ヒューマンドラマ小説一覧

件
女の武器は、刀と注射器!?
地味系女子大生の規格外スキルで、異世界無双が今はじまる!
神城美月(かみじょう みつき)、20歳。
彼氏いない歴=年齢の、ちょっと奥手なごく普通の女子大生。
……というのは仮の姿。その正体は、古武術『無月流居合術』の免許皆伝にして、国家資格を持つ准看護師!
不慮の事故で命を落とした彼女が、女神様から授かったユニークスキルは、3つのキーワードで地球の物を取り出せる《ランダムボックス》。
[日本]×[武器]×[刀剣]で、伝説級の名刀を召喚!
必殺の居合術で、屈強な騎士さえ歯が立たない魔物を一刀両断!
[病気]×[治す]×[薬]で、この世界にはない特効薬を生成!
その知識は、どんな治癒魔法よりも確実な「奇跡」として、やがて彼女を「聖女」へと押し上げる。
普段はイケメン貴公子の顔もまともに見れないほどシャイなのに、刀を握れば最強の剣士、怪我人を見れば凄腕の看護師に豹変!
「私、また何かやっちゃいましたか……?」
本人は無自覚なまま、その規格外のスキルと常識で、異世界のパワーバランスを崩壊させていく!
可憐で最強な彼女の活躍を、あなたもきっと応援したくなる!
文字数 103,290
最終更新日 2025.07.03
登録日 2025.06.24
電車に座って漫画を読んでいた私に話しかけてきた老奥様は、漫画を知らなかった。
老奥様と私は、各々の目的地まで電車に乗る。
昼のゆったりした移動時間。
転職して実家を出て、待望の一人暮らしを始めた私は、好きな漫画を繰り返し読むのが好き。
漫画を知らない上品な老奥様が私に声をかけたのは?
電車の中で生まれた袖すり合うも他生の縁。
主人公:葵(あおい)。会社員。恋に飛び込む前にブレーキを自分でかける。現実の恋には無縁だと思って生きている。漫画好きな自活系女子。
御曹司:清雅(せいが)。袖振り合うも多生の縁から葵と知り合う。葵と同年代の思いやり男子。包容力あり。
恋愛は物語で読むものと割り切っている葵。
周りにいなかったタイプの葵と距離を縮めようとするも、葵に意図を気付かれない御曹司。
文字数 41,511
最終更新日 2025.07.03
登録日 2025.06.30
何かを諦めて。
代わりに得たもの。
色部誉にとってそれは、『サンバ』という音楽で使用する打楽器、『スルド』だった。
大学進学を機に入ったサンバチーム『ソール・エ・エストレーラ』で、入会早々に大きな企画を成功させた誉。
かつて、心血を注ぎ、寝食を忘れて取り組んでいたバレエの世界では、一度たりとも届くことのなかった栄光。
どれだけの人に支えられていても。
コンクールの舞台上ではひとり。
ひとりで戦い、他者を押し退け、限られた席に座る。
そのような世界には適性のなかった誉は、サンバの世界で知ることになる。
誉は多くの人に支えられていることを。
多くの人が、誉のやろうとしている企画を助けに来てくれた。
成功を収めた企画の発起人という栄誉を手に入れた誉。
誉の周りには、新たに人が集まってくる。
それは、誉の世界を広げるはずだ。
広がる世界が、良いか悪いかはともかくとして。
文字数 239,797
最終更新日 2025.07.03
登録日 2024.11.23
何も持っていなかった。
夢も、目標も、目的も、志も。
柳沢望はそれで良いと思っていた。
人生は楽しむもの。
それは、何も持っていなくても、充分に得られるものだと思っていたし、事実楽しく生きてこられていた。
でも、熱中するものに出会ってしまった。
サンバで使う打楽器。
スルド。
重く低い音を打ち鳴らすその楽器が、望の日々に新たな彩りを与えた。
望は、かつて無かった、今は手元にある、やりたいことと、なんとなく見つけたなりたい自分。
それは、望みが持った初めての夢。
まだまだ小さな夢だけど、望はスルドと一緒に、その夢に向かってゆっくり歩き始めた。
文字数 102,744
最終更新日 2025.07.03
登録日 2024.11.23
フリーランスの歌手・三喜雄(みきお)は、小中学校で音楽を教えながら舞台に立つ「しょぼいバリトン」。歌い手として物足りなさはあるものの、安定している現状に満足していた。
