契約 小説一覧
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1
離縁の条件は、六年前に揃っています
傾いた伯爵家を救うための政略結婚。初夜、夫ユリアンは言った。
「領地が立ち直るまでは妻でいてくれ。だが、君を愛することはない」
リーゼルはうなずいた。
六年、彼女は帳簿を締め、借金を整理し、夫が離れに置いた寵姫の不始末を片づけた。
六年目の朝、リーゼルは婚姻契約書を開く。
第十二条――「婚姻より六年、嫡子なき場合、妻は持参金の全額とともに離縁できる。夫の同意を要しない」
夫は、契約書を読んでいなかった。署名は補佐官に任せていた。
そして持参金は、この六年、伯爵領の運転資金そのものだった。
「どうぞ、お幸せに」
去った先で彼女を待っていたのは、六年間、伯爵家の借金の利子を黙って肩代わりしていた男だった。
2
「妹で足りると言われたので、私は身を引きます
妹で足りると言われ、婚約は一方的に破棄されました。
――ええ、構いません。私は身を引きます。
ただ、この婚姻に何が含まれていたのかを、彼はご存じないようです。
それでも妹を選ばれるのであれば、どうぞご自由に。
私は何も申しません。
……そのままで、本当に大丈夫なのでしょうか。
3
私の価値を知らなかったのは元婚約者だけでした~婚約破棄された実務令嬢は、辺境伯と「何もしない午後」を選ぶ~
七年間婚約者だったオスカーから、「華がない」「帳簿と駅路ばかりの女」と建国祭の夜に捨てられた伯爵令嬢リディア。
だが、その場で彼女の過去の仕事に救われた商会長、辺境伯、隣国の王子、魔王が相次いで求婚する。熱狂する会場で、リディアが返した言葉はただ一つ。
「私は、誰かの業績に対する賞品ではありません」
全員への返事を保留した彼女は、大雪による北峠封鎖まで三十日と迫った四境交易の危機へ挑む。空の薬草棚、動かない荷馬車、同じ名で量の違う樽、すべてを止める巨大契約。記録と交渉で詰まりを解くほど、元婚約者が見ようとしなかった七年間が明らかになっていく。
そんな中、北境辺境伯レオンハルトだけは、彼女の能力を奪い合わず、答えを急かさず、仕事をしない時間にも価値があると伝えてくれた。
これは、捨てられた有能令嬢が別の誰かの賞品になる話ではない。仕事も、休息も、隣にいる人も、自分で選べるようになる話。
契約と記録による納得型ざまぁ/一途で不器用な辺境伯との大人の恋/全36話・完結。
4
同居契約、第七条――恋愛禁止。なのに、私を嫌いなはずの同期が溺愛してきます
「口約束は信じない。書面にすれば、誰も傷つかない」
大手不動産会社の法務部で働く真柴紗月、28歳。住んでいるマンションが建て替えで立ち退きになり、行き場を失った彼女に手を差し伸べたのは、よりによって同期の久世怜司だった。
誰にでも愛想がいい営業部のエースなのに、なぜか紗月にだけ冷たい男。入社以来、お互いに嫌い合ってきたはずの彼が、「部屋なら余ってる」と言う。
背に腹は代えられない。紗月は条件として、全十二条の同居契約書を突きつける。家賃は折半。私室には入らない。社内では秘密。そして第七条――恋愛禁止。
ところが同居が始まると、怜司は当番でもないのに夕食を作り、雷の夜には暗闇で手を握り、熱を出せば何も言わずに看病してくれる。
嫌われているはずなのに、どうしてそんなに優しいの?
