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第8.5章 雨季から夏のなんやかんや
第241話 初仕事
雨季に流行り病(熱中症)で倒れてから、我が家で静養していたミリーさんも無事に仕事復帰してから数日
商会の本店で見廻組の訓練を見学していたら、久しぶりにアストレア様に呼び出されたので、いつものように商業ギルドにやって来ている
「アストレア様、質問ですけど心の距離はともかく物理的な距離は少しくらい離れていても良いと思うのですが」
「それは駄目よ、シンさんはこの国にさほど思い入れは無いでしょ?だから勝手に何処かに行かないように、私が捕まえておく必要があるの」
「アストレア様の許可も無しに何処へも行きませんよ」
「あらまあ♪それならこの街から出る事は許しませーん♪」
先日アストレア様を泣かせてしまったせいなのだろうか、商業ギルドの応接室に来た途端にアストレア様の隣に座らされて、ガッチリ腕を掴まれてます。
女性を泣かせた罪が重いのは承知しているので、どうぞお好きなようになさって下さい
柔らかいお胸を押し付けられるオプション付きなので俺に文句など無いけどな!
さてさて、本日商業ギルドの応接室に集まったのは、アストレア様、ミリーさん、俺、ニィナのいつものメンバーに加えて
珍しくメリルとオリビエさんも来ている、こうなると用件は酒関連か?
「それじゃあ話し合いにはいつものように美味しいお菓子が必要よね♪シンさん先日のように新作のお菓子はあるかしら?」
「それならちょうど良いお菓子があります。ウチの乳製品部門で作ってるバターの品質が向上しまして、そのお陰で今までより風味の良いお菓子が作れるようになったんですよ♪
バターをたっぷり使ったサクサクした生地でカスタードクリームを挟んだ、ミルフィーユというお菓子です、どうぞ」
「今日のお菓子は見た目も素敵でこのままお茶会にも出せそうね♪
では、いただきます『ザクッザクッ』あらあらあら(汗)生地が割れて欠片が飛び散っちゃったわ、失礼しました。」
「アストレア様お気になさらず。ミルフィーユは美味しいんですけど食べにくいのが欠点なんですよね。
ある程度飛び散るのを覚悟して、大胆に行った方が結果的に綺麗に食べられるかと」
「それじゃあ『ザクッ!』本当ね♪」
さすがはアストレア様、早くもコツを掴んでミルフィーユを綺麗に食べてるよ
他の皆さんも当然ながら食べるのに苦戦している、ミルフィーユを綺麗に食べるのは本当に難しい
ちなみに俺はミルフィーユを綺麗に食べれた事は無い、家でひとりの時は手掴みでかぶりついて食べてたからなぁ(笑)
「今思い付いたんですけど貴族の新しい嗜みとして、ミルフィーユを綺麗に食べるっていうのを広めたら、面白いかなぁって思うんですけど」
「あらあらあらあら♪それとっても良いわぁ、是非やりましょう!でもねぇ、シンさんの作る料理やお菓子って再現するのが難しいのよ」
「実際に作ってる所を見ずにレシピだけが頼りだと、難しいのかもしれませんね。
料理人を連れて来て頂ければ教えるのは可能ですけど」
「それなら今度連れて来るからお願いね♪さあさあ、お菓子も堪能したし本題に入りましょうか」
そういえば、今日はお菓子の話をしに来たんじゃなかったな、すっかり忘れてたぜ
「ではここからは私が説明させて頂きます。まず最初に、以前シンさんに提案した飲食店が近々開店予定なので、池田屋商会からも人を出して欲しいのだけどシンさん、メリルさん、どうかしら?」
やっぱ飲食店やるのね、たいぶ前にオリビエさんから言われてたけど、その時は忙しいからとかなんとかで先送りにされてたんだよな
一応メリルが責任者としてやってるという報告書は受け取ってるし、俺が直接何かしなきゃいけない事も無かったから、あえて何も聞いてない
どんなお店になってるのか楽しみだ♪
「えぇーと、今回の飲食店に関しては責任者はメリルで俺は関わってないから任せるよ」
「おにいちゃん良いの?」
「勿論♪ここまで来たなら最後までメリルが責任持ってやった方が良い」
「うん!それじゃあ後で人選しておくね、オリビエさんそれで良いですか?」
「ええ、こちらからも人は出すからあまり多くなくて大丈夫よ
ミリアリアさん手続きお願いね」
「書類は既に用意してあるから、メリルさんのサインを貰えば明日から営業可能よ♪メリルさん、この書類にサインを」
「はっ、はい!」
メリルの副会長としての正式な仕事は今回の飲食店が初って事になるのかな?