半ば冷やかしで送った三喜雄のデモ音源が、全国チェーンのドーナツショップ・ドーナツマスターのCMオーディションに合格する。新商品は、ドイツのチョコレートメーカー・フォーゲルベッカー社とのコラボレーション商品で、三喜雄は録音時に、フォーゲルベッカー日本法人の最高執行責任者(COO)のノア・カレンバウアーと再会する。カレンバウアーはかつて、三喜雄のドイツでのオペラデビューを祝福してくれたが、彼は三喜雄のことを覚えていない様子だった。
カレンバウアーは三喜雄がプロとして活躍できるよう、あれこれ世話を焼き始める。そのことに三喜雄が戸惑うさなか、暮らしているマンションが火事になり……。
イラスト/N さま @N_naoco0130
『彼はオタサーの姫』の12年後の物語。未読でもお楽しみいただけますが、三喜雄を取り巻く音楽家たちも元気に登場しますので、読了後だとより楽しいかと思います。
あるバリトン歌手の生涯的な物語なので、恋愛要素にあまり重きを置いていません。ラブシーンもたぶん薄めです。エンタメ性は高めかもです。
文字数 255,822
最終更新日 2025.07.03
登録日 2025.01.29
今は昔、西の大陸の内地に、ふたりの王に治められる国があった。
“昼の王”は血統で継がれし男の王。
“夜の王”は予言の力を持つ女の王。
創世よりこの地には、神の力を持つ聖女が常時ふたり存在するという。
聖女の証は胸に現れる不死鳥の刻印。
夜の王“大聖女”が死ねば、新たに聖痕の浮かびあがる少女が王宮に召され、代替わりを待つ。
聖女はその神聖なる血ゆえに、人間の男と婚姻を結べない。
胸の不死鳥が人の男の熱を感じれば、すぐに飛び去ってしまう──そう言い伝えられている。
しかし此度の世継ぎ聖女、アリアンロッドは美しい王太子に恋をしていた。
結ばれない運命であれ、彼女は王宮で研磨を怠らず過ごしていたが──
ある日、王太子に隠し部屋へ呼び出され、ソワソワして出向いたら、「王宮から出ていってもらう」と宣告されてしまった。
彼女は一向に、神の力に目覚めずにいたからだ。
追放先への道中、アリアンロッドは狼藉者に襲われる。
そのピンチを助けてくれたのは、王太子の近衛剣士アンヴァル。
「私、今は役立たずだけど──必ず王宮に帰還するわ!」
彼に向かってその決意を叫んだ瞬間、強く冷たい神風が吹いた。
アリアンロッドはその風に煽られ、≪予言の力??≫に目覚めるのだが──
文字数 270,038
最終更新日 2025.07.03
登録日 2025.01.28
「自分の人生なんていらない。家族が笑ってくれるなら」
渡辺未咲(わたなべ みさき)高校三年生。父と双子の姉との三人暮らし。
姉は重度知的障害を抱え、知能は三歳程度。物心着く頃から姉中心の生活に身を置き、母を小学五年生で亡くしてからは仕事で忙しい父の代わりに家事と姉の介助を担う。
高校卒業後はアルバイトと姉の世話をすると決め、教師より自分の人生を生きるようにと助言を受けるも考えを改めることはなかった。
そんな高校三年生の終業式、姉が居なくなってしまう。衝動性が強い姉は交通事故や水難事故に遭う危険があり、一刻を争う事態となる。
それをキッカケに出会ったのは高校のクラスメイトである、五十嵐健太(いがらし けんた)。無口で無愛想、たまに出る言葉が毒舌でありクラスより浮いた存在だった。
しかし男性が苦手な姉は健太と親しげに話しており、健太の提案から夏休み三人で出掛けることになる。
健太は未咲と姉に変わらず無愛想だが時折優しく、未咲の我慢してきた気持ちを理解してくれそんな健太に未咲は好意を抱く。
だが未来がある健太と未来がない自分との差を自覚して苦しんでいく。
幼少期より抑えてきた感情、求められている役割、諦めた自分の人生。
誰かの為に生きてきた未咲が健太と出会ったことにより、このままの人生で良いかを悩み。健太が心を閉ざしてしまった理由を知り、誰かの為に生きるということはどうゆうことなのかを直面していく。
表紙はACイラスト様です。
文字数 77,803
最終更新日 2025.07.03
登録日 2025.06.08
婚約破棄された没落寸前の侯爵令嬢セシリアは、冷酷無慈悲と噂の公爵カイルと契約結婚することに。
「夫婦だからこそ、歩み寄るべきです!」と奮闘するも、カイルは氷のように冷たい。
しかし、彼を観察して気づいてしまった――
「この人、貴族としては完璧だけど、人間としては未熟では……?」
ならば、私が 「公爵様を人間らしくする計画」 を実行するしかない!
