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プロローグ
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「終わりだ、魔王 『冥闇の監獄』」
「おのれぇ!!」
満身創痍の魔王は黒い渦に吸われ消滅した
勇者でも聖女でも無い一介の魔道士が、魔王を無傷で倒した
この事実は世界中を駆け回り件の闇魔道士、アーラを称えた
国民からの祝福、各国の陰謀、様々な物が渦巻く中 アーラはベットに倒れていた
「グッ、ガハッ」
口から溢れる鮮血が純白の布団を赤く染め激痛を迸らせる
身体中は黒い呪紋を刻まれ紋は身体に重大な損傷を与えていく
視界はとっくに奪われ、軋む激痛が触覚を遮断する
「流石に、魔王の消滅は代償が…大き過ぎたか」
「アーラ、アーラっ!」
部屋に駆け込んでくる足音、聞き覚えのある悲鳴
「アリサか、すまないな お世話になっておいて、お返しも無く死んでしまって」
「何てこと言うんですかっ、生きて生きて私に…」
「残念ながら、無理そうだ 魔王の、消滅は…人類の夢だろ? 俺一人の命で、大勢が救えるんだ、許してくれ」
「ダメっ、代償を…代償を私に分けて! お願い!」
「代償譲渡か、ダメだ 俺は慣れてるから良いが代償は…辛い」
「でもっ、でも! それじゃあ死んじゃう!」
「無駄だ、代償が大き過ぎて呪いに変異してる 譲渡は出来ない、さよならだ」
「そんなぁッ!」
俺に抱きつき泣き喚くアリサに反抗するように意識はドンドンと遠のいて行く
次第に身体に力が入らなくなり音が消え全てが闇に閉ざされた
生きているのか、死んでいるのか それさえも分からない…
「初めまして下界の民、アーラ」
目の前に途端、現れる白い発光体
薄らと人型を象り、その曲線美は女性
「誰、だ?」
気付けば身体中の辛さが無い、死んだのだろう
と言う事は、ここは死後の世界
此奴はそれを司る何か、と言ったところか
「大体その通りです、私は世界を創り出す創世神 オーディンと言われております」
「神話じゃ最高神の神様が、俺に何の用だ?」
「貴方は魔王消滅を成し遂げました、教えは出来ませんが私達にとっても多大な功績です
神にさえ無し得なかった偉業を称えて、転生をさせたいのです」
「転生、か…そんな事ならアリサに何か出来ないか?
俺を此処まで育てたのはアリサだ、俺なんかより称えられるべき存在なはずだ」
「それは出来ません…その方は死去致しました」
「何故っ!?」
「貴方の死に、計画を破綻させられた下界の民が憂さ晴らしに公開処刑を行いました
それにより偽りの罪で斬首刑に処され死去致しました」
直後、アーラの中に真っ黒の何かが溢れ出た
血の涙を流し歯軋りを響かせ怒りを抑え込む様子は、魔王さえも凌駕する威圧力が含まれていた
「アリサを、アリサを転生させろ 俺なんかよりアリサをっ!!」
「っ!?お、抑えて下さい!!