紗月はまだ知らない。怜司が署名の日、自分の控えにだけ書き足していた、小さな一行のことを。
契約書のプロと、7年分の片想いを隠した同期。恋愛禁止から始まる、一年間の同居ラブストーリー。
5
「妻は飾りでよい」と三年間放置されました。夫が愛人の子を跡継ぎにすると言うので、結婚契約書の第七条を読み上げます
伯爵夫人セレスティアは、結婚初夜から三年間、夫アーヴィンに「飾りの妻」として放置されてきた。
父を亡くし、母から継いだルクレール商会を守るために結んだ婚姻。大恋愛ではなかった。それでもセレスティアは、いつか穏やかな夫婦になれるかもしれないと、ほんの少しだけ期待していた。
しかし半年ぶりに屋敷へ戻ったアーヴィンは、婚姻前から隠していた愛人リディアと五歳の息子ノエルを連れていた。
「この子を、オルブライト伯爵家の跡継ぎにする。君は今まで通り、飾りの妻でいればいい」
そう告げられたセレスティアは、静かに婚姻契約書を取り出す。
第七条。
夫が妻の書面同意なく婚外の子を跡継ぎとし、妻の持参財や商会権利をその子の相続財産に含めようとした場合、妻は即時離縁、持参財返還、違約金、資産回収を請求できる。
一か月前、王立契約院の立会人ユリウスに問われて、セレスティアはようやく自分の望みを言葉にした。
愛ではなく、自分の名を取り戻したい。
夫の契約違反が公の場で明らかになる時、飾りと呼ばれた妻は、自分の人生を取り戻す。
6
悪女と呼ばれた公爵令嬢ですが、王を選ぶのはこの私
母を亡くした公爵令嬢ジュリアの屋敷に、父は愛人とその娘を迎え入れた。
ジュリアが生まれる前からあった、父のもう一つの家庭。彼女たちが入ってきた屋敷では、異物はジュリアの方だった。
義母は母の形見を奪い、家庭教師を辞めさせ、ジュリアの社交界デビューも縁談も潰していく。父は娘の顔を見ようともしなかった。
この国の王だけが、国を守る結界を保てる。その王を選ぶのは、ダイアンサス公爵家をはじめとする公爵家の当主だけに許された役目。ジュリアにとって、それは言い伝えにすぎなかった。
公爵の地位は、王族の血を継ぐ者しか受け継げない。成人を迎えたジュリアが当主の座を継ぐまで、あとわずかという時に屋敷が火事になる。
ジュリアは当主の証であるメダイユを失い、家を追い出されてしまう。平民として生きた六年後、当主でない者が選んだ王のもとで、言い伝えのとおりに結界が割れ、国は滅びた――。
しかし気づいたら、死の間際から時が巻き戻っていた!
目を開けると、そこは火事の前日の朝。
今度こそ、大事なものを手放さないと決意するジュリア。
陰で悪女とささやかれようと、構うものか。
家も、国も、王を選ぶ役目も、この手で取り戻すと誓う。
そんなジュリアの前に現れたのは、異国育ちの商人、レニ。
「あんた、なんでそんなダサい格好してんの?」
口は悪いがジュリアには嘘をつかない彼は、ジュリアに王妃になれと持ちかけてくる。
そしていつか、自分の商団を王族御用達にしてほしいと。
そんな彼と手を組んでから、ジュリアの胸はなぜかずっと騒ぐ。
これは恋なのか、それとも別のものなのか――?
悪女と呼ばれた公爵令嬢が、裏切った家族を蹴散らし、滅びゆく国を守り、本当の王に王冠を届けるまでの物語。
7
巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。
学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。
だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。
暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。
よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!?
……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい!
そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。
赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。
「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」
そう、他人事のように見送った俺だったが……。
直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。
「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」
――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。
※本作品は、作者本人が複数の小説投稿サイトへ重複掲載しています。
掲載先はXのプロフィールに記載しています
8
「うちの家政婦にならないか?」――リストラされた生真面目OL、ハイスペ整骨院長との限定同居で極上ご自愛生活が始まりました
「お前じゃなきゃダメなんだ」
――仕事も、居場所も、自尊心もすべて失った元・社畜OLの千尋。
すべてを諦めかけた彼女を救ったのは、端正な顔立ちと圧倒的な技術を持つ、高級整骨院グループの総院長・東雲蓮だった。
「我が家の家政婦」という名目で保護された蓮のマンションで、毎夜施されるプロの手技と、不器用なまでの優しさに、頑なだった千尋の心が少しずつほどけていく。
元カレや元上司の悪意が二人に忍び寄る中、蓮の独占欲と溺愛が静かに牙を剥く。
――これは、疲弊しきった身体と心を愛で満たされる、極上の契約同居ロマンス。
9
【BL・R18】勇者とリトの赤魔法ー魔力なしだと思ってたけど、実は”愛”で強くなる魔法が使えるらしい。ー
魔法を使えるのが当たり前の世界で、俺……リト・サングイスは魔法適正なし。それでも他の人より多少優れている身体能力を活かして、魔獣から人々を守る自警団のメンバーとして活動していた。
そんなある日、俺の住む村の近くに魔物が大量に湧く事件が起こる。自警団のメンバー総出で魔物討伐に当たっているところに、数年前魔王を討伐した勇者が現れた。魔法の使えない自分とは縁のない存在だと遠巻きに見ることしかできなかったが、討伐が終わって数時間後、今度は勇者が俺を目当てにやってきて……
「君、僕の仲間になってくれない?」
ちょっと待て、なんで魔法の使えない俺が勇者の仲間に誘われてるんだ……?
