追放聖女 小説一覧
8
件
1
「信仰心が足りない」という一言で、居場所を奪われた聖女見習い。
頼れるのは、誰かを癒やすこの魔法と、くたびれたローブ一枚だけ——。
本作は、神殿から追放された聖女が、自分の回復魔法を「保険」の仕組みとして売り出し、やがて国家の戦略すら変えていく異世界ファンタジーです。
・追放ざまぁ系が好きだけれど、ただスカッとするだけでなく「その後の生き方」まで描いてほしい人
・主人公が自分の弱さや罪悪感と向き合い、少しずつ自分の価値を認めていく物語が読みたい人
・戦争や政治が絡むスケール感のある話の中で、たしかに「一人の気持ち」が動いていく様子を追いかけたい人
そんな読者に刺さるよう設計されたストーリーです。
回復魔法×保険ビジネス×国家事業という、一見ドライな要素の裏側で描かれるのは、
「善意」と「お金」、「信仰」と「仕組み」のあいだで揺れ動く人間たちの心。
冷徹な官僚と思われていたユリウスが、リゼルの優しさと信念に影響されて変わっていく姿も見どころのひとつです。
読み終えたとき、あなたもきっと、自分の弱さや過去の失敗を「それでも誰かの役に立てる価値」として見直したくなるはず。
追放された聖女が、自分で選んだ居場所を国家規模のプロジェクトへと育て上げるまでの物語。
スカッとするざまぁ要素と、しみじみ温かい成長ドラマの両方を味わいたい方におすすめです。
文字数 115,536
最終更新日 2025.12.11
登録日 2025.12.06
2
今は昔、西の大陸の内地に、ふたりの王に治められる国があった。
“昼の王”は血統で継がれし男の王。
“夜の王”は予言の力を持つ女の王。
創世よりこの地には、神の力を持つ聖女が常時ふたり存在するという。
聖女の証は胸に現れる不死鳥の刻印。
夜の王“大聖女”が死ねば、新たに聖痕の浮かびあがる少女が王宮に召され、代替わりを待つ。
聖女はその神聖なる血ゆえに、人間の男と婚姻を結べない。
胸の不死鳥が人の男の熱を感じれば、すぐに飛び去ってしまう──そう言い伝えられている。
しかし此度の世継ぎ聖女、アリアンロッドは美しい王太子に恋をしていた。
結ばれない運命であれ、彼女は王宮で研磨を怠らず過ごしていたが──
ある日、王太子に隠し部屋へ呼び出され、ソワソワして出向いたら、「王宮から出ていってもらう」と宣告されてしまった。
彼女は一向に、神の力に目覚めずにいたからだ。
追放先への道中、アリアンロッドは狼藉者に襲われる。
そのピンチを助けてくれたのは、王太子の近衛剣士アンヴァル。
「私、今は役立たずだけど──必ず王宮に帰還するわ!」
彼に向かってその決意を叫んだ瞬間、強く冷たい神風が吹いた。
アリアンロッドはその風に煽られ、≪予言の力??≫に目覚めるのだが──
文字数 420,922
最終更新日 2025.11.23
登録日 2025.01.28
3
『偽聖女』として追放された薬草師、辺境の森で神薬を作ります
~魔力過多で苦しむ氷の辺境伯様を癒していたら、なぜか溺愛されています~
⚜️ 概要:地味な「真の聖女」の無自覚ざまぁスローライフ!
王家直属の薬草師ルシルは、国家の生命線である超高純度の『神聖原液』を精製できる唯一の存在。しかし、地味で目立たない彼女は、派手な「光の癒やし」を見せる異母妹アデリーナの嫉妬と、元婚約者である王太子ジェラルドの愚かな盲信により、『偽聖女』の濡れ衣を着せられ、魔物が跋扈する**「嘆きの森」**へ永久追放されてしまう。
すべてを失った絶望の淵。だが、ルシルにとってその森は、なんと伝説のSランク薬草が自生する**「宝の山」だった! 知識とナイフ一本で自由なスローライフの基盤を確立した彼女の前に、ある夜、不治の病『魔力過多症』に苦しむ王国最強の男、"氷の辺境伯"カイラス**が倒れ込む。
市販の薬を毒と拒絶する彼を、ルシルは森で手に入れた最高の素材で作った『神薬』で救済。長年の苦痛から解放されたカイラスは、ルシルこそが己の命を握る唯一の存在だと認識し、彼女を徹底的に**「論理的」に庇護し始める**――それは、やがて極度の溺愛へと変わっていく。
一方、ルシルを失った王都では、ポーションが枯渇し医療体制が崩壊。自らの過ちに気づき恐慌に陥った王太子は、ルシルを連れ戻そうと騎士団を派遣するが、ルシルを守る**完治したカイラスの圧倒的な力(コキュートス)**が立ちはだかる!