趣味を持たせたり、笑顔の練習をさせたり……少しずつ変わっていく彼に、私の心も揺れ始めて――?
「あれ……カイル様、少しずつデレていませんか?」
無自覚に甘くなっていく公爵と、彼を育てる(?)公爵夫人のラブコメストーリー!
文字数 358,010
最終更新日 2025.07.03
登録日 2025.04.02
「眠りたい……好きなだけ、心ゆくまで眠りたい……」
会社を退職し、心の疲労から眠れなくなってしまった六藤逢は、『好きなだけ眠れる』『夢の世界に入ることができる』カフェ、夢幻館にたどり着く。
店主の城川によって案内された眠りと夢の世界は、絵と音楽とお菓子に包まれた、確かに癒しの時間だった。しかしその世界の奥で逢は、涙を流す、知らない男の子と出会い――そこで逢は目を覚ました。
「あなたは本当の、自分だけの夢の世界を見つけられていないのでしょう」
と、城川は言う。
そして泣いている男の子は、逢の深層心理だと彼は言うのだが……?
逢は自分の夢を見つけ出すため、男の子の正体を突き止めるため、夢幻館で働きはじめる。
そこにやってくるお客様は、誰もが不眠と夢で悩んでいた――
これは夢に漂い、夢を求め、夢を楽しむ人々のカフェ物語。
文字数 53,782
最終更新日 2025.07.03
登録日 2025.06.27
ブラック企業を辞め、人生のどん底に落ちた男・宮下直(30歳)。
心も体もボロボロになりながら辿り着いたのは、茨城県北茨城市──山奥にぽつんと佇む、奇妙な温泉宿だった。
そこは、“黒ギャル”の若女将・さくらが営む宿《ゆのさき荘》。
ネイルキラキラ、パーカーだるだる、でもお湯は本物。
なぜか人生のどん底組ばかりが集まるその宿で、泣いたり笑ったり、ちょっとほぐれていく“人間たちの心”。
恋に破れた人、家族を亡くした人、仕事を失った人──
「まじ、人生疲れたなら、いっぺん温まってこ?」
ギャルの笑顔と優しさが、人生の“ほころび”をそっと湯けむりに溶かしていく。
笑って、泣いて、ちょっとだけ前を向ける。
そんな宿が、あなたにも、ありますように。
文字数 33,307
最終更新日 2025.07.03
登録日 2025.06.14
宵夢庁は、生者の世界とは異なる場所。
亡者たちが集う静かな領域に存在する。
亡者は、最後の言葉を生者に伝えるため、宵夢庁へ申請し、許可を得た者のみが夢へ旅立てる。
『夢に行くための条件』
1. 強い思いがあること
「誰に、何を伝えるか」が明確でなければならない。
2. 一度きりの機会
亡者が夢へ行けるのは一度のみ。
3. 生者が受け入れる準備があること
心が閉じている場合、夢は成立しない。
4. 滞在時間は6分間
決して延長できず、どんなに強く願っても、それ以上話すことは許されない。
5.希望する夢の状況を指定することが可能
亡者は、訪問先の場所や時間帯を申請時に選ぶことができる。
7.利用可能期間は亡くなってから49日間
