余命宣告を受けた老人、矢吹源三は、カネと権力を欲しがる者たちを一人ずつ暗殺していく。
そして最後のターゲットは日本初の女性総理大臣、城ヶ島由紀恵だった。
混迷をきわめる日本の政治への警鐘とあるべき理想社会について考えてみました。
文字数 5,809
最終更新日 2026.01.18
登録日 2026.01.06
綾小路竜之助はロクに働きもせず、女の家を転々として女に生活の面倒をみてもらっているヒモ男だった。
だが彼は言う「自分に正直に生きているだけだ」と。
価値観の多様化する現代社会の流れに漂いながら、周囲からポンコツ、クズ、ゲス、ロクデナシと罵られながらも自由に生きる竜之助。
そんな男の夢のような(?)お話です。軽蔑しながらお読み下さい。
純文学か、ただのエロ小説か? 私も悩むところです。
文字数 23,382
最終更新日 2025.11.16
登録日 2020.12.24
死神は根室優作から離れようとはしなかった。いつも死神は優作と一緒だった。
食事をする時もカラオケでも映画館でも恋人、布川寧々とのドライブにも仕事中にもいつも優作から離れない。
「いつまで俺と一緒にいるんですか?」
「お前が死ぬまで」
そんな切ないファンタジーです。冬が来る前にどうぞお読み下さい。
文字数 11,899
最終更新日 2025.11.05
登録日 2025.10.24
まだ民間旅客機が就航しない時代、男子の憧れは国際航路の船長や機関長になることだった。
軍人になることを嫌い、海にロマンを求め、当時難関だった商船学校に入学した松本三郎は「国家総動員法」により海軍予備役となり、油槽船の航海士として徴兵されることになる。
華々しく散った悲劇の特攻隊員たちとは異なり、靖国神社に祀られることもなく、戦時下の炎の海に青春を捧げた若き船乗りたちがいたことを、私たち日本人は忘れてはならない。
商船高専出身の筆者が綴った、これは「太平洋の備忘録」である。
文字数 10,263
最終更新日 2025.10.25
登録日 2025.07.17
サファリパークを定年、あるいは逃げ出して来た動物たちが働いている居酒屋『世界の終わり』。
店主は町中華『ちゃらんぽらん』の元料理長、ラオチュウだった。
さあ今夜はどんなロクデナシが店にやって来るのだろうか?
パロディだから怒らないでね。世界を終わらせないための「真剣な」ギャグ・コメディです。ウソです。
文字数 1,409
最終更新日 2025.10.20
登録日 2025.09.23
五島真里はふたりの男性からプロポーズをされていた。ひとりは国土交通省のキャリア、茨木信一郎。そしてもうひとりは大学病院の医師、寺西守だった。
甲乙つけがたいふたりに、真里は言う「喧嘩に勝った人と結婚します」と。
三人は高校時代の同級生だった。茨木と寺西は困惑した。「喧嘩って、殴り合いをして決めろということなのか?」「まさか、五島はそんなことを望んではいないはずだ」
だが、真里に尋ねても、笑っているだけだった。結婚の意味とは何かを問うラブコメディです。
文字数 25,660
最終更新日 2025.10.13
登録日 2020.08.30
藤田功介32歳はふたりの女性と秘密の社内恋愛をしていた。ひとりは自由奔放でオレンジのように明るく弾けるような女の子、金沢茜25歳。茜は功介にぞっこんでグイグイくるタイプ。一方、安西晴子34歳は大人の色香漂うしっとりとしたアイリスのような女だった。若い頃の甘く切ない恋愛模様。それはゴーガンがタヒチに行く前に自分の画風に悩みながら描いていたであろう静物画、『青いアイリスとオレンジとレモン』に投影した三角関係の恋であった。より強烈な美を求めて原色の南の島、タヒチにすべてを捨てて渡るゴーガン。それぞれに異なる恋愛感を持つ三人の愛の行方を描いた小説です。
文字数 1,401
最終更新日 2025.10.12
登録日 2020.08.18
伊吹晋也30歳。バイトで食い繋ぐ大部屋俳優だった。福島の高校を卒業して12年、映画で主役を演じるのが彼の夢だった。
何度も叩きのめされ挫折を繰り返す伊吹。それでも彼は夢を捨てることはなかった。
人間の本当の幸福とは? 生きる意味とは?
