闇を抱えて

poruvola

文字の大きさ
1 / 3

孤独

しおりを挟む
私は死んでいる。
18歳のある日私は夢に見ていた一人暮らしを始めることになった。理由は簡単、実家から当時通っていた学校が遠かったのだ。
木枯らしが吹く日寒い日一人暮らしを、いや独り暮らしを始めたのだった。
ほんの1.2ヶ月でもう資金が無くなりはじめた。
アルバイトはしていたものの節約など一切しなかったのだから当然のこと。
何の気なしに消費者金融から借金をして20歳までなんとか食いつないだ。
そこからはクレジットカード、夜の仕事、あらゆるものに手を出してそれでももうすでに膨大な借金で首がまわらない、、、
援助交際、スナック、キャバクラ、枕営業もしていた。
これ以上どうすればよいのかわからなくなっていたのだ、自殺も考えた。
それでも今こうして生きてしまっているのは短い夜のおかげ、、
なぜなら早朝から深夜まで働き詰めで夜を感じることなどなかった。
不意に体調を崩し1日休みとなった
普段働いている時間に寝れるのがこんなにも幸せかと改めて実感したと同時に絶望もした。
23時頃汗でびっしょりになった部屋着と緩くなった冷えピタとを取り替え布団へ戻った時私はなんとも言えぬ恐怖をおぼえた。
いつも後回しにしている金のこと、友人、恋人、同僚、両親、そして自分。
色々な感情が吹き上がり涙が止まらない。
夜が怖い、闇が重くのしかかる、潰れそう、、
  
  
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

妻の遺品を整理していたら

家紋武範
恋愛
妻の遺品整理。 片づけていくとそこには彼女の名前が記入済みの離婚届があった。

サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします

二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位! ※この物語はフィクションです 流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。 当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

悪意のパーティー《完結》

アーエル
ファンタジー
私が目を覚ましたのは王城で行われたパーティーで毒を盛られてから1年になろうかという時期でした。 ある意味でダークな内容です ‪☆他社でも公開

ある国の王の後悔

黒木メイ
恋愛
ある国の王は後悔していた。 私は彼女を最後まで信じきれなかった。私は彼女を守れなかった。 小説家になろうに過去(2018)投稿した短編。 カクヨムにも掲載中。

悪役令嬢の去った後、残された物は

たぬまる
恋愛
公爵令嬢シルビアが誕生パーティーで断罪され追放される。 シルビアは喜び去って行き 残された者達に不幸が降り注ぐ 気分転換に短編を書いてみました。

真実の愛ならこれくらいできますわよね?

かぜかおる
ファンタジー
フレデリクなら最後は正しい判断をすると信じていたの でもそれは裏切られてしまったわ・・・ 夜会でフレデリク第一王子は男爵令嬢サラとの真実の愛を見つけたとそう言ってわたくしとの婚約解消を宣言したの。 ねえ、真実の愛で結ばれたお二人、覚悟があるというのなら、これくらいできますわよね?

可愛らしい人

はるきりょう
恋愛
「でも、ライアン様には、エレナ様がいらっしゃるのでは?」 「ああ、エレナね。よく勘違いされるんだけど、エレナとは婚約者でも何でもないんだ。ただの幼馴染み」 「それにあいつはひとりで生きていけるから」 女性ながらに剣術を学ぶエレナは可愛げがないという理由で、ほとんど婚約者同然の幼馴染から捨てられる。 けれど、 「エレナ嬢」 「なんでしょうか?」 「今日の夜会のパートナーはお決まりですか?」  その言葉でパートナー同伴の夜会に招待されていたことを思い出した。いつものとおりライアンと一緒に行くと思っていたので参加の返事を出していたのだ。 「……いいえ」  当日の欠席は著しく評価を下げる。今後、家庭教師として仕事をしていきたいと考えるのであれば、父親か兄に頼んででも行った方がいいだろう。 「よければ僕と一緒に行きませんか?」

処理中です...