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第3章 羽ばたきの先にあるもの
第45話 あなたの為に法螺貝を
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「カスミィ~、たまご焼きおかわり~」
「カスミー、ウィンナーも焼いてくれ~」
「カスミ、私は大根おろしを所望します。」
俺は今、カスミの料理の腕を上達させるために簡単な料理を作らせている
たまご焼き、オムレツ、ポテサラ、巻き寿司等々、どれも簡単で酒のつまみになる♪
作った物は美味しく食べないといけない、その為に酒を飲むのは仕方ないんだ。
そう!
仕方ないんだ!
ケイトとニィナと共に酒を飲んでぐだぐだしてるのも、すべては料理を無駄にしない為なんだ!
メリルとスミレは疲れたのかいつもより早めに寝てしまった。だからカスミを特別遅くまで働かせている訳では無い!
それにカスミとは少しだけど、距離が縮まったように思う。
「ごっ、ご主人様、お酒の飲みすぎは体に悪いです」
「えぇ~、まだ大丈夫だよ」
「そうだよカスミィ~」
「でっ、でも、、、」
「分かった、じゃああと1杯だけ、あと1杯飲んだら寝るから、なっ?」
「それでは、あと1杯だけですよ?」
とまぁこんな感じで、遠慮がちにだけど俺にも意見を言うようになった。
酒に関してはメリルの影響だろうけど、もう少し飲ませてくれてもいいんじゃないかと思う。
『コンコン』
「おーい、開けとくれ~」
ん?あの声は女将さんだな
「今開けますよ~、、、『ガチャ』いらっしゃい女将さん」
「こんな時間に悪いね、ちょいと話があってねいいかい?」
「ええ、構いませんよ。カスミー、女将さんにお酒出してー」
「はい、かしこまりましたご主人様!」
「ふふっ、楽しみだねぇ、あんたの酒は美味しいから♪その前にこれロンからだよ、よいしょっと」
ドサッ
女将さんは見るからに重そうな中身の詰まった袋を取り出す。
「ロンからですか?、、、って何ですかこの袋いっぱいの銀貨は?!」
「ははは、それはあんたが教えた料理で儲けた金の一部だね、料理を教えてくれた報酬に受け取って欲しいってさ」
「そんなに売れてるんですか?」
「売れるもなにも、冒険者や主婦なんかには当然売れてるけど、飲食店をやってる奴がこっそり買いに来て自分の店で出したりしてるからね。
こないだは貴族の使いが買いに来たらしいよ」
「そりゃ凄い。それで話ってのはロンが儲けてるって事ですか?」
「それはついでだよ、本題はアメジスト商会の事だね」
「それって、もしかして何かされたんですか?」
「やっぱりあんたも何か知ってるみたいだね」
「実は先日アメジスト商会の誘いを断りまして、その腹いせに何かしてくるんじゃないかと警戒してたところなんですよ」
「あはははははは!あんたあのジジイの誘いを断ったのかい?そりゃ傑作だね♪」
「女将さん笑い事ではないんですけど」
「いやぁ、あのジジイの断られた時の顔を想像したらつい可笑しくてね、けどこれで話が早く済むよ
実はあたしもロンもあのジジイから誘われたのさ、勿論あたしもロンも断ってやったよ!
あんたから教えて貰った料理が目当てだってのはバレバレだったからね
でもそれが相当気に入らなかったんだろうね、アメジスト商会で扱ってる卵や肉の値段を5倍にして売り付けようとしやがったのさ、全く器の小さいジジイだよ!
