43 / 107
ファイル:3 優生思想のマッドサイエンティスト
ワールド221
しおりを挟む
ゲートの向こうは、飾り気のない大理石の大きな空間だ。
そこを大勢の人が行き来している。
条約により、人の行き来が制限されているので、殆どが観光客だ。
キャリーバックを持った平等社会人や異世界人が行ったり来たりをしている。
俺たちは改札ゲートを潜ると、街の中に出た。
そこはどうやら川に囲まれた三角州のようで、北側は巨大な壁が屹立しているようだ。
ここからでもその全容がよく見えた。
「ここは極東の真・外京。」
「なんで真ってつくのかは知らないけどさ。」
カーミラがそう説明してくれた。
教科書で読んだことがある。
多分ここは出島っていうところだろう。
橋に関所を作り、人の出入りをうまく統制しているのだ。
俺たちは出口で出入国の手続きを済ませると、外京を後にした。
そこからは電気自動車のタクシーに乗ると、左京の六条を目指した。
どうやらそこに異世界人の情報屋があるらしい。
俺たちは談笑を交わして、極東の独特な建物や、名物のウドンの尻尾と鴨蕎麦の話をしてから、六条で降りる。
「大丈夫? お腹空いてない? 」
端末の時計を見る。
どうやら不具合なく正確に動いているようだ。
「正午……か。」
「問題ないさ。その情報屋って奴が飯食ってる時間じゃなければな。」
「いや、客足が少なくなるこの時間に来てくれて嬉しいよ。」
暖簾から出てきたのは……不思議な雰囲気を醸し出す鬼? の青年だ。
今は軍服を着ていない。
非番なのだろうか。
店の入り口の柱に、一枚の看板が雑に貼り付けてある。
『ガキお断り。』
「まぁ立ち話もなんだ。中に入れよ。」
俺は小声でカーミラに話しかけた。
「あの人、軍人なんじゃ? 」
するとカーミラは困った顔をして答えた。
「それは本人から直接聞くと良いよ。」
鬼の青年は、俺たちを畳部屋に招くと、座布団に座り込み、俺たちを手招きした。
「極東の公務員なら辞めたよ。俺の性に合わなくてな。」
「オヤジにも馬鹿怒られたし、槍馬にも美奈にも呆れられるし、千代の両親からは勘当されるで、散々だけどな……っと。これは余計か。今は奴らが表で引き受けられない仕事を俺が請け負っているよ。いつの時代もそういう人間は必要だし。その方が俺の性に合っている。」
「とてもそういうふうには見えませんが。」
俺は表の看板を指差した。
そしたら青年は呆れた声で、言葉を返してくる。
「ああ、表向きは、呪具残骸の専門店をやってるんよ。俺、呪力の扱いだけは、才があるみたいでな。」
「んでよ。こういうところってガキがよく来るんよ。小遣い持ってくりゃ。俺んところで呪具残骸を買いに来るわけ。」
「そしたら次の日両親が飛んできたんよ。『ガキに危ないもん持たせるな。』ってな。んなもん知るかってんだ。して良いことと悪いことを教えるのは俺の仕事じゃねえし、親の両分だろ? 」
「はぁ。」
あの看板にそんなストーリーがあったとは。
「っと話が逸れたな。んで、今二つの世界で問題になっている例の怪死事件だっけ? 」
「慎二、何か知っていることはない? 」
彼は少し悩んでいるようだった。
それから答える。
「コレ、外部に漏らして良いのかな? どうやら、この世界に密入国者がいるらしいんだ。コレが公になれば、極東のメンツは丸潰れよ。」
「なんせ世界の出入国を取り持っているわけだからな。」
「役員たちで賄賂が横行しているならまだ可愛いもんよ。」
「ソイツら懲らしめれば良いだけだからな。」
そこから彼は腕を組んでさらに考え込んでいた。
「おりゃ口は硬い方なんだけどよ。そういう人間でも、うっかり漏らしちまうこともあるんよ。」
「どうやら、情報は僕たちで共有しておいた方が良さそうだね。」
と、カーミラ。
