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第六章 初めての【敵】
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【ミステール】と別れてから【一郎太】と【ガラティア】は、次の【聖域】を目指して旅を続けていた。
【神宝のソファ】で移動をし、休憩として下に降りて食べ物を調達しようとしていた。
そこに、1人の男が現れた。
男は、
「おい……」
と声をかける。
【一郎太】は、
「はい。
何でしょう?」
と聞いた。
男は、
「俺の名前は【颯人(はやと)】だ。
貴様に勝負を申しつける」
と言った。
と同時に1人の男が姿を現す。
【颯人】は、
「こいつの名前は【ジャスティ】。
俺のパートナーだ」
と言った。
【ジャスティ】は、
「そう言う事だ。
よろしくな」
と言った。
【一郎太】は、
「ちょっと待ってください。
僕はまだ戦うとは……」
と言ったが、【颯人】は、
「問答無用。
いや、とりあえず、名前だけでも名乗れ」
と言った。
【一郎太】は、
「僕の名前は【一郎太】と言います。
彼女の名前は【フェスタア】です。
僕たちには戦う意思が無い。
まずは話し合いませんか?」
と提案したが、【颯人】は、
「問答無用と言った。
行け、【ジャスティ】。
【フェスタア】とやらを倒せ」
と命令を下す。
【ジャスティ】は、
「了解。
んじゃまぁ、行かせてもらうわ」
と言って戦闘態勢を取る。
【ガラティア】は、
「旦那様。
ここは私が……」
と言って彼女も戦闘態勢を取った。
【ガラティア】は、
「【ステータス・スキャンアイ】っ」
と唱えた。
【ステータス・スキャンアイ】とは、相手のプロフィールを見る【力】となる。
全てをのぞけると言う訳では無く、のぞける部分とのぞけない部分が存在する。
【ガラティア】がのぞけた部分は、
【ジャスティ】――(【正統勇者】)
性別 男。
年齢 32歳。
身長 1メートル82センチ。
体重 90キログラム。
握力 120キログラム。
特技 不明
能力 剣闘術(けんとうじゅつ)――剣を使った【闘技】、
ボクシング――【拳闘技】、
柔術(じゅうじゅつ)――投げ技、絞め技などの【柔術】、
八方拳(はちほうけん)――【惑星テンプルム】で発展した【拳法】、
不明、
不明、
不明、
不明、
不明、
性格 バトル好き。
強い者に挑戦したがる。
問答より拳で語る性格。
戦闘狂。
戦って死ぬのが夢。
知能指数 低め。
本人レベル(本人の力量で計算してのレベルであり、一般的なレベルのはかり方とは異なる) レベル32
趣味 バトル。
武器の整備。
ギャンブル。
酒。
たばこ。
追記 あり。
と出た。
9つの能力がある所まではわかっているが、5つの能力については不明となっている。
【ジャスティ】が秘密にしているため、わからないのだ。
特技についてもわからない。
また、【追記】があると言うのもポイントだ。
【ガラティア】はその【追記】に目をやろうとしたが、【ジャスティ】が攻撃を開始したため、見ることが出来なかった。
【ジャスティ】の猛ラッシュが続く。
【ジャスティ】は、
「それ、
それ、それ、
それ、それ、それ、
それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、
それ、」
と、【剣闘術】で攻め立てる。
【ガラティア】はそれを余裕でかわす。
【ジャスティ】は【英雄】。
【ガラティア】は【女神】。
まともに戦えば、【ガラティア】が圧倒的に勝利する。
それくらいの力量差がある。
【ガラティア】は、
「そんなものですか?」
と言った。
【ジャスティ】は、
「まだまだぁ~。
次、行くぜぇ~。
そりゃ、
そりゃ、そりゃ、
そりゃ、そりゃ、そりゃ、
そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、
そりゃ、」
と【八方拳】での連続攻撃を仕掛けてきた。
【ガラティア】は、避けながら、
(妙だ……
この程度の男が【正統勇者】?
何かある……)
と思った。
そして、【ステータス・スキャンアイ】で見たプロフィールの【追記】を見る。
「………!」
次の瞬間、【ガラティア】は、【ジャスティ】の前から消えて、【一郎太】の前に現れた。
目の前に急に【ガラティア】が現れて、
「え?」
と驚く【一郎太】だったが、次の瞬間、彼の前に刃がヌッと現れた。
それを生成した【盾】で防ぐ【ガラティア】。
ギャリリリリリン……
と言う音が響いた。
何者かが、【一郎太】を暗殺しようとしたのだ。
突然の出来事に【一郎太】は、
「うわっ……
な、何だ?
