ファートゥム・サルウァトル(運命救世主)

ちょちょいのよったろー/羽絶 与鎮果

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終章 これから……

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 三姉妹と【勇至狼】と【ティニディス】が【日帰り冒険】に出てから早くも1月が経とうとしていた。
 次の冒険にと指定していた【夏休み】ももう間近だ。
 【吟撫】達の学校と【瞳良】の学校では【夏休み】はたっぷり40日ある。
 【宿題】なども出ているから全部、使う訳には行かないが、それでも30日くらいは【冒険】するための【時間】に割こうと思っている。
 そのためには、【夏休み】が始まる前から【夏休みの宿題】を終わらせる必要がある。
 特に、【瞳良】は、受験の歳であるため、両親から、
「受験生なんだから、勉強しなさい」
 と言われるのでは無いかとヒヤヒヤしたが、幸い、【瞳良】の学校は【吟撫】達の学校へ【エスカレーター式】に進学出来る学校だった。
 小学校の時に受験して入っていたので、高校受験は免除されていた。
 よっぽど酷い成績でも取らない限り、安心して、【夏休み】を過ごす事が許されていた。
 単位制の学校なので、単位さえしっかり取っていれば、欠席しても文句は言われないのだ。
 それよりも問題は来年だ。
 来年は【琴花】と【勇至狼】が受験生となる。
 大学は【エスカレーター式】になっていないので、その場合、進学か就職か、それとも【冒険者】の道を行くかなど決めなくてはならない。
 三姉妹と【勇至狼】と【ティニディス】は、共に行動すると決めているので、2人だけ先行してと言うわけにも行かない。
 やはり、メンバーが足並み揃えて行動するには、一番年下の【瞳良】の卒業を待たねばならない。
 それまでは休日を利用して、ちょこちょこ冒険し、【勇至狼】の【両親】と【姉】の行方を捜さなくてはならない。
 3年後に誕生するとされている【リクォーティ】と【クォンティーティ】が現れる時に【トゥエルフス・ワールド(第十二の世界)】か【ファイナル・ワールド(最終の世界)】への冒険に出られる様になっていればベストであると考えている様だ。
 【琴花】は、
「そろそろ、【夏休み】の計画を立てておいた方が良いわね。
 宿題の方は既に手を付けているでしょうね?」
 と言った。
 【昼休み】の屋上には彼女の他に【吟撫】と【勇至狼】が来ている。
 【吟撫】は、
「まぁね。
 それくらいは何とかなりそうよ。
 日記だけは、後でネットで天気をチェックする必要があるけどね。
 あんたはどうなの、【勇至狼】?」
 と聞いた。
 【勇至狼】は、
「あぁ。
 それは俺も問題ない。
 使える日が30日って事は、30×68で、約2040時間。
 【現実界】の日数に直すと85日って事だ。
 それだけあれば、どこまでいけるかだな……」
 と言った。
 【琴花】は
「まずは、情報収集よ。
 【日帰り冒険】では行かなかったけど、【シックスス・ワールド(第六の世界)】にだって町や都市は存在している。
 そこへ立ち寄って情報を集めましょ。
 他の【冒険者】の情報だと、【翻訳機(ほんやくき)】が売っているはずよ。
 それをジェスチャーで何とか買って、それから、現地の人に話を聞きましょ。
 【勇至狼】、あんたは【写真】と【家族の特徴】を書いた【メモ】くらいは用意しておきなさいよ。
 顔も特徴もわからないんだったら探しようがないんだからね」
 と言った。
 【勇至狼】は、
「あぁ。
 そうだな。
 アルバムからいくつかコピーしておくよ。
 すまない。
 手間を掛ける」
 と言った。
 【吟撫】は、
「良いわよ、それくらい。
 ギブアンドテイクよ。
 私達だって、その後、【トゥエルフス・ワールド(第十二の世界)】か【ファイナル・ワールド(最終の世界)】に付き合わせるつもりなんだし。
 十中八九、こっちの方が難易度高いはずだしね。
 あんたこそ割に合わない冒険をすることになるんだけど、良いのね?
