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第10章 すべては自分の幸せの為に
第390話 大人の集い
「それでは、かんぱい♪」
「「「「かんぱーい♪」」」」
街の広場で露店を出していた人達や行商人が後片付けをして家や宿に帰り、人通りも少なくなってすっかり辺りが暗くなった頃
キャラバンシティ旧領主邸の庭の隅で俺は屋台を出している。
今日のお客はゲオルグ様とステフ様の2人だ。何故この2人だけなのかというと、単純に酒を飲んでも大人しい人達ってだけだけどな
他の皆様は酒を飲むと無駄に色仕掛けをして来たり、200キロの豪速球で質問を投げてくるから超危険なんだ(汗)
まぁ無茶な事を言われたりはしないから問題は無いんだけど、色々と気を使って疲れるから
今日だけはゲオルグ様とステフ様との親睦を深めるのを優先させて貰った。
「スンスン♪ねぇねぇナガクラ君、凄い良い匂いだけどまだ食べられないの?」
さきほどからステフ様が鼻をクンクンさせている原因は、目の前の炭火で焼かれている焼き鳥だ。
焼き鳥と言えば『つくね串』を作れる新従業員のクレアさんに来て貰いたかったけど、さすがにここに呼ぶのは可哀相だから
代わりにヨウコさんに頼んで焼き鳥を焼いて貰って、その隣でニィナが助手をしている。
まぁ2人とも合間に酒をグビグビ飲みつつ、料理も食べながらなのはご愛嬌♪
「焼き上がるまでもう少しかかりますから、イカの刺身でも食べてゆっくり待ってて下さいよステフ様。」
「さしみ?」
「シン殿、当たり前のようにアリエス辺境伯に刺身を出しているが、バルゴ王国で魚を食べる習慣はほぼ無いのを忘れているぞ」
「あぁ~、海辺の街に住んでるゲオルグ様でさえ、以前は1年に1回食べる程度でしたっけ?」
「わはははは、今では3日に1度は魚料理だがな♪」
俺が簀立てや網や釣り竿を教えるまで魚は手掴みで捕まえてたらしいから、単純に捕まえるのが面倒で食べなかったんだろうけど
ゲオルグ様はすっかり魚好きになったか♪
「サダルスウド侯爵の魚好きはいいから、イカの刺身の食べ方を教えてよ!」
「はいはい、醤油って言う黒色のソースに付けて食べて下さい。山葵と言う緑色の薬味はお好みでどうぞ。」
「ソースと薬味を付けて、あーんっ、、、ん?、、、、うんうん♪美味しいよナガクラ君!独特の食感だし味も最初は微妙なんだけど、噛んでると甘味が出て来て凄く美味しくなる不思議な食べ物だね♪」
「お口に合ったなら、マグロ、サーモン、イクラも試してみますか?」
「ほぉほぉ、イクラはワシも初めて聞くが」
ゲオルグ様はイカの刺身を食べてから日本酒をグイッと飲んで、とても楽しそうにこちらを見ている。
「イクラは鮭の卵を醤油漬けにした物ですね。そのまま食べても美味しいんですけど、今回は米と海苔で『軍艦巻き』と言う料理にしてみました。」
俺は収納からマグロとサーモンの刺身と、お藤お母さんが作ってくれたイクラの軍艦巻きを取り出して2人の前に置いていく。
料理に関してはお藤お母さんが作っている所をヨウコさんが1度見れば完コピ出来るから大量生産も容易になっている
ハイスペックなヨウコさんにマジで感謝だよ!
「旨っ!これパリパリしてて美味しいよナガクラ君♪」
「うむ、魚はこの米の酒に最高に合う!」
「お待たせしました~、魚もええですけど焼き鳥もお酒に合いますよ~」
おっ!