何があったんだ?」
と動揺した。
【ガラティア】は、
「姿を現しなさい。
そこの男……」
と言った。
その言葉に反応するかの様に、岩場の影から、1人の男が姿を現した。
その男は、
「ちっ……
勘の良い女だ……」
とつぶやいた。
【ガラティア】は、
「【ステータス・スキャンアイ】っ」
と唱えて、その男のステータスを調べた。
【ギルティ】――(【双子の暗殺者】)
性別 男。
年齢 32歳。
身長 1メートル81センチ。
体重 90キログラム。
握力 120キログラム。
特技 不明
能力 暗殺術(あんさつじゅつ)――罠を使った【暗殺術】、
ボクシング――【拳闘技】、
柔術(じゅうじゅつ)――投げ技、絞め技などの【柔術】、
八方拳(はちほうけん)――【惑星テンプルム】で発展した【拳法】、
不明、
不明、
不明、
不明、
不明、
性格 根暗。
殺人狂。
相手を陥れる事を常に考える性格。
戦闘狂。
拷問が好き。
知能指数 高め。
本人レベル(本人の力量で計算してのレベルであり、一般的なレベルのはかり方とは異なる) レベル64
趣味 暗殺。
武器の整備。
ギャンブル。
酒。
たばこ。
追記 あり。
と出た。
【ジャスティ】と似たようなプロフィールだが、より邪悪なものになっている。
【ギルティ】にも【追記】がある。
【ジャスティ】と【ギルティ】の【追記】は同一のものだった。
【追記】には以下の様なものが書かれている。
――【ジャスティ】と【ギルティ】は双子の兄弟である。
【ギルティ】は生まれなかった事にされた影の子供であり、【ジャスティ】の影に隠れて生きてきた。
【平凡】な【男】であった【ジャスティ】が【勇者】として認められたのには影で【ギルティ】が【暗殺者】として、暗躍し、【ジャスティ】の障害となる【存在】を暗殺して行ったからである。
【ギルティ】は、【ジャスティ】のために暗殺する事を至上の喜びとしており、【ジャスティ】も、【ギルティ】が裏で動く事で、自分が【英雄】になれると言うことから【共存関係】にある。
【ジャスティ】は表向き、【正統勇者】として、王道を歩くが、裏で【ギルティ】による凄惨な悲劇が数多くあったとされている。――
となっていた。
この文面を読んだ【ガラティア】は絶対的戦力差がある彼女を倒すには、そのパートナーである【一郎太】を殺害すれば良いと【ギルティ】が考えると思い、すぐに【一郎太】の元に飛んで、暗殺を防いだのだ。
【一郎太】は、
「あ、危ない……
死ぬかと思った……」
とつぶやいた。
すると、
「あ~あ……
失敗しちゃった。
せっかくジャイアントキリング(大番狂わせ)出来ると思ったのに……
女神を倒したとなったら、俺らの名前も鰻登り。
って思ってたんだけどなぁ~。
残念」
と言う声がした。
他に1名居たのだ。
恐らくは、【ギルティ】のパートナーだろう。
【颯人】は、
「手際が悪いんだよ【将人(まさと)】ぉ。
せっかく、油断させてたのに、意味ねぇじゃねぇか……」
と言った。
どうやら、【ギルティ】のパートナーの名前は【将人】と言うようだ。
そして、【将人】も姿を現した。
よく見ると、【颯人】そっくりだ。
どうやら、【颯人】と【将人】も双子の兄弟の様だ。
双子が双子の【英雄】とパートナーとなったと言うことになる。
【颯人】と【将人】の双子は、【ジャスティ】と【ギルティ】の二人がかりで、【ガラティア】を倒そうとしていたようだ。
【ガラティア】は、
「2対1ですか……
それでも私はかまいません。
姑息な手段で向かってくる相手など、たいしたことありませんから。
続けますよ」
と言った。
【颯人】は、
「タンマ。
こーさぁーん。
降参します。
俺らの負けでぇ~す」
と言って両手を上げた。
【ガラティア】は、
「旦那様を殺そうとしておいて、そんなたわ事が通じると思っているのですか?」
と怒りをあらわにした。
【将人】は、
「ちょっと待ってくれよ。
俺らは、【ミステール】って男に、絶好のカモが居るからって聞いてやっただけなんだよ。
言ってみれば、そいつにあおられたんだ。
だから、暗殺をミスってまで、あんた達とやり合おうと思ってない。
降参するよ。
マジで」
と言った。
【ガラティア】は、
「ふざけているのですか?