「どうやら機材を介さずに、次元にに穴を開けられる能力者がいるらしいんよ。んま。極東が掴んだソースもない不確かな情報だけどな。アンタらを疑っているわけじゃないけど、罠かもしれんし。」
能力者……
俺は生唾を飲んだ。
可能性としては大いにある。
そして、辻褄が合う。
違法に改造された人間が、こちらの世界に来た理由が……
「俺もアンタに伝えないとならないことがある。」
「犯人は俺たちの世界の改造人間たちだ。」
彼はため息をついた。
「何か根拠はあるのか? 」
「さっき俺たちは改造人間に襲われた。国際政府のやり方をあまり良く思っていない奴らのな。」
「おいおい、結論を急ぐなよ。ちょっとそれを結びつけるのは横暴すぎないか? 改造人間だって線はおおよそ間違ってなさそうだけどよ。」
「それはそうと、まずは密入国を手引きしている人間を捕まえるのと、誰が人間を改造しているのかを突き止めないと。」
カーミラは立ち上がり、店を出ようとしている。
「おおい、ちょっと待てよカーミラ。どこへ行くんだ? 」
「決まっている。密入国のことは慎二に任せて、僕たちは、その改造人間を作っている人間を探しに行くんだよ。」
平等社会で秘密裏に研究を行うことは不可能だ。
その色合いは、蝠岡が起こした大事件の後、いっそう濃くなった。
今はAIが一世帯あたりの生活費、エネルギー使用量を厳密に検査し、少しでも異常があると、すぐにパトロールが飛んでくるようになったらしい。
お陰で平等社会人の不貞行為が激減したんだとか。
というのは余談であるが。
俺は彼に、かくかくしかじか、と説明し、彼は再び座布団に座り込んだ。
「北条、つまり君は、サイボーグを生み出しているのは、平等社会人じゃなくて、ここの人間だって? 」
「いや、俺たちの世界から何者かの手を借りて、こちらに逃げてきた研究者が、こっちの世界でラボを築き、悪さをしているのかもしれない。」
「しかし、だとしたら、どうやって彼らのアジトを突き止めるんだい? 雲を掴むような話だと思うけど…… 」
「それは…… 」
そこから先は何も考えていなかった。
俺の考えは机上の空論で、奴は今も、平等社会でひっそりと身を潜め、悪事を働いているかもしれない。
「あー、もう昼休憩終わり。午後からも客が来そうだからとりあえずお開きな。お前らも飯食ってこいよ。」
「ああ、そうだねお腹がすいた。」
「行こう北条。僕、美味しい蕎麦屋さんのお店、知っているだ。」
そう言って俺たちは、彼の店を後にした。
そこを大勢の人が行き来している。
条約により、人の行き来が制限されているので、殆どが観光客だ。
キャリーバックを持った平等社会人や異世界人が行ったり来たりをしている。
俺たちは改札ゲートを潜ると、街の中に出た。
そこはどうやら川に囲まれた三角州のようで、北側は巨大な壁が屹立しているようだ。
ここからでもその全容がよく見えた。
「ここは極東の真・外京。」
「なんで真ってつくのかは知らないけどさ。」
カーミラがそう説明してくれた。
教科書で読んだことがある。
多分ここは出島っていうところだろう。
橋に関所を作り、人の出入りをうまく統制しているのだ。
俺たちは出口で出入国の手続きを済ませると、外京を後にした。
そこからは電気自動車のタクシーに乗ると、左京の六条を目指した。
どうやらそこに異世界人の情報屋があるらしい。
俺たちは談笑を交わして、極東の独特な建物や、名物のウドンの尻尾と鴨蕎麦の話をしてから、六条で降りる。
「大丈夫? お腹空いてない? 」
端末の時計を見る。
どうやら不具合なく正確に動いているようだ。
「正午……か。」
「問題ないさ。その情報屋って奴が飯食ってる時間じゃなければな。」
「いや、客足が少なくなるこの時間に来てくれて嬉しいよ。」
暖簾から出てきたのは……不思議な雰囲気を醸し出す鬼? の青年だ。
今は軍服を着ていない。
非番なのだろうか。
店の入り口の柱に、一枚の看板が雑に貼り付けてある。
『ガキお断り。』