 無理矢理誘っては見たけど、あんたの気持ちを確かめておきたいわ」
 と聞いた。
 【勇至狼】は、
「あぁ。
 それか。
 それなら大丈夫だ。
 家族さえ一緒に探して貰えるなら、大助かりだ。
 その恩を返すためなら、どんな地獄にだって付き合うさ。
 俺も男だ。
 男に二言はねぇ」
 と答えた。
 【吟撫】は、
「そう。
 それを聞いて安心したわ。
 それより、まずは、【シックスス・ワールド(第六の世界)】について知っている事をまとめましょ。
 【シックスス・ワールド(第六の世界)】を冒険した他の冒険者の【著書】がいくつか出ているわ。
 それを読んでみたんだけどね。
 色々とわかった事があったわ」
 と言った。
 彼女なりに【シックスス・ワールド(第六の世界)】を理解しようと調べていたのだ。
 【吟撫】の調べた事によると、【シックスス・ワールド(第六の世界)】とは、【界層構造(かいそうこうぞう)】になっている【世界】だと言うことがわかっている。
 【吟撫】達が【日帰り冒険】した【無垢の草原】を含むあの辺り一帯は、【第0界層(だいぜろかいそう)】と言われる【最も小さな界層】だった。
 その【第0階層(だいぜろかいそう)】を起点に上部には【プラス第1界層(ぷらすだいいちかいそう)】、【プラス第2界層(ぷらすだいにかいそう)】~……と上の【界層】が続いていく。
 逆に下部にも行くことが出来、【マイナス第1階層(まいなすだいいちかいそう)】、【マイナス第2階層(まいなすだいにかいそう)】~……と続いて行くという。
 【著書】によると到達地点の最大は上部が【プラス第4界層(ぷらすだいよんかいそう)】、下部が【マイナス第3界層(まいなすだいさんかいそう)】までであり、発見されている最高ランクの【SSSランクモンスター】が居るのもその辺りだと言われているらしい。
 実は、上部には【プラス第5界層(ぷらすだいごかいそう)】以上が、下部には、【マイナス第4界層(まいなすだいよんかいそう)】以下も存在すると言われており、発見を期待されている。
 だが、同時に生身の人間の【力】だと、そこまでが限界では無いかとも言われているらしい。
 限界を超える【冒険者】。
 それが今、求められているとされている。
 確かに、普通の人間達にはそこまでが限界だろう。
 だが、【吟撫】達には【7番の界物】である【ティニディス】の加護がある。
 【6番の界物】である【グエ】は【ティニディス】の手下とも言えるのだ。
 だからじゃないが、【ティニディス】がついているというのは安心出来ると言うことになる。
 【ティニディス】の【力】が及ばないのは【グエ】の【世界】では無く、【リクォーティ】の【世界】と【クォンティーティ】の【世界】だ。
 【シックスス・ワールド(第六の世界)】は言ってみれば前座だ。
 前座で苦戦している様では、【トゥエルフス・ワールド(第十二の世界)】や【ファイナル・ワールド(最終の世界)】など、到底無理だ。
 だからこそ、【シックスス・ワールド(第六の世界)】では強気で攻めたいと思っていた。
 上下の【界層】に行くには3通りの方法があるとされている。
 1つ目の方法は王道となる【界層ボス】を倒す事だ。
 【界層ボス】は【門番】の役目を果たしており、他の【界層】に行く入り口にはそれぞれ【界層ボス】が配置されているという。
 2つ目の方法は邪道となる【界層ボス】の隙間を縫うやり方だ。
 【界層ボス】が眠っていたり(卵の状態になっている事を指す)、倒されたなどで、【界層ボス】が不在のカ所を見つけて行く方法だ。
 3つ目の方法は【転移アイテム】を得る事だ。
 【品卵(ひんらん)】の【用卵(ようらん)】、もしくは【後卵(こうらん)】の中には【他の界層】に【転移】する事が出来る【アイテム】が入っている事がある。