それを過ぎると、夢の扉は閉ざされ、二度と開くことはない。
8.生者を迷わせる行為は禁止
未練や呪いの言葉は許可されず、生者の未来のためになる言葉を残さなければならない。
宵夢庁はただ亡者を夢へ送り出すだけではない。
亡者の言葉が生者の人生にどう影響するのか、それを静かに見守ることも夢課の役目だ。
宵夢庁とは、夢の儚さが生むひとときの奇跡なのだ。
文字数 28,150
最終更新日 2025.07.03
登録日 2025.06.06
この作品はオール讀物新人賞に応募して、ラス前で無念に散ったものです。
そのときのペンネームは相庭朱夏といいます。
今回は、それに加筆修正を加えました。
昭和四十九年。北海道。夕張鉄道廃線の年。
幼かった月枝は、不治の病に冒された幼女明奈と出会う。
二人は強く結びつき、明奈の、本当のお父さんに逢いたい、という望みを叶えるため、二人だけの冒険の旅に出る。
幼い二人は純粋にお互いを想い合っていた。
その幼かった頃の記憶を封印して育った月枝は、三十年後、ふとしたきっかけで、自ら封印していた過去を思い出す。
二人の幼女。その二人がたどった運命とは……。
文字数 21,357
最終更新日 2025.07.03
登録日 2025.06.29
「お母さん、やっと会えるね」——
毎年誕生日に届くお母さんからの手紙だけが、5歳で母を亡くした高校生・榊原夏希の心の支えだった。でも今年で最後。18歳の誕生日で、もう手紙は来ない。
そんな時、夏希が出会ったのは「亡くなった人をAIで蘇らせる」革新的なサービス「彩会堂」だった。そこでは最新テクノロジーにより、故人の記憶や人格を再現し、もう一度会話することができる。彩会堂を営むのは、認知症の妻との記憶を永遠に残したいという切実な想いから、この技術を開発した天才研究者・新井慧。そして夏希の前に現れたのは、「記憶を色と音で表現する」不思議な能力を持つAIロボット・プサイだった。
「僕にも、人間の『愛』がわかるでしょうか?」
純粋なプサイの問いかけに導かれ、夏希は彩会堂を訪れる人々と向き合うことになる。幼なじみに告白できなかった同級生、震災で家族を失った男性、認知症の夫を愛し続ける女性、お父さんっ子の小学生——。みんな、AIで蘇った大切な人ともう一度会うために、この奇跡の場所にやってきた。
でも完璧に再現された故人との対話で、彼らが本当に求めていたものは何だったのか? 夏希とプサイ、そして慧が見つけたのは「記憶の渚」という新しい答えだった。そこでは波の音と共に、大切な人への「ありがとう」が確実に届けられる。
「さよならって、本当は愛の言葉なんだね」
最後の手紙を胸に、夏希自身もAI技術でお母さんとの再会を果たす時——そこで待っていたのは、想像を超える母からのメッセージだった。
文字数 21,590
最終更新日 2025.07.03
登録日 2025.06.28
南蛮人、南蛮人って。わたくしはれっきとした倭人よ!