「まぁ立ち話もなんだ。中に入れよ。」
俺は小声でカーミラに話しかけた。
「あの人、軍人なんじゃ? 」
するとカーミラは困った顔をして答えた。
「それは本人から直接聞くと良いよ。」
鬼の青年は、俺たちを畳部屋に招くと、座布団に座り込み、俺たちを手招きした。
「極東の公務員なら辞めたよ。俺の性に合わなくてな。」
「オヤジにも馬鹿怒られたし、槍馬にも美奈にも呆れられるし、千代の両親からは勘当されるで、散々だけどな……っと。これは余計か。今は奴らが表で引き受けられない仕事を俺が請け負っているよ。いつの時代もそういう人間は必要だし。その方が俺の性に合っている。」
「とてもそういうふうには見えませんが。」
俺は表の看板を指差した。
そしたら青年は呆れた声で、言葉を返してくる。
「ああ、表向きは、呪具残骸の専門店をやってるんよ。俺、呪力の扱いだけは、才があるみたいでな。」
「んでよ。こういうところってガキがよく来るんよ。小遣い持ってくりゃ。俺んところで呪具残骸を買いに来るわけ。」
「そしたら次の日両親が飛んできたんよ。『ガキに危ないもん持たせるな。』ってな。んなもん知るかってんだ。して良いことと悪いことを教えるのは俺の仕事じゃねえし、親の両分だろ? 」
「はぁ。」
あの看板にそんなストーリーがあったとは。
「っと話が逸れたな。んで、今二つの世界で問題になっている例の怪死事件だっけ? 」
「慎二、何か知っていることはない? 」
彼は少し悩んでいるようだった。
それから答える。
「コレ、外部に漏らして良いのかな? どうやら、この世界に密入国者がいるらしいんだ。コレが公になれば、極東のメンツは丸潰れよ。」
「なんせ世界の出入国を取り持っているわけだからな。」
「役員たちで賄賂が横行しているならまだ可愛いもんよ。」
「ソイツら懲らしめれば良いだけだからな。」
そこから彼は腕を組んでさらに考え込んでいた。
「おりゃ口は硬い方なんだけどよ。そういう人間でも、うっかり漏らしちまうこともあるんよ。」
「どうやら、情報は僕たちで共有しておいた方が良さそうだね。」
と、カーミラ。
「どうやら機材を介さずに、次元にに穴を開けられる能力者がいるらしいんよ。んま。極東が掴んだソースもない不確かな情報だけどな。アンタらを疑っているわけじゃないけど、罠かもしれんし。」
能力者……
俺は生唾を飲んだ。
可能性としては大いにある。
そして、辻褄が合う。
違法に改造された人間が、こちらの世界に来た理由が……
「俺もアンタに伝えないとならないことがある。」
「犯人は俺たちの世界の改造人間たちだ。」
彼はため息をついた。
「何か根拠はあるのか? 」
「さっき俺たちは改造人間に襲われた。国際政府のやり方をあまり良く思っていない奴らのな。」
「おいおい、結論を急ぐなよ。ちょっとそれを結びつけるのは横暴すぎないか? 改造人間だって線はおおよそ間違ってなさそうだけどよ。」
「それはそうと、まずは密入国を手引きしている人間を捕まえるのと、誰が人間を改造しているのかを突き止めないと。」
カーミラは立ち上がり、店を出ようとしている。
「おおい、ちょっと待てよカーミラ。どこへ行くんだ? 」
「決まっている。密入国のことは慎二に任せて、僕たちは、その改造人間を作っている人間を探しに行くんだよ。」
平等社会で秘密裏に研究を行うことは不可能だ。
その色合いは、蝠岡が起こした大事件の後、いっそう濃くなった。
今はAIが一世帯あたりの生活費、エネルギー使用量を厳密に検査し、少しでも異常があると、すぐにパトロールが飛んでくるようになったらしい。
お陰で平等社会人の不貞行為が激減したんだとか。
というのは余談であるが。
俺は彼に、かくかくしかじか、と説明し、彼は再び座布団に座り込んだ。
「北条、つまり君は、サイボーグを生み出しているのは、平等社会人じゃなくて、ここの人間だって? 」