そして俺は勇者・ミラと共に、真の敵を討ち果たすべく旅に出た。
旅の中でミラに見出された力──“赤魔法”の力に目覚めた俺は、今まで知らなかった衝動に駆られていく。
──もっと……もっとミラが欲しい……。
取り入れ、交わることで強くなる赤魔法。俺とミラは互いを支え合い、高め合い、敵を討つ。
これは、世界を紡ぐ愛の物語。
※十一話頃から性的な描写が増えます。苦手な方はご注意ください。性描写のある回には☆マークを付けています。
☆月・水・金 21:30更新予定(変更になる場合があります)
☆ムーンライトノベルズでも同小説を公開しています。そちらは火・木・土更新です。
🗝🎀 エピローグで子作りまで収録予定です㊙️
10
世界を救った魔法使いですが、夫である王子に裏切られたので慰謝料を請求します
世界を救い、魔王を討伐して凱旋したその日。
夫である王子の隣には、見知らぬ女性が立っていた。
どうやら私は、死ぬと思われていたらしい。
――でしたら、契約に基づき慰謝料を請求いたします。
裏切りに泣くつもりはない。
王家相手であろうと、理は理。
淡々と取り立て、淡々と清算するだけのこと。
けれどどうやら、私の帰還を歓迎しない者もいるようで……?
世界を救った魔法使いが、夫と王家から正当に取り立てるお話。
11
王都で役立たずと捨てられた人材、辺境令嬢が全部雇いました 〜帳簿と契約で腐った財務院を裁き、凍える王国を救います〜
辺境伯令嬢アメリアは、病に倒れた父の代わりに領主代行を務めている。
ある日、雪道で行き倒れていた元侯爵令息レオンを見つける。
彼は王都で婚約破棄され、「冷血で無能な男」と笑われて追放された人物だった。
だが、アメリアは気づく。
この男は無能ではない。
誰よりも正確に台帳を読み、物資の不足と不正を見抜く、領地に必要な人材だと。
アメリアは彼を同情ではなく仕事で雇う。
さらに、王都で役立たずと切り捨てられた者たちを次々と再任用室へ迎え入れる。
声が小さい記録係。
魔力が弱い職人。
臆病者と笑われた元騎士。
前職を理由に拒まれた会計係。
王都では居場所を失った彼らだったが、辺境ではそれぞれの力が噛み合い、領民の命を救っていく。
しかし、彼らの前に立ちはだかるのは、王都財務院と商会連盟の巨大な不正。
届かない冬越し金。
燃える王都認証品。
偽装された帳簿。
止められた補給物資。
そして、レオンを笑い者にした婚約破棄の裏側。
王都が捨てた人材たちは、記録と契約と現場の成果で、腐った権威を追い詰めていく。
「私はあなたたちを拾ったんじゃない。必要だから選んだのよ」
これは、辺境令嬢が捨てられた人材に席を与え、王国の冬と未来を救う、実務ざまぁファンタジー。
12
すべてはあなたの為だった~狂愛~
膨大な魔力を有する魔術師アレクサンダーは政略結婚で娶った妻をいつしか愛するようになっていた。だが三年経っても子に恵まれない夫妻に周りは離縁するようにと圧力を掛けてくる。
愛しているのは君だけ…。
大切なのも君だけ…。
『何があってもどんなことをしても君だけは離さない』
※設定はゆるいです。
※お話が合わないときは、そっと閉じてくださいませ。
13
【完結】逃がすわけがないよね?
寝室の窓から逃げようとして捕まったシャーロット。
それは二人の結婚式の夜のことだった。
何故新妻であるシャーロットは窓から逃げようとしたのか。
理由を聞いたルーカスは決断する。
「もうあの家、いらないよね?」
※完結まで作成済み。短いです。
※ちょこっとホラー?いいえ恋愛話です。
※カクヨムにも掲載。
14
〈完結〉真実の愛だと言うのなら、乗り越えられますわよね?
「お前を愛することはない」と言われた新妻エリーゼ。
彼女は協力することにした。
真実の愛とやらのために。
☆短編練習。短い(予定)です
15
【完結】ヒーローとヒロインの為に殺される脇役令嬢ですが、その運命変えさせて頂きます!
──“私”がいなくなれば、あなたには幸せが待っている……でも、このまま大人しく殺されるのはごめんです!!
男爵令嬢のソフィアは、ある日、この世界がかつての自分が愛読していた小説の世界である事を思い出した。
そんな今の自分はなんと物語の序盤で殺されてしまう脇役令嬢!
そして、そんな自分の“死”が物語の主人公であるヒーローとヒロインを結び付けるきっかけとなるらしい。
どうして私が見ず知らずのヒーローとヒロインの為に殺されなくてはならないの?
ヒーローとヒロインには悪いけど……この運命、変えさせて頂きます!
しかし、物語通りに話が進もうとしていて困ったソフィアは、
物語のヒーローにあるお願いをする為に会いにいく事にしたけれど……
2022.4.7
予定より長くなったので短編から長編に変更しました!(スミマセン)
《追記》たくさんの感想コメントありがとうございます!
とても嬉しくて、全部楽しく笑いながら読んでいます。
ですが、実は今週は仕事がとても忙しくて(休みが……)その為、現在全く返信が出来ず……本当にすみません。
よければ、もう少しこのフニフニ話にお付き合い下さい。
16
きらい。たまに、あいしてる。
「俺が本気で動いたら、
繭ちゃんなんて簡単に閉じ込められるんだよ?」
どうせ私は、
一時の気まぐれ
数いる女の一人にすぎない
なのにこの男は、ただのオモチャに鎖を繋げる
───身体は繋がっているのに、心だけは繋がらない。
17
魔王の花嫁になるなんて聞いていません!
