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第13話 ルーファウスの憂鬱
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side:ルーファウス
目が覚めると
窓のカーテンの隙間から光が漏れているのが見えた。
もう朝か
どうやら熟睡して朝まで1度も目が覚めなかったらしい。
いつの頃からか夜眠ってから夜が明けるまでに2~3度、目が覚めるのが普通になっていて、朝まで熟睡出来たのは本当に久し振りだ。
それだけ疲れていたのだろうか?
コンコンコン
ドアがノックされている。こんな早い時間に私の部屋に来るのはポーラぐらいだが、何かあったのか?
「起きているから入って良いぞ」
ガチャッ
「失礼致します。おはようございます坊っちゃん」
「ああ、おはようポーラ、それと坊っちゃんは止めろと言ってるだろ」
「いいえ、今日はあえて坊っちゃんと呼ばせて頂きます。」
いつもより幾分険しい表情のポーラが部屋に入って来た。
私の思い違いで無ければ、今朝のポーラはすこぶる機嫌が悪い(汗)
「私に何か言いたい事があるのだろう?長い付き合いだ、遠慮はいらん」
「では遠慮無く、昨日の夕食はいかがでしたか?」
「とても美味しかったぞ。フィオナ嬢が『水餃子』という料理を作ってくれてな、初めて見る料理だったが、また食べたいと思えるほどだった。」
「それは宜しゅう御座いました。しかしですね、坊っちゃんは昨日もフィオナ様を置いて先に席を立たれたそうじゃありませんか」
「待てポーラ!私も女性を置いて先に席を立つのがマナー違反である事は知っている。だがな、今まで私と一緒に食事をした女性達の反応を思い出してみろ」
「皆さん顔色が良くありませんでしたね」
「私も色々と考えた結果、フィオナ嬢を不快にさせない為にはあれが1番だとおもったんだ。
今まで女性と一緒に食事をして楽しかった事など無い。それが不愉快な感情として表情に出てしまっていたから、過去に私と一緒に食事をした女性達は怖がっていたのだろう。」
「では、坊っちゃんはフィオナ様との食事も楽しく無かったと?」
「どうだろうな、フィオナ嬢に不快な思いをさせないようにと、そればかり考えていたから。
だが料理を作って出して来たのはフィオナ嬢が初めてだったから、興味はある。」
「その事をフィオナ様には?」
「言って無いが」
「はぁ~(悲)」
そこまで大袈裟に溜め息を吐かれると、さすがの私もショックだぞ。
ただそれを言うと延々と小言を言われてしまうから言わないが
「ポーラの言いたい事はだいたい分かっている。フィオナ嬢ともっと話し合えと言いたいのだろう?」
「分かってらっしゃるのなら、是非そうして下さい。」
「しかしフィオナ嬢はまだ14歳なんだぞ?私から何か言っても黙って肯定するしか出来んだろう。私にブルーム公爵家当主という肩書きがある限りな」
「フィオナ様なら心配は無用に思えますが」
「かもしれんが、万が一違っていたらどうする?重圧に押し潰されても私は不思議に思わんぞ」
「坊っちゃんの言い分にも一利ありますね。はぁ、貴族というのは実に面倒な制度で御座いますね」
「本当にそう思うよ。フィオナ嬢は使用人達と上手くやっているようだから、出来る限り自由にさせてやってくれ。」
「かしこまりました。」
「それと、フィオナ嬢が料理を作った時は野菜ジュースは不要だ。」
「どういう心境の変化ですか?」
「野菜ジュースで腹を膨らましてフィオナ嬢の作った食事を残す訳にはいかんだろう。逆に野菜ジュースを残すとフィオナ嬢に余計な気を使わせてしまいかねん」
「ふふっ、かしこまりました。朝食はフィオナ様が作るそうですから、お腹を空かせて来て下さいませ。では失礼致します。」
まったく
ポーラはいつまで私を幼い子供のように扱う気なんだ?
