中二病の高校生は、異世界で勇者(笑)と呼ばれるようです

yoshikei

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ダンジョン?

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 俺はダンジョンのことをセリアやラプスに話した。

「え、えぇ~!!」

 ラプスが大きな声を出した。
 転職できることはそんなに驚くことなのだろうか。

「そんなに驚くこと?」
「だって、それは女神様なんでしょ?」
「あ、そっちね」

 よく考えたら、神様と話しているんだから、普通の人にとってはすごいことなんだよね。
 スマホをちらりと見る。

「ま、まあ、転職もできるようでよかったですね」

 セリアが少し引いていた。

「そうだね。それで、どこから入るのかとか心当たりない?」

  二人に聞いてみるが、

「ダンジョンの入り口ですか…」
「そんなものがあるとは、聞いたことないですね………」
「そうか……」

 どうやら、見つかっていないようだ。まあ、見つかっていたとしたら、あの森がそのままになっているとは思えない。
 観光資源的なものとして使用するに決まっているからな。

「まずはダンジョンを探すところからか」
「あの、もしかして、一人で行こうとか考えていませんか?」

 セリアが聞いてきた。

「え? ほかにあるかもわからない場所を探すなんて奴いないだろ?」
「それなら、私が手伝います。このまま一人で行って、死なれても困りますので」
「そうか、じゃあ、頼むよ」
「それと、ギルドに行くことをお勧めします。もしかしたら、情報があるかもしれないので」
「そうだね。じゃあ、行ってみるよ」

 ギルドの場所は教会と伯爵の家(面倒なので、こう呼ぶことにする。たぶんほかの場所では、領主様の家とか呼ばれているとは思うが…)の中間にあったため、来るときに教えてもらったのだ。
 ギルドへ行くため、さっそく教会を出ようとすると、

「ちょ、ちょっと待ちなさいよ」

 ラプスがそう呼び止めてきた。

「セリア、本当にこんな奴と行く気? 死ぬかもしれないわよ? まあ、運だけはいいから、何とかなるかもしれないけど危ないわよ?」

 あ、やっぱり、俺じゃないよね
 「なんで、あんたなんかを心配しなきゃいけないのよ」と言われたような気がした。

「大丈夫、危ないと思ったらこの人を見捨ててでも帰ってくるから」
「え? そうなの? 助けてくれないの?」

 セリアを見ながらそう訴えてみる。
 だが、セリアは何を言っているんだろうというような目でこちらを一瞥するだけだった。

 どうやら自分の身は自分で守れという事らしい……
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