駅の階段で足を滑らせた次の瞬間、僕――陽多は見知らぬ森の中にいた。
血だらけで僕を助けてくれたのは、人間が「魔王」と呼び恐れる男・ゼキア。しかも彼は僕を見るなり、こう言った。
「お前は俺が千年探し続けた、契約の花嫁だ」
結界を無傷で突破したこと、触れるだけで彼の傷が癒えること――偶然とは思えない現象の数々が、僕を「千年前、契約を果たせなかった花嫁」の生まれ変わりだと示していく。
寡黙で不器用、けれど誰よりも一途なゼキア。人間を憎む側近リオ。そして、千年前に隠された真実。
地脈を鎮める試練、暴かれる陰謀、迫る黒幕――契約に導かれるまま始まった関係は、次第に「自分の意志で選ぶもの」へと変わっていく。
帰ろうと思えば帰れる場所で、僕はもう一度、彼の隣を選んだ。
王道異世界BL、契約から始まる溺愛ファンタジー。
18
御曹司さま、これは溺愛契約ですか?
秋月 美果が勤務する『天ケ瀬百貨店東京』には、本社の営業本部長・天ケ瀬 翔がときどき視察に訪れる。
見た目も性格も完璧な翔を遠い存在だと感じていた美果だが、ある日もう一つの勤務先に翔がやってきた際に、偶然彼の『裏の顔』を知ってしまう。
トラブルに巻き込まれたくないと翔を避ける美果に対し、彼は美果を監視するような視線ばかり向けてくる。しかし美果がある事情からお金を稼ぎたがっていることを知ると、突然『俺の専属家政婦になれ』と雇用契約を持ちかけてきて――!?
◆ R18シーンのある回はサブタイトルに「★」表記あり。
R18シーンは物語の後半からになります。
◆ 物語の後半にざまぁ・お仕置き展開があるので苦手な方はご注意ください。
◆ 設定はすべてフィクションです。
実際の人物・企業・団体には一切関係ございません。
◆ エブリスタ・ムーンライトノベルズにも掲載しています。
19
契約期間が終わったので、お飾りの妻を引退しようと思います。
伯爵の契約妻ミエーレは、義父を看取った後もんもんと考えていた。ミエーレは『余命いくばくもない父親を安心させたい』と言う伯爵ギドの依頼でお飾りの妻──いわゆる契約妻になっていた。優しかった義父が亡くなって早二月。ギドからは契約満了の通達はなく、ミエーレは自分から言い出した方が良いのかと悩む。ミエーレはギドのことが好きだったが、ギドから身体を求められたことが一切無かったのだ。手を出す気にもならない妻がいるのはよくないだろうと、ミエーレはギドに離縁を求めるが、ギドから返ってきた反応は予想外のものだった。
◆成人向けの小説です。※回は露骨な性描写あり。ご自衛ください。
20
田舎の元騎士団長はどタイプメイドに振り回される
*思った以上に読んでいただけているようですので続編を考えております。
もしも読んでもいいよと思われる方がいらっしゃれば感想など投稿していただけますと励みになります。
妻を亡くし、隠居生活を送る元・剣聖アルベルト。 荒れ果てた屋敷の管理と、自身の理性(!)を守るために雇ったのは、感情を見せない少女ノアだった。
「動きやすければ私服で」と言ったのが運の尽き。彼女の無防備な姿がド直球に性癖に刺さり、アルベルトの理性は決壊寸前に。 解決策として支給したのは、肌を一切見せない鉄壁の【対魔導防護仕様・重装メイド服】。 これで安心……と思いきや、禁欲的なその姿は、逆に彼の心をかき乱すことになり――!?
過去に傷を持つ二人が、季節を巡りながら「雇用関係」を「家族」へと変えていく物語。 ボロボロのマフラーを直す冬、ブラックな元職場を撃退する春、そして命懸けで帰る場所を守る決戦。
「……待たされる人の心配を、考えたことがありますか」
これは、鉄壁のメイドが心を開き、枯れた剣聖が生きる意味を取り戻すまでの、愛と再生の記録。
21
【R18】異世界で魔術師と(奴隷!?)契約しました
【完結】魔術師×元女子大生
美咲は彼氏に振られ悲しみに明け暮れていると異世界に飛ばされてしまった。魔術師ヴォルティスに拾われてから彼と悪魔少年ベルマンの三人で一緒に過ごしている。美咲は徐々に魔術師ヴォルティスが好きになるものの彼は美咲を子ども扱いしてばかりで・・・
【Hotランキング14位達成!!ありがとうございます!!】
※全28話
※ヒロイン変態注意報。ヒーローが過保護発症後に溺愛予定です。
※一部残虐表現、虫も出てくるので苦手な方はご注意下さい。最後はハッピーエンドです!
