和風ファンタジー小説一覧

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滅びゆく集落に住む美しい青年ナジュが、甥の代わりに人柱に名乗り出た。死の間際に信頼する親友の裏切りに遭ったナジュは、尊い願いを封じた唇から呪いの言葉を吐く。命を落とし神々の住まう天に昇ったナジュは、美しい蓮が咲く池に哀れな姿で浮かぶ。神々はナジュを見て疎ましそうに目を細める中、高貴な神を乗せた牛車が通りかかる。その神に拾われたナジュは憎い相手を呪い殺すという願いを叶える為に、その身体を捧げる。願いが叶っても、ナジュの恨みは尽きない。集落の全員を地獄に落とす為、特別な力を持たない彼に出来る事は、長年空いた神の座に収まる事。その為にナジュは、神様候補の集まる学舎で学ぶ事となり、経歴を知った神様候補や師となる神様にその身体を嬲られて…。
【性描写がある話は表記あり】
【ifバッドエンドあり】
文字数 651,789
最終更新日 2025.06.29
登録日 2024.03.23
鬼の血を引くというだけで、生まれ故郷の村で爪弾きにされ、孤独に生きてきた少女、朱音(あかね)。ある日、村を訪れた美しい呪術師――若き日の役小角(えんのおづぬ)と、彼が従える美貌の鬼に出会う。「お前のその力、俺のために使え。今日からお前は俺の奴隷だ」尊大な態度で告げられ、朱音は半ば強引に彼らに連れ去られてしまう。冷たく「奴隷」と呼ばれながらも、妖(あやかし)退治の旅に同行するうち、時折見せる役小角の不器用な優しさや、寡黙な配下の鬼の気遣いに、朱音の心は戸惑いながらも惹かれていく。これは、虐げられてきた鬼の少女が、未来の大呪術師とその配下によって、本当の居場所と愛を見つけるまでの物語。「奴隷」という名の、甘く切ない隷属契約が今、始まる――。
文字数 77,749
最終更新日 2025.06.29
登録日 2025.05.10
スーパージャンプ(集英社様刊行)へ読み切り漫画作品として投稿し、奨励賞を頂いた物語の設定を活かして、新たに長編小説として書き起こしました!
※「地獄」という世界観の設定が同じなだけで、ストーリー展開は漫画作品と小説作品では全くの別物となっております。
狩人であったエナミ(17歳・男)は親友のセイヤと共に徴兵され、戸惑うまま戦地へと赴いた。
戦場で大金星を上げ敵将を討つことに成功したエナミであったが、すぐに敵将の部下に切り伏せられた。
そして気が付いた時、エナミは魂の状態で地獄の入口に居た。ここから現世へ生還するには、魂を刈り取る地獄の管理人(死神)を倒すか逃げ切るかして、生者の塔まで行くしかない。
しかし管理人の力は強大だった。管理人に襲われ、今度こそ完全な死を迎えそうになったエナミは一人の男に助けられる。男もまた地獄に落ちて来た魂の一人で、エナミが現世で討った敵将その人であった。
※【エブリスタ】でも公開しています。
文字数 253,345
最終更新日 2025.06.29
登録日 2025.06.14
『次の人生こそは、必ずあなたを救ってみせる』
海外在中の大学生、川窪瑞生(かわくぼみずき)は、危篤の祖母に最期の別れを告げるため、単身日本へと向かう。そのとき、なぜか翡翠の勾玉と遺言を受け取ることになり、祖母の願いを果たすため出身地の片田舎――八千河市(やちがわし)へ向かうことに。受け取った勾玉に導かれるように、古い伝説がある山中の泉へと足を運ぶ瑞生。原生林の広がる風景にどこか懐かしさを感じながら進んでいくと、そこにはひとりの青年がいて――。
一途執着攻×天然真面目受
タイトルは「かわせみとだいじゃ」です。現代と過去の記憶が交錯する和風ファンタジーになる予定です。
※本作品が指す古代は縄文~弥生くらいのイメージです。あくまでもイメージなので、歴史ファンの皆さま温かく見守って下さい!地名もイメージはありますが全てフィクションです。
※ファンタジー重視のお話です。R18箇所は印をつけて対応します!
