クロスオーバー 上

ビーフシチュー

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春季大会ep14

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着々と春季大会が近づくと同時に転校生がやってきた。
宮下だ。隣の市で準優勝している中学校のキャプテンだ。なんといっても3pが上手い。この先の大会で戦力間違い無しだ。大会前に部活後練習試合の予定を聞いた。五戸中。試合の感覚をつかんでほしいという事らしい。練習試合当日
いかにやる気がないのがわかった。
どーせ勝てないとかほざいてる。
案の定俺らのペースだ。田中のドライブ
スコアラーの東野と中崎2人で47点
そして宮下も連続3pを見せ存在感を見せた。田中と中村のスクリーンプレイで
相手チームに強く接触した。
その時明らかに相手は不満の顔を見せる。うちの監督は見逃さない。
試合を終わると108体29
圧倒的だった。監督は相手チームの挨拶に問う...お前らバスケしてて楽しんか?と...
誰も言葉を発しない。
「だから上手くならないんだ。お前らはまずバスケを楽しむことを覚えろ」
と厳しい言葉を贈った。春季はシード権があり3回戦からのスタート。
難なく俺らは市1位通過だった。
県大会出場。しかし一回戦から苦戦になるのは必須だった。一回戦は高さのチームだ。180と184のツインタワーがいるらしい。俺らは高さが弱いチームだ。
ツーワンーツーで中に入れてそこを叩くという作戦でいくと監督に言われる。
県のレベルは予想より高かった
前半終了時38対41のいつでもひっくり返る点差でなんとか勝っていた。この状況を崩したのは俺らセンター坂尻
ファールを誘い相手の184の選手を4ファールに追い込んだのだ。
ここから徐々に俺の展開に変わった。
だが思うように点はうまく離れない。
久しぶりに俺はシュートタッチがいいが
まだ15得点。点差は3Qで51対64しかし3Q終了間際に中崎がファールをもらう。
4Qついに中崎は爆発的得点力を発揮する。ファールで吹っ切れたようだ。
こうなると中崎はあまりパスを出さない。今までの8得点が嘘のようだ。
中崎がドライブで突っ込む。相手はダブルチームで挟んできた。監督は思わず
「もどせっ」と叫んだ。
しかし華麗にスピンムーブでかわし
鮮やかにレイアップを決める。
みんな苦笑いだ。
つくづく同じチームでよかった。
中崎のフルドライブ ミドルシュートがみるみる吸い込まれ4Qのみで21点の爆発を見せた。気づけば92体69
俺は準決勝まで一回戦の苦戦が嘘のように勝ち進んでいた。中崎はこの大会で
県で1番いいドライブをするとまで言われ東野と宮下 田中のアウトサイドシュートも高確率とべた褒めされた。
準決勝はなんと宮下の前の学校だった。
この試合の宮下は1番笑顔だった。
本部員マッチアップが楽しいのだろう。
一時はシーソーゲームとなったが
後半は選手層の厚さで30点差程つけて勝利。
宮下は相手に囲まれて応援されていた。
俺らもおまけのように一応応援されたが
悪い気はしなかった。ついに決勝にたどり着いた。今までのを見ると実力は相当なものだ。外人選手はいるわ183のセンターもいるわ小学校時代唯一30点を許した久保田もいる。接戦は必須だった。
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