22
ごりごりの生娘ですけど、悪い女を演じることになりまして。
悪名高き王立騎士団特務部隊で働くメニエラは、キスひとつした事がないまっさらな処女だった。所属騎士の平均離縁回数が二回という、選りすぐりのクズ揃いの特務部隊のなかで、メニエラはまっとうな生活を送る数少ない真人間だったが、彼女のことをよく知らない者は彼女のことも男癖の悪いクズ女だと認識していた。近衛騎士のアヴェラルドもその一人で、メニエラを素行の悪い女だと勘違いし、彼女に自分の恋人のフリをするよう依頼する。山のようにくる見合い話に、アヴェラルドは閉口していたのだ。
貞操観念が崩壊した組織で実家の家族のために真面目に働くメニエラと、貴族家出身のばりばりのエリート近衛騎士であるアヴェラルドの、契約交際が今はじまる。
◆露骨な性描写回には※をつけますが、全体的に大人向けの表現がありますので、苦手な方はご注意ください。
◆ご感想はWeb拍手までお願いします。
アプリから→私のプロフィールページから『Webサイト』をお選びください。
本サイトから→アルファポリス、ヘッダーの隣にあるメニューアイコン(横棒三本線)をタップ。近況ボード一覧の下にある関連リンクから、Webサイト(青色のボックス)をお選びください。
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サキュバス狙って召喚したら邪竜がきた
共命師の家系に生まれた地味な青年エンゲは、共命師養成学校の最初の授業で憧れのサキュバスを召喚するはずだった。
しかし現れたのは、生きる災厄と恐れられる美しい邪竜アムネスフィアだった。
強制的に契約を結ばされたエンゲは、邪竜とは思えない純粋で素直なアムネスフィアを知るほど心惹かれていく。しかし、サキュバスを狙っていたエンゲはその気持ちを素直に認められずにいた。
アムネスフィア×エンゲ
(ファンタジー/美形×地味/竜×人間/素直攻め/ツンデレ受け/ほだされ/人外/溺愛/契約/ハッピーエンド)
24
黒い青春
過去に人を傷つけ、そのことをずっと引きずって生きる美月。
そんな彼女の前に傷つけた相手が現れた。彼は別人のように変わっていて・・・。
25
『モブ社員の地味な復讐は、冷徹社長の完璧な「妻プロデュース」にすり替えられました』
【あらすじ】
「誰の記憶にも残らない」——分厚い眼鏡と地味なメイクで風景と同化し、自己主張をせず黙々と仕事をこなす伊藤凛。
しかしある日、信じていたエース社員の婚約者・中村涼太と、華やかな同僚・木村綾乃の浮気現場を目撃してしまう。
さらに涼太は「君を守るためだ」と甘い言葉で凛を洗脳し、自分たちが企てた横領の全責任を押し付けようとしていた。
頼みの綱であった直属の上司に助けを求めるも、彼もまた横領の共犯者だったのだ。
四面楚歌の絶望の中、凛は泣き寝入りする「モブ」であることをやめ、復讐を決意する。
持ち前の隠密スキルで完璧な証拠を手に入れた彼女は、社内で唯一彼らと癒着していない雲の上の存在——誰もが恐れる冷徹社長・桐生貴之のもとへ決死の直訴へ向かう。
しかし、最上階の社長室で証拠を見た冷酷な社長から突きつけられたのは、彼女の覚悟を試す思いもよらない「究極のテスト」だった。
復讐のためならプライドすら捨てる凛の狂気的な覚悟は、完璧主義なドS社長の「底知れぬ独占欲」に完全に火をつけてしまう。
「合格だ。君をコケにした連中に、最も残酷な現実を見せてやろう」
結ばれたのは、「偽装婚約」という名の悪魔の契約。
凛は社長の超高級ペントハウスに囚われ、「完璧な社長夫人」になるための、容赦なくも極上に甘いマナーレッスンを受けることになり……!?
有能なモブ社員による究極の「ざまぁ」と、ドS社長の逃げられない「極上の溺愛」が交差する、痛快サスペンス×溺愛ラブストーリー!