文字数 12,600
最終更新日 2025.06.29
登録日 2025.06.27
退魔師と妖魔という敵同士で好感など抱きようもない二人が、どこまでも惹かれ合って墜ちていくお話。
主人公もヒロインも一筋縄ではいかない性格で、相手にたやすく心を許したりしないので展開は遅め。ヒロインは次第に手足を動かせるように解放されていきますが、主人公は最後までずっと首から上しか動かせません。場面はほぼ穴倉の中で終始して、他の登場人物はだいたいは勝手に消えます。ざまぁっぽい描写もありますがメインではなく、ハーレム展開や寝取りはなし。
ひとまず30話くらいで区切ります。そこから先はひたすらにイチャイチャしているだけの話になっていく予定です
ノクターンノベルでも更新中 こちらのほうが更新を先にしていますが、話数を整理して改稿しているので見やすさに違いあり(内容はほとんど変化なし)
五月から、日曜日と月曜日の週二回更新予定。余裕があれば土曜日にも更新あり
文字数 378,271
最終更新日 2025.06.29
登録日 2025.03.30
大正時代。名家同士の権力争いが激化する中、花本心結は久我勝吾と政略結婚する。しかし勝吾は愛人(冴)を作るなど、徹底的に心結を虐げた。
ある日、冴が怪我をし焦った勝吾は、何でも直す『だまり屋』へ駆けこむ。店主のナギから「一番大事な物を直す代わりに二番目に大事な物をもらう」と言われ、迷うことなく冴を治し、心結を手放した。
絶望する心結へ、同情したナギが結婚を申し込む。
「俺は皇ナギ。今日からお前は、俺の妻だ」。
久我家よりも力のある皇(すめらぎ)家へ嫁いだ心結。懸命に店の手伝いをする彼女に、無関心だったナギの心が動き出す。しかし、ナギにはとある秘密があって――。
これは愛と生きがいを見つける二人の物語。
文字数 16,282
最終更新日 2025.06.29
登録日 2025.06.27
南蛮人、南蛮人って。わたくしはれっきとした倭人よ!
お江戸の町で与力をしている井上正道と、部下の高山小十郎は、二人の赤子をそれぞれ引き取り、千代と太郎と名付け育てることに。
月日は流れ、二人の赤子はすくすくと成長した。見目麗しい姿と珍しい青眼を持つため、周囲からは奇異の眼で見られる。こそこそと噂をされるたび、千代は自分は一体何者なのだろうかと、自身の出自について悩んでいた。唯一同じ青眼を持つ太郎と悩みを分かち合おうにも、何かを知っていそうな太郎はあまり多くを語らない。それがまた千代を悶々とさせていた。
そんな千代を周囲の者は遠巻きに見ながらも、その麗しさに心奪われる者は多く、やがて年頃の千代にも縁談話が持ち上がる。
しかし、当の千代はそんなことには興味がなく。寄ってくる男を、口八丁手八丁で退けてばかり。
果たして勝気な姫様の心を射止める者が、このお江戸にいるのかっ!?
痛快求婚譚、これよりはじまりはじまり〜♪
文字数 121,331
最終更新日 2025.06.29
登録日 2025.03.01
神様との同居生活、必要なのはお供え物より乙女心!? 涙と笑いのち、ときどき胸キュンな契約結婚ラブコメディ!
「うちの村、マジで水不足ヤバいんだけど…って、私が神様の嫁に!? しかも契約結婚!?」 15歳の萩乃が暮らす水見里は、冗談抜きで干ばつ末期症状 。そんな中、村を救うための最後の手段として、萩乃はイケメンだけど超絶クールな川の神・水晶様と『結びの契り』を結ぶ羽目に! 「私の涙で雨を降らせる」って、そんなトンデモ任務どうこなせと!? 神様との奇妙な同居生活(という名の修行)が始まり、最初は無愛想な水晶様に戸惑うばかりだったけど、時折見せる不器用な優しさや意外な一面に、なぜか胸がドキドキしてきて… 。 これって、吊り橋効果? それともガチ恋!? 涙あり、笑いあり、そして胸キュンありでお届けする、神様との新婚(仮)生活!
文字数 62,588
最終更新日 2025.06.29
登録日 2025.06.03
本筋は変えずに、描写の追加を行っています!
よろしければ覗いていってくださいm(__)m
【お茶目な挫折過去持ち系妖狐×努力家やり直し系モフリストDK】
トラックに轢かれて死亡した高校生・仲里 優太(なかざと ゆうた)は神(?)から、日本の戦国時代のような世界に転生する権利と、『妖力供給』というスキルを与えられた、のだが………。
「妖力は【胸】から出る!」
「俺、男なんですけど!?」
抗議する間もなく異世界へ。到着早々サムライに遭遇するも、妖力持ちであることを理由に刃を向けられてしまう。死を覚悟したその時――銀髪の美しい妖狐に救われる。
彼の名は六花(りっか)。事情を把握した彼は奇天烈な優太を肯定するばかりか、里の維持のために協力をしてほしいと願い出てきて……。
★表紙イラストについて★
いちのかわ様に描いていただきました!