ヨウコさんが焼いていた焼き鳥が焼き上がったか。
『つくね串』が無いのが残念だけど、クレアさんに教えて貰うまでは勝手にヨウコさんが覚えないようにしている。
「では熱々のうちに頂こう、あーん、アチチッ、、はふはふ、ここで酒を、んぐんぐんぐ、くぅーー!これはたまらんなぁ、わははははは♪」
ゲオルグ様が酒好きな親戚のおっちゃんにしか見えんわぁ~(笑)
まぁ元世界で酒を飲んだらひたすら面倒くさいだけの親戚のおっちゃんとは、比べ物にならないくらいに紳士でダンディーだから全然良いけどな
「ナガクラ君はズルいなぁ~、こんなに美味しい料理を毎日食べてるんでしょ?」
「美味しい料理が食べたいからレシピ登録したり、仕事を頑張ってるんですけどね。キャラバンシティに滞在中の食事は私が用意しますから楽しみにしてて下さいよ」
「やったぁー!」
「料理はとてもありがたい、シン殿感謝する!ヨウコさんも焼き鳥をありがとう。つかぬ事を聞くがヨウコさんはシン殿の護衛で良いのだろうか?」
「サダルスウド侯爵、それ聞いちゃうんだ?!ヨウコさんが普通の従業員じゃないのは気付いてたけど、レディにそれを聞くのはちょっとなぁ」
「しっ、しかしだな(汗)アリエス辺境伯も気付いておるのだろう?これからもシン殿と付き合うなら聞いておかねばならん。それと私的な場ではゲオルグで良い、ワシもステファニー殿と呼ばせて貰うがな」
「ステフで良いよゲオルグ様、確かにヨウコさんの事は放っておけないけどさ。どうなのナガクラ君、無理に聞く気は無いけど」
ぐはぁっ!
もしかしてゲオルグ様とステフ様にはヨウコさんの事がバレてる?
ステフ様はこれでも王国十二家アリエス辺境伯家の当主
無邪気に酒を飲んでると思えばこれだもんなぁ
ヨウコさんは相変わらずご機嫌にニィナと酒を飲んでるから、神獣だとバレても問題無さそうだけど
まっ、この2人なら話しても良いか♪
つづく。
「「「「かんぱーい♪」」」」
街の広場で露店を出していた人達や行商人が後片付けをして家や宿に帰り、人通りも少なくなってすっかり辺りが暗くなった頃
キャラバンシティ旧領主邸の庭の隅で俺は屋台を出している。
今日のお客はゲオルグ様とステフ様の2人だ。何故この2人だけなのかというと、単純に酒を飲んでも大人しい人達ってだけだけどな
他の皆様は酒を飲むと無駄に色仕掛けをして来たり、200キロの豪速球で質問を投げてくるから超危険なんだ(汗)
まぁ無茶な事を言われたりはしないから問題は無いんだけど、色々と気を使って疲れるから
今日だけはゲオルグ様とステフ様との親睦を深めるのを優先させて貰った。
「スンスン♪ねぇねぇナガクラ君、凄い良い匂いだけどまだ食べられないの?」
さきほどからステフ様が鼻をクンクンさせている原因は、目の前の炭火で焼かれている焼き鳥だ。
焼き鳥と言えば『つくね串』を作れる新従業員のクレアさんに来て貰いたかったけど、さすがにここに呼ぶのは可哀相だから
代わりにヨウコさんに頼んで焼き鳥を焼いて貰って、その隣でニィナが助手をしている。
まぁ2人とも合間に酒をグビグビ飲みつつ、料理も食べながらなのはご愛嬌♪
「焼き上がるまでもう少しかかりますから、イカの刺身でも食べてゆっくり待ってて下さいよステフ様。」
「さしみ?」
「シン殿、当たり前のようにアリエス辺境伯に刺身を出しているが、バルゴ王国で魚を食べる習慣はほぼ無いのを忘れているぞ」
「あぁ~、海辺の街に住んでるゲオルグ様でさえ、以前は1年に1回食べる程度でしたっけ?」
「わはははは、今では3日に1度は魚料理だがな♪」