 その【アイテム】を利用すれば、違う【界層】に行くことが出来ると言うことになる。
 ただ、注意しておきたいのはその【アイテム】は大体、【片道切符】であると言うことだ。
 【戻ってくる】事までは考えられていない。
 【戻ってくる】には、【転移】した【界層】で、元の【界層】に戻るための【アイテム】を入手しなくては、【戻れない】のだ。
 【死亡する冒険者】のほとんどはこの【ルール】を知らないため、より強大な【モンスター】が生息している【他の界層】に【転移】して戻れなくなり、やがて力尽きて死ぬと言う【パターン】となる。
 つまり、【勇至狼】の【家族】もこの【パターン】で、戻れなくなっている場合が考えられるのだ。
 だが、同時にそれならば【生きている】と言う可能性も見いだせる。
 戻れないだけで、実は生きている。
 もしくは、【他の界層】で【現実界】の【別の場所】に通じる、入り口を見つけ、【現実界】に戻ったと言うパターンも考えられる。
 その場合は、【現実界】で迷っていると言うことになるが。
 【現実界】も広大だ。
 そのパターンも捨てきれないと言える。
 【現実界】の【元の入り口】に戻るには【シックスス・ワールド(第六の世界)】の【出口】から入り直す必要があるのだ。
 ――と言う情報が、【吟撫】の調べた【書物】でわかったのだった。
 それを知った【勇至狼】は、
「ありがとう、【吟撫】。
 これで家族が生きているという可能性が見えた。
 本当はもう、死んでいるんじゃないか?
 そう、思ってもいた。
 だけど、他の【界層】へ行って戻れなくなっていると言う事があるのなら、まだ、生きている可能性だってある。
 そう言う事だろ?
 今までのほぼ絶望的な気持ちよりはいくらか気持ちが和らいだ。
 ホントにありがとう。
 感謝する」
 と言った。
 【吟撫】は、
「安心するのはまだ早いわよ。
 問題は【第0界層(だいぜろかいそう)】からどっちへ行ったかって事。
 【プラス方向】か?
 それとも【マイナス方向】か?
 何か、ヒントになる事とか思い出せないの?
 【プラス方向】と【マイナス方向】。
 どっちの【界層】も【何界層】まであるかわからない以上、どっちかにやまを張るしかないわよ?」
 と聞いた。
 【勇至狼】は、
「そうだな。
 どっちかな……?
 わかんないな。
 だけど、目撃者に話を聞いてから判断しても良いんじゃないか?
 【第0界層(だいぜろかいそう)】の町か何かで俺の家族の目撃者を捜して、どっち行ったかわかる人が居たらその人の意見を参考にして……」
 と言った。
 【吟撫】は、
「まぁ、その人が本当の事を言ってくれたらって話もあるけどね。
 私達としてはその話を信じるしかないって事ね?」
 と言うと、【勇至狼】は、
「人を信じない事には人捜しは始まらない。
 ……俺は信じるよ。
 信じるしかない。
 疑って足を止めるより百倍ましだ。
 それで、見つからなかったら、運命だと思って諦めるよ……」
 と言った。
 【吟撫】は、
「駄目よ。
 見つけるの。
 絶対にね。
 何が何でも見つけるの。
 だって、そうじゃなきゃ、【トゥエルフス・ワールド(第十二の世界)】か【ファイナル・ワールド(最終の世界)】の冒険に移れない」
 と言った。
「わかってる。
 もう、死亡届けも出ているんだし、3年後にはすっぱり諦めるよ」
「だから駄目だってば。
 それじゃ、モヤモヤしてスッキリ、最高峰の【冒険】が始められないでしょうが。
 だから、何が何でも見つけるの」
「……って言っても見つからない時もあるんじゃ……」
「そんな後ろ向きな考えは捨てなさい。
 それじゃ、見つかる物も見つからないわ。
 歯を食いしばってでも3年以内にあんたの【家族】を見つけ出す。
 それ以外の選択肢は無い。
 それ一択よ。
 良い?