許せません」
と更に怒りの表情になる。
【将人】は、
「待ってくれよ。
俺達を見逃してくれたら、情報をやるよ。
あんたら、情報が欲しいんだろ?
俺らも知ってるぜ。
情報。
それで勘弁してくれよ。
頼むよ。
な、旦那さん?」
と言った。
【ガラティア】は、
「なれなれしい……」
と更にまた険悪になっていく。
【一郎太】は、
「まぁ、良いじゃないか。
僕達も出来れば戦闘を避けたいと言う気持ちはあるんだ。
戦わずに済んで、更に情報を聞けるのなら、御の字だ。
【フェスタア】ちゃん……
それじゃ駄目かい?」
と言った。
【ガラティア】は、
「旦那様はお優し過ぎます。
……ですが、旦那様がおっしゃるのであれば、私は従います……」
と言った。
【一郎太】は、
「ありがとう。
それで、情報って言うのは?」
と聞いた。
【颯人】は、
「あんた等、【聖域】探してるんだろ?
だったら、この近くにあるぜ。
俺らは、その【聖域】に来る奴を狙ってこの辺り一帯に網を張ってたんだよ。
ライバルは少ない事に超した事はないからな」
と言った。
【一郎太】は、
「何の【聖域】なんだい?」
と聞く。
【将人】は、
「【ホノル(名誉)】の【聖域】だよ。
俺らはその【ホノル(名誉)】で【ジャスティ】と【ギルティ】を手に入れたんだ。
だけど、他の【石像】は味方に出来なかった。
俺らが言い当てられたのは【ジャスティ】と【ギルティ】だけだった」
と言った。
【一郎太】は、
「【ホノル(名誉)】というと【冒険】を1つ達成した【英雄】が祀られている所か」
と言った。
【颯人】は、
「あぁ。
残念ながら、あんた見たいに、綺麗な【女神】をゲットと言う訳には行かなかった。
だけど、【女神】が出てきたって事は3年前とは違うって事だよな。
俺らみたいな、下っ端は使われるだけの立場って事だよな?
なぁ、どうすりゃ、【女神】をゲット出来たんだ?
教えてくれよ……」
と言った。
【一郎太】は、
「ゲットと言う言い方は好きじゃないけど、気持ちが通じあったんだ。
それで、【本名】が頭に浮かんだんだよ」
と言うと、【将人】は、
「その【本名】は?」
と聞いてきた。
【一郎太】は、
「悪いけど、言えないよ」
と言った。
【颯人】は、
「ちっ……
駄目か。
【本名】を【ミステール】って奴に伝えたら、大金が手に入るって話だったのに……
乗ってこないか……」
と言った。
【ガラティア】は、
「お前達……」
と言って、今にも攻撃を開始しようと言う感じになった。
【颯人】は、
「ごめん、ごめん、ごめん、ごめん。
ごめんってば。
もう詮索しないよ。
俺らは、【第115ホノル(名誉)】の説明だけさせてもらって、退散するよ」
と言った。
【ガラティア】は、
「お前達は信用出来ない」
と言ったが、もし、嘘をついて居るなら、戻ってきて、始末してくれても良いと言われたので、一応、信じることにした。
【颯人】と【将人】の双子の話では、
【第115ホノル(名誉)】――
【108名勇者】と言われる【伝説】が残っている。
ある世では【魔王ビコン】が人々を苦しめていた。
ある王国では【勇者】を募集したが、どの【勇者】も【魔王軍】に歯が立たなかった。
そこで王国では、国で出せる限りの【賞金】をつけて、【チーム】で【魔王軍】討伐をする事にした。
提示された【賞金】は【108億ゼニー】だった。
1人【1億ゼニー】として【108人パーティー】であれば、1人1人が贅沢出来ると考えられていた。
【108人パーティー】を作って、【勇者パーティー】は、討伐出来たかと言うとそうでも無かった。
【108人】でも【魔王軍】を相手にするには足りなかったのだ。
結果として、【魔王ビコン】を倒したパーティーの人数は【1234名】だった。
その【1234名】の間で、殺し合いがあり、生き残った【108人】が英雄として祀られる事になった。
――とされている。
【108人】は、【英雄】として祀られたが、死亡した【1126人】は無縁仏として日の目を見ない最期だった【悲劇の伝説】でもあると言う。
その情報を元に、【一郎太】と【ガラティア】は、【第115ホノル(名誉)】に向かった。
それを見送っている【颯人】に【ジャスティス】は、
「良いのかよ?
教えてしまって……」
と聞いた。
【颯人】は、
「あぁ。
かまわないさ。
【フェスタア】って【11女神神話】だろ?
【英雄】を配下にするには、【英雄】の中に【フェスタア】か【11女神】を信奉する奴がいないと無理だ。
【11女神】は【マイナーゴッド】だからな。
【英雄】の中に【信奉者】は居ないと俺は見た」
と言った。
【将人】は、
「それだと、【本名】を言い当てるしかない。
【ミステール】の話だと、あの【一郎太】って男は持ってないそうだ。
【第8神話】の【女神】の本名を全てハズしたそうだ。
【第115ホノル(名誉)】の残った【石像】も当たりゃしねぇよ。
全部ハズす方に俺は賭けるね」
と言った。
【颯人】は、
「それじゃ賭けにならねぇよ。
俺もハズすに賭けるからな。
俺らを見逃す様なお人好しなんだから、その内、誰かが始末するだろうぜ。
それに、全部、ハズしちまえば、あいつはもう、【第115ホノル(名誉)】の【石像】との縁は無くなる。
そうなったら、もう【無害】だ。
放って置いても【石像】を取られる心配はねぇよ」
と言った。
双子は、【一郎太】がどの【石像】も【人化】させられないと考えて、情報を教えていたのだった。
そんな思惑に気付かない【一郎太】は、双子の説明にあった通り、【聖域】があったのを確認して、
「ね。
信じてみるのも良かったでしょ?」
と、どや顔になっていた。
【ガラティア】は、
「はい。
そうですね」
と同意した。
【ガラティア】にとっては、さっきの双子は信用するに値しない【存在】として考えていたが、【一郎太】が信じると言うのであれば、彼女も信じる事にしたのだった。
この危うさが、この先、不幸につながらないと良いのだが。
【神宝のソファ】で移動をし、休憩として下に降りて食べ物を調達しようとしていた。
そこに、1人の男が現れた。
男は、
「おい……」
と声をかける。
【一郎太】は、
「はい。
何でしょう?」
と聞いた。
男は、
「俺の名前は【颯人(はやと)】だ。
貴様に勝負を申しつける」
と言った。
と同時に1人の男が姿を現す。
【颯人】は、
「こいつの名前は【ジャスティ】。
俺のパートナーだ」
と言った。
【ジャスティ】は、
「そう言う事だ。
よろしくな」
と言った。
【一郎太】は、
「ちょっと待ってください。
僕はまだ戦うとは……」
と言ったが、【颯人】は、
「問答無用。
いや、とりあえず、名前だけでも名乗れ」
と言った。
【一郎太】は、
「僕の名前は【一郎太】と言います。
彼女の名前は【フェスタア】です。
僕たちには戦う意思が無い。
まずは話し合いませんか?」
と提案したが、【颯人】は、
「問答無用と言った。
行け、【ジャスティ】。
【フェスタア】とやらを倒せ」
と命令を下す。
【ジャスティ】は、
「了解。
んじゃまぁ、行かせてもらうわ」
と言って戦闘態勢を取る。
【ガラティア】は、
「旦那様。
ここは私が……」
と言って彼女も戦闘態勢を取った。
【ガラティア】は、
「【ステータス・スキャンアイ】っ」
と唱えた。
【ステータス・スキャンアイ】とは、相手のプロフィールを見る【力】となる。
全てをのぞけると言う訳では無く、のぞける部分とのぞけない部分が存在する。
【ガラティア】がのぞけた部分は、
【ジャスティ】――(【正統勇者】)
性別 男。
年齢 32歳。
身長 1メートル82センチ。
体重 90キログラム。
握力 120キログラム。
特技 不明
能力 剣闘術(けんとうじゅつ)――剣を使った【闘技】、
ボクシング――【拳闘技】、
柔術(じゅうじゅつ)――投げ技、絞め技などの【柔術】、
八方拳(はちほうけん)――【惑星テンプルム】で発展した【拳法】、
不明、
不明、
不明、
不明、
不明、
性格 バトル好き。
強い者に挑戦したがる。
問答より拳で語る性格。
戦闘狂。
戦って死ぬのが夢。
知能指数 低め。
本人レベル(本人の力量で計算してのレベルであり、一般的なレベルのはかり方とは異なる) レベル32
趣味 バトル。
武器の整備。
ギャンブル。