俺が簀立てや網や釣り竿を教えるまで魚は手掴みで捕まえてたらしいから、単純に捕まえるのが面倒で食べなかったんだろうけど
ゲオルグ様はすっかり魚好きになったか♪
「サダルスウド侯爵の魚好きはいいから、イカの刺身の食べ方を教えてよ!」
「はいはい、醤油って言う黒色のソースに付けて食べて下さい。山葵と言う緑色の薬味はお好みでどうぞ。」
「ソースと薬味を付けて、あーんっ、、、ん?、、、、うんうん♪美味しいよナガクラ君!独特の食感だし味も最初は微妙なんだけど、噛んでると甘味が出て来て凄く美味しくなる不思議な食べ物だね♪」
「お口に合ったなら、マグロ、サーモン、イクラも試してみますか?」
「ほぉほぉ、イクラはワシも初めて聞くが」
ゲオルグ様はイカの刺身を食べてから日本酒をグイッと飲んで、とても楽しそうにこちらを見ている。
「イクラは鮭の卵を醤油漬けにした物ですね。そのまま食べても美味しいんですけど、今回は米と海苔で『軍艦巻き』と言う料理にしてみました。」
俺は収納からマグロとサーモンの刺身と、お藤お母さんが作ってくれたイクラの軍艦巻きを取り出して2人の前に置いていく。
料理に関してはお藤お母さんが作っている所をヨウコさんが1度見れば完コピ出来るから大量生産も容易になっている
ハイスペックなヨウコさんにマジで感謝だよ!
「旨っ!これパリパリしてて美味しいよナガクラ君♪」
「うむ、魚はこの米の酒に最高に合う!」
「お待たせしました~、魚もええですけど焼き鳥もお酒に合いますよ~」
おっ!
ヨウコさんが焼いていた焼き鳥が焼き上がったか。
『つくね串』が無いのが残念だけど、クレアさんに教えて貰うまでは勝手にヨウコさんが覚えないようにしている。
「では熱々のうちに頂こう、あーん、アチチッ、、はふはふ、ここで酒を、んぐんぐんぐ、くぅーー!これはたまらんなぁ、わははははは♪」
ゲオルグ様が酒好きな親戚のおっちゃんにしか見えんわぁ~(笑)
まぁ元世界で酒を飲んだらひたすら面倒くさいだけの親戚のおっちゃんとは、比べ物にならないくらいに紳士でダンディーだから全然良いけどな
「ナガクラ君はズルいなぁ~、こんなに美味しい料理を毎日食べてるんでしょ?」
「美味しい料理が食べたいからレシピ登録したり、仕事を頑張ってるんですけどね。キャラバンシティに滞在中の食事は私が用意しますから楽しみにしてて下さいよ」
「やったぁー!」
「料理はとてもありがたい、シン殿感謝する!ヨウコさんも焼き鳥をありがとう。つかぬ事を聞くがヨウコさんはシン殿の護衛で良いのだろうか?」
「サダルスウド侯爵、それ聞いちゃうんだ?!ヨウコさんが普通の従業員じゃないのは気付いてたけど、レディにそれを聞くのはちょっとなぁ」
「しっ、しかしだな(汗)アリエス辺境伯も気付いておるのだろう?これからもシン殿と付き合うなら聞いておかねばならん。それと私的な場ではゲオルグで良い、ワシもステファニー殿と呼ばせて貰うがな」
「ステフで良いよゲオルグ様、確かにヨウコさんの事は放っておけないけどさ。どうなのナガクラ君、無理に聞く気は無いけど」
ぐはぁっ!
もしかしてゲオルグ様とステフ様にはヨウコさんの事がバレてる?
ステフ様はこれでも王国十二家アリエス辺境伯家の当主
無邪気に酒を飲んでると思えばこれだもんなぁ
ヨウコさんは相変わらずご機嫌にニィナと酒を飲んでるから、神獣だとバレても問題無さそうだけど
まっ、この2人なら話しても良いか♪
つづく。
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