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第11章 家族の幸せの為に
第485話 おにぎり祭り♪ その2
「グロリアさん、良ければクムクムのおにぎりも食べますか?」
「えっ?いや、しかし、さっきは勢いで白い方のクムクムを全部食べてしまったが、その茶色いのは1個だけなんだろう?」
「元々はグロリアさんに頂いたクムクムですから。ちなみにクムクムって沢山捕れるんですか?」
「んー、沢山必要な時が無かったからなぁ、、、あっ!捕まえに行ってクムクムが居なかった時も無いから、それなりの数が生息してるって事になるんじゃないか?」
「じゃあピスケス領に帰ったら捕まえて送ってくれれば良いですよ。」
「任せてくれ!暇な奴等を総動員して捕まえるから!」
「ちょっ、ちょっと待ったぁー(汗)毎日食べたい訳では無いので20匹くらいで充分ですから!」
「うむ、では20匹程度を季節毎に贈らせて貰うよ」
「ええ、是非そうして下さい。」
やったぜ♪
まさか天然ウナギを定期的に食べられる日が来るとは思わなかった。
元世界だとスーパーで売られてる養殖ウナギでさえも結構良いお値段だったから、マジで土用の丑の日しか食べない贅沢だったもんな。
「そういえば、料理対決はどうします?」
「これでも料理一筋で生きて来たんだ、食べなくても分かる、私の完敗だよ。」
「せっかく作ったんで良ければ食べて下さいよ、俺の古郷の料理で『焼き飯』です。」
「まぁ気にはなってたから喜んで食べさせて貰うよ。あーんっ、モグモグモグモグ、、、くっ!やはり旨い。シンプルな味付けが米の味を引き立たせているのが分かる!」
「じゃあ次にクムクムのひつまぶしおにぎりをどうぞ」
「あーんっ、モグモグ、、なっ?!濃い味付けなのに米の良さが失われるどころか、新たな魅力を引き出しているだと?」
「薄味でも濃い味でも魅力が失われない米って、本当に不思議ですよね♪」
「グゥ~ロォ~リ~ア~」
「ん?ひゃっ、ひゃい?!何でしょうかアストレア様(汗)」
おわっ?!
アストレア様が笑顔でいらっしゃる!
アストレア様の笑顔は見慣れたと思っていたけれど、今宵のアストレア様は初めて見る笑顔でいらっしゃる(汗)
「1個しか無いクムクムのおにぎりを食べたんだから分かってるわよね?」
「もももも勿論で御座います!ナガクラ殿の御家族の皆様とよくよく相談の上、アルテミス様の結婚式にお出しする料理は決めたいと考えています!」
「それなら良いの、具体的にはお藤さん、ヨウコさん、カスミちゃんの3人とよく相談してね。」
「はいっ!さっそく相談して参りまひゅ(汗)」
あっ
噛んだ(笑)
そして改めて思う。
アストレア様から笑顔が失われた時、それはきっと多くの人達にとても悲しい事が待っているのだろうと。
俺の役割はアストレア様が常に笑顔で居られるようにする事なんだろうなぁ
全力で頑張るから、お馬鹿な人達の露払いは任せましたよステフ様!
「うんうん!」
さっきからおにぎりをパクパク食べながも、顔色悪く成り行きを見守っていたステフ様だけど
どうやら俺の表情から全てを察してくれたのか、全力で顔を縦に振ってくれている。
「はぁ、クムクムのおにぎりを食べ損ねちゃったわ。凄く美味しそうだったから残念」
残念と言いつつも笑顔のアストレア様は、全く残念そうには見えないけどな!
「まぁ食べ過ぎもよくありませんし次の機会の楽しみにしておいて下さい。次は本物の『ひつまぶし』をご馳走出来ると思いますから」
「と言う事は、『ひつまぶしおにぎり』は即興で作った料理だったの?」
「ええ、クムクムを調理するのは初めてで、試食しながら作ったら量が少なくなってしまったので、お藤さんが急遽考えたらしいです。」
「へぇー、初めてであのクォリティの料理を作るなんて、流石はお藤さんね!
それにしてもシンさんの周囲に居る人達は多才よねぇ、シンさんと一緒に住むと隠された才能が開花する効果でもあるのかしら?」
「どうなんでしょうね、アハハハ。」
「出来ればアルテミスの隠された才能も見付けてあげて欲しいんだけど」
珍しく、と言っては失礼になるだろうけど、アストレア様もアルテミスさんの事になると真剣な顔をするんだなぁ
まっ、自分の子供の事だから当然なんだろうけど
でもアルテミスさんの隠された才能は既に開花してるんだけど、まだ言って無いのだろうか?