「お前の目の色は、どう見たって俺たちとは違うだろうが!」
「ちょっと青みがかっているだけじゃない!」
青い瞳を持つ少女・千代は、江戸の町で育てられた“拾われ子”。見目麗しきその姿は噂と好奇の的となる。 だが、千代はおとなしく見せ物になったりはしない。
勝気で真っ直ぐな性格の千代は、今日も不埒な男どもを口八丁手八丁でバッサリ切って捨てる――。
だが、そんな千代の胸の奥には、ずっとくすぶる疑問がある。
「私は、一体どこの誰なのか?」
唯一同じ青眼を持つ太郎は、何かを知っているようだが、語らない。そして運命は、やがて千代の“過去”と“選択”を試す時を連れてくる。
「恋より先に、本当の自分自身を選びます!」
痛快×成長×謎めく江戸求婚譚。
これよりはじまりはじまり〜♪
文字数 125,336
最終更新日 2025.07.03
登録日 2025.03.01
空のはるか上――
孤独の王子ルクスは、誰もいない雲の王国で紙飛行機を飛ばし続けていた。
ある日、その紙飛行機が見知らぬ返事をのせて戻る。
「誰かがいる」
王子は雲を割り、恐れを抱えたまま地上へ下りることを決意する。
一方、現実の病室では――
母の死をきっかけに、障害を抱える高校生・光也が昏い沈黙に閉ざされていた。
胸に抱くのは、亡き母が彼のために描いた絵本『ぐんじょうりょこう』。
七虹という看護師の娘がその絵本を読み聞かせるたび、絵本の王子ルクスと、光也の空想が静かに呼応し始める。
雲上と地上、幻想と現実、紙飛行機と鐘の音。
これは光也が喪失と孤独を越え、現実での一歩を踏み出すまでの物語。
☁️ ☁️ ☁️ ☁️ ☁️ ☁️ ☁️ ☁️
「ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしています。
少しでもいいと感じていただけたら、投票・エール・感想・いいねなど頂けると励みになります!
文字数 6,466
最終更新日 2025.07.03
登録日 2025.06.27
舞台は「操言(そうげん)の力」によって万物に干渉できる「操言士」が人々を守り支える国、オリジーア。ごく普通の町娘だった紀更(きさら)は先天的にしか持てないはずの操言の力をなぜか後天的に宿し、急遽見習い操言士となった。師匠の王黎(ワンリー)と共に修行の旅に出た紀更は、旅に同行する傭兵のユルゲンにゆっくりと恋をしつつも一人前の操言士になっていく。しかしそんな紀更たちの前に、「神の力」を使って世界を脅かす謎の組織が現れる。紀更は彼らから人々を守るため、世界の謎に触れながら操言士として戦いの中に身を投じていく――。
「17歳少女×28歳護衛傭兵」の年齢差恋愛を軸にした、「旅をする仲間がやがて世界を救う」というオリジナルファンタジー恋愛小説です。RPGっぽいテイストで戦闘、成長、魔法的な要素はありますが、「ステータスオープン」や「スキル」「レベル」といった要素はありません。戦闘や流血、人が死ぬ描写が予告なくあるのでR15指定をしています。他サイトにも掲載あり。更新予定等の詳細は近況ボードにて。
現在の進捗→様々な出会いと経験と事件のあった旅の第一章、一人前の操言士になる試験編の第二章を経て、「世界の謎」に近付くため再び旅に出る第三章に入りました。「RPGっぽい世界観と展開で年の差男女の恋愛を楽しみつつ、たっぷりの文章量でがっつり異世界に浸りたい」という方に刺さるかと思います。
文字数 1,033,928
最終更新日 2025.07.03
登録日 2024.08.01
2028年、前代未聞の実験が始まった。
ロボット工学者、日高雪雄(ひだか ゆきお)博士は、孤児院で育った過去を持つ。
日高博士が立ち上げたのは、育児を補助するロボットの開発。
赤ちゃん・ハルが成人するまで、ロボット「HANA(ハナ)」が育児をサポートするというプロジェクトだった。
目的は――“育児の負担を、少しでも軽くする”こと。
初めてのことで、すべてが順風満帆とはいかない。
泣いては抱っこ、ミルクを飲ませ、熱を出せばつきっきりで看病し、絵本も読み聞かせる。
HANAは日々学び、ハルにとって最善の行動を探し続ける。
その姿は、まるで“親”のようだった。
調整や試行錯誤を繰り返しながら、博士や研究室の仲間たちも、HANAと共に少しずつ”親”になっていく。
そんな折、ローカルテレビ局が密着取材を申し込んできて――?
AIも成長し、絆を育む。
「家族ってなんだろう?」
「子育てに、“人間であること”は本当に必要なのか?」
これは、人工知能と人が紡ぐ、家族の物語。
文字数 29,994
最終更新日 2025.07.03
登録日 2025.06.17
運悪く親友の修羅場に巻き込まれて刺殺されてしまった主人公、コハク。しかし彼は異世界の魔女の令嬢に転生し新たな人生を歩むことになる。そして転生したコハクは、ある目的のために〔魔女の里〕へとやってきた若き公爵、クロー・グレイシャと出会う。コハクの力を目の当たりにしたクローは、病気の弟を救うために彼女を連れ帰りたいと言う。果たして運命的に出会ったコハクとクロー。二人はやむを得ない事情により婚約を交わし〔魔女の里〕から出ていくことになるのだが......黒髪の美男子(クロー)の蒼い瞳に、いつしかコハクの心は惹き寄せられていく。やがて病の美少年(クローの弟)にも出会い、コハクの恋と運命は大きく揺れ動いていくことになる。そうして......婚約から始まったコハクの恋は、一体どうなっていくのか?それは彼女と関わる様々な者たちの物語とともに、思わぬ形で描かれていくのだった......。今ここに、麗しくも壮大なロマンスファンタジーの幕が切って落とされる。
文字数 5,377
最終更新日 2025.07.03
登録日 2025.07.01
主人公の天野直輝(あまのなおき)は母親の天野遥香(あまのはるか)と2人暮らしの高校生2年生だった。
直輝は小中でいじめを受けていた過去があり、内向的かつ無気力な高校生活を送っていた。
ある日、直輝はすけべでムッツリの親友の飯田蓮(いいだれん)からAVを見せられると、過去に母親がAV女優だったことが判明する。
最初はそんな母親を酷く軽蔑をする直輝だったが、普段見せることのなかった母親の過去の苦悩や覚悟を知り、母親と向き合って成長をしていく物語。
エロい物語だと思ったやつ、すまんな。
この物語はエロ要素はありません。
テーマは「家族愛と成長」。
きっと読んだら少しでも前を向いていける、そんな物語。
文字数 323,728
最終更新日 2025.07.03
登録日 2025.05.25
先祖が作った家の人形神が改築によりうっかり放置されたままで、気付いた時には家は没落寸前。
ピンチを救うべく普通の中学2年生、依る(ヨル)が不思議な扉の中へ人形神の相方、姫様を探しに旅立つ。
自分の家を救う為に旅立った筈なのに、古の予言に巻き込まれ翻弄されていく依る。旅の相方、家猫の朝(アサ)と不思議な喋る石の付いた腕輪と共に扉を巡り旅をするうちに沢山の人と出会っていく。
知ったからには許せない、しかし価値観が違う世界で、正解などあるのだろうか。
特別な能力なんて、持ってない。持っているのは「強い想い」と「想像力」のみ。
悩みながらも「本当のこと」を探し前に進む、ヨルの恋と冒険、そして それが「光の創世神話」になる、目醒めの成長物語。
この物語を見つけ、読んでくれる全ての人に、愛と感謝を。
ありがとう
今日も矛盾の中で生きる
全ての人々に。
光を。
石達と、自然界に 最大限の感謝を。
文字数 5,560,446
最終更新日 2025.07.03
登録日 2020.08.11
作家の東堂純一は元バイオリニストの竹内紀子と旅に出ることになった。
余命短い東堂と、挫折して音楽家としての夢を諦めた紀子。ふたりは絶望の旅を通して様々な気づきを得てゆく。
最後まで生きることを諦めない東堂と、また音楽の世界に戻りたい紀子。
ふたりの恋は交わることなく、お互いに2本のレールの上を一緒に走り続けていた。
文字数 11,459
最終更新日 2025.07.03
登録日 2025.06.27
芦名玄斎は宗教団体『蓮の会』の教祖であった。宗教団体と言っても、30名ほどの信者がいるだけの小さな団体で、様々な不安や苦しみから逃れたい人々の因縁を法力により探し、それを祓う拝み屋のような存在であった。
川村静江は定年退職をした夫との結婚生活に疲れ、『蓮の会』に入信することにした。
そこで静江は信者から「先生」と呼ばれている『蓮の会』の陰陽師である飯島樹旺を慕うようになる。
精神世界と人間の強欲について考えてみました。人間の生きる本質とは?
文字数 15,749
最終更新日 2025.07.03
登録日 2025.02.20
あらすじ:
これはV業界トップ歌姫【ディーバ】を目指す男達のサクセスストーリー。
人付き合いが苦手な性格とVへの拘りから会社をクビになった男、薄井明【うすいあきら】。
見た目と声のギャップに悩むゴリラ型乙女系男子、金剛寺要【こんごうじかなめ】。
数多の出会いと絆を糧に、数々の苦難を乗り越えながら栄光のステージに登り詰める。
……もしこの作品を少しでも良いと思って頂けましたら、いいね、お気に入りをお願い致します。何か気になる点等ございましたら、感想を宜しくお願い致します。執筆のモチベーション並びに作品のクオリティ向上につながります。
文字数 323,255
最終更新日 2025.07.03
登録日 2025.02.23
高校1年生の霧山かすみは、自身から発生する原因不明のもやに悩まされている。
もやの量は日によってまちまち、自分でコントロールすることはできない。
そんなある日、かすみは病院での待ち時間、看護師に心ない言葉を浴びせられてしまう。
事情を知った看護師は謝罪するが、気になる言葉を口にしてーーーー?
自身と同じ体質を持つ青年との出会いから、かすみの日常は大きく変わっていく。
文字数 90,804
最終更新日 2025.07.02
登録日 2025.04.30
夢を諦め、都会の仕事にも心が擦り切れかけていた向井明彦は、祖母の訃報を受けて久しぶりに故郷へ戻ってきた。
遺されたのは、小さな古びたおにぎり屋『イキラク』。
そして祖母が大切にしていたレシピノート。
思わず手を伸ばしたそのとき、一人の女性――塩沢が訪ねてくる。
彼女はかつて、祖母に救われた一人だったという。
語られるのは、あたたかなおにぎりの記憶と、知らなかった祖母の姿。
笑顔で話す塩沢の隣で、明彦は不意に涙をこぼす。
祖母が最期まで、自分の笑顔を願っていたことを、レシピノートが静かに教えてくれたから。
亡き祖母の味を、もう一度誰かに届けたい――。
味を覚えていた客たちが、ぽつりぽつりと店を訪れる中、明彦はゼロから店を再建することを決意する。
誰かの「おいしい」が、自分の明日を照らしていく。
これは、おにぎり屋を継いだ青年と、それを支える一人の女性が紡ぐ、あたたかくて大きな“想い”の物語。
文字数 6,181
最終更新日 2025.07.02
登録日 2025.06.30
相談手紙が届く、ちょっと不思議なラジオ番組「さならじ!」。
パーソナリティのSANAは、手紙に宿った“想い”を“色”として感じ取る力を持っている。
彼女の選んだ1通が、Echo Tripの3人を静かに動かす。
そして――その“色”が消えるとき、
たしかに、誰かの心が少しだけ軽くなっている。
※この作品はボイスドラマ台本形式(脚本スタイル)で書かれています。
朗読や掛け合いをイメージしながらお楽しみください。
※本作はnoteでも公開中です。
脚本スタイルの短編集として、複数の媒体で発信しています。
ご感想をいただけると励みになります!
文字数 19,704
最終更新日 2025.07.02
登録日 2025.06.27
「ふんっ! あんたみたいなザコが決勝に残るなんてね!!」
相手チームのキャプテンがこちらを睨みつける。
彼女こそ、春の大会を制した『スターライト学園』のキャプテンであるハルカだ。
「今日こそはお前を倒す。信頼できる仲間たちと共にな」
俺はそう言って、スコアボードに表示された名前を見た。
そこにはこう書かれている。
先攻・桃色青春高校
1番左・セツナ
2番二・マ キ
3番投・龍之介
4番一・ミ オ
5番三・チハル
6番右・サ ユ
7番遊・アイリ
8番捕・ユ イ
9番中・ノゾミ
俺以外は全員が女性だ。
ここ数十年で、スポーツ医学も随分と発達した。
男女の差は小さい。
何より、俺たち野球にかける想いは誰にも負けないはずだ!!
