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第1話
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「サファイア、どうして君はいつもこんなにも美しい!
レイバンのサングラスを掛けないと目が眩みそうだ!
君は月夜に咲く、マンゴラゴラのようだ!
すばらしい貧乳! 僕はずっと君のような貧乳を待っていたんだ!
初めて宮殿の舞踏会で踊る君を見た時、その微動だにしない胸を見た時、僕はそのどら焼きのように控え目な起伏に思わず「背中?」と呟いてしまったほどだ!
気絶して椅子からずり落ちるところだったよ!
我が家の執事、アンドレの胸よりも緩やかなこの胸、僕は君なしではもはや歩くことさえ出来やしない!
愛しているよ、サファイア!」
「うれしいわレイモンド。私はあなたがてっきり巨乳好きだとばかり思っておりましたのよ。おほほほほ
よろしくて? このささやかなレーズンがちょこんと乗ったようなこのバスト77㎝のパイオツでも?」
「何を言うんだ、サファイア!
僕が巨乳好きだって? それは誤解だよ、六回だよサファイア! どれだけ貧乳の女性が感じ易く悶え易いか? 君も僕も十分に知り尽くしているはずではないか!
そもそもパリコレのスーパーモデルに巨乳は存在しない。優秀な女子バレーボールの選手もそうだ!
巨乳は牧場にしかいないのさ!
いったい誰がそんなデマを? 僕が巨乳好きだなんてとんでもない!」
「執事のアンドレが言っていたの。「ご主人様は巨乳がお好きなのです」って。
わたくし、それを聞いた時、我が家からロンメル将軍がお使いあそばした、タイガー戦車と88ミリ砲でこのお城もろとも吹き飛ばして差し上げようかと思いましてよ。オーッホッホッホッツ!」
「おのれ小癪なアンドレの奴めー!
イケメン執事の分際で、よくもホントのことをベラベラと!
守秘義務を忘れ、個人情報を漏洩させおってー!
ちょっとばかし金髪サラサラヘアで瞳がエメラルドのように美しく、まるでダビデ像のように鍛え抜かれた鋼のような肉体を持っているからといい気になりおってー!
今宵、たっぷりとお仕置きしてやるからなあー! 覚悟しておれ! アンドレめ!」
「でもよかった。男爵様が貧乳をお気に入りだなんて。
ホント、どこが良いのかしらねー? デカ乳オンナなんて。
重くて肩は凝るし、それに歳を取れば見るも無惨に垂れ下がって来ようというものを。
感度は悪いし、なんだかバカそうにも見えるわよねー? ブラだって探すのが大変。ああよかった、わたくしは貧乳で本当に良かったわ!」
「コラコラ、サファイア。そんなに巨乳を悪く言うものではない。
あの乳に顔をうずめてみたい男など、星の数ほどいるのだからな?
それにパイズリは男の夢だ、憧れなんだ!」
「今、なんと仰いました? 顔をうずめてみたい? パイズリは男の夢?」
みるみるサファイアの顔から血の気が引いていった。
サファイアの顔面は蒼白となり、怒りに震えた。ブルブルブル
「落ち着け、落ち着くんだサファイア!
僕は一般論を言ったまでだ。
僕がそう思っているのではない。それは皮を被った未熟な包茎男子の戯言だ!
そんな奴は東京上野クリニックにでも行けばよいのだ!
そんなに巨乳が好きなら、そやつらは牛舎のホルスタインの乳絞りの手伝いでもしておればよい!
男爵たるこの私を、そこらへんの童貞野郎と同じに見ては困る! 実に不愉快だ!
それとも君は、僕がただの巨乳好きの変態エロ男爵だとでも思っているというのかね! このデカチン・レイモンドのことを!」
サファイアの顔が元の美しい色艶に戻った。
あー、良かったー。
(ちなみに筆者は貧乳が好きである)
「ごめんなさいレイモンド。わたくしはあなたを愛しているのよ、誰よりもずっとずっとあなたが大好きなの。
もちろん奥様よりもわたくしの愛は負けはしないわ。とても強い愛なの。この胸を開いて見せてあげたいくらい。
でも私は2番。2番でいいのよレイモンド。
あの蓮舫と同じ、2番でいいの。
いえ、2番がいいの。
欅坂46のセンターなんか望まないわ。
私にはあの子たちがみんな同じ顔、同じ巨乳に見えてしまう。
さあ抱いて、この貧乳のわたくしを!
存分に召し上がれ、レイモンド!」
「ありがとう、サファイア。
僕は君のその貧乳を、誰よりも愛すると誓うよ!」
「レイモンド!」
「おお、サファイア!」
だがここだけの話、レイモンド男爵の奥方はバスト120㎝、その名もホルスタイン男爵夫人と囁かれていたほどの巨乳であった。
ここだけの話である。絶対に言っちゃダメだよ。
女好きのレイモンド卿には側室が46人もいた。
今のサファイアのランキングは、オリコン調査によると19番目という極めて中途半端なところにいた。
どうなる、サファイアの今後のランキングは?
果たしてレイモンド卿の寵愛を、サファイアは独り占めすることが出来るのだろうか?