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恋はしていませんが ~お飾り妻と片思い夫が夫婦になるまで~
アンジェは一回り以上年の離れた友人から契約を持ちかけられた。
「息子ときちんと夫婦になって、とは言わないわ。形だけの伴侶が欲しいの」
アンジェは了承し気軽に嫁入りした。
王太子妃に片思い中の夫ユーリスは、アンジェに頭が上がらなくなった過去がある。
自由なアンジェと袋小路に追い込まれたユーリス。夫婦になっても変わらない関係のままかと思われた矢先、ユーリスがやらかした。
よりいっそう頭が上がらなくなる夫と気にしない妻が、本当の夫婦になるまでの話。
※主人公の価値観が独特。性描写は断片的。※全10話。
27
薄紅の檻、月下の契り
あらすじ
大正十年、華やかな文明開化の影で、いまだ旧き因習が色濃く残る帝都。
没落しかけた名家に生まれた“Ω(オメガ)”の青年・白鷺伊織は、家を救うため政略的な「番(つがい)」として差し出される運命にあった。
しかし縁談の相手は、冷酷無慈悲と噂される若き実業家であり“α(アルファ)”の当主・九条鷹司。
鉄道・銀行事業で財を成した九条家は、華族でもありながら成り上がりと蔑まれる存在。
一方の伊織は、旧華族の矜持を胸に秘めながらも、Ωであるがゆえに家族から疎まれてきた。
冷ややかな契約婚として始まった同居生活。
だが、伊織は次第に知ることになる。
鷹司がΩを所有物としてではなく、一人の人間として尊重しようとしていることを。
発情期を巡る制度、番契約を強制する家制度、そして帝都に広がる新思想。
伝統と自由のはざまで揺れながら、二人は「選ばされた番」から「自ら選ぶ伴侶」へと変わっていく——。
月明かりの下、交わされるのは支配ではなく、誓い。
大正浪漫薫る帝都で紡がれる、運命を超える愛の物語。
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【完結】婚約破棄はじめました ~法と契約で、悪役令嬢を量産いたします~
春の大夜会で、王太子アルフォンスから婚約破棄を宣言された公爵令嬢シャルロット。
この国では、婚約者本人が爵位を持つ当主三人以上の前で破棄を宣言すれば、その場で成立する。撤回はできず、先に宣言した側が違約金を払う。
自由と多額の違約金を得たその夜、シャルロットのもとへ血まみれの伯爵令嬢が逃げ込んできた。
望まない結婚まで、あと五日。
父親に隠された母の遺言。結婚と同時に奪われる印刷所。屋敷から出してもらえなかった前妻の不審な死。
しかし、疑いだけでは婚約を終わらせられない。
シャルロットは犯罪も偽証も使わず、遺言、契約、公文書、そして依頼人が本当に望んでいる生き方を婚約者へ突きつける。
破棄を決め、宣言するのは男たち自身。
幼なじみの法務官ルーファスとともに、シャルロットは相続、軍の指揮権、鉄鉱山、商会の持分、西港をめぐる婚姻へ挑んでいく。
やがて、令嬢たちの婚約の裏で、王太子が国の金と権限を集めていたことが明らかになる。
法と契約で望まない婚約を終わらせる、令嬢たちのリーガルファンタジー。
恋愛は少なめ。法廷と公文書は多めです。
29
【完結】6夫の上司の家政婦をすることになった妻の運命が変わっていく。
主人の上司に家政婦をしに行ったかりん。そこから、かりんの運命が変わっていく、、、
☆マークはR18です。
登場人物
東條かりん
東條陸 かりん夫
東條定夫 かりん父 東條商事
東條裕子 かりん母
東條薫 かりん兄
青山晴翔 陸の上司
松本ミカ 陸の浮気相手 湘南会社
春木華奈 薫の彼女
安達優樹 Adachiの社長
30
短編集:嵌められたスパイ
1st【嵌められたスパイ】
その愛は仕掛けられたもの――意外な結末にきっと貴方も騙される。
英国諜報機関MI6のスパイであることを隠し、ベーカー街の下宿で暮らすロビン。彼はある日、下宿仲間の平凡な青年マフィーから想いの丈を告白される。戸惑い、拒絶したロビンだったが、思わぬ罠が待ち受けていて……
優し過ぎたスパイがやがて全てを奪われる、歪な愛の物語。
2nd【Darkness Fantasy:ハロウィン特別編】
“Please, forever with me......”