ロンの所は知り合いの冒険者に頼んで肉を調達するみたいだから問題は無い。
でもあたしはそうもいかなくてさ、でもあんたなら卵や肉なら持ってるだろ?それを売って欲しくてね」
「それは勿論売りますけど、俺のせいで申し訳ないです」
「悪いのはあのジジイだよ、だからあんたが謝るのは止めな!」
「そうかもしれませんけど、、、そうだニィナ、アメジスト商会を調べてたよな、何か分かった事はあるか?」
「本当は確証を得てからと思っていたのですが」
「構わない、今分かってる事を教えてくれ」
「はっ!最近アメジスト商会が大麦・小麦・トウモロコシ等を買い占めする兆候があります。
当初それらは不作で尚且つ一部が雨に濡れて駄目になったのが原因で値が上がったと言われていますが、そのような事実は無いようです」
「不作でもないのに買い占めをしてるとしたら、、、」
「意図的に値を吊り上げている可能性がございます」
「ちょっと待てよ、少し前から小麦は値上がりしてるんだぞ、それが買い占めまでされたらどこまで値が上がるか分からん。
このままいけば孤児院で小麦とトウモロコシは買えなくなっちまう
トウモロコシなんて最近まで安かったのに、孤児院で買ってるのを知って値を上げたって事か?!
あのクソジジイやりやがったな!!
俺に何かするだけなら和解もあったかもしれん、だが関係無い孤児院の子供達を巻き込みやがって
あいつは絶対にやっちゃなんねぇ事をやった、これはあいつから俺に対する宣戦布告だ!」
「ダンナ!乗り込むか?」
「そいつは最後のお楽しみだな♪あのジジイは人の道を外れている、もはや慈悲は無い。徹底的にやってやる!」
『ぶふぉおぉ~!ぶふぉおぉ~~~!!』
「うるせぇ!ってニィナはなんで法螺貝吹いてんだよ?」
いや、マジで何でニィナは突然法螺貝を吹いてるのさ?
「来るべき日に備えて用意しておりました♪主様の出陣は華やかに致しませんと!」
『ぶふぉおぉ~~~!ぶふぉおぉ~~~!!』
待て待て待て!
俺は初陣を控えた戦国武将か!
「あはははは、若いってのはいいねぇ♪」
「女将さん笑い事では、、、いや、これは笑っていいのか?」
街に響き渡る法螺貝の音は、街の住民にとってとても迷惑だった事は言うまでもない!
つづく。
「カスミー、ウィンナーも焼いてくれ~」
「カスミ、私は大根おろしを所望します。」
俺は今、カスミの料理の腕を上達させるために簡単な料理を作らせている
たまご焼き、オムレツ、ポテサラ、巻き寿司等々、どれも簡単で酒のつまみになる♪
作った物は美味しく食べないといけない、その為に酒を飲むのは仕方ないんだ。
そう!
仕方ないんだ!
ケイトとニィナと共に酒を飲んでぐだぐだしてるのも、すべては料理を無駄にしない為なんだ!
メリルとスミレは疲れたのかいつもより早めに寝てしまった。だからカスミを特別遅くまで働かせている訳では無い!
それにカスミとは少しだけど、距離が縮まったように思う。
「ごっ、ご主人様、お酒の飲みすぎは体に悪いです」
「えぇ~、まだ大丈夫だよ」
「そうだよカスミィ~」
「でっ、でも、、、」
「分かった、じゃああと1杯だけ、あと1杯飲んだら寝るから、なっ?」
「それでは、あと1杯だけですよ?」
とまぁこんな感じで、遠慮がちにだけど俺にも意見を言うようになった。
酒に関してはメリルの影響だろうけど、もう少し飲ませてくれてもいいんじゃないかと思う。
『コンコン』
「おーい、開けとくれ~」
ん?あの声は女将さんだな
「今開けますよ~、、、『ガチャ』いらっしゃい女将さん」
「こんな時間に悪いね、ちょいと話があってねいいかい?」
「ええ、構いませんよ。カスミー、女将さんにお酒出してー」
「はい、かしこまりましたご主人様!」
「ふふっ、楽しみだねぇ、あんたの酒は美味しいから♪その前にこれロンからだよ、よいしょっと」
ドサッ
