。フリースローだ。
「おい...抜けなくなってきたぞ。」
「だいぶ肩でいきしてるしな」
「さすがに荒川にも疲労が見えてきたんじゃないか。」
観客がまた期待し始める。
フリースロー2本目を外した。
「リバウンドだっ!!」
監督が叫んだ。
「走れえ!!!」
キャプテンが叫んだがすでに走っていた。「高橋!」
「ゴッ...パスッ」
同点だ。
工業もおもわずタイムアウトをとる残り8分を残して。
さすがの工業も焦りを見せる。
「正直俺も下に見ていた。水産はいいチームだ。だが負けるな。全国に行くぞ!」
一方水産は...
「高橋!!よく走ってた!」
「同点だぞ!」少し浮かれていた。
「おいっ!まだたかが同点だぞ!!集中しろ!」
工藤が珍しく怒る。
「そうだ。攻め気忘れんな」大崎が言った。「リバウンド俺抑えるからどんどん打っていこ!」キャプテンが言う。
「うんうん。お前らいいチームだ。行ってこい!気持ち全部ぶつけていけ!」
監督の声を後ろにコートにはいる。
そして5分シーソーゲームが続く。
残り3分水産に流れが一瞬傾く。
「工藤!」ドライブでぶち抜きファールをもらう。工藤はギャンブルじみたシュートを放つ。怒号にも似た歓声があがる。フリースローを打つ。外した!
しかしキャプテンが必死にリバウンドを取った。
「くっ高橋!」
0度にボールをもらい一つ落ち着いてジャブステップを入れる。完全にかかった。シュートモーションにはいる。ディフェンスが慌てて飛んだ。
「フェイクだと!」
高橋がファールをもらいに行く。
フリースロー2本沈める。しかし
工業も県トップの意地をみせる。
スリーだっ。
水産は次のオフェンスを外す。
荒川のアイソレーションだ。
「はっや」
工藤も手が出たがつい引っ込める。
「逆転だ!」
残り1分半。もはや会場全体が緊張している。もうミスは許されない。
「一本大事だぞ!」
工藤のお得いパターンだ。騙しうちだ。
フルドライブからのジャンプシュート。
ボードを使いリングに押し込む。
しかし工業も負けじとパスランでズレを作りミドルを決める。残り50秒水産のオフェンス。ゆっくり時間を使い大崎がミドルを打つ。「はずれたっ」
ピンチだ。速い展開で荒川がレイアップに行く。しかし工藤の指が触れる。
「荒川をブロックしたあ。」
残り19秒。ラストチャンスだ。同じくパスを回し高橋がレイアップにいく。
「ガコッ」
「リバウンド!!」
キャプテンがボールを弾く。
工藤が拾った。すぐさまディフェンスが囲む。「死守だ。」
もう一度高橋にボールを出す。「頼む!!」ミドルを打った。「パシュ」
残り2秒。ついに勝利に手がかかった。
工業がハーフコートラインからシュートを打つもそれは空中で思いは途切れ
リングには届かない。
その瞬間歓喜の声があがる。
「おい...水産勝っちゃったよ...」
「とんだ番狂わせだ。」
水産史上稀に見る勝利だ。
お互い拍手に包まれるなか俺らは正直驚いた。結果89対90。
もう優勝は水産と思われたが
3回戦。準々決勝を突破したが
準決勝20点差をつけられ敗退した。
水産創立以来はじめて県の4強にはいった。工業の疲労がとても響き正直準々決勝も危なっかしい試合だった。
しかし俺らは満足していた。目標を超えベスト4だ。胸を張って会場を後にした。
「お前らチャンスだ」
「何言ってるんすか!」
「監督!この点差は重いです。」
「荒川があそこまでしないと勝てない状況なんだ。そこまで追い詰めてるんだお前らは。指一本かかってるぞ。」
「監督。俺外行きます。」
「え...お前インサイドだろ?」
「いや中学は3Pシューターでした。やらせてください。」
「じゃ最初の一本は絶対決めることだ。
でなきゃ打たせん。」
「ピイーー」
「先生はお前らともう少しバスケしたいぞ」
「それはオレらもっす」
大崎が外に出る。ディフェンスが外にチェックにいく。俺はこの試合初めて外にでた。フリーだ。「パシュ...」
「4点差!!」
「俺がいてこんなとこで負けるか!」
俺はそう呟いていた。
あっさり工業も速攻で返す。
俺は工藤からボールをもらった。
ラインから1歩分遠い位置にいた。
迷わずシュートを打つ。「おい!無茶だろ!」工藤が叫んだ。「て...え...」
「はいった!!なんだ!あいつ!」
1点差だ。荒川がファールをもらいにきた。フリースローだ。
「おい...抜けなくなってきたぞ。」
「だいぶ肩でいきしてるしな」
「さすがに荒川にも疲労が見えてきたんじゃないか。」
観客がまた期待し始める。
フリースロー2本目を外した。
「リバウンドだっ!!」
監督が叫んだ。
「走れえ!!!」
キャプテンが叫んだがすでに走っていた。「高橋!」
「ゴッ...パスッ」
同点だ。
工業もおもわずタイムアウトをとる残り8分を残して。
さすがの工業も焦りを見せる。
「正直俺も下に見ていた。水産はいいチームだ。だが負けるな。全国に行くぞ!」
一方水産は...