大丈夫です、アリサ様も転生させる様になっておりますので!!」
「そうか…取り乱してすまん」
威圧力は減衰していく
だが、アリサが転生出来ようと糞共への怒りが消える訳ではなく未だに黒い何かが渦巻いていた
「アリサ様と、同じ世界に転生して頂きます
残念ながら同じ場所には送り込めません
かなり遠いでしょうが、お互いに記憶は有ります」
「又、アリサに会えるのか?…
いや、でも彼奴は俺に逢わない方が…
アリサの、アリサの記憶は消せないのか? 苦しむのは、俺だけで十分だ」
「残念ですが不可能です、アリサ様の転生を担当する神が【契約】を司っております
アリサ様は契約を用いて両者記憶を残す事を条件に転生すると言われました
条件を破るのは世界の破滅に繋がります、そうなれば既に転生したアリサ様が消滅します」
「そうか…」
「はい、では詳しい説明を致します
先ず転生する世界は【アストラ】と言います
アリサ様が元居た【アビス】と酷似した世界となります
唯一の違いは先天的に全ての人類が1つだけ《スキル》と言う物を保持している事です
因みに、アーラ様のスキルは《無代償》です
ステータスを見れるようにしてありますので、利用下さい
では、アリサ様と出逢えることを願っております」
その直後、俺の視界は白く…輝きに染まった
◆❖◇◇❖◆
《ステータス》
名前:アヌビス·ミュウル·アーラ
身体: 筋力52 魔力183 防力38 速力79 器用83 運勢40
点数: 128
属性:闇
技能:【無代償】【???】
《点数》
経験値と呼ばれている架空の物を獲得した際に増えるポイント
身体の数値に割り振ることが出来る
その者にとっての重要な経験、によって点数は増える
魔王消滅、多大な代償、神との会話、転生によって 128 と言う規格外な点数が貯まった
【無代償】
何かの影響で受ける事となる代償を無にする
但し、無にするので他者に代償を移すことは無いが可能ではある
【???】
測定不能
◆❖◇◇❖◆
ここで一応ですが平均の身体数値を書いておきます
筋力40 魔力40 防力40 速力40 器用40
因みに、アーラ同じく魔法士系のステータスの平均値はこうです
筋力25 魔力80 防力30 速力40 器用60
運勢は個人でも日によって変動するので平均値は有りません
◆❖◇◇❖◆
次いでの次いでに、お金の紹介
1JPY=1エル
鉄貨=10e(10エル)
銅貨=100e(100エル)
大銅貨=1000e(1000エル)
銀貨=10000e(1万エル)
大銀貨=1000000e(10万エル)
金貨=10000000e(1000万エル)
大金貨=100000000e(1億エル)
白金貨=1000000000e(10億エル)
黒金貨=10000000000e(100億エル)
黄金弊=100000000000e(1000億エル)
龍金貨=1000000000000e(1兆エル)
「おのれぇ!!」
満身創痍の魔王は黒い渦に吸われ消滅した
勇者でも聖女でも無い一介の魔道士が、魔王を無傷で倒した
この事実は世界中を駆け回り件の闇魔道士、アーラを称えた
国民からの祝福、各国の陰謀、様々な物が渦巻く中 アーラはベットに倒れていた
「グッ、ガハッ」
口から溢れる鮮血が純白の布団を赤く染め激痛を迸らせる
身体中は黒い呪紋を刻まれ紋は身体に重大な損傷を与えていく
視界はとっくに奪われ、軋む激痛が触覚を遮断する
「流石に、魔王の消滅は代償が…大き過ぎたか」
「アーラ、アーラっ!」
部屋に駆け込んでくる足音、聞き覚えのある悲鳴
「アリサか、すまないな お世話になっておいて、お返しも無く死んでしまって」
「何てこと言うんですかっ、生きて生きて私に…」
「残念ながら、無理そうだ 魔王の、消滅は…人類の夢だろ? 俺一人の命で、大勢が救えるんだ、許してくれ」
「ダメっ、代償を…代償を私に分けて! お願い!」
「代償譲渡か、ダメだ 俺は慣れてるから良いが代償は…辛い」
「でもっ、でも! それじゃあ死んじゃう!」
「無駄だ、代償が大き過ぎて呪いに変異してる 譲渡は出来ない、さよならだ」
「そんなぁッ!」
俺に抱きつき泣き喚くアリサに反抗するように意識はドンドンと遠のいて行く
次第に身体に力が入らなくなり音が消え全てが闇に閉ざされた
生きているのか、死んでいるのか それさえも分からない…
「初めまして下界の民、アーラ」
目の前に途端、現れる白い発光体
薄らと人型を象り、その曲線美は女性
「誰、だ?」
気付けば身体中の辛さが無い、死んだのだろう
と言う事は、ここは死後の世界
此奴はそれを司る何か、と言ったところか
「大体その通りです、私は世界を創り出す創世神 オーディンと言われております」
「神話じゃ最高神の神様が、俺に何の用だ?」
「貴方は魔王消滅を成し遂げました、教えは出来ませんが私達にとっても多大な功績です
神にさえ無し得なかった偉業を称えて、転生をさせたいのです」
「転生、か…そんな事ならアリサに何か出来ないか?