英国では四週間毎に、世に裁けぬ悪党が惨殺死体と化す「ニュー・ジャックの夜」が来る。犯人の名声は高まる一方だったが、未だに手がかりを掴めずにいる探偵シャーロックの信用は地に堕ちてしまった。
失意の彼を訪ねる者は今やただ一人。「どうか永遠に僕と同じ悪夢を見ていて」と願う悪魔だけ。
3rd【The Stranger/We Both Know】
どれほど秘密を共有しても、決して言えないことがある――
殺し屋シャーロックはある目的を胸にブルジョワ達の仮面舞踏会へ乗り込む。
しかしそこで出会ったのは、吊り下げられた死体とこの世で最も厄介な諜報員の男だった……
互いの素顔を探り合い、二人は踊る。死と秘密と炎の狂宴。
4th【クロイツェル・ソナタ】
A-dur――それは嵐の前兆。狂気と破滅のイントロダクション。
現代英国。MI6諜報員のロビンは、仮初めの愛と任務のあわいでただ静かに腐っていく日々を送っていた。
秘密と嘘にまみれた政府、恋人面の協力者――全てが手垢にまみれ、信じられるものはもう、何もない。
ある日、ロビンは裏社会を牛耳るマフィアの殺し屋、シャーロック・ホームズと再会する。
彼らを結びつけるのは、ベートーヴェンが生み、トルストイが感化された「クロイツェル・ソナタ」。
狂気と断絶の過去を映すその旋律が、立ち会う者全ての真実の姿を露呈する。
雷鳴轟く三月二十六日、ベートーヴェンの命日に寄せて。
31
【完結】きみを壊さなきゃ、俺のものにならない
【あらすじ】
「大好きだけど大嫌い。だから、君の全部をぐちゃぐちゃにしたいんだ」 エリートαの佐原新一が向ける愛情は、あまりに苛烈で破壊的だった。Ωの成田陽萌樹は、その暴力的なまでの熱に抗えず、身も心も擦り切れていく。惹かれている自覚があるからこそ、陽萌樹はそんな自分を許せず、心を閉ざさる終えなかった。
学校では新一の目が光り、マスクをし、誰とも会話できない日々。
そんなある日、転校生αの佐伯宗輔が現れる。陽萌樹の傷跡を見逃さず、ただ静かに、大切に慈しむ宗輔。初めて知る「守られる体温」に戸惑う陽萌樹と、獲物を奪われまいと暴走する新一。狂った独占欲の行き着く先は――。
かなりハードなので、お気を付けください。
捨てられΩはどう生きる? が読めた方は大丈夫かなと思います!!
❤更新お知らせ
見守ってくれてありがとうございます!完結しました!
2026/5/31
この話はJ庭60にて頒布します、限定1冊!
10月まで無料その後有料です。
2026/2/8より
週1更新か、週2更新かかな。
2/14より
ある程度書けたので毎日21時UPします✨
2/19より
他の作品を書くことになったのですみません週3にします🙇♀️
3/15より
J庭59が22日控えバタバタと慌ただしくなっているので申し訳ないですが週1更新とさせてください🙇♀️
落ち着いたら週3に戻します。
4/1より
申し訳ないです、文フリ東京の準備、烏の惑星が終わったら更新します😭
5月中に終わらせる予定です。
32
【R18】私をいじめた女たちに復讐するため、吸血鬼と契約したら、血と体を求められて夜ごと抱かれることになった
復讐のために訪ねた吸血鬼。 彼が求めたのは、血だけではなかった。
33
【完結】「好き」と口にしたら最後、この婚姻は終わると知っている
没落子爵家の令嬢ルティアは、借金返済のために冷徹公爵カシウスに嫁いだ。
与えられた立場は「お飾りの妻」。愛も期待も、最初からない。
ただし、婚姻契約には一つだけ異例の条項が存在した。
第七条——「好き」と口にしたら、追放。
前妻に裏切られた過去を持つカシウスが自ら盛り込んだ、愛の言葉を禁じる契約。
好きにならなければ問題ない。ルティアはそう割り切ったはずだった。
けれど、寒い夜に黙って外套をかけてくる背中。
「顔を上げろ」と低く囁く声。
演技のはずの夫婦が、演技では説明できなくなっていく。
声にしたら終わる。でも、体は嘘をつけない。
好きが喉まで迫り上がるたび、ルティアは唇を噛んで耐える。
声を殺した花嫁と、その沈黙が許せない公爵の、じれったすぎる契約婚。
34
天使と悪魔の契約結婚
☆☆☆8/26 第三部を書籍化検討中により引き下げることとなりました。なお、二部は書籍化せず、改稿して番外編としてウェブに残しておく予定です。そのために二部も一旦下げることになりますので、よろしくお願いします。☆☆☆
婚約破棄から始まる契約結婚?――子爵令嬢セラフィナは悲惨な状況にあった。婚約者に腹違いの妹に心変わりをされ、舞踏会で婚約を破棄されたのだ。その後セラフィナを疎んでいた実父と継母に、修道院に送られようとしていたのだが逃亡。
ところがその潜伏先で名門ハワード家の美貌の公爵・グリフィンに出会い、浚われた挙げ句にこうプロポーズされた。
「セラフィナ嬢、私と結婚しないか? この結婚には双方にメリットがあるはずだ」
オトナでちょっと皮肉屋の公爵と、大人しくも頑張り屋なお嬢様との、ミステリーとヒューマンドラマもからんだシンデレラロマンス。異世界の英国風の王国が舞台です。
★本編完結しました。以降はその都度番外編を追加していきますが、一旦完結とさせていただきます。
☆キス以上の性行為があるページには☆が付いています。苦手な方は飛ばして下さい。
☆重複投稿。ただし、こちらはR18バージョンで本家です。不快感を覚える方はご注意ください。
35
【完結】勘違い令嬢はお花屋さんを始めたい ~婚約者契約は円満に終了しました
【ジャンル1位獲得!】
【HOTランキング1位獲得!】
とある公爵との契約(婚約者関係)を無事に終えたシャーロットは、夢だったお花屋さんを始めるための準備に取りかかる。
順調に準備を進めていると、契約を終えたはずの公爵様や王太子殿下たちがなぜか次々とお店にやって来て――!?
