悲恋 小説一覧
1
千年の時を越え、断ち切れぬ想いが再び動き出す──。
オカルト雑誌のカメラマン・日下部冬夜のもとに、
差出人不明の招待状が届く。
それをきっかけに、彼の周囲では奇妙な現象が続けざまに起こり始めた。
日本地図から消えた村──鬼ヶ村。
百年に一度行われていた鬼神祭では、
必ず身寄りのない青年が一人、“血を吸われた状態”で遺体となって発見されていた。
事件を恐れた山の持ち主は村を封鎖し、真相は闇に葬られた。
招待状に導かれるように、冬夜は閉鎖された山へ向かう。
同行したのは、冬夜に秘めた恋情を抱く編集長の遥と、
遥を慕う幼馴染の幸太。
三人はやがて、噂に聞く“湖”へとたどり着く。
その湖に──
満月が映り込んだ瞬間、世界が歪む。
湖面は鏡となり、三人を異なる次元へと誘った。
そこは、千年前の鬼ヶ村へ繋がる“水鏡”だった。
迷い込んだ先に待っていたのは、
千年前の愛と憎しみが渦巻く鬼ヶ村の真実。
過去と現在が交錯し、因果が再び動き始める中──
冬夜が選ぶ未来とは。
愛は、憎しみを超えることができるのか。
文字数 86,851
最終更新日 2025.12.30
登録日 2025.12.07
2
『あるモノ』の襲撃により一族を滅ぼされた東国の剣士・タスクは生き別れになった姉を捜すため、そして、一族の仇を討つため、単身西国に渡った————。
————10年後、『ウラジーア大陸』で未だ姉も仇も見つけられずにいたタスクはジャンという青年の危機を救ったことで、彼の持つ西国の知識とバイクを見込んで運転手として雇うこととする。
そんな時、タスクの前に現れた不思議な雰囲気の女性。彼女の正体はいったい————⁉︎
【主要用語集】
・『ウラジーア大陸』…東西に15000kmほど広がるこの世界随一の面積を誇る大陸。その中でも特に西方が栄えている。
・『ゴール国』…ウラジーア大陸の西側に位置する大国。大陸随一の国土を誇り、人口も多く文化の発祥地となっている。
・『扶桑(フソウ)国』…ウラジーア大陸のさらに東に位置する島国。長く他国と関係を絶っていたために独自の文化が発展している。
・『神州(シンシュウ)国』…ウラジーア大陸の最東端に位置する大国。西国との間に7000メートル級のケイラシュ山がそびえているために、扶桑国とはまた違った発展を遂げている。
・『晄石(ジェム)』… 数十年前に発見され、瞬く間に世界中に普及したエネルギー資源。その色と純度によって7つのランクに分けられている。
・『晄石獣(ジェムート)』… 『晄石』を額に宿す生物の総称。既存の生物によく似た姿を持つが人のみを襲うなど、その生態は未だ多くの謎に包まれている。
・『晄石狩り(ハンター)』… 『晄石』を狙って一攫千金を狙う人々の総称。 人喰いの『晄石獣』を相手取るため、総じて腕の立つものが多い。
文字数 94,738
最終更新日 2025.12.29
登録日 2025.11.02
3
4
北限の大国、アウロラ王国。
氷と雪と星の神々が輝く、美しくも冷徹な超大国。
それを統べるのは、四つの王家だった。
ビスマス王家。
グロウ王家。
ダン王家。
ネイプルス王家。
ジャロリーノは、四王家の一つ、ネイプルス家の末の王子である。
歳は十五。
黒金の艶をもつ金髪と、オリーブのような緑の目をした少年だった。
アウロラ王国は隣国との戦争が終結したばかり。
その戦争は、ジャロリーノの兄たちの死から始まっていた。
兄たちの『非業の死』は、戦争と共に終結をした。
けれど、ジャロリーノの苦しみは終わらなかった。
毎夜、おぞましい夢を見て、はしたない欲望を抱き、そんな自分を嫌悪して生きていた。
ジャロリーノは、兄たちの死の場にいた。
その時の記憶は、無い。
人々はジャロリーノを悲劇の王子と呼んだ。
不憫な王子とも揶揄した。
そんなジャロリーノを取り巻く少年たちの苦しみも、終わらなかった。
生まれてはならない恋、認めてはならない愛。
氷のような現実のその下で、少年たちの幾つもの恋が絡み合い、苛み、氷解を待つ。
季節は冬。
もうすぐ、悲劇の星祭りがやってくる……。
近親相姦・残酷表現有り
苦手な方はご注意を
文字数 735,440
最終更新日 2025.12.29
登録日 2016.07.01
5
※全話加筆と修正をしました。
とある遊郭に売られた少年・翡翠と盗人の一郎の物語。
翡翠は今日も夜な夜な男達に抱かれながら、故郷の兄が迎えに来るのを格子の中で待っている。
ある日遊郭が火に見舞われる。
生を諦めた翡翠の元に一人の男が現れ……。
文字数 15,477
最終更新日 2025.12.23
登録日 2025.12.23
6
あらすじ
世界的パンデミックから200年——人類の大半が超人的能力を得た世界で、世界連合の兵士ジョシュアは、伝説の魔導士シャリアの「生まれ変わり」を名乗る男アナベルと遭遇する。
圧倒的な力の前に何も出来ないまま敗北したジョシュア。そんな彼を支えたのはテロに巻き込まれた少女シエラだった。
しかし彼女もまた、過酷な運命を背負っていた。
はたして二人の出会いは偶然か必然か?——。
同期の美しき天才ウィザード・セシルと、まさに天才と称されたアデルの協力を得て、ジョシュアが世界を巻き込む陰謀に立ち向かう。
一方、かつて「黒い死神」と恐れられた元ラフィン共和国の兵士フェリクスは、戦争に敗れ、世捨て人のように生きていた。過去のトラウマを抱えフェリクスの時計の針は止まったままだった。しかし再び戦いに巻き込まれていくフェリクス。彼の止まった時は動き出すのか――。
戦いの中で出会う二人の男、ジョシュアとフェリクス。
やがて明かされるのは、200年前の大戦争に隠された真実。伝説の魔道士とされたシャリアの本当の目的とは——?
世界を天秤にかけて、二人の男が選ぶ選択は……?
※第一章ジョシュア編は毎日お昼に、二話ずつ更新予定です。
文字数 95,190
最終更新日 2025.12.23
登録日 2025.11.24
7
「俺はお前に見合う男になって必ず帰ってくる。それまで待っていてくれ」
身分という壁に阻まれながらも自らその壁を越えようと抗う。
たとえ一緒にいられる“時間”を犠牲にしたとしても――
「いつまでも傍で、従者として貴方を見守っていく事を約束します」
ただ傍にいられる事を願う。たとえそれが“気持ち”を犠牲にする事になるとしても――
時は今から1000年前の平安時代。
ある貴族の姫に恋をした二人の義兄弟がいた。
姫を思う気持ちは同じ。
ただ、愛し方が違うだけ。
ただ、それだけだったのに……
「どうして……どうしてお主達が争わねばならぬのだ?」
最初はただ純粋に、守りたいものの為、己が信じ選んだ道を真っ直ぐに進んでいた3人だったが、彼等に定められた運命の糸は複雑に絡み合い、いつしか抗えない歴史の渦へと飲み込まれて行く事に。
互いの信じた道の先に待ち受けるのは――?
これは後に「平将門の乱」と呼ばれる歴史的事件を題材に、その裏に隠された男女3人の恋と友情、そして絆を描く物語。
文字数 517,710
最終更新日 2025.12.22
登録日 2022.12.18
8
長編『天帝の代言人~わけあって屁理屈を申し上げます』で書けなかった女武侠の過去エピソードを独立した短編にしたものです。
文字数 8,349
最終更新日 2025.12.17
登録日 2025.12.17
9
「ふぅ、ん、ん〜〜〜ぃやぁ!」
「大丈夫・・・・・絶対、最後まではしないから。貴方の辛いのを取り除くだけ。だから、強張らないで・・・・・・・」
「・・・・・ほ、んと・・・・?」
その、鳥玉(ぬばたま)色の瞳は真剣で、嘘はついてない。私はその瞳を信じて良いのだろうか?
妖(あやかし)と人が住まう國━━━秀旭ノ皇國(しゅうきょくのこうこく)
表の世界を統べるのが「天皇」なら、裏の世界を統べるのが「呪術師」
そして、呪術師のトップ「壬生雀院」(みぶじゃくいん)家
その昔、都を恐怖と天災に襲わせた鬼「魔牙津」(まがつ)
その鬼を討ち滅ぼしたのが「壬生雀院」家の当主「邑雅」(むらまさ)
だが、完全に討ち滅ぼすことは出来なかった。
頭・両腕・上半身・右足・左足と切り分け、其々を封印した。だが、両腕だけは封印が出来なかった。
その為、自分の両腕を斬り落とし、魔牙津の腕を己に付け封印した。━━━━━それから、数百年
時は流れ、列強諸国に負けんじと我が国、秀旭ノ皇國は鎖国を辞め、西洋の国と文化を受け入れ、取り入れる。
我が国の文化と西洋の文化が入り乱れる時代
一つの家は新たな当主を決めようとしていた。その家は「壬生雀院」家
当主の血を引く子供は妾の子も全て呼ばれ、儀式に参加する。
だが、その当主は殆どが本妻の子が当主になる。稀に、妾の子がなる場合もある。
そして、今代・・・・・・すべての子が儀式に参加したが、当主にはなれなかった。
その時、一人の幼子と芸者が現れる。その、幼子は無理矢理、儀式に参加させられ、当主に選ばれた。
だが、そこからがその幼子の酷く残酷な生活の始まりだった。
小説家になろうでも連載してます。
文字数 61,147
最終更新日 2025.12.15
登録日 2025.10.16
10
余命宣告を受けた青年はある日、風変わりな花屋に迷い込む。
そこにあったのは「心残りの種」から芽吹き咲いたという見たこともない花々。店主は言う。
「心残りの種を育てて下さい」
遺していく恋人への、彼の最後の希いとは。
文字数 3,365
最終更新日 2025.12.13
登録日 2025.12.13
11
あの日、俺は、愛を知った。
小領邦の領主息子である俺は、屋敷の者たちから「気狂いの領主息子」と呼ばれていた。珍しいものに目がなく、好奇心の赴くままに生きる姿が、狂気に映ったのだ。父は跡継ぎである息子の評判を必死に隠し、理想の領主として育てようとしていた。
そんな俺の運命を変えたのは、一人の理髪外科医との出会いだった。
「忌むべき血を好み、死者の解剖を行う魔女がいる」――そう聞いていた人物は、俺と年の変わらない美しい青年だった。愛猫の治療を頼みに訪れた俺は、穂麦のようなブロンドヘアに映える赤い血、真剣なまなざし、そのすべてに心を奪われる。
「知りたいんです。人間のこと」
博識で聡明、強い意志を持つ彼は、一般的な治療法である瀉血に疑問を持ち、解剖を通じて真の医学を追求していた。それゆえに「魔女」と呼ばれ、忌み嫌われていた。俺は毎日のように彼のもとへ通い、初めて知った感情を確かめ、共有しようとした。
「君は、必死に生きているだけなんだ。君は、強い意志を持った美しい人だと、俺は思う」
しかし、幸せな日々は突然終わりを告げる。魔女狩り――すべてが焼き払われ、彼の姿は消えた。絶望と怒りに駆られた俺は短剣を抜き、その瞬間、父が守り続けてきた俺の狂気が白日の下にさらされる。「魔女に魅入られた化け物」として勘当された俺は、彼を探し各地をさまよい続けた。
やがて「魔女を飼う物好き」の噂を辿り、再会を果たすが――彼は、もう俺を見てはくれなかった。
冷たくなった体。うつろな瞳。それでも残されたぬくもりだけが、俺たちの思い出をつなぎとめていた。俺は彼を抱き、高山地帯をさまよい歩く。やがて小さな村にたどり着き、束の間の安息を得るが、神の名のもとに再び魔女狩りの炎が二人を襲う。
禁断の愛、狂気と純愛の境界、そして救済と破滅が交錯する、切なく美しい純愛悲劇。
文字数 8,220
最終更新日 2025.12.09
登録日 2025.12.09
12
伯爵令嬢ウェンディは、家族を第三王子のアークに殺された。学園に通っていたときは何も接点が無かったはずなのに、突然屋敷に訪れた彼は、家族と使用人を皆殺しにしてウェンディを独りにし、王宮へと連れ帰る。どうしてアークが家族を殺したのか、そんなことはウェンディにはどうでもよかった。ただアークへの復讐を果たす。そのために…
文字数 6,397
最終更新日 2025.12.06
登録日 2025.12.06
13
「子供は死んでいなかった。だが、真実はもっと狂っていた」
子供の行方を追うのを諦めた楓は、かつての教え子たちと再会する。屋敷に集うのは、引きこもりの天才ハッカー、復讐に燃える元不良、そして女装の紅茶マスター。
失われた子供の行方を追ううちに、彼らは巨大な人身売買組織と、過去の因縁に巻き込まれていく。
りんご飴、ポルターガイスト、戸籍ハッキング、そして……整形で息子になりすました医者。
嘘と真実が交錯する屋敷で、最後に笑うのは誰か。
⚠️この物語はフィクションです。また、AIの生成した文章を一部に使用しています。
文字数 13,889
最終更新日 2025.12.06
登録日 2025.12.06
14
これは、太陽に焦がれた蝶の物語。
あまりに眩しく、あまりに優しい太陽、川島良樹。
その光に惹かれた一頭の蝶、槇原志保は、知らず知らずのうちにその強すぎる光で翅を焼かれていた。
蝶の涙に気づいた者たちは、太陽を少しだけ雲で隠そうと決める。
しかしそれは、蝶を守るためのほんの小さな心遣いのはずだった。
だが、彼らは知らなかった。
たった一片の雲が、やがて太陽そのものを空から墜としてしまうことを。
誰も悪意を持たなかった世界で、なぜ悲劇は生まれるのか。
優しさという名のナイフが、少年少女の日常を静かに切り刻んでいく。
彼らの初恋は、どこへ向かっていくのか。
文字数 166,322
最終更新日 2025.11.30
登録日 2025.09.23
15
AIに依存してしまった青年と、書き換えられていくAIの小さな歪み。
歪みはやがて大きく膨らみ、取り返しのつかない結末へと辿り着いてしまう。
文字数 4,815
最終更新日 2025.11.28
登録日 2025.11.28
16
死後の世界、閻魔と対面した葛城 弘人(かつらぎ ひろと)は生前の罪を受け入れ、地獄に行くことを覚悟するが…。
ショートストーリーです。
エブリスタにも掲載しています。
文字数 2,652
最終更新日 2025.11.26
登録日 2025.11.26
18
ここは女神を信仰する国。極まれに女神が祝福を与え、癒しの力が使える者が現れるからだ。
王太子妃となる予定の令嬢は力が弱いが癒しの力が使えた。突然強い癒しの力を持つ女性が異世界より現れた。
力が強い女性は聖女と呼ばれ、王太子妃になり、彼女を支えるために令嬢は側妃となった。
Copyright©︎2025-まるねこ
文字数 22,360
最終更新日 2025.11.20
登録日 2025.11.13
19
【商業化予定のため、時期未定ですが引き下げ予定があります。詳しくは近況ボードをご確認ください】
幼い頃から皇帝アルバートの「皇后」になるために妃教育を受けてきたリーティア。
しかし聖女が発見されたことでリーティアは皇后ではなく、皇妃として皇帝に嫁ぐ。
皇帝は皇妃を冷遇し、皇后を愛した。
そのうちにリーティアは病でこの世を去ってしまう。
この世を去った後に訳あってもう一度同じ人生を繰り返すことになった彼女は思う。
「今世は幸せになりたい」と
※小説家になろう様にも投稿しています
文字数 318,511
最終更新日 2025.11.18
登録日 2020.03.19
20
文字数 2,430
最終更新日 2025.11.10
登録日 2025.11.10
21
文字数 4,945
最終更新日 2025.11.05
登録日 2025.11.05
22
男爵令息レオナルドは仮面舞踏会で知り合った公爵令嬢ソフィアと恋に落ちる。
しかし二人は結局結ばれることはなかった。
その後、ソフィアは精神的ダメージから拒食症となり帰らぬ人となる。
レオナルドはソフィアとの破局後、男爵家嫡男の座を弟に譲り平民として城下で一人暮らしを始めていた。そしてソフィアの死を伝え聞き、ショックを受ける。
ある日の深夜、レオナルドの家の戸を叩く音がした。
不審に思いながらも応対に出るレオナルド。
「誰だ!」
すると、聞き覚えのある愛しい声が家の外から響いた。
「レオナルド様」と。
訪ねて来たのは死んだはずのソフィアだった……。
文字数 14,059
最終更新日 2025.11.05
登録日 2025.11.05
23
🌙あらすじ
戦火に焼かれた小国の片隅で、記憶を失った少女・リアナは、銀の鎧を纏う青年騎士ルシエルに救われた。
冷徹と噂される彼は、他人を寄せつけぬ剣のように孤独だったが、リアナの微笑みにだけは小さく心を動かす。
月明かりの夜、二人は互いに名を呼び合い、戦の終わりを願うように静かに唇を重ねた。
しかし、リアナは知らなかった。
彼女こそが、この世界を滅ぼす“月下の花嫁”と呼ばれる存在だということを。
運命は残酷に、恋の先に血の契約を突きつける。
それでも彼女は願う――
「この命が尽きるまで、あなたを愛させてください」
銀の剣が光を裂き、月が涙を落とす。
その夜、二人の恋は永遠に刻まれた。
※前後編に別れます。短い話ですが、切なく悲しい二人の男女の結末は…。
文字数 1,303
最終更新日 2025.11.02
登録日 2025.10.29
24
王太子殿下と共に過ごした、学園の日々。
その笑顔が眩しくて、遠くて、手を伸ばせば届くようで届かなかった。
燃えるような恋ではない。ただ、触れずに見つめ続けた冬の夜。
眠りに沈む殿下の唇が、誰かの名を呼ぶ。
それが妹の名だと知っても、離れられなかった。
「殿下が幸せなら、それでいい」
そう言い聞かせながらも、胸の奥で何かが静かに壊れていく。
赦されぬ恋を抱いたまま、彼は月影のように想いを沈めた。
※本作は「小説家になろう」「アルファポリス」にて同時掲載しております。
表紙イラストは、雪乃さんに描いていただきました。
※イラストは描き下ろし作品です。無断転載・無断使用・AI学習等は一切禁止しております。
©︎月影 / 木風 雪乃
文字数 8,972
最終更新日 2025.11.01
登録日 2025.10.30
25
奇病を患った少女は笑う。誰よりも幸せそうに。
ショートショートは完結ですが、恐らく短編になる同作品を執筆中です
文字数 3,423
最終更新日 2025.10.28
登録日 2025.10.28
26
学園で女子人気トップの彼が、一面識もない私に絡んでくるとは、
一体どこの誰が予想できたでしょうか…
しかも私が無理矢理あなたと婚約を結ぼうとしているのをやめてくれ、ですって!?
彼の取り巻きの女性達、そんなに私をにらまないでください!
私と彼は、これまで口をきいたこともなかったじゃないですか…
そりゃ、素敵な方だから
遠目で時々眺めてはいましたけど…
そのうち気がつきました。
彼、何やら勘違いされてるかもしれないと。
でもなぜか話を聞いてもらえない!
私、この始末、どうしたらいいですか!?
貴族についてなどは、現実世界のものとは異なります。
ご都合主義の上、設定もゆるい感じになっております。
以前投稿したものを修正しております。
他サイトでも投稿しております。
文字数 56,873
最終更新日 2025.10.23
登録日 2023.10.11
27
文字数 8,520
最終更新日 2025.10.19
登録日 2024.09.11
28
ヒルダラ(ヒルダ)は、貧しい田舎の家庭に生まれた若き聖女です。悲劇的な事故で家族全員を失った後、彼女はあらゆる魔法の才能に恵まれていることに気づきます。その才能のおかげで、彼女はヴァルドリア王国の魔法学院に特待生として招かれ、そこで彼女の運命は永遠に変わります。
アカデミーで、彼女は賢く心優しい若い貴族である皇太子エリオン・リオラと、彼の将来の花嫁であり、有力な公爵の娘である物語の悪役であるリサンドラ・デュバルに出会います。リサンドラは、彼女の卑しい出自のために最初から彼女を憎みます。
王子はヒルダラに恋をするが、心と社会的地位がそれを阻む。真実を知ると、リサンドラとの婚約を破棄し、聖女への残酷な復讐を次々と企てる。王子の25歳の誕生日、物語はクライマックスを迎える。リサンドラは宮廷で正体が暴かれ、追放を宣告される。
しかし、最期の瞬間、彼女は禁断の闇魔法を使い、聖女と体を入れ替えてしまう。悪役として生きることを余儀なくされたヒルダラは、ヴァルドリアで最も過酷な王国の一つへと送られ、そこで新たな試練に直面する。自ら食料を育て、危険なダンジョンを探索し、過去から遠く離れた場所で人生を立て直すのだ。
ヒルダラは、再び生きることを学び、自分の強さを見つけるにつれて、亡命も新たな始まりとなり得ること、そしてすべての運命が生まれや権力によって決まるわけではないことを発見します。
文字数 12,656
最終更新日 2025.10.19
登録日 2025.10.17
29
教師として誇りを持ちながらも、心のどこかで孤独を抱えていた「私」。
そんな私の前に現れたのは、生徒の白石 深雪。
彼女の笑顔と率直な言葉に、私は心を奪われた。
ある日、突然のキス。許されないと知りながらも、深雪への愛は抑えきれなかった。
しかし、運命は残酷だった。
深雪が学校の屋上から身を投げたという知らせが届き、私の世界は崩れ落ちる。
学校や社会からの非難の声、倫理という壁に追い詰められながら、深雪への想いだけが私の支えだった。
雪降る山で、深雪の写真を手に、彼女の最後の声を聞く――「ごめんなさい、先生」。
私はただ、彼女を愛していたことを胸に、静かに目を閉じた。
【注意】
本作は、教師と生徒の関係性、自殺などセンシティブなテーマを扱っています。
R指定を設定していますので、15歳未満の方や、こうした内容に抵抗のある方はご注意ください。
これは、愛と倫理の狭間で揺れる一人の女性の物語。切なくも美しい悲恋を、ぜひ感じてください。
文字数 2,176
最終更新日 2025.10.19
登録日 2025.10.18
30
吉原で最も名高い花魁・花影が、大店への身請けを目前に謎の死を遂げた。
店の醜聞を恐れた楼主は、花影付きの無口な下女・清に、遺体を密かに川へ流し、男と駆け落ちしたことにするよう非情な命令を下す。
主を失った悲しみを胸に、清はただ黙々と、最後の務めを果たそうとする。それは、敬愛した人との永遠の別れを、自らの手で完成させるための、あまりにも哀しい儀式だった。
しかし、夜の川に浮かぶ舟の上で、彼女が本当に望んだ結末とは――。
【作品のテーマ性に関する重要なお知らせ】
繊細な心理描写を含みますが、暴力・過激描写はございません。
登場人物の行動・思想はすべて虚構であり、現実の行為を推奨するものではありません。
【AI使用について】
本作は、アイデア出し、プロット構成、整合性のチェック、そして本文執筆に至るまで、創作の全般にわたりGeminiを創作パートナーとして活用しました。
最終的な文章表現や物語の展開は、すべて筆者の責任において編集・修正を加えております。
文字数 1,996
最終更新日 2025.10.15
登録日 2025.10.15
31
滅びゆく王国で、青年王と従者が互いに救いと破滅を選ぶ。
裏切り、献身、そして愛――
忠誠が愛に変わる瞬間、世界が終わる。
文字数 6,448
最終更新日 2025.10.14
登録日 2025.10.13
32
最愛の恋人、敬太を事故で亡くし、深い悲しみに沈む美咲。彼女の元に、敬太の愛犬ライルが引き取られてくる。
ライルを抱きしめ眠った夜、美咲は夢の中で敬太と再会し、激しい愛を交わす。しかし、それは単なる夢ではなかった。敬太の魂は、美咲への強い未練から、ライルの身体に宿っていたのだ。
やがて、美咲は夢と現実、人と獣の境界を超え、敬太の魂が宿るライルに身を委ねる。愛する人の温もりと獣の快感。切なく、激しい、禁断の魂の結合が始まる――。
【閲覧時の注意】
本作品には、詳細かつ過激な性的表現(人獣愛・魂の憑依を含む)が含まれます。苦手な方、18歳未満の方は閲覧をご遠慮ください。
文字数 4,033
最終更新日 2025.10.12
登録日 2025.10.12
34
たった一編の台詞が彼――西城紡の運命を変えてしまった。
クラスメイトであり演劇部員の大森雲雀の稽古を偶然目撃した紡は、彼女の「声」に心を奪われる。
喉のケアを理由に日常生活では全く喋らない雲雀の声をまた聴きたくて、紡は脚本担当として演劇部に入部することに。
二人は次第に仲を深めていく、そして、紡は気づいてしまった。
雲雀もまた、自分と同じように片思いをしていることに。
彼女の視線の先には、幼なじみで共に役者を務める神田誠司がいる。雲雀は、舞台上で彼に想いを伝えたいのだと、紡に協力を要請した。
『ありのままの私を、脚本に書いて欲しい』
