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第9章 新たなる旅立ち season2
閑話 王都ベルチカ駐在貴族秘密集会
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side:???
「皆様、本日はお集まり頂きありがとうございます。」
「時間が惜しい、前置きは良いから本題に入ろう。」
「それでは、現在異常な発展を続けるキャラバンシティをどうするのか、皆様の意見を伺いたい」
「うむ、こちら側の息のかかった者を領主にするのが1番だと思うが」
「馬鹿もん、それが出来ていれば苦労はせん!国王命令で従わせれば可能だが、必ず十二家から抗議が来るぞ」
「ふんっ、抗議くらい無視すればよかろう。弱腰では奴等がつけ上がるだけだ!」
「待て待て、事はそう簡単ではない。仮にこちら側の者を領主に出来たとしよう、だがただの飾りでは意味が無かろう?」
「飾りで良いだろうが!必要な事は指示してやらせて余計な事はしない、それが1番だ」
「指示した事が出来るのならな、あそこの領主代行が誰なのか忘れたわけではあるまい」
「チッ!ピスケス伯爵夫人のアストレアか、よりにもよってあの女が領主代行になるとは」
「ちょっと待て!代行とは言え領主には違いないんだ。他の十二家が許す筈が無い!なのに何故アストレアが領主代行になったんだ?
それにアストレアが領主代行になれば、中立派貴族の影響力が大きくなる事は子供にだって分かる簡単な事だ。
にも関わらず揉める事無く承認されたのは何故だ?」
「詳しい事は知らんが、ドワーフのオリビエと眠れる森のフレデリカが絡んでいるらしい」
「「「「「なんだと?!」」」」」
「オリビエとフレデリカと言えば確かに我が国において影響力は大きい、だが国内の事にまで口を出される筋合いは無かろう」
「その通りだ!我が国の事なのだから過度な内政干渉は違法だ。国から正式に抗議をすれば済むではないか!」
「その程度あの2人が知らんはずがあるまい、ならば我が国との関係が悪化する事も辞さぬ。という事ではないのか?」
「まったく、ドワーフとエルフどちらか一方だけならまだ勝機があるものを」
「それとて十二家の協力あっての話だろうが!仮にドワーフかエルフどちらかと戦になったとして、中立派は日和見するだろうし、国に協力的な者達も大半が国境の守りで自領から動けんのだぞ!」
「ならばこのまま指をくわえて中立派貴族と十二家が増長するのを見ていろと言うのか!」
「少し落ち着かれよ、まずはオリビエとフレデリカがキャラバンシティの何にこだわっているのかを知る事が重要ではないか?」
「そっ、それもそうだな。しかしキャラバンシティは商人が集まる街という以外に何がある?」
「「「「「うーむ、、、」」」」」
「関係無い事かもしれんのだが、キャラバンシティの池田屋商会が酒を取り扱っているかどうか、知る者はおらんか?」
「池田屋商会と言えば旨い保存食で急成長した商会だろう、酒は扱っておらんのではないか?」
「あそこは他にも柔らかいパンと甘味も作っていたはずだが酒の話は聞かんな、王都からは少し距離があるとは言え酒を売っているなら噂くらいは聞こえてきても良さそうだが」
「そうか、すまんな本当に関係無い話だった」
「良い案も浮かばんし、休憩がてらそなたの話を詳しく聞かせてくれんか」
「ああ、実は我が家の領地には昔からドワーフが集落を作って住んでいるのだが、最近長老の1人が何人か連れてキャラバンシティに移住したのだ」
「それは由々しき事態だな、ドワーフが1人移住してくればそいつに酒を売るだけで城が建つと言われほどの酒好きだ、それが逆に出て行かれるとは」
「まあ移住を咎める事は出来んのだが、長老が正式に移住するというのは極めて稀な事らしく少なくとも我が家にそのような記録は無かった。
そして、領地に残っているドワーフ達に池田屋商会から定期的に荷物が届いているらしく、その荷物の中身が酒ではないかと私は考えている
移住したドワーフ達も池田屋商会の扱う酒を求めての移住だったのでは?と思ったのだが」
「ドワーフなら有り得る話だな、酒が絡んでるならオリビエがキャラバンシティにこだわるのも当然だろう。」
「だがエルフは違うだろ、あいつらも酒くらい飲むだろうが我が国との関係を悪化させてまでってのは有り得ん!」
「わはははは、それほどの疑惑を持たれるのなら充分、池田屋商会はドワーフと結託して国家転覆の疑い有り!『疑わしきは罰せよ!』の精神に則り池田屋商会を潰せば良い♪」
「おいおい、潰すのは簡単だが本当に旨い酒を扱っていたらドワーフの怒りを買うぞ!奴等は酒が絡むと王都を更地にするなど朝酒前なのだからな」
「心配するな、スラム街の無法者や犯罪者を使えば良い♪池田屋商会が金を溜め込んでいると噂を流せばすぐ集まる。まあ実際溜め込んでいるのだろうがな(笑)
上手く行けばオリビエとアストレアを同時に始末出きるし、反撃されて上手く行かなくともゴミが減るだけで、どちらにしても我等に損は無い」
「そう言う事であれば、皆の領地に古くなって処分する武器や鎧は無いか?キャラバンシティに持って行けば処分費用は無料だぞ♪」
「ほぉほぉ、武器鎧を乗せた荷馬車をゴミ共に襲わせるのだな?」
「人聞きの悪い事を言うでない、予算が少なく護衛も雇えんから盗賊に襲われる確率が高いのは否定せんがな、ふふっ」
「「「「「ふはははははは♪」」」」」
「皆様、本日はお集まり頂きありがとうございます。」
「時間が惜しい、前置きは良いから本題に入ろう。」
「それでは、現在異常な発展を続けるキャラバンシティをどうするのか、皆様の意見を伺いたい」
「うむ、こちら側の息のかかった者を領主にするのが1番だと思うが」
「馬鹿もん、それが出来ていれば苦労はせん!国王命令で従わせれば可能だが、必ず十二家から抗議が来るぞ」
「ふんっ、抗議くらい無視すればよかろう。弱腰では奴等がつけ上がるだけだ!」
「待て待て、事はそう簡単ではない。仮にこちら側の者を領主に出来たとしよう、だがただの飾りでは意味が無かろう?」
「飾りで良いだろうが!必要な事は指示してやらせて余計な事はしない、それが1番だ」
「指示した事が出来るのならな、あそこの領主代行が誰なのか忘れたわけではあるまい」
「チッ!ピスケス伯爵夫人のアストレアか、よりにもよってあの女が領主代行になるとは」
「ちょっと待て!代行とは言え領主には違いないんだ。他の十二家が許す筈が無い!なのに何故アストレアが領主代行になったんだ?