となると俺が勝手に言うわけにはいかないよな。
「えーーーーっと、アルテミスさんの事は心配要らないような気がするような、もうちょっと待ってて欲しいような、、、」
「あらあらまぁまぁ♪シンさんがそう言うなら大人しく待ってるわね」
「じゃあ、場所を変えてお酒でも飲みますか?色々と話したい事もありますし」
「うふふ、良いわね♪」
「ステフさまぁ~、場所を変えますよ~」
「ふぁ~い、ふぃまいひゅよ~」
うん
良いんですよ、良いんですけどねステフ様
そんなに急いで口の中におにぎりを詰め込まなくても、誰も取りませんからね。
つづく。
「えっ?いや、しかし、さっきは勢いで白い方のクムクムを全部食べてしまったが、その茶色いのは1個だけなんだろう?」
「元々はグロリアさんに頂いたクムクムですから。ちなみにクムクムって沢山捕れるんですか?」
「んー、沢山必要な時が無かったからなぁ、、、あっ!捕まえに行ってクムクムが居なかった時も無いから、それなりの数が生息してるって事になるんじゃないか?」
「じゃあピスケス領に帰ったら捕まえて送ってくれれば良いですよ。」
「任せてくれ!暇な奴等を総動員して捕まえるから!」
「ちょっ、ちょっと待ったぁー(汗)毎日食べたい訳では無いので20匹くらいで充分ですから!」
「うむ、では20匹程度を季節毎に贈らせて貰うよ」
「ええ、是非そうして下さい。」
やったぜ♪
まさか天然ウナギを定期的に食べられる日が来るとは思わなかった。
元世界だとスーパーで売られてる養殖ウナギでさえも結構良いお値段だったから、マジで土用の丑の日しか食べない贅沢だったもんな。
「そういえば、料理対決はどうします?」
「これでも料理一筋で生きて来たんだ、食べなくても分かる、私の完敗だよ。」
「せっかく作ったんで良ければ食べて下さいよ、俺の古郷の料理で『焼き飯』です。」
「まぁ気にはなってたから喜んで食べさせて貰うよ。あーんっ、モグモグモグモグ、、、くっ!やはり旨い。シンプルな味付けが米の味を引き立たせているのが分かる!」
「じゃあ次にクムクムのひつまぶしおにぎりをどうぞ」
「あーんっ、モグモグ、、なっ?!濃い味付けなのに米の良さが失われるどころか、新たな魅力を引き出しているだと?」
「薄味でも濃い味でも魅力が失われない米って、本当に不思議ですよね♪」
「グゥ~ロォ~リ~ア~」
「ん?ひゃっ、ひゃい?!何でしょうかアストレア様(汗)」
おわっ?!
アストレア様が笑顔でいらっしゃる!
アストレア様の笑顔は見慣れたと思っていたけれど、今宵のアストレア様は初めて見る笑顔でいらっしゃる(汗)
「1個しか無いクムクムのおにぎりを食べたんだから分かってるわよね?」
「もももも勿論で御座います!ナガクラ殿の御家族の皆様とよくよく相談の上、アルテミス様の結婚式にお出しする料理は決めたいと考えています!」
「それなら良いの、具体的にはお藤さん、ヨウコさん、カスミちゃんの3人とよく相談してね。」
「はいっ!さっそく相談して参りまひゅ(汗)」
あっ
噛んだ(笑)
そして改めて思う。
アストレア様から笑顔が失われた時、それはきっと多くの人達にとても悲しい事が待っているのだろうと。
俺の役割はアストレア様が常に笑顔で居られるようにする事なんだろうなぁ
全力で頑張るから、お馬鹿な人達の露払いは任せましたよステフ様!
「うんうん!」
さっきからおにぎりをパクパク食べながも、顔色悪く成り行きを見守っていたステフ様だけど
どうやら俺の表情から全てを察してくれたのか、全力で顔を縦に振ってくれている。
「はぁ、クムクムのおにぎりを食べ損ねちゃったわ。凄く美味しそうだったから残念」
残念と言いつつも笑顔のアストレア様は、全く残念そうには見えないけどな!
「まぁ食べ過ぎもよくありませんし次の機会の楽しみにしておいて下さい。次は本物の『ひつまぶし』をご馳走出来ると思いますから」
「と言う事は、『ひつまぶしおにぎり』は即興で作った料理だったの?」
「ええ、クムクムを調理するのは初めてで、試食しながら作ったら量が少なくなってしまったので、お藤さんが急遽考えたらしいです。」
「へぇー、初めてであのクォリティの料理を作るなんて、流石はお藤さんね!
それにしてもシンさんの周囲に居る人達は多才よねぇ、シンさんと一緒に住むと隠された才能が開花する効果でもあるのかしら?」
「どうなんでしょうね、アハハハ。」
「出来ればアルテミスの隠された才能も見付けてあげて欲しいんだけど」
珍しく、と言っては失礼になるだろうけど、アストレア様もアルテミスさんの事になると真剣な顔をするんだなぁ
まっ、自分の子供の事だから当然なんだろうけど
でもアルテミスさんの隠された才能は既に開花してるんだけど、まだ言って無いのだろうか?
となると俺が勝手に言うわけにはいかないよな。
「えーーーーっと、アルテミスさんの事は心配要らないような気がするような、もうちょっと待ってて欲しいような、、、」
「あらあらまぁまぁ♪シンさんがそう言うなら大人しく待ってるわね」
「じゃあ、場所を変えてお酒でも飲みますか?色々と話したい事もありますし」
「うふふ、良いわね♪」
「ステフさまぁ~、場所を変えますよ~」
「ふぁ~い、ふぃまいひゅよ~」
うん
良いんですよ、良いんですけどねステフ様
そんなに急いで口の中におにぎりを詰め込まなくても、誰も取りませんからね。
つづく。
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