雲雀の告白をうけた紡は、彼女の傍にいるために決意を固める。
『必ず彼女の声を取り戻す。そして、この恋を結んでみせる』
不器用な脚本家と、臆病な舞台女優の恋物語。
文字数 113,605
最終更新日 2025.10.05
登録日 2025.10.03
35
アストレア王国に伝わる伝説
――魂の半身を示す「番の刻印」。
それは誰もが憧れる奇跡と呼ばれる絆だった。
けれど、治療師の娘リリーと騎士ノアの愛は、
その奇跡によって引き裂かれる。
幼い日から育んできた想いは、騎士団長の娘マチルダという
“真の番”の登場で、残酷に試されることとなった。
「俺はお前を選びたかった」
「生きていてくれるなら、それでいい」
国のために、未来のために――二人は最後まで愛し合いながら、
結ばれることはなかった。
――これは、結ばれぬ愛がなおも輝き続けた、
アストレアに残る悲恋の伝説である。
全7話予定
※性描写があります。
文字数 13,844
最終更新日 2025.10.01
登録日 2025.09.27
36
時はAIが人間の職業に就くようになった近未来。
最先端AIロボットの英愛子は、感情を一切排し、法のみに基づいて判決を下す辣腕裁判長として法曹界にその名を轟かせていた。
ある日、正当防衛とも思える事件の被告人に対し、愛子は一切の情状酌量なく冷徹な判決を下す。
そんな彼女の前に、人間味あふれる検事・仲村が現れる。「これだからAIは!」と嘆く彼は、法だけでなく、事件に至るまでの過程や人々の感情こそが重要だと彼女に説く。
「なぜ余計なことを考慮するのか理解できません」
論理を絶対とするAIと、感情を重んじる人間。相容れない2人の出会いが、やがて法の在り方、そしてAIの心をも揺るがす大きな事件へと発展していく。
文字数 4,346
最終更新日 2025.10.01
登録日 2025.10.01
37
勇者たちは魔王を倒した。
それが彼らを悲惨な運命へと招くことも知らずに───。
描写はありませんが、女性に対する胸糞な行為を示す部分があります。
暗い話ですが、最後は救いがある感じです。
小説家になろう様にも掲載しております。
文字数 13,567
最終更新日 2025.09.24
登録日 2025.09.24
38
39
昔、栄えた王国があり仲の良い三人の幼い王子達がいた。
王と王妃は王子達を見て国は安泰だと喜ぶ姿を見せていた。
月日が流れ成長した王子達は自分達とは違う容姿に兄弟の一人を忌み嫌うようになった。
そんな三人の王子達に隣国から来た王女が城へ来た事から悲劇が始まった。
ハッピーエンドが無い話しになると思います…
誤字脱字があると思います。更新が不定期ですけど読んでもらえたら嬉しいです。
よろしくお願いします。
文字数 1,576
最終更新日 2025.09.16
登録日 2025.09.14
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無実の罪をあえて被り、処刑されたイザベル。目を開けると産まれたての赤子になっていた。
どうやら処刑された後、同じ国の伯爵家にテレーゼと名付けられて生まれたらしい。
(よく分からないけれど、こうなったら前世の心残りを解消しましょう!)
そう思い、想い人──ユリウスの情報を集め始めると、何やら耳を疑うような噂ばかり入ってくる。
(冷酷無慈悲、血に飢えた皇帝、皇位簒だ──父帝殺害!? えっ、あの優しかったユースが……?)
記憶と真反対の噂に戸惑いながら、17歳になったテレーゼは彼に会うため皇宮の侍女に志願した。
だが、そこにいた彼は17年前と変わらない美貌を除いて過去の面影が一切無くなっていて──?
「はっ戯言を述べるのはいい加減にしろ。……臣下は狂帝だと噂するのに」
「そんなことありません。誰が何を言おうと、わたしはユリウス陛下がお優しい方だと知っています」
徐々に何者なのか疑われているのを知らぬまま、テレーゼとなったイザベルは、過去に囚われ続け、止まってしまった針を動かしていく。
これは悲恋に終わったはずの恋がもう一度、結ばれるまでの話。
文字数 263,232
最終更新日 2025.09.10
登録日 2022.04.09