東堂純一は元バイオリニストの竹内紀子と旅に出ることになった。
人生に絶望した東堂と、挫折して音楽家としての夢を諦めた紀子。ふたりは絶望の旅を通して様々な気づきを得てゆく。
最後まで生きることを諦めない東堂と、また音楽の世界に戻りたいと願う紀子。
ふたりの恋は交わることなく、お互いに2本のレールの上を一緒に走り続けていた。
文字数 20,554
最終更新日 2025.07.09
登録日 2025.06.27
芦名玄斎は宗教団体『蓮の会』の教祖であった。宗教団体と言っても、30名ほどの信者がいるだけの小さな団体で、様々な不安や苦しみから逃れたい人々の因縁を法力により探し、それを祓う拝み屋のような存在であった。
川村静江は定年退職をした夫との結婚生活に疲れ、『蓮の会』に入信することにした。
そこで静江は信者から「先生」と呼ばれている『蓮の会』の陰陽師である飯島樹旺を慕うようになる。
精神世界と人間の強欲について考えてみました。人間の生きる本質とは?
文字数 20,388
最終更新日 2025.07.06
登録日 2025.02.20
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死を目前とした売れない作家、彩川倫太郎はすべてを諦めようとしていた。
そんな彼の前に突然現れた女、海渡レイ。彼女は倫太郎のファンだという。
明日のない恋に翻弄される倫太郎とレイ。
ときめきの出会いと突きつけられる別れの恐怖。それでも倫太郎は書くことにこだわり、レイは愛することを辞めようとはしなかった。果たしてふたりの恋は「真実の愛」に昇華できるのだろうか?
男の夢と女の現実の狭間で揺れるふたりの想い。
文字数 37,142
最終更新日 2025.06.25
登録日 2025.05.26
安達アダムは「捨て人」であった。それを捨て犬のように家に連れて来る麻莉亜と母、絵葉。
本当の父親は麻莉亜が三歳の時に病死していた。
麻莉亜は父親が欲しかった。実の家族のように愛情を深めてゆくアダムと麻莉亜、そして絵葉。
だが、アダムには秘密があった
文字数 24,999
最終更新日 2025.06.21
登録日 2025.06.03
従姉妹だと思っていたおふくろの実家のお姉さんは親父の違う自分の姉だった。
同じおふくろから生れた姉弟だったのである。不思議な親近感が拒絶感になっていたのは、同じおふくろから生れていたからこそであった。
果たして主人公はその姉を実の姉として認めることが出来るのだろうか?
文字数 16,037
最終更新日 2025.06.20
登録日 2025.06.02
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庶民の味方 世の中の出来事に勝手にコメント
不条理と戦うコメント侍 熱血太郎
文字数 3,851
最終更新日 2025.06.06
登録日 2025.05.29
筆者の一ヶ月に及ぶ入院生活での「妄想」物語です。
ドクターやナース、地域医療で働く様々な人たちの激務と苦悩、そして生き甲斐。
そこで療養する入院患者たちの絶望と希望。
病院という閉鎖社会で起きる医療従事者と患者との関わりをシリアスコメディにしてみました。
テレビの医療ドラマにはない、現実の緊張感と悲しみ、感動が伝われば幸いです。
拙著『聖パラダイス病院』を医療に携わるすべてのみなさんへ捧げます。入院中は大変お世話になりました。
ありがとうございました。
文字数 56,943
最終更新日 2025.05.24
登録日 2025.04.19
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文字数 40,541
最終更新日 2025.02.18
登録日 2023.05.12
自由奔放な女、木ノ葉(このは)と死の淵を彷徨う絵描き、伊吹雅彦は那須の別荘で静かに暮らしていた。
死を待ちながら生きることの矛盾と苦悩。愛することの不条理。
明日が不確実な男は女を愛してもいいのだろうか? 愛と死の物語です。
文字数 17,427
最終更新日 2025.01.19
登録日 2025.01.11