それにアストレアが領主代行になれば、中立派貴族の影響力が大きくなる事は子供にだって分かる簡単な事だ。
にも関わらず揉める事無く承認されたのは何故だ?」
「詳しい事は知らんが、ドワーフのオリビエと眠れる森のフレデリカが絡んでいるらしい」
「「「「「なんだと?!」」」」」
「オリビエとフレデリカと言えば確かに我が国において影響力は大きい、だが国内の事にまで口を出される筋合いは無かろう」
「その通りだ!我が国の事なのだから過度な内政干渉は違法だ。国から正式に抗議をすれば済むではないか!」
「その程度あの2人が知らんはずがあるまい、ならば我が国との関係が悪化する事も辞さぬ。という事ではないのか?」
「まったく、ドワーフとエルフどちらか一方だけならまだ勝機があるものを」
「それとて十二家の協力あっての話だろうが!仮にドワーフかエルフどちらかと戦になったとして、中立派は日和見するだろうし、国に協力的な者達も大半が国境の守りで自領から動けんのだぞ!」
「ならばこのまま指をくわえて中立派貴族と十二家が増長するのを見ていろと言うのか!」
「少し落ち着かれよ、まずはオリビエとフレデリカがキャラバンシティの何にこだわっているのかを知る事が重要ではないか?」
「そっ、それもそうだな。しかしキャラバンシティは商人が集まる街という以外に何がある?」
「「「「「うーむ、、、」」」」」
「関係無い事かもしれんのだが、キャラバンシティの池田屋商会が酒を取り扱っているかどうか、知る者はおらんか?」
「池田屋商会と言えば旨い保存食で急成長した商会だろう、酒は扱っておらんのではないか?」
「あそこは他にも柔らかいパンと甘味も作っていたはずだが酒の話は聞かんな、王都からは少し距離があるとは言え酒を売っているなら噂くらいは聞こえてきても良さそうだが」
「そうか、すまんな本当に関係無い話だった」
「良い案も浮かばんし、休憩がてらそなたの話を詳しく聞かせてくれんか」
「ああ、実は我が家の領地には昔からドワーフが集落を作って住んでいるのだが、最近長老の1人が何人か連れてキャラバンシティに移住したのだ」
「それは由々しき事態だな、ドワーフが1人移住してくればそいつに酒を売るだけで城が建つと言われほどの酒好きだ、それが逆に出て行かれるとは」
「まあ移住を咎める事は出来んのだが、長老が正式に移住するというのは極めて稀な事らしく少なくとも我が家にそのような記録は無かった。
そして、領地に残っているドワーフ達に池田屋商会から定期的に荷物が届いているらしく、その荷物の中身が酒ではないかと私は考えている
移住したドワーフ達も池田屋商会の扱う酒を求めての移住だったのでは?と思ったのだが」
「ドワーフなら有り得る話だな、酒が絡んでるならオリビエがキャラバンシティにこだわるのも当然だろう。」
「だがエルフは違うだろ、あいつらも酒くらい飲むだろうが我が国との関係を悪化させてまでってのは有り得ん!」
「わはははは、それほどの疑惑を持たれるのなら充分、池田屋商会はドワーフと結託して国家転覆の疑い有り!『疑わしきは罰せよ!』の精神に則り池田屋商会を潰せば良い♪」
「おいおい、潰すのは簡単だが本当に旨い酒を扱っていたらドワーフの怒りを買うぞ!奴等は酒が絡むと王都を更地にするなど朝酒前なのだからな」
「心配するな、スラム街の無法者や犯罪者を使えば良い♪池田屋商会が金を溜め込んでいると噂を流せばすぐ集まる。まあ実際溜め込んでいるのだろうがな(笑)
上手く行けばオリビエとアストレアを同時に始末出きるし、反撃されて上手く行かなくともゴミが減るだけで、どちらにしても我等に損は無い」
「そう言う事であれば、皆の領地に古くなって処分する武器や鎧は無いか?キャラバンシティに持って行けば処分費用は無料だぞ♪」
「ほぉほぉ、武器鎧を乗せた荷馬車をゴミ共に襲わせるのだな?」
「人聞きの悪い事を言うでない、予算が少なく護衛も雇えんから盗賊に襲われる確率が高いのは否定せんがな、ふふっ」
「「「「「ふはははははは♪」」」」」
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