「ふーん……、面白いじゃん」
俺の言葉を聞いたハルカは不敵な笑みを浮かべる。
確かに、彼女は強い。
だが、だからといって諦めるほど、俺たちの高校野球生活は甘くはない。
「いくぞ! みんな!!」
「「「おぉ~!」」」
こうして、桃色青春高校の最後の試合が始まった。
思い返してみると、このチームに入ってからいろんなことがあった。
まず――
文字数 219,775
最終更新日 2025.07.02
登録日 2024.04.28
三好睦美はデパートの服飾雑貨売り場に勤める販売員。
三十路を前に、結婚の予定もなければ恋人すらいない。仕事しかない毎日を詰まらないと感じていた。
たまに社員食堂で見かける柿崎香苗は、フォーマル売り場担当。
誰とも群れず、凛とした態度を崩さない香苗のことが、睦美はちょっと気になっていた。
ある日、姉に頼まれて姪っ子の沙耶を地域の親子イベントに連れていくことになる。そこでミニコンサートを開いていたのは”リンリンお姉さん”。沙耶が大好きな歌のお姉さんだ。
けれど、その正体が香苗だということに睦美は気付く。
後日、また社員食堂で会った香苗に声を掛けられ、一緒にご飯を食べることに。
てっきり、彼女の副業を口止めされるのかと思っていたら……
文字数 76,161
最終更新日 2025.07.01
登録日 2025.04.30
【あらすじ】
桜咲く春を迎えた逢桜町の日常は、完全自律型AI〈エンプレス〉によるサイバーテロで一変した。
現実と仮想現実は次元を超えてひとつになり、変化を許容できない人間が怪物と化して牙を剥く。
その対応に苦慮した日本政府によって町は封鎖。ほぼ陸の孤島となってしまった。
それから一年。作家を志す逢桜町民の少女・澪は、ある秘密を抱えひっそりと暮らしていた。
それは、あの事件が自作のSF小説『トワイライト・クライシス』を盗用したものであるということ。
盗作のショックと「原作者」にされた責任から逃げていた澪だが、高校進学を機に汚名を返上しようと決意する。
「大丈夫。あたし、バッドエンド嫌いだから」
想いが力を持ち、現実を塗り替えてしまうなら、それを逆手に取ればいい。
すなわち――作者自身が小説の主人公となり、決められたシナリオをねじ曲げること!
そして、強靭で凶暴な怪物へ対処するため、編み出された方法とは……。
絆を紡いで黄昏を越え、大団円を目指す戦いが今、桜とともに花開く。
文字数 205,807
最終更新日 2025.07.01
登録日 2025.04.09
「君を殺すのが私の使命。それでも、君と生きたい」
もし、殺すべき相手を愛してしまったら?
これは、感情を失った死霊術師と使命に縛られた女神が、殺し合いの果てに始める、笑いと涙とちょっと切ない恋愛神話。
禁忌の魔術で世界を恐怖に陥れた「死霊術師シード」。
力を求め続けた彼は、世界の守護者たる「女神ラナスオル」の怒りを買い、壮絶な殺し合いの末、二人は相討ちとなる。
――はずだったのに。
目を覚ました二人がいたのは、まさかの異世界。
ラナスオルはコンビニバイトに励み、シードは魔術を駆使して法廷をも支配する。
相容れぬはずの二人が、ともに生きることで少しずつ心を通わせていく。
しかし、平穏な日常の裏で、シードの体には死の病が静かに広がり始めていた。
「君を……失いたくない……」
もう殺したくない。
けれど、救うには神の力が必要で――。
運命を壊すか、愛を貫くか。
戦いの果てに生まれた矛盾が、やがて世界すら揺るがすことになる。
(二章まで改稿済み)
文字数 307,417
最終更新日 2025.07.01
登録日 2025.01.06