レイバンのサングラスを掛けないと目が眩みそうだ!
君は月夜に咲く、マンゴラゴラのようだ!
すばらしい貧乳! 僕はずっと君のような貧乳を待っていたんだ!
初めて宮殿の舞踏会で踊る君を見た時、その微動だにしない胸を見た時、僕はそのどら焼きのように控え目な起伏に思わず「背中?」と呟いてしまったほどだ!
気絶して椅子からずり落ちるところだったよ!
我が家の執事、アンドレの胸よりも緩やかなこの胸、僕は君なしではもはや歩くことさえ出来やしない!
愛しているよ、サファイア!」
「うれしいわレイモンド。私はあなたがてっきり巨乳好きだとばかり思っておりましたのよ。おほほほほ
よろしくて? このささやかなレーズンがちょこんと乗ったようなこのバスト77㎝のパイオツでも?」
「何を言うんだ、サファイア!
僕が巨乳好きだって? それは誤解だよ、六回だよサファイア! どれだけ貧乳の女性が感じ易く悶え易いか? 君も僕も十分に知り尽くしているはずではないか!
そもそもパリコレのスーパーモデルに巨乳は存在しない。優秀な女子バレーボールの選手もそうだ!
巨乳は牧場にしかいないのさ!
いったい誰がそんなデマを? 僕が巨乳好きだなんてとんでもない!」
「執事のアンドレが言っていたの。「ご主人様は巨乳がお好きなのです」って。
わたくし、それを聞いた時、我が家からロンメル将軍がお使いあそばした、タイガー戦車と88ミリ砲でこのお城もろとも吹き飛ばして差し上げようかと思いましてよ。オーッホッホッホッツ!」
「おのれ小癪なアンドレの奴めー!
イケメン執事の分際で、よくもホントのことをベラベラと!
守秘義務を忘れ、個人情報を漏洩させおってー!
ちょっとばかし金髪サラサラヘアで瞳がエメラルドのように美しく、まるでダビデ像のように鍛え抜かれた鋼のような肉体を持っているからといい気になりおってー!
今宵、たっぷりとお仕置きしてやるからなあー! 覚悟しておれ! アンドレめ!」
「でもよかった。男爵様が貧乳をお気に入りだなんて。
ホント、どこが良いのかしらねー? デカ乳オンナなんて。
重くて肩は凝るし、それに歳を取れば見るも無惨に垂れ下がって来ようというものを。
感度は悪いし、なんだかバカそうにも見えるわよねー? ブラだって探すのが大変。ああよかった、わたくしは貧乳で本当に良かったわ!」
「コラコラ、サファイア。そんなに巨乳を悪く言うものではない。
あの乳に顔をうずめてみたい男など、星の数ほどいるのだからな?
それにパイズリは男の夢だ、憧れなんだ!」
「今、なんと仰いました? 顔をうずめてみたい? パイズリは男の夢?」
みるみるサファイアの顔から血の気が引いていった。
サファイアの顔面は蒼白となり、怒りに震えた。ブルブルブル
「落ち着け、落ち着くんだサファイア!
僕は一般論を言ったまでだ。
僕がそう思っているのではない。それは皮を被った未熟な包茎男子の戯言だ!
そんな奴は東京上野クリニックにでも行けばよいのだ!
そんなに巨乳が好きなら、そやつらは牛舎のホルスタインの乳絞りの手伝いでもしておればよい!
男爵たるこの私を、そこらへんの童貞野郎と同じに見ては困る! 実に不愉快だ!
それとも君は、僕がただの巨乳好きの変態エロ男爵だとでも思っているというのかね! このデカチン・レイモンドのことを!」
サファイアの顔が元の美しい色艶に戻った。
あー、良かったー。
(ちなみに筆者は貧乳が好きである)
「ごめんなさいレイモンド。わたくしはあなたを愛しているのよ、誰よりもずっとずっとあなたが大好きなの。
もちろん奥様よりもわたくしの愛は負けはしないわ。とても強い愛なの。この胸を開いて見せてあげたいくらい。
でも私は2番。2番でいいのよレイモンド。
あの蓮舫と同じ、2番でいいの。
いえ、2番がいいの。
欅坂46のセンターなんか望まないわ。
私にはあの子たちがみんな同じ顔、同じ巨乳に見えてしまう。
さあ抱いて、この貧乳のわたくしを!
存分に召し上がれ、レイモンド!」
「ありがとう、サファイア。
僕は君のその貧乳を、誰よりも愛すると誓うよ!」
「レイモンド!」
「おお、サファイア!」
だがここだけの話、レイモンド男爵の奥方はバスト120㎝、その名もホルスタイン男爵夫人と囁かれていたほどの巨乳であった。
ここだけの話である。絶対に言っちゃダメだよ。
女好きのレイモンド卿には側室が46人もいた。
今のサファイアのランキングは、オリコン調査によると19番目という極めて中途半端なところにいた。
どうなる、サファイアの今後のランキングは?
果たしてレイモンド卿の寵愛を、サファイアは独り占めすることが出来るのだろうか?
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