伊吹は様々な苦悩の中からその答えを探し続けていた。
文字数 1,088
最終更新日 2025.10.11
登録日 2025.10.04
上野小百合の恋人、藤堂義彦はハウスメーカーに勤める営業マンだった。
地味な黒縁のメガネをかけ、ダークスーツとモノトーンのネクタイを締めた中肉中背の男。
営業成績も普通で、何から何まで普通の男だった。
藤堂はそんな目立たない「地味な男」だった。
いつもニコニコしていてやさしい藤堂だったが、時々体から花火のような匂いがすることがあった。
文字数 23,413
最終更新日 2025.10.06
登録日 2021.03.21
土門鋭次は放浪のピアニストだった。土門はある日突然表舞台から姿を消した。
ヨーロッパで放浪の旅を続ける酒浸りの日々。
音楽を愛し、音楽を捨て切れず、音楽に愛された土門。
彼は大切な愛を失い、心に重いグランドピアノを載せたまま、ショパンを諦めていた。
文字数 27,835
最終更新日 2025.09.25
登録日 2025.08.30
自慢の兄がポンコツになってしまった。
いい歳をして定職にも就かず、家族からも愛想を尽かされ、妹の渚の家に居候をして暮らしている兄、佐助。
夢ばかり追い続ける兄、佐助と真面目な妹、渚、そしてその妹家族とのハートフル・コメディです。
文字数 35,144
最終更新日 2025.09.18
登録日 2025.08.23
恋人だったサクラが死んで5年が過ぎた。
サクラを失い、屍のように生きていた安藤圭太。そんな圭太を想い続ける芹沢絵恋(エレン)。
死んだ恋人を想い続けることが真実の愛だと思う圭太。それがサクラへの弔いだと。
絵恋との新しい恋をすることを躊躇う圭太。
「再び恋愛を始めるということは、サクラを忘れることではないのか?」
人を愛することの真実とは?
文字数 19,327
最終更新日 2025.08.31
登録日 2021.03.19
元ヤクザだった川村忠は事業に失敗し、何もかも失った。
そして夜の歓楽街で働き始め、そこで様々な人間模様を垣間見る。
生きることの辛さ、切なさの中で生きることの意味を見つけて行く川村。
何が正しくて何が間違っているか? そんなことは人間が後から付けた言い訳に過ぎない。
川村たちは闘魚、ランブルフィッシュのように生きるために闘い続ける。
文字数 1,897
最終更新日 2025.08.30
登録日 2024.09.24
せめて教育だけは平等であるべきである。日本社会の荒廃は教育の衰退が根本原因となっていることは否めない。貧富の差は仕方がないかもしれないが、せめて憲法第26条第2項で保証されている国民の「教育を受ける義務」については給食や制服、上履きや縦笛、学用品など、様々な物が有料になっているのが現状だ。そして精神教育、道徳や哲学が軽んじられている。そんな教育の理想について考えてみました。これは筆者の夢でもあります。
文字数 24,349
最終更新日 2025.08.18
登録日 2024.09.28
芦名玄斎は宗教団体『蓮の会』の教祖であった。宗教団体と言っても、30名ほどの信者がいるだけの小さな団体で、様々な不安や苦しみから逃れたい人々の因縁を法力により探し、それを祓う拝み屋のような存在であった。
川村静江は定年退職をした夫との結婚生活に疲れ、『蓮の会』に入信することにした。
そこで静江は信者から「先生」と呼ばれている『蓮の会』の陰陽師である飯島樹旺を慕うようになる。
精神世界と人間の強欲について考えてみました。人間の生きる本質とは?
文字数 1,450
最終更新日 2025.06.29
登録日 2025.02.20