文字数 98,401
最終更新日 2025.11.09
登録日 2025.11.09
4
「君は偽りの聖女だ」――。
地味な「育成」の力しか持たない伯爵令嬢エルナは、婚約者である王太子にそう断じられ、すべてを奪われた。聖女の地位、婚約者、そして濡れ衣を着せられ追放された先は、魔物が巣食う極寒の辺境の地。
しかし、絶望の淵で彼女は自身の力の本当の価値を知る。凍てついた大地を緑豊かな楽園へと変える「育成」の力。それは、飢えた人々の心と体を癒す、真の聖女の奇跡だった。
これは、役立たずと蔑まれた少女が、無骨で不器用な「氷壁の騎士」ガイオンの揺るぎない愛に支えられ、辺境の地でかけがえのない居場所と幸せを見つける、心温まる逆転スローライフ・ファンタジー。
王都が彼女の真価に気づいた時、もう遅い。最高のざまぁと、とろけるほど甘い溺愛が、ここにある。
文字数 78,668
最終更新日 2025.11.09
登録日 2025.10.12
5
『追放された元聖女と、呪われた辺境伯の合理的な愛の契約』📚
🌟 ――これは、愛を、論理で証明する物語。
【作品紹介】
「力が失われた」と公言し、王都の激務から逃れた元・聖女エルミナ。彼女が求めたのは、誰にも邪魔されない**「静かな研究スローライフ」だった。そのために選んだのは、王国で最も忌み嫌われる“呪われた獣”、ヴァルテンベルク辺境伯アレクシオスとの『契約結婚』**。
「衣食住の保証」「城の禁書庫の自由閲覧」「互いに一切干渉しない」――。このあまりに合理的な契約は、エルミナにとって最高の**「自由」を意味した。彼女の情熱は、王都の聖典にはない「古代魔術の禁書」と、そして目の前にいる「最高難度の研究対象=呪いの獣」**へと注がれる。
しかし、呪いの暴走を鎮めるために触れた獣の毛皮は、エルミナの疲弊した心身を癒す**『究極の鎮静触媒(モフモフ)』だった! 一方、エルミナの冷静な献身と知識は、孤独な獣の魂を救い、彼の過剰な「独占欲」と「愛」**を目覚めさせる。
「私の安寧(スローライフ)のために、貴方のモフモフが必要なのです」「お前の研究のためなら、喜んでこの姿でいよう」 これは、**「非合理的な愛」を「最も合理的な論理」**で突き詰める、変わり者の辺境伯夫妻が紡ぐ、モフモフと研究と、甘い策略に満ちた究極のラブ・ロジック・ファンタジー!
【あらすじ】
王国の「浄化の聖女」として激務に疲弊しきったエルミナは、自らの聖力を偽装して**「偽りの聖女」として王都を追放される。彼女の目的は、北の辺境伯アレクシオスとの契約結婚**、そして城に眠る禁断の古代魔術の知識と、彼の**「呪い」**という最高の研究テーマを独占すること。
静かに研究に没頭する日々は、しかし、アレクシオスの月に一度の呪いの暴走によって破られる。エルミナは、契約の履行のために獣の檻へと踏み込むが、彼の醜い黒い毛皮が、彼女の疲弊した心身を癒す**「最高のモフモフ」**であることを発見する。
彼女の合理的献身は、呪いの真実を解き明かし、孤独な獣の**「独占欲」という名の愛を呼び覚ます。王都からの追手、魔女の残党による妨害――あらゆる危機を、エルミナの「知識と論理」と、アレクシオスの「愛という名の獣の威圧」**で撃退した二人は、ついに解呪の最終設計を完成させる。
そして、解呪の儀式で判明した、呪いを解く最後の鍵。それは、アレクシオスの**「愛する妻を守る」という、非合理なほどの強い意志**だった。
呪いが解け、人間の姿を取り戻したアレクシオスは、かつての契約を破棄し、エルミナに真の愛を告白する。しかし、エルミナが求めた**「新たな夫婦の契約」**とは……?
文字数 153,233
最終更新日 2025.11.08
登録日 2025.11.08
6
異世界転生をしたリカ。
異世界転生をした女性というものはその国の王子と婚約するというのがセオリーだな~。と、王子様といえば金髪碧眼の細マッチョな超イケメンで、ジェントルマン!という夢を見て王子と対面することに。
しかしそこにいたのは、かなりブヨブヨ。肌も荒れている王子様。
仕方あるまい。この王子様と結婚することになるのは間違いがないのだから、何としてでも王子に痩せていただこう(健康的に)!
と、王子様改造計画を始めるのです。
文字数 19,829
最終更新日 2025.09.14
登録日 2025.08.30
7
「おおっ、これこそまさしく聖なる光より出でましし聖女様!」
「麗しの乙女、聖なる乙女!」
気がついたら、後期高齢者な神官風の人々に囲まれていた「わたし」。
いかにも緊迫した空気を制して立ち上がったのは金髪キラキラ王子様。
彼は言った。
「聖剣を出せない偽物聖女に用はない!」
たしかに、「わたし」の胸から出たのは聖剣ではなく、マヨネーズ、だよね、これ。
記憶にあるどこの国とも違う気がする謎の場所で、唐突にポイ捨てされた「わたし」の運命はどっちに向いているんだろう。
ユーザフレンドリーとは程遠い世界に翻弄されつつ生きていく「わたし」のお話です。
※この作品は「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
※23/4/9 改題しました。
※私的な事情で中断しておりましたが、更新を再開いたします(24/9/1〜)
※完結まで、週一回以上更新を目指します。
文字数 114,424
最終更新日 2024.11.02
登録日 2023.04.01
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