酒。
たばこ。
追記 あり。
と出た。
9つの能力がある所まではわかっているが、5つの能力については不明となっている。
【ジャスティ】が秘密にしているため、わからないのだ。
特技についてもわからない。
また、【追記】があると言うのもポイントだ。
【ガラティア】はその【追記】に目をやろうとしたが、【ジャスティ】が攻撃を開始したため、見ることが出来なかった。
【ジャスティ】の猛ラッシュが続く。
【ジャスティ】は、
「それ、
それ、それ、
それ、それ、それ、
それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、それ、
それ、」
と、【剣闘術】で攻め立てる。
【ガラティア】はそれを余裕でかわす。
【ジャスティ】は【英雄】。
【ガラティア】は【女神】。
まともに戦えば、【ガラティア】が圧倒的に勝利する。
それくらいの力量差がある。
【ガラティア】は、
「そんなものですか?」
と言った。
【ジャスティ】は、
「まだまだぁ~。
次、行くぜぇ~。
そりゃ、
そりゃ、そりゃ、
そりゃ、そりゃ、そりゃ、
そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、そりゃ、
そりゃ、」
と【八方拳】での連続攻撃を仕掛けてきた。
【ガラティア】は、避けながら、
(妙だ……
この程度の男が【正統勇者】?
何かある……)
と思った。
そして、【ステータス・スキャンアイ】で見たプロフィールの【追記】を見る。
「………!」
次の瞬間、【ガラティア】は、【ジャスティ】の前から消えて、【一郎太】の前に現れた。
目の前に急に【ガラティア】が現れて、
「え?」
と驚く【一郎太】だったが、次の瞬間、彼の前に刃がヌッと現れた。
それを生成した【盾】で防ぐ【ガラティア】。
ギャリリリリリン……
と言う音が響いた。
何者かが、【一郎太】を暗殺しようとしたのだ。
突然の出来事に【一郎太】は、
「うわっ……
な、何だ?
何があったんだ?」
と動揺した。
【ガラティア】は、
「姿を現しなさい。
そこの男……」
と言った。
その言葉に反応するかの様に、岩場の影から、1人の男が姿を現した。
その男は、
「ちっ……
勘の良い女だ……」
とつぶやいた。
【ガラティア】は、
「【ステータス・スキャンアイ】っ」
と唱えて、その男のステータスを調べた。
【ギルティ】――(【双子の暗殺者】)
性別 男。
年齢 32歳。
身長 1メートル81センチ。
体重 90キログラム。
握力 120キログラム。
特技 不明
能力 暗殺術(あんさつじゅつ)――罠を使った【暗殺術】、
ボクシング――【拳闘技】、
柔術(じゅうじゅつ)――投げ技、絞め技などの【柔術】、
八方拳(はちほうけん)――【惑星テンプルム】で発展した【拳法】、
不明、
不明、
不明、
不明、
不明、
性格 根暗。
殺人狂。
相手を陥れる事を常に考える性格。
戦闘狂。
拷問が好き。
知能指数 高め。
本人レベル(本人の力量で計算してのレベルであり、一般的なレベルのはかり方とは異なる) レベル64
趣味 暗殺。
武器の整備。
ギャンブル。
酒。
たばこ。
追記 あり。
と出た。
【ジャスティ】と似たようなプロフィールだが、より邪悪なものになっている。
【ギルティ】にも【追記】がある。
【ジャスティ】と【ギルティ】の【追記】は同一のものだった。
【追記】には以下の様なものが書かれている。
――【ジャスティ】と【ギルティ】は双子の兄弟である。
【ギルティ】は生まれなかった事にされた影の子供であり、【ジャスティ】の影に隠れて生きてきた。
【平凡】な【男】であった【ジャスティ】が【勇者】として認められたのには影で【ギルティ】が【暗殺者】として、暗躍し、【ジャスティ】の障害となる【存在】を暗殺して行ったからである。
【ギルティ】は、【ジャスティ】のために暗殺する事を至上の喜びとしており、【ジャスティ】も、【ギルティ】が裏で動く事で、自分が【英雄】になれると言うことから【共存関係】にある。