「高橋!!よく走ってた!」
「同点だぞ!」少し浮かれていた。
「おいっ!まだたかが同点だぞ!!集中しろ!」
工藤が珍しく怒る。
「そうだ。攻め気忘れんな」大崎が言った。「リバウンド俺抑えるからどんどん打っていこ!」キャプテンが言う。
「うんうん。お前らいいチームだ。行ってこい!気持ち全部ぶつけていけ!」
監督の声を後ろにコートにはいる。
そして5分シーソーゲームが続く。
残り3分水産に流れが一瞬傾く。
「工藤!」ドライブでぶち抜きファールをもらう。工藤はギャンブルじみたシュートを放つ。怒号にも似た歓声があがる。フリースローを打つ。外した!
しかしキャプテンが必死にリバウンドを取った。
「くっ高橋!」
0度にボールをもらい一つ落ち着いてジャブステップを入れる。完全にかかった。シュートモーションにはいる。ディフェンスが慌てて飛んだ。
「フェイクだと!」
高橋がファールをもらいに行く。
フリースロー2本沈める。しかし
工業も県トップの意地をみせる。
スリーだっ。
水産は次のオフェンスを外す。
荒川のアイソレーションだ。
「はっや」
工藤も手が出たがつい引っ込める。
「逆転だ!」
残り1分半。もはや会場全体が緊張している。もうミスは許されない。
「一本大事だぞ!」
工藤のお得いパターンだ。騙しうちだ。
フルドライブからのジャンプシュート。
ボードを使いリングに押し込む。
しかし工業も負けじとパスランでズレを作りミドルを決める。残り50秒水産のオフェンス。ゆっくり時間を使い大崎がミドルを打つ。「はずれたっ」
ピンチだ。速い展開で荒川がレイアップに行く。しかし工藤の指が触れる。
「荒川をブロックしたあ。」
残り19秒。ラストチャンスだ。同じくパスを回し高橋がレイアップにいく。
「ガコッ」
「リバウンド!!」
キャプテンがボールを弾く。
工藤が拾った。すぐさまディフェンスが囲む。「死守だ。」
もう一度高橋にボールを出す。「頼む!!」ミドルを打った。「パシュ」
残り2秒。ついに勝利に手がかかった。
工業がハーフコートラインからシュートを打つもそれは空中で思いは途切れ
リングには届かない。
その瞬間歓喜の声があがる。
「おい...水産勝っちゃったよ...」
「とんだ番狂わせだ。」
水産史上稀に見る勝利だ。
お互い拍手に包まれるなか俺らは正直驚いた。結果89対90。
もう優勝は水産と思われたが
3回戦。準々決勝を突破したが
準決勝20点差をつけられ敗退した。
水産創立以来はじめて県の4強にはいった。工業の疲労がとても響き正直準々決勝も危なっかしい試合だった。
しかし俺らは満足していた。目標を超えベスト4だ。胸を張って会場を後にした。
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