ふふっ、思いのほかメリルが緊張してるのがとても微笑ましい、心のアルバムにしっかり残しておかなくっちゃな♪
めぐり逢ひて
君の横顔愛おしく
月夜に馳せた恋心
焦がれる想ひが届くと信じて
シン・ナガクラ 心の詩。
つづく。
商会の本店で見廻組の訓練を見学していたら、久しぶりにアストレア様に呼び出されたので、いつものように商業ギルドにやって来ている
「アストレア様、質問ですけど心の距離はともかく物理的な距離は少しくらい離れていても良いと思うのですが」
「それは駄目よ、シンさんはこの国にさほど思い入れは無いでしょ?だから勝手に何処かに行かないように、私が捕まえておく必要があるの」
「アストレア様の許可も無しに何処へも行きませんよ」
「あらまあ♪それならこの街から出る事は許しませーん♪」
先日アストレア様を泣かせてしまったせいなのだろうか、商業ギルドの応接室に来た途端にアストレア様の隣に座らされて、ガッチリ腕を掴まれてます。
女性を泣かせた罪が重いのは承知しているので、どうぞお好きなようになさって下さい
柔らかいお胸を押し付けられるオプション付きなので俺に文句など無いけどな!
さてさて、本日商業ギルドの応接室に集まったのは、アストレア様、ミリーさん、俺、ニィナのいつものメンバーに加えて
珍しくメリルとオリビエさんも来ている、こうなると用件は酒関連か?
「それじゃあ話し合いにはいつものように美味しいお菓子が必要よね♪シンさん先日のように新作のお菓子はあるかしら?」
「それならちょうど良いお菓子があります。ウチの乳製品部門で作ってるバターの品質が向上しまして、そのお陰で今までより風味の良いお菓子が作れるようになったんですよ♪
バターをたっぷり使ったサクサクした生地でカスタードクリームを挟んだ、ミルフィーユというお菓子です、どうぞ」
「今日のお菓子は見た目も素敵でこのままお茶会にも出せそうね♪
では、いただきます『ザクッザクッ』あらあらあら(汗)生地が割れて欠片が飛び散っちゃったわ、失礼しました。」
「アストレア様お気になさらず。ミルフィーユは美味しいんですけど食べにくいのが欠点なんですよね。
ある程度飛び散るのを覚悟して、大胆に行った方が結果的に綺麗に食べられるかと」
「それじゃあ『ザクッ!』本当ね♪」
さすがはアストレア様、早くもコツを掴んでミルフィーユを綺麗に食べてるよ
他の皆さんも当然ながら食べるのに苦戦している、ミルフィーユを綺麗に食べるのは本当に難しい
ちなみに俺はミルフィーユを綺麗に食べれた事は無い、家でひとりの時は手掴みでかぶりついて食べてたからなぁ(笑)
「今思い付いたんですけど貴族の新しい嗜みとして、ミルフィーユを綺麗に食べるっていうのを広めたら、面白いかなぁって思うんですけど」
「あらあらあらあら♪それとっても良いわぁ、是非やりましょう!でもねぇ、シンさんの作る料理やお菓子って再現するのが難しいのよ」
「実際に作ってる所を見ずにレシピだけが頼りだと、難しいのかもしれませんね。
料理人を連れて来て頂ければ教えるのは可能ですけど」
「それなら今度連れて来るからお願いね♪さあさあ、お菓子も堪能したし本題に入りましょうか」
そういえば、今日はお菓子の話をしに来たんじゃなかったな、すっかり忘れてたぜ
「ではここからは私が説明させて頂きます。まず最初に、以前シンさんに提案した飲食店が近々開店予定なので、池田屋商会からも人を出して欲しいのだけどシンさん、メリルさん、どうかしら?」
やっぱ飲食店やるのね、たいぶ前にオリビエさんから言われてたけど、その時は忙しいからとかなんとかで先送りにされてたんだよな
一応メリルが責任者としてやってるという報告書は受け取ってるし、俺が直接何かしなきゃいけない事も無かったから、あえて何も聞いてない
どんなお店になってるのか楽しみだ♪
「えぇーと、今回の飲食店に関しては責任者はメリルで俺は関わってないから任せるよ」
「おにいちゃん良いの?」
「勿論♪ここまで来たなら最後までメリルが責任持ってやった方が良い」
「うん!それじゃあ後で人選しておくね、オリビエさんそれで良いですか?」
「ええ、こちらからも人は出すからあまり多くなくて大丈夫よ
ミリアリアさん手続きお願いね」
「書類は既に用意してあるから、メリルさんのサインを貰えば明日から営業可能よ♪メリルさん、この書類にサインを」
「はっ、はい!」
メリルの副会長としての正式な仕事は今回の飲食店が初って事になるのかな?
ふふっ、思いのほかメリルが緊張してるのがとても微笑ましい、心のアルバムにしっかり残しておかなくっちゃな♪
めぐり逢ひて
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シン・ナガクラ 心の詩。
つづく。
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