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15歳、第二層で言う成人だ
当たり前な話だが、平均寿命が短いと比例して成人年齢は低くなる
種族によっては儀式を行う事で成人になることも有り得るが
成人になると可能な事が幾つか現れてくる
酒、これもその1種だが文化として未成人に酒を飲ますことは反対されてはおらず
多くの人間が成人前に酒を飲んだことだろう、法律でさえ禁止はしない
だが、法律でも厳しく縛られているのが『冒険者登録』である
様々な機関から寄せられる依頼を登録者に斡旋する、冒険者ギルド
その依頼は多岐にわたり、魔物討伐を主として様々な依頼が来る
先にも申したが、主に魔物を狩る職業で それ専門の者が集まる場所でもある
冒険者は魔物を狩る、これは固定概念に近い物があるだろう
実際に9割以上の冒険者が魔物を狩る事を生業としている
本当に様々な依頼が入り乱れる為に、魔物を狩る事だけを行う者は極小数だが…
話が逸れたから戻そう、再3度申すが冒険者は魔物を狩る職業
他にも盗賊討伐や護衛任務など、殆どが命を危険に晒す行為だ
死とは常に隣り合わせ、そう言っても過言ではない
成人にもなっていない未来ある若者を、殺すまで行かなくとも
それに近い事を容認する程、ここの国王は馬鹿ではない
ギルドには多種多様の依頼が来るわけで、未知の才能が開花する事も有り得る
正しく一攫千金とでも例えようか、でも死とは隣り合わせだ
でも、発足としては依頼人となる人々の不満を解消するのを他人にやらせる
依頼の斡旋料を双方から取って稼ぐ、それがギルドのやり方
だから、陰に隠れていた依頼をやる人々が集まる もとい そういった人達を標的としているわけで
更に、今や魔物を狩る依頼が大半を占め始めた為に
命を投げ捨ててでも金を稼ぎたい、もしくは かつての英雄に憧れた命知らずの馬鹿
そういった人達が集まる仕事、俗に『野蛮職』とも呼ばれている
云われから察知できると思うが、蔑まれている職業だ
貴族などの身分の高く外見を気に掛ける者からすれば就きたくない職業である
金があるのに態々命を危険に晒してまで外見の悪い野蛮な職業に就こうなど、したい奴が居るか?
否だ、金の無い貴族は就くかもしれないが 金があるなら就くわけが無い
だから、如何にも貴族な奴がギルドに入るのは冷やかしとも取れる訳だ
別に依頼を出しに来たのなら良いのだが、依頼を受け付ける建物は別にある
完全なる冷やかしに見えてくるだろう
冒険者にも、否 男には譲れないプライドと言うものがあるのだろう
幾ら貴族だろうと認める訳にはいかない、そして冒険者達の反感を買わぬように
冒険者た達が手元から離れぬように、ギルド自体も認める訳にはいかないのだ
当然、貴族らしい奴がギルドに来れば絡まれるだろう
今のアビスみたいに
「お前みたいなガキンチョが来る場所じゃねぇんだよ、帰りやがれ」
否、彼の場合は貴族とバレた訳では無い
ただ、その線の細い美麗な容姿が少し幼く見えるだけだ
中性的な顔は大半の人間が幼さを感じ取る
これはギルドの規則の穴を突いた嫌がらせ行為に近しい
「冒険者同士の争いは規則で禁止されているが、登録前の奴なら何をやろうと関係無いと
衛兵もギルドという後ろ盾には流石に対抗せずに放置するって事か
ある程度実力のある冒険者を手離したくないギルドは、別に犯人を咎めはしないと
将来的に成功するかもしれない新入りを退けてまで、そこそこ程度の男を選ぶ…か?」
彼は、ゆっくりと開いていた口を閉じる
アビスは口角を上げながら、鼻で嗤う
侮蔑するような鼻笑いは、まるで高らかに自身の存在を掲げるようだ
「ギルドは臆病者だな、道端の小石を叱咤する勇気も無いのか?」
道端の小石、完全なる侮蔑と冒険者の男は捉えたのだろう
顔を赤くし怒りに形相を歪め、腰に携えた剣に手を伸ばす
「死にたくねぇなら減らず口閉じやがれ、小僧」
「ほう、武力行使出るか? 良いぞ剣を抜いてみろ、貴様の命は貰う」
「調子に乗るなぁ!!!」
右手で抜き放たれる剣、彼我の距離は踏み込み1つを数えるまで
瞬時に詰められる間合い、男は鋭い刃を振り落とす
そこには明確な殺意と同時に、少年1人程度なら簡単に屠れる威力が込められている