女性との接し方が下手なのは否定しないが、、、朝食はフィオナ嬢が作ると言っていたな
少し庭を歩いて腹を空かせて来るか。
つづく。
目が覚めると
窓のカーテンの隙間から光が漏れているのが見えた。
もう朝か
どうやら熟睡して朝まで1度も目が覚めなかったらしい。
いつの頃からか夜眠ってから夜が明けるまでに2~3度、目が覚めるのが普通になっていて、朝まで熟睡出来たのは本当に久し振りだ。
それだけ疲れていたのだろうか?
コンコンコン
ドアがノックされている。こんな早い時間に私の部屋に来るのはポーラぐらいだが、何かあったのか?
「起きているから入って良いぞ」
ガチャッ
「失礼致します。おはようございます坊っちゃん」
「ああ、おはようポーラ、それと坊っちゃんは止めろと言ってるだろ」
「いいえ、今日はあえて坊っちゃんと呼ばせて頂きます。」
いつもより幾分険しい表情のポーラが部屋に入って来た。
私の思い違いで無ければ、今朝のポーラはすこぶる機嫌が悪い(汗)
「私に何か言いたい事があるのだろう?長い付き合いだ、遠慮はいらん」
「では遠慮無く、昨日の夕食はいかがでしたか?」
「とても美味しかったぞ。フィオナ嬢が『水餃子』という料理を作ってくれてな、初めて見る料理だったが、また食べたいと思えるほどだった。」
「それは宜しゅう御座いました。しかしですね、坊っちゃんは昨日もフィオナ様を置いて先に席を立たれたそうじゃありませんか」
「待てポーラ!私も女性を置いて先に席を立つのがマナー違反である事は知っている。だがな、今まで私と一緒に食事をした女性達の反応を思い出してみろ」
「皆さん顔色が良くありませんでしたね」
「私も色々と考えた結果、フィオナ嬢を不快にさせない為にはあれが1番だとおもったんだ。
今まで女性と一緒に食事をして楽しかった事など無い。それが不愉快な感情として表情に出てしまっていたから、過去に私と一緒に食事をした女性達は怖がっていたのだろう。」
「では、坊っちゃんはフィオナ様との食事も楽しく無かったと?」
「どうだろうな、フィオナ嬢に不快な思いをさせないようにと、そればかり考えていたから。
だが料理を作って出して来たのはフィオナ嬢が初めてだったから、興味はある。」
「その事をフィオナ様には?」
「言って無いが」
「はぁ~(悲)」
そこまで大袈裟に溜め息を吐かれると、さすがの私もショックだぞ。
ただそれを言うと延々と小言を言われてしまうから言わないが
「ポーラの言いたい事はだいたい分かっている。フィオナ嬢ともっと話し合えと言いたいのだろう?」
「分かってらっしゃるのなら、是非そうして下さい。」
「しかしフィオナ嬢はまだ14歳なんだぞ?私から何か言っても黙って肯定するしか出来んだろう。私にブルーム公爵家当主という肩書きがある限りな」
「フィオナ様なら心配は無用に思えますが」
「かもしれんが、万が一違っていたらどうする?重圧に押し潰されても私は不思議に思わんぞ」
「坊っちゃんの言い分にも一利ありますね。はぁ、貴族というのは実に面倒な制度で御座いますね」
「本当にそう思うよ。フィオナ嬢は使用人達と上手くやっているようだから、出来る限り自由にさせてやってくれ。」
「かしこまりました。」
「それと、フィオナ嬢が料理を作った時は野菜ジュースは不要だ。」
「どういう心境の変化ですか?」
「野菜ジュースで腹を膨らましてフィオナ嬢の作った食事を残す訳にはいかんだろう。逆に野菜ジュースを残すとフィオナ嬢に余計な気を使わせてしまいかねん」
「ふふっ、かしこまりました。朝食はフィオナ様が作るそうですから、お腹を空かせて来て下さいませ。では失礼致します。」
まったく
ポーラはいつまで私を幼い子供のように扱う気なんだ?
女性との接し方が下手なのは否定しないが、、、朝食はフィオナ嬢が作ると言っていたな
少し庭を歩いて腹を空かせて来るか。
つづく。
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