俺を此処まで育てたのはアリサだ、俺なんかより称えられるべき存在なはずだ」
「それは出来ません…その方は死去致しました」
「何故っ!?」
「貴方の死に、計画を破綻させられた下界の民が憂さ晴らしに公開処刑を行いました
それにより偽りの罪で斬首刑に処され死去致しました」
直後、アーラの中に真っ黒の何かが溢れ出た
血の涙を流し歯軋りを響かせ怒りを抑え込む様子は、魔王さえも凌駕する威圧力が含まれていた
「アリサを、アリサを転生させろ 俺なんかよりアリサをっ!!」
「っ!?お、抑えて下さい!!
大丈夫です、アリサ様も転生させる様になっておりますので!!」
「そうか…取り乱してすまん」
威圧力は減衰していく
だが、アリサが転生出来ようと糞共への怒りが消える訳ではなく未だに黒い何かが渦巻いていた
「アリサ様と、同じ世界に転生して頂きます
残念ながら同じ場所には送り込めません
かなり遠いでしょうが、お互いに記憶は有ります」
「又、アリサに会えるのか?…
いや、でも彼奴は俺に逢わない方が…
アリサの、アリサの記憶は消せないのか? 苦しむのは、俺だけで十分だ」
「残念ですが不可能です、アリサ様の転生を担当する神が【契約】を司っております
アリサ様は契約を用いて両者記憶を残す事を条件に転生すると言われました
条件を破るのは世界の破滅に繋がります、そうなれば既に転生したアリサ様が消滅します」
「そうか…」
「はい、では詳しい説明を致します
先ず転生する世界は【アストラ】と言います
アリサ様が元居た【アビス】と酷似した世界となります
唯一の違いは先天的に全ての人類が1つだけ《スキル》と言う物を保持している事です
因みに、アーラ様のスキルは《無代償》です
ステータスを見れるようにしてありますので、利用下さい
では、アリサ様と出逢えることを願っております」
その直後、俺の視界は白く…輝きに染まった
◆❖◇◇❖◆
《ステータス》
名前:アヌビス·ミュウル·アーラ
身体: 筋力52 魔力183 防力38 速力79 器用83 運勢40
点数: 128
属性:闇
技能:【無代償】【???】
《点数》
経験値と呼ばれている架空の物を獲得した際に増えるポイント
身体の数値に割り振ることが出来る
その者にとっての重要な経験、によって点数は増える
魔王消滅、多大な代償、神との会話、転生によって 128 と言う規格外な点数が貯まった
【無代償】
何かの影響で受ける事となる代償を無にする
但し、無にするので他者に代償を移すことは無いが可能ではある
【???】
測定不能
◆❖◇◇❖◆
ここで一応ですが平均の身体数値を書いておきます
筋力40 魔力40 防力40 速力40 器用40
因みに、アーラ同じく魔法士系のステータスの平均値はこうです
筋力25 魔力80 防力30 速力40 器用60
運勢は個人でも日によって変動するので平均値は有りません
◆❖◇◇❖◆
次いでの次いでに、お金の紹介
1JPY=1エル
鉄貨=10e(10エル)
銅貨=100e(100エル)
大銅貨=1000e(1000エル)
銀貨=10000e(1万エル)
大銀貨=1000000e(10万エル)
金貨=10000000e(1000万エル)
大金貨=100000000e(1億エル)
白金貨=1000000000e(10億エル)
黒金貨=10000000000e(100億エル)
黄金弊=100000000000e(1000億エル)
龍金貨=1000000000000e(1兆エル)
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