「その言葉、そっくりそのまま返させてもらう」
不敵に嗤う彼の左手には、男の右手が収まっている
筋骨隆々の男、その本気の袈裟斬りを片手で簡単に止める
それを行うは成人したばかりの、いや 少し幼く見える中性的な少年
周囲の冒険者が驚愕するのも無理は無い
辺りに驚愕が迸った直後、彼の右手が動く
その体に完璧に沿う光沢を持つ黒い手袋を纏った手は、貫手の形で猛進する
行先は男の左胸、心臓が蠢く その左胸だ
幾ら折れやすいと言えど肋骨という骨に守られた臓器だ
どんな達人の貫手であろうと貫くのは至難を極める
だが、彼の右手は男の左胸を突き抜け胴体を貫通する
その手の先に握られているのは、男の心臓である
未だ微かに動く心臓は、新鮮であると死にかけの体で訴えてくる
何の躊躇も無く途端に殺された男
まるで非常識な攻撃で心臓を抜き取られている
再度、戦慄と恐怖と共に驚愕が迸る
「言っただろう、殺すと」
数瞬の後、男の眼からは完全に光が失われる
その体には彼の右手は刺さっていない、少年の腕の太さで風穴が開いているだけだ
今も、重力に引かれた血液が流れ出している
「この程度の実力でギルドに庇護されるなら、俺はどれほどに庇護されるのだろうか
興味があるだろう、違うか?」
先程までの矜恃を、いや殺害を実行したのにも関わらず平然と
冒険者登録を済ませる彼は、帰りに足元に転がる死体を見下す
すると男の体が、何も残さず消えていく
「時に世界とは残酷で非情な物だと、貴様らがよく知っているだろう?」
彼は、そう言い残してギルドを去る
彼が罪に問われる事は無い、大前提 死体が無いのに罪に問えないのだ
地球のように防犯カメラがある訳もない
世界とは残酷で不条理で理不尽で、それは死と常に関係する彼らからすれば
良く知った事で、当然で、必然で
だが同時に長年続けば意識から漂白されてくる訳で
それを彼は、深く強く思い出させ彼らに刻み込んだ
苛烈な悪魔のようで、世界の深淵を知り得る魔王のようで
彼は、恐怖の象徴となり得るだろう
だがそこには純粋な畏怖でなく少しの羨望と漠然とした何かが混じることになるだろうが
いや、こんな事を言っても意味は無いのだろう
世界とは、そういうものだ
当たり前な話だが、平均寿命が短いと比例して成人年齢は低くなる
種族によっては儀式を行う事で成人になることも有り得るが
成人になると可能な事が幾つか現れてくる
酒、これもその1種だが文化として未成人に酒を飲ますことは反対されてはおらず
多くの人間が成人前に酒を飲んだことだろう、法律でさえ禁止はしない
だが、法律でも厳しく縛られているのが『冒険者登録』である
様々な機関から寄せられる依頼を登録者に斡旋する、冒険者ギルド
その依頼は多岐にわたり、魔物討伐を主として様々な依頼が来る
先にも申したが、主に魔物を狩る職業で それ専門の者が集まる場所でもある
冒険者は魔物を狩る、これは固定概念に近い物があるだろう
実際に9割以上の冒険者が魔物を狩る事を生業としている
本当に様々な依頼が入り乱れる為に、魔物を狩る事だけを行う者は極小数だが…
話が逸れたから戻そう、再3度申すが冒険者は魔物を狩る職業
他にも盗賊討伐や護衛任務など、殆どが命を危険に晒す行為だ
死とは常に隣り合わせ、そう言っても過言ではない
成人にもなっていない未来ある若者を、殺すまで行かなくとも
それに近い事を容認する程、ここの国王は馬鹿ではない
ギルドには多種多様の依頼が来るわけで、未知の才能が開花する事も有り得る
正しく一攫千金とでも例えようか、でも死とは隣り合わせだ
でも、発足としては依頼人となる人々の不満を解消するのを他人にやらせる
依頼の斡旋料を双方から取って稼ぐ、それがギルドのやり方
だから、陰に隠れていた依頼をやる人々が集まる もとい そういった人達を標的としているわけで
更に、今や魔物を狩る依頼が大半を占め始めた為に
命を投げ捨ててでも金を稼ぎたい、もしくは かつての英雄に憧れた命知らずの馬鹿
そういった人達が集まる仕事、俗に『野蛮職』とも呼ばれている
云われから察知できると思うが、蔑まれている職業だ
貴族などの身分の高く外見を気に掛ける者からすれば就きたくない職業である
金があるのに態々命を危険に晒してまで外見の悪い野蛮な職業に就こうなど、したい奴が居るか?
