幼馴染/主従小説一覧

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恋愛 連載中 長編
今は昔、西の大陸の内地に、ふたりの王に治められる国があった。 “昼の王”は血統で継がれし男の王。 “夜の王”は予言の力を持つ女の王。 創世よりこの地には、神の力を持つ聖女が常時ふたり存在するという。 聖女の証は胸に現れる不死鳥の刻印。 夜の王“大聖女”が死ねば、新たに聖痕の浮かびあがる少女が王宮に召され、代替わりを待つ。 聖女はその神聖なる血ゆえに、人間の男と婚姻を結べない。 胸の不死鳥が人の男の熱を感じれば、すぐに飛び去ってしまう──そう言い伝えられている。 しかし此度の世継ぎ聖女、アリアンロッドは美しい王太子に恋をしていた。 結ばれない運命であれ、彼女は王宮で研磨を怠らず過ごしていたが── ある日、王太子に隠し部屋へ呼び出され、ソワソワして出向いたら、「王宮から出ていってもらう」と宣告されてしまった。 彼女は一向に、神の力に目覚めずにいたからだ。 追放先への道中、アリアンロッドは狼藉者に襲われる。 そのピンチを助けてくれたのは、王太子の近衛剣士アンヴァル。 「私、今は役立たずだけど──必ず王宮に帰還するわ!」 彼に向かってその決意を叫んだ瞬間、強く冷たい神風が吹いた。 アリアンロッドはその風に煽られ、≪予言の力??≫に目覚めるのだが──
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文字数 235,240 最終更新日 2025.05.09 登録日 2025.01.28
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