36
転生して一歳児の俺が未来の大魔王として担ぎ上げられたんだけどこれなんて無理ゲー?
高校生の竜胆兼は、ある日自宅で眠りにつくと、いつの間にか生まれたばかりの赤ん坊になっていた。
転生した先の世界、カンナルイスには魔法が存在するということを知った兼は、ゲームの主人公のように魔法が使えることに憧れる。
しかし魔族として生まれ落ちた兼は、魔族社会の貴族が集まる社交パーティーで、なんと伝説の大魔王と契約を交わしてしまう。
一歳児にして大魔王になるという未来が決められてしまった兼は、ファンタジー世界を自由気ままに楽しく過ごすという目標のため、どうにかその地位から抜け出そうとするのだが……?
37
プライド高めなガリ勉マフィアのボスが平の護衛だと思っていた魔人に執着されて一生愛されることになりました
祖父の遺産は、マフィアのボスという椅子だった。
会ったこともない祖父が遺した組織。育ての親を人質に取られ、私――ノエルは半年前、望まぬまま「ボス」の座に就いた。
法律と経済を誰よりも真面目に学んだ。その知識で、この血と暴力の組織を、誰も傷つけないまっとうな企業に変えてみせる。それが私のプライドで、たぶん唯一の武器だった。
――けれど、紙とペンで戦う小娘を、古参の幹部たちは鼻で笑うだけ。
そんな私に押しつけられた護衛が、セルクだった。銀の髪に金の瞳。やる気がなくて、態度は不遜で、口を開けば私をからかってばかり。なのに。
「どうしようもなくなったら、助けてやる。――ただってわけにゃ、いかんがな」
刺客に襲われ、震える私を抱きしめて、こいつはそう囁いた。底が知れない。掴めない。それなのに、この男の腕の中だけが、なぜか息継ぎができる場所になっていく。
「オレが教えてやる。男のことも、気持ちいいことも、全部」
馬鹿にする口調のくせに、誰よりも私を一人の人間として見ているこの男に、私は少しずつ、溶かされていって――。
「……逃がさねえから、覚悟しとけよ。ボス」
真面目で意地っ張りな女ボスと、底知れない護衛。歪で、甘くて、ちょっと怖い。
そんな二人の物語です。
◇執着系ヒーロー/溺愛/甘々/ハッピーエンド
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『白い結婚のはずでしたが、夫の“愛”が黒い。 限界突破はお手柔らかに!』
白い結婚のはずだった。
姉の遺した娘――カレンの親権を守るため、
私と侯爵タイロンは“同じ屋根の下で暮らすだけ”の契約を交わした。
夜を共にしない、干渉しない、互いに自由。
それが白い結婚の条件。
……だったはずなのに。
最近、夫の目が黒い。
「お前、俺を誘惑してるつもりか?」
「は? してませんけど? 白い結婚でしょうが」
「……俺は、白い結婚でよかったがな。
お前が俺を限界まで追い詰めるなら……話は別だ」
黒い。
完全に黒い。
理性じゃなくて、野生の方が勝ってる。
ちょっと待って、何その目!?
やめて、白い結婚の契約書どこ行ったの!?
破らないで!
――白い結婚? 知らん。
もう限界。覚悟しろ。
タイロンの目がそう語っていた。
私、白い結婚で穏やかに暮らす予定だったんだけど!?
39
役を降りる夜
ワンナイトから始まった関係は、恋じゃなくて契約だった――
大学時代の先輩・高瀬と、警備員の三好。再会の夜に交わしたのは、感情を持たないはずの関係だった。
けれど高瀬は、無自覚に条件を破り続ける。三好は、契約を守るために嘘をついた。
本命と会った夜、それでも高瀬が向かったのは――三好の部屋だった。そこからふたりの関係が揺らいでいく。
40
ラストノートに君を刻む〜買われた天才と孤独な王の契約〜【完結】
元・天才調香師、月城湊(つきしろ みなと)。
彼は過去のトラウマからその類稀なる才能を「呪い」と信じ、人目を避けて静かに生きていた。
そんな彼の前に現れたのは、巨大企業の若きCEO、獅子堂黎(ししどう れい)。
傲慢で冷徹なその男は、湊の小さな聖域を土足で踏み荒らす。
「君を買いに来た」――
黎は亡き母が遺した「幻の香水」を再現させるため、湊が守りたい場所を盾に、強引な契約を突きつけた。
都心を見下ろす豪華な鳥籠に囚われた湊。
自己犠牲を「愚か」と断じる黎と、利己主義を「心がない」と軽蔑する湊。
反発しあう二人の魂は、香りを介して互いの奥深くに潜む「孤独」に触れてしまい……。
これは、自己否定の呪いに縛られた天才を、傲慢な王の絶対的なエゴが解き放つ、執着と救済の物語。