「いや、俺たちの世界から何者かの手を借りて、こちらに逃げてきた研究者が、こっちの世界でラボを築き、悪さをしているのかもしれない。」
「しかし、だとしたら、どうやって彼らのアジトを突き止めるんだい? 雲を掴むような話だと思うけど…… 」
「それは…… 」
そこから先は何も考えていなかった。
俺の考えは机上の空論で、奴は今も、平等社会でひっそりと身を潜め、悪事を働いているかもしれない。
「あー、もう昼休憩終わり。午後からも客が来そうだからとりあえずお開きな。お前らも飯食ってこいよ。」
「ああ、そうだねお腹がすいた。」
「行こう北条。僕、美味しい蕎麦屋さんのお店、知っているだ。」
そう言って俺たちは、彼の店を後にした。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
草食系ヴァンパイアはどうしていいのか分からない!!
アキナヌカ
ファンタジー
ある時、ある場所、ある瞬間に、何故だか文字通りの草食系ヴァンパイアが誕生した。
思いつくのは草刈りとか、森林を枯らして開拓とか、それが実は俺の天職なのか!?
生まれてしまったものは仕方がない、俺が何をすればいいのかは分からない!
なってしまった草食系とはいえヴァンパイア人生、楽しくいろいろやってみようか!!
◇以前に別名で連載していた『草食系ヴァンパイアは何をしていいのかわからない!!』の再連載となります。この度、完結いたしました!!ありがとうございます!!評価・感想などまだまだおまちしています。ピクシブ、カクヨム、小説家になろうにも投稿しています◇
荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。
四人の令嬢と公爵と
オゾン層
恋愛
「貴様らのような田舎娘は性根が腐っている」
ガルシア辺境伯の令嬢である4人の姉妹は、アミーレア国の王太子の婚約候補者として今の今まで王太子に尽くしていた。国王からも認められた有力な婚約候補者であったにも関わらず、無知なロズワート王太子にある日婚約解消を一方的に告げられ、挙げ句の果てに同じく婚約候補者であったクラシウス男爵の令嬢であるアレッサ嬢の企みによって冤罪をかけられ、隣国を治める『化物公爵』の婚約者として輿入という名目の国外追放を受けてしまう。
人間以外の種族で溢れた隣国ベルフェナールにいるとされる化物公爵ことラヴェルト公爵の兄弟はその恐ろしい容姿から他国からも黒い噂が絶えず、ガルシア姉妹は怯えながらも覚悟を決めてベルフェナール国へと足を踏み入れるが……
「おはよう。よく眠れたかな」
「お前すごく可愛いな!!」
「花がよく似合うね」
「どうか今日も共に過ごしてほしい」
彼らは見た目に反し、誠実で純愛な兄弟だった。
一方追放を告げられたアミーレア王国では、ガルシア辺境伯令嬢との婚約解消を聞きつけた国王がロズワート王太子に対して右ストレートをかましていた。
※初ジャンルの小説なので不自然な点が多いかもしれませんがご了承ください
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
異世界転生したおっさんが普通に生きる
カジキカジキ
ファンタジー
第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位
応援頂きありがとうございました!
異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界
主人公のゴウは異世界転生した元冒険者
引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。
知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる