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第35話 お見送りと今後の事
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side:フィオナ
「やぁーだぁー!私もここに住むぅー!」
「はいはい、子供を生んでその子達が立派に育ち孫が出来たら、孫の世話をしながら存分に住んで頂いて結構でございます。ですので早く帰りますよモニカ様!」
「ルー君にフィオナちゃーん、元気でねぇー♪」
「あっ、はい、モニカ様もお元気で」
「そしたら俺も帰るとするか。フィオナ嬢、今度は俺の屋敷に遊びに来てくれ。たまには客人を呼べってウチのメイド長が煩くてな」
「おいドノバン、悪いがフィオナ嬢は忙しい」
「いえ、特に予定は無いので大丈夫ですよルーファウス様。」
「わははははは、フィオナ嬢は素直で良い子だなぁ♪結婚式には呼ばれなくても出席してやるからちゃんと俺の席も用意しとけよ?じゃあなぁ~」
「おい待てドノバン、、、チッ!無駄に早い足をしやがって」
「ドノバン様、気をつけてお帰り下さいませー」
屋敷に1泊したドノバン様とモニカ様は、朝食を食べるとそれぞれの屋敷に帰ると言うのでルーファウス様とお見送りをしている。
モニカ様はルーファウス様と一緒に住むと言い出してゴネていたけれど、それはいつもの事だったらしく、迎えの人が来てモニカ様を引きずるように連れ帰って行った。
ドノバン様の屋敷はここから近く、トレーニングを兼ねて軽やかな足取りで走って帰って行った。
「はぁ、すまんなフィオナ嬢、姉上もドノバンも悪い人では無いんだが、少々自由過ぎる性格だから」
「御二人ともルーファウス様の事が心配なのでしょうね」
「心配してくれるのは嬉しいが、もう少し心配の仕方は考えて欲しいものだ。さてと、今後の事で色々と話しておきたいから、少し時間を貰えるだろうか?」
「はい、勿論構いません。」
屋敷に戻り、ポーラさん、アリスさん、チュニー、スミスさんも一緒に、リビングでお茶を飲みながらルーファウスの話を聞く事になった。
「さっそくだがフィオナ嬢、話というのは私達の今後についてだ。もし実家に帰りたいというのであれば遠慮せず言って欲しい。」
「お気遣いありがとうございます。ですが帰りたいという気持ちは一切ありません。
ルーファウス様さえよろしければ、このままお世話になりたいと思います。」
「分かった。これからもよろしく頼む。」
「やったぁー♪」「明日からもフィオナ様のご飯が食べられるぅー♪」「旨い飯は大事だ!」
「はぁ~、あなた達、フィオナ様が実家に帰らなくて嬉しいのは分かりますけど、もう少し静かに喜びなさい」
ふふっ
皆の喜びようにポーラさんがあきれているけれど、皆は美味しいご飯が食べたいだけじゃないかな(笑)
「フィオナ嬢がここに残ってくれるという事は、私達の結婚は予定通りに進めて良いのだな?」
「はい。両親が決めた貴族の義務としての結婚ではありますが、私は相手がルーファウス様で良かったと思っています。
ただし、結婚した後でルーファウス様と一緒に暮らすのが無理となった場合は、遠慮無く離婚させて頂きますので、そこだけは事前に了承して欲しいんですけど、大丈夫でしょうか?」
「えぇー?!ルーファウス様、離婚されないように絶対にフィオナ様の機嫌を損ねる事はしないで下さいよ!」
「「「うんうん!」」」
「おい、お前達!私をなんだと思っている(怒)」
あらら
アリスさんの言葉にポーラさんまで一緒になって頷いちゃったら、そりゃあルーファウス様も怒るよ。
私は前世の記憶のせいで離婚する事に抵抗感が薄いから、無理に結婚生活を続けてストレスを溜めるくらいなら、さっさと離婚して新たな生活を始めたい。
まぁ貴族の世界だと1度結婚したら病気等の特別な理由が無い限り離婚はしないのが普通だし、利害関係がバチバチに絡んだ政略結婚がほとんどだから、結婚初日から家庭内別居をする夫婦も珍しく無い。
結婚後にルーファウス様の態度が豹変でもしない限りは、私とルーファウス様の相性は悪く無いように思うから、離婚の可能性は低いんじゃないかな?
結婚生活の心配よりも、私の両親がブルーム公爵家にお金の無心をしないかの方が心配だ。
つづく。
「やぁーだぁー!私もここに住むぅー!」
「はいはい、子供を生んでその子達が立派に育ち孫が出来たら、孫の世話をしながら存分に住んで頂いて結構でございます。ですので早く帰りますよモニカ様!」
「ルー君にフィオナちゃーん、元気でねぇー♪」
「あっ、はい、モニカ様もお元気で」
「そしたら俺も帰るとするか。フィオナ嬢、今度は俺の屋敷に遊びに来てくれ。たまには客人を呼べってウチのメイド長が煩くてな」
「おいドノバン、悪いがフィオナ嬢は忙しい」
「いえ、特に予定は無いので大丈夫ですよルーファウス様。」
「わははははは、フィオナ嬢は素直で良い子だなぁ♪結婚式には呼ばれなくても出席してやるからちゃんと俺の席も用意しとけよ?じゃあなぁ~」
「おい待てドノバン、、、チッ!無駄に早い足をしやがって」
「ドノバン様、気をつけてお帰り下さいませー」
屋敷に1泊したドノバン様とモニカ様は、朝食を食べるとそれぞれの屋敷に帰ると言うのでルーファウス様とお見送りをしている。
モニカ様はルーファウス様と一緒に住むと言い出してゴネていたけれど、それはいつもの事だったらしく、迎えの人が来てモニカ様を引きずるように連れ帰って行った。
ドノバン様の屋敷はここから近く、トレーニングを兼ねて軽やかな足取りで走って帰って行った。
「はぁ、すまんなフィオナ嬢、姉上もドノバンも悪い人では無いんだが、少々自由過ぎる性格だから」
「御二人ともルーファウス様の事が心配なのでしょうね」
「心配してくれるのは嬉しいが、もう少し心配の仕方は考えて欲しいものだ。さてと、今後の事で色々と話しておきたいから、少し時間を貰えるだろうか?」
「はい、勿論構いません。」
屋敷に戻り、ポーラさん、アリスさん、チュニー、スミスさんも一緒に、リビングでお茶を飲みながらルーファウスの話を聞く事になった。
「さっそくだがフィオナ嬢、話というのは私達の今後についてだ。もし実家に帰りたいというのであれば遠慮せず言って欲しい。」
「お気遣いありがとうございます。ですが帰りたいという気持ちは一切ありません。
ルーファウス様さえよろしければ、このままお世話になりたいと思います。」
「分かった。これからもよろしく頼む。」
「やったぁー♪」「明日からもフィオナ様のご飯が食べられるぅー♪」「旨い飯は大事だ!」
「はぁ~、あなた達、フィオナ様が実家に帰らなくて嬉しいのは分かりますけど、もう少し静かに喜びなさい」
ふふっ
皆の喜びようにポーラさんがあきれているけれど、皆は美味しいご飯が食べたいだけじゃないかな(笑)
「フィオナ嬢がここに残ってくれるという事は、私達の結婚は予定通りに進めて良いのだな?」
「はい。両親が決めた貴族の義務としての結婚ではありますが、私は相手がルーファウス様で良かったと思っています。
ただし、結婚した後でルーファウス様と一緒に暮らすのが無理となった場合は、遠慮無く離婚させて頂きますので、そこだけは事前に了承して欲しいんですけど、大丈夫でしょうか?」
「えぇー?!ルーファウス様、離婚されないように絶対にフィオナ様の機嫌を損ねる事はしないで下さいよ!」
「「「うんうん!」」」
「おい、お前達!私をなんだと思っている(怒)」
あらら
アリスさんの言葉にポーラさんまで一緒になって頷いちゃったら、そりゃあルーファウス様も怒るよ。
私は前世の記憶のせいで離婚する事に抵抗感が薄いから、無理に結婚生活を続けてストレスを溜めるくらいなら、さっさと離婚して新たな生活を始めたい。
まぁ貴族の世界だと1度結婚したら病気等の特別な理由が無い限り離婚はしないのが普通だし、利害関係がバチバチに絡んだ政略結婚がほとんどだから、結婚初日から家庭内別居をする夫婦も珍しく無い。
結婚後にルーファウス様の態度が豹変でもしない限りは、私とルーファウス様の相性は悪く無いように思うから、離婚の可能性は低いんじゃないかな?
結婚生活の心配よりも、私の両親がブルーム公爵家にお金の無心をしないかの方が心配だ。
つづく。
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