女将さんは見るからに重そうな中身の詰まった袋を取り出す。
「ロンからですか?、、、って何ですかこの袋いっぱいの銀貨は?!」
「ははは、それはあんたが教えた料理で儲けた金の一部だね、料理を教えてくれた報酬に受け取って欲しいってさ」
「そんなに売れてるんですか?」
「売れるもなにも、冒険者や主婦なんかには当然売れてるけど、飲食店をやってる奴がこっそり買いに来て自分の店で出したりしてるからね。
こないだは貴族の使いが買いに来たらしいよ」
「そりゃ凄い。それで話ってのはロンが儲けてるって事ですか?」
「それはついでだよ、本題はアメジスト商会の事だね」
「それって、もしかして何かされたんですか?」
「やっぱりあんたも何か知ってるみたいだね」
「実は先日アメジスト商会の誘いを断りまして、その腹いせに何かしてくるんじゃないかと警戒してたところなんですよ」
「あはははははは!あんたあのジジイの誘いを断ったのかい?そりゃ傑作だね♪」
「女将さん笑い事ではないんですけど」
「いやぁ、あのジジイの断られた時の顔を想像したらつい可笑しくてね、けどこれで話が早く済むよ
実はあたしもロンもあのジジイから誘われたのさ、勿論あたしもロンも断ってやったよ!
あんたから教えて貰った料理が目当てだってのはバレバレだったからね
でもそれが相当気に入らなかったんだろうね、アメジスト商会で扱ってる卵や肉の値段を5倍にして売り付けようとしやがったのさ、全く器の小さいジジイだよ!
ロンの所は知り合いの冒険者に頼んで肉を調達するみたいだから問題は無い。
でもあたしはそうもいかなくてさ、でもあんたなら卵や肉なら持ってるだろ?それを売って欲しくてね」
「それは勿論売りますけど、俺のせいで申し訳ないです」
「悪いのはあのジジイだよ、だからあんたが謝るのは止めな!」
「そうかもしれませんけど、、、そうだニィナ、アメジスト商会を調べてたよな、何か分かった事はあるか?」
「本当は確証を得てからと思っていたのですが」
「構わない、今分かってる事を教えてくれ」
「はっ!最近アメジスト商会が大麦・小麦・トウモロコシ等を買い占めする兆候があります。
当初それらは不作で尚且つ一部が雨に濡れて駄目になったのが原因で値が上がったと言われていますが、そのような事実は無いようです」
「不作でもないのに買い占めをしてるとしたら、、、」
「意図的に値を吊り上げている可能性がございます」
「ちょっと待てよ、少し前から小麦は値上がりしてるんだぞ、それが買い占めまでされたらどこまで値が上がるか分からん。
このままいけば孤児院で小麦とトウモロコシは買えなくなっちまう
トウモロコシなんて最近まで安かったのに、孤児院で買ってるのを知って値を上げたって事か?!
あのクソジジイやりやがったな!!
俺に何かするだけなら和解もあったかもしれん、だが関係無い孤児院の子供達を巻き込みやがって
あいつは絶対にやっちゃなんねぇ事をやった、これはあいつから俺に対する宣戦布告だ!」
「ダンナ!乗り込むか?」
「そいつは最後のお楽しみだな♪あのジジイは人の道を外れている、もはや慈悲は無い。徹底的にやってやる!」
『ぶふぉおぉ~!ぶふぉおぉ~~~!!』
「うるせぇ!ってニィナはなんで法螺貝吹いてんだよ?」
いや、マジで何でニィナは突然法螺貝を吹いてるのさ?
「来るべき日に備えて用意しておりました♪主様の出陣は華やかに致しませんと!」
『ぶふぉおぉ~~~!ぶふぉおぉ~~~!!』
待て待て待て!
俺は初陣を控えた戦国武将か!
「あはははは、若いってのはいいねぇ♪」
「女将さん笑い事では、、、いや、これは笑っていいのか?」
街に響き渡る法螺貝の音は、街の住民にとってとても迷惑だった事は言うまでもない!
つづく。
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