否だ、金の無い貴族は就くかもしれないが 金があるなら就くわけが無い
だから、如何にも貴族な奴がギルドに入るのは冷やかしとも取れる訳だ
別に依頼を出しに来たのなら良いのだが、依頼を受け付ける建物は別にある
完全なる冷やかしに見えてくるだろう
冒険者にも、否 男には譲れないプライドと言うものがあるのだろう
幾ら貴族だろうと認める訳にはいかない、そして冒険者達の反感を買わぬように
冒険者た達が手元から離れぬように、ギルド自体も認める訳にはいかないのだ
当然、貴族らしい奴がギルドに来れば絡まれるだろう
今のアビスみたいに
「お前みたいなガキンチョが来る場所じゃねぇんだよ、帰りやがれ」
否、彼の場合は貴族とバレた訳では無い
ただ、その線の細い美麗な容姿が少し幼く見えるだけだ
中性的な顔は大半の人間が幼さを感じ取る
これはギルドの規則の穴を突いた嫌がらせ行為に近しい
「冒険者同士の争いは規則で禁止されているが、登録前の奴なら何をやろうと関係無いと
衛兵もギルドという後ろ盾には流石に対抗せずに放置するって事か
ある程度実力のある冒険者を手離したくないギルドは、別に犯人を咎めはしないと
将来的に成功するかもしれない新入りを退けてまで、そこそこ程度の男を選ぶ…か?」
彼は、ゆっくりと開いていた口を閉じる
アビスは口角を上げながら、鼻で嗤う
侮蔑するような鼻笑いは、まるで高らかに自身の存在を掲げるようだ
「ギルドは臆病者だな、道端の小石を叱咤する勇気も無いのか?」
道端の小石、完全なる侮蔑と冒険者の男は捉えたのだろう
顔を赤くし怒りに形相を歪め、腰に携えた剣に手を伸ばす
「死にたくねぇなら減らず口閉じやがれ、小僧」
「ほう、武力行使出るか? 良いぞ剣を抜いてみろ、貴様の命は貰う」
「調子に乗るなぁ!!!」
右手で抜き放たれる剣、彼我の距離は踏み込み1つを数えるまで
瞬時に詰められる間合い、男は鋭い刃を振り落とす
そこには明確な殺意と同時に、少年1人程度なら簡単に屠れる威力が込められている
「その言葉、そっくりそのまま返させてもらう」
不敵に嗤う彼の左手には、男の右手が収まっている
筋骨隆々の男、その本気の袈裟斬りを片手で簡単に止める
それを行うは成人したばかりの、いや 少し幼く見える中性的な少年
周囲の冒険者が驚愕するのも無理は無い
辺りに驚愕が迸った直後、彼の右手が動く
その体に完璧に沿う光沢を持つ黒い手袋を纏った手は、貫手の形で猛進する
行先は男の左胸、心臓が蠢く その左胸だ
幾ら折れやすいと言えど肋骨という骨に守られた臓器だ
どんな達人の貫手であろうと貫くのは至難を極める
だが、彼の右手は男の左胸を突き抜け胴体を貫通する
その手の先に握られているのは、男の心臓である
未だ微かに動く心臓は、新鮮であると死にかけの体で訴えてくる
何の躊躇も無く途端に殺された男
まるで非常識な攻撃で心臓を抜き取られている
再度、戦慄と恐怖と共に驚愕が迸る
「言っただろう、殺すと」
数瞬の後、男の眼からは完全に光が失われる
その体には彼の右手は刺さっていない、少年の腕の太さで風穴が開いているだけだ
今も、重力に引かれた血液が流れ出している
「この程度の実力でギルドに庇護されるなら、俺はどれほどに庇護されるのだろうか
興味があるだろう、違うか?」
先程までの矜恃を、いや殺害を実行したのにも関わらず平然と
冒険者登録を済ませる彼は、帰りに足元に転がる死体を見下す
すると男の体が、何も残さず消えていく
「時に世界とは残酷で非情な物だと、貴様らがよく知っているだろう?」
彼は、そう言い残してギルドを去る
彼が罪に問われる事は無い、大前提 死体が無いのに罪に問えないのだ
地球のように防犯カメラがある訳もない
世界とは残酷で不条理で理不尽で、それは死と常に関係する彼らからすれば
良く知った事で、当然で、必然で
だが同時に長年続けば意識から漂白されてくる訳で
それを彼は、深く強く思い出させ彼らに刻み込んだ
苛烈な悪魔のようで、世界の深淵を知り得る魔王のようで
彼は、恐怖の象徴となり得るだろう
だがそこには純粋な畏怖でなく少しの羨望と漠然とした何かが混じることになるだろうが
いや、こんな事を言っても意味は無いのだろう
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