【ジャスティ】は表向き、【正統勇者】として、王道を歩くが、裏で【ギルティ】による凄惨な悲劇が数多くあったとされている。――
となっていた。
この文面を読んだ【ガラティア】は絶対的戦力差がある彼女を倒すには、そのパートナーである【一郎太】を殺害すれば良いと【ギルティ】が考えると思い、すぐに【一郎太】の元に飛んで、暗殺を防いだのだ。
【一郎太】は、
「あ、危ない……
死ぬかと思った……」
とつぶやいた。
すると、
「あ~あ……
失敗しちゃった。
せっかくジャイアントキリング(大番狂わせ)出来ると思ったのに……
女神を倒したとなったら、俺らの名前も鰻登り。
って思ってたんだけどなぁ~。
残念」
と言う声がした。
他に1名居たのだ。
恐らくは、【ギルティ】のパートナーだろう。
【颯人】は、
「手際が悪いんだよ【将人(まさと)】ぉ。
せっかく、油断させてたのに、意味ねぇじゃねぇか……」
と言った。
どうやら、【ギルティ】のパートナーの名前は【将人】と言うようだ。
そして、【将人】も姿を現した。
よく見ると、【颯人】そっくりだ。
どうやら、【颯人】と【将人】も双子の兄弟の様だ。
双子が双子の【英雄】とパートナーとなったと言うことになる。
【颯人】と【将人】の双子は、【ジャスティ】と【ギルティ】の二人がかりで、【ガラティア】を倒そうとしていたようだ。
【ガラティア】は、
「2対1ですか……
それでも私はかまいません。
姑息な手段で向かってくる相手など、たいしたことありませんから。
続けますよ」
と言った。
【颯人】は、
「タンマ。
こーさぁーん。
降参します。
俺らの負けでぇ~す」
と言って両手を上げた。
【ガラティア】は、
「旦那様を殺そうとしておいて、そんなたわ事が通じると思っているのですか?」
と怒りをあらわにした。
【将人】は、
「ちょっと待ってくれよ。
俺らは、【ミステール】って男に、絶好のカモが居るからって聞いてやっただけなんだよ。
言ってみれば、そいつにあおられたんだ。
だから、暗殺をミスってまで、あんた達とやり合おうと思ってない。
降参するよ。
マジで」
と言った。
【ガラティア】は、
「ふざけているのですか?
許せません」
と更に怒りの表情になる。
【将人】は、
「待ってくれよ。
俺達を見逃してくれたら、情報をやるよ。
あんたら、情報が欲しいんだろ?
俺らも知ってるぜ。
情報。
それで勘弁してくれよ。
頼むよ。
な、旦那さん?」
と言った。
【ガラティア】は、
「なれなれしい……」
と更にまた険悪になっていく。
【一郎太】は、
「まぁ、良いじゃないか。
僕達も出来れば戦闘を避けたいと言う気持ちはあるんだ。
戦わずに済んで、更に情報を聞けるのなら、御の字だ。
【フェスタア】ちゃん……
それじゃ駄目かい?」
と言った。
【ガラティア】は、
「旦那様はお優し過ぎます。
……ですが、旦那様がおっしゃるのであれば、私は従います……」
と言った。
【一郎太】は、
「ありがとう。
それで、情報って言うのは?」
と聞いた。
【颯人】は、
「あんた等、【聖域】探してるんだろ?
だったら、この近くにあるぜ。
俺らは、その【聖域】に来る奴を狙ってこの辺り一帯に網を張ってたんだよ。
ライバルは少ない事に超した事はないからな」
と言った。
【一郎太】は、
「何の【聖域】なんだい?」
と聞く。
【将人】は、
「【ホノル(名誉)】の【聖域】だよ。
俺らはその【ホノル(名誉)】で【ジャスティ】と【ギルティ】を手に入れたんだ。
だけど、他の【石像】は味方に出来なかった。
俺らが言い当てられたのは【ジャスティ】と【ギルティ】だけだった」
と言った。
【一郎太】は、
「【ホノル(名誉)】というと【冒険】を1つ達成した【英雄】が祀られている所か」
と言った。
【颯人】は、
「あぁ。
残念ながら、あんた見たいに、綺麗な【女神】をゲットと言う訳には行かなかった。
だけど、【女神】が出てきたって事は3年前とは違うって事だよな。
俺らみたいな、下っ端は使われるだけの立場って事だよな?