 絶対に見つけるの。
 それ以外は無い。
 あり得ない。
 わかった?」
「あ、あぁ……。
 うん。
 わかったよ。
 済まない。
 ネガティブに考えてしまって……」
「そうよ。
 ……やっぱり、【ファートゥム・サルウァトル(運命救世主)】は私ね。
 あんた見たいな後ろ向きな人間がそのはずないもの」
「……どうかな?
 それは、【ティニディス】に関わっていれば条件が整うんだろ?
 だったら、俺かも知れない……ぜ?」
「な、何言ってんのよ、あんたまで……
 【ファートゥム・サルウァトル(運命救世主)】になるのは私だって言ってるでしょ?」
「いいや、俺だ」
「ふざけんな。
 私よ。
 私が【ファートゥム・サルウァトル(運命救世主)】よ」
「ははっ。
 冗談。
 冗談だよ。
 ジョークだ。
 ごめん。
 前向きになろうと思ったら君の様に【ファートゥム・サルウァトル(運命救世主)】になると宣言するのが一番かな?
 ――とそう思っただけだ。
 確かに俺は【ファートゥム・サルウァトル(運命救世主)】にはふさわしく無いと思っている。
 道を切り開いてきたのは、俺じゃなく、君達三姉妹だからな。
 俺はオマケで着いて行っただけだ。
 俺はそれにあやかりたいと思っただけだ。
 だけど、【ファートゥム・サルウァトル(運命救世主)】になるつもりで俺も頑張る。
 だから、俺を助けてくれ。
 ギブアンドテイクなんだろ?」
「そうよ。
 ギブアンドテイク。
 やってもらったら、してあげる。
 その関係。
 ……でも意外よね……」
「え?
 何が?」
「あんたでも冗談が言えるなんてね。
 てっきりあんたは堅物の偏屈だと思ってたからさ……」
「俺だって冗談くらい言うさ。
 ――うち解けた相手にはね」
「なるほどね。
 ようやくあんたとも絆と呼べるような何かが芽生えたって所ね。
 まぁ、命を預ける者同士、仲良く行きましょ」
「そうだな。
 どっちが【ファートゥム・サルウァトル(運命救世主)】になるか?
 競争だ」
「あ~っ。
 あんた、諦めて無かったの?
 【ファートゥム・サルウァトル(運命救世主)】には私がなるって言っているでしょ?
 それだけは譲らないわよ」
「俺も譲るつもりは無い。
 俺も【ファートゥム・サルウァトル(運命救世主)】になる」
「あんた、さっきは冗談って言ったでしょ?」
「そうだな。
 でも、ホントはわからない。
 出来れば俺もなりたい。
 なれば、【世界】を救えるんだろ?
 だったら、俺の【家族】くらいすぐに見つけられるかも知れないからな。
 すがれるものなら何でもすがりたい。
 【ファートゥム・サルウァトル(運命救世主)】もその内の1つだって事だ」
「ふっ……
 まぁ、良いわ。
 あんたをライバルだと認めてあげる。
 でも最後になるのは私よ。
 私が【ファートゥム・サルウァトル(運命救世主)】なのよ」
 と言い合ったのだった。
 【吟撫】と【勇至狼】。
 それに【琴花】と【瞳良】と【ティニディス】の【冒険】はこれからが本番だ。
 彼女達はまだ、何も成し遂げていない。
 まだ、何者でも無い。
 だが、これからの【冒険】次第では、彼女達の呼び方も変わるだろう。
 その中に【ファートゥム・サルウァトル(運命救世主)】が入っているかどうか?
 それは今の時点では誰にもわからない。
 それは、これからの話なのだから……


完。
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