なぁ、どうすりゃ、【女神】をゲット出来たんだ?
教えてくれよ……」
と言った。
【一郎太】は、
「ゲットと言う言い方は好きじゃないけど、気持ちが通じあったんだ。
それで、【本名】が頭に浮かんだんだよ」
と言うと、【将人】は、
「その【本名】は?」
と聞いてきた。
【一郎太】は、
「悪いけど、言えないよ」
と言った。
【颯人】は、
「ちっ……
駄目か。
【本名】を【ミステール】って奴に伝えたら、大金が手に入るって話だったのに……
乗ってこないか……」
と言った。
【ガラティア】は、
「お前達……」
と言って、今にも攻撃を開始しようと言う感じになった。
【颯人】は、
「ごめん、ごめん、ごめん、ごめん。
ごめんってば。
もう詮索しないよ。
俺らは、【第115ホノル(名誉)】の説明だけさせてもらって、退散するよ」
と言った。
【ガラティア】は、
「お前達は信用出来ない」
と言ったが、もし、嘘をついて居るなら、戻ってきて、始末してくれても良いと言われたので、一応、信じることにした。
【颯人】と【将人】の双子の話では、
【第115ホノル(名誉)】――
【108名勇者】と言われる【伝説】が残っている。
ある世では【魔王ビコン】が人々を苦しめていた。
ある王国では【勇者】を募集したが、どの【勇者】も【魔王軍】に歯が立たなかった。
そこで王国では、国で出せる限りの【賞金】をつけて、【チーム】で【魔王軍】討伐をする事にした。
提示された【賞金】は【108億ゼニー】だった。
1人【1億ゼニー】として【108人パーティー】であれば、1人1人が贅沢出来ると考えられていた。
【108人パーティー】を作って、【勇者パーティー】は、討伐出来たかと言うとそうでも無かった。
【108人】でも【魔王軍】を相手にするには足りなかったのだ。
結果として、【魔王ビコン】を倒したパーティーの人数は【1234名】だった。
その【1234名】の間で、殺し合いがあり、生き残った【108人】が英雄として祀られる事になった。
――とされている。
【108人】は、【英雄】として祀られたが、死亡した【1126人】は無縁仏として日の目を見ない最期だった【悲劇の伝説】でもあると言う。
その情報を元に、【一郎太】と【ガラティア】は、【第115ホノル(名誉)】に向かった。
それを見送っている【颯人】に【ジャスティス】は、
「良いのかよ?
教えてしまって……」
と聞いた。
【颯人】は、
「あぁ。
かまわないさ。
【フェスタア】って【11女神神話】だろ?
【英雄】を配下にするには、【英雄】の中に【フェスタア】か【11女神】を信奉する奴がいないと無理だ。
【11女神】は【マイナーゴッド】だからな。
【英雄】の中に【信奉者】は居ないと俺は見た」
と言った。
【将人】は、
「それだと、【本名】を言い当てるしかない。
【ミステール】の話だと、あの【一郎太】って男は持ってないそうだ。
【第8神話】の【女神】の本名を全てハズしたそうだ。
【第115ホノル(名誉)】の残った【石像】も当たりゃしねぇよ。
全部ハズす方に俺は賭けるね」
と言った。
【颯人】は、
「それじゃ賭けにならねぇよ。
俺もハズすに賭けるからな。
俺らを見逃す様なお人好しなんだから、その内、誰かが始末するだろうぜ。
それに、全部、ハズしちまえば、あいつはもう、【第115ホノル(名誉)】の【石像】との縁は無くなる。
そうなったら、もう【無害】だ。
放って置いても【石像】を取られる心配はねぇよ」
と言った。
双子は、【一郎太】がどの【石像】も【人化】させられないと考えて、情報を教えていたのだった。
そんな思惑に気付かない【一郎太】は、双子の説明にあった通り、【聖域】があったのを確認して、
「ね。
信じてみるのも良かったでしょ?」
と、どや顔になっていた。
【ガラティア】は、
「はい。
そうですね」
と同意した。
【ガラティア】にとっては、さっきの双子は信用するに値しない【存在】として考えていたが、【一郎太】が信じると言うのであれば、彼女も信じる事にしたのだった。
この危うさが、この先、不幸につながらないと良いのだが。
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