恐れ入りますが無断転載はご遠慮くださいm(__)m
いちのかわ様へのイラスト発注のご相談は、
下記サイトより行えます(=゚ω゚)ノ
https://coconala.com/services/248096
文字数 45,527
最終更新日 2025.06.28
登録日 2024.05.02
普通の高校生、霧島颯太は突然の事故で命を落とす。しかし、彼の魂は美しい神様、天照美咲に拾われ、再び生き返ることに。だが、彼には「感情の高揚感を出さないこと」という厳しい条件が課される。
新たな生活を始めた颯太は、学校で謎の転校生、夜叉丸闇夜と出会う。彼の正体はかつて神界から追放された元悪魔の神。闇夜は颯太の感情を高揚させ、美咲を苦しめようと暗躍する。
颯太は幼神、八雲風花の助けを借りて闇夜の正体を暴き、全校生徒の前で決闘を挑む。激しい戦いの末、颯太は必殺技「God Identity Former Devil」を発動し、闇夜を打ち倒す。
しかし、颯太の感情が高揚し続けたことで、美咲は死の一歩手前に。颯太は神界へと旅立ち、彼女を救うために自らの存在を犠牲にする。彼の最後の言葉は「神を救えて良かった……恋人として好きです」。
禁忌を破りながらも愛を貫いた颯太と、美咲の涙が織りなす感動の物語が今、幕を閉じる。
文字数 15,728
最終更新日 2025.06.28
登録日 2025.06.28
室町時代。
少年姿の陰陽師・千里大路奏貴は、時の権力者である足利義持の命を受けて、京から関東へ下向する。
関東を治める鎌倉公方・足利持氏の暴走を止めるためだ。
義持から特例の陰陽師に推された奏貴には、人の感情や気持ちを封印する力があった。
奏貴は道半ば、大塚戍遠という奇異な侍に護衛を頼まれる。
家督争いで弟に命を狙われているが、それは弟の本心ではないと主張する戍遠。
過去奏貴も友人を助ける為に、兄を殺してしまっていた。己の力が役に立つかもしれないと考え、承諾する。
持氏は七年前に謀反を働いた上杉禅秀に加担した勢力を許さず、禅秀方で京方の小栗氏を攻めていた。
【25/6/28 完結しました!】
文字数 132,043
最終更新日 2025.06.28
登録日 2025.05.23
とある時代の、とある国の都。
世の中には人々を襲うあやかしが跋扈していた。
そんな中、退治人のリツは婚約者だった上司から任務失敗の責任を押しつけられたあげく、一方的に婚約破棄を言い渡され妹と婚約すると――中略――
そんなテンプレートな運命を辿ったリツの左遷先では、セツと名乗る新しい上司が待っていた。
仕事の説明が始まると思ったリツに対して、セツは結婚相手にしか教えてはならないはずの真名を名乗りだし……。
すれ違い的なあれから始まる、平安風ファンタジーっぽい恋愛ものです。
※「【R18】半妖の退治人と呪われた上司」の前日譚ですがこちらはBLではなく男女CPとなっているため、ジャンルを女性向け恋愛にしています。
文字数 193,217
最終更新日 2025.06.28
登録日 2024.02.03
主人公・朱音、火花を散らしながら一心不乱に鉄を打っている。
里の男たち「女に鍛冶師が務まるか」「親父さんの名が泣くぜ」と陰口を叩く。
朱音、悔しさをにじませながらも「うるさい! 私がこの里一番の鍛冶師になるんだから!」と強がる。
その夜、家に封印されていた妖刀「幽月」の封印が弱まり、不気味な瘴気が里に漏れ出す。
文字数 36,725
最終更新日 2025.06.27
登録日 2025.06.08
少女が出会ったのは、両親を妖に殺され復讐を誓った陰陽師の少年だった。
なぜ記憶がないのか、いったい何者なのか。
ただ逃げていた私を救いあげたのは、まるで日だまりのように暖かいひとだった。
陰陽師が守ってきた歴史と、護るべき未来。それは連綿と続く営みの果て。
人と、人ならざる者が、今を生きる物語。
◆◆◆
異能力バトルしてます。ちょい和風の現代ファンタジー。
年齢制限に関わるような過激表現はありませんが、匂わせ程度はありますのでご注意ください。
第零章は人物紹介、イラスト、設定等、本編開始前のプロローグです。
ちょこちょこ編集予定の倉庫のようなものだと思っていただければ。
ざっくり概要ですが、若干のネタバレあり、自作イラストを載せていますので、苦手な方はご注意ください。
本編自体は第一章から開始です。
文字数 245,426
最終更新日 2025.06.27
登録日 2024.09.13
【毎週月曜日・水曜日・金曜日 20時頃更新】
「誰かのものになる夜。でも私は、“誰のものにもならない”と決めた」
古のムラでは、年に一度、《ウタガキ》と呼ばれる夜祭が催される。
そこでは、まだ“誰のものでもない”乙女たちが、男と一夜を過ごすことが許される――
ただし、それは“誰かのものになる”前夜にすぎない。
主人公・ナギは、その夜、愛する幼馴染と一夜を交わした。
だが翌朝、彼女の運命は無惨に引き裂かれる。
ムラの支配者《ムラオサ》に差し出され、
やがて強国・ツワナのオオキミの元へ――
その身体は、快楽と政略の道具として、他者の欲望に翻弄されてゆく。
命じられる悦び。
求められる悦び。
そのすべてが、“誰かのもの”としての悦びだった。
だが、ナギは違った。
支配されるために抱かれるのではなく、
快楽に溺れるふりをして、男たちを呑み込んでゆく。
――この世の理(ことわり)を、変えるために。
愛する人との記憶を胸に、女たちが使い捨てられる結婚制度を変えるために――
ナギは、焔のようにしなやかに、したたかに、宮廷の中で頂点を目指す。
快楽と策略、愛と裏切り、血と運命。
女たちの美しさと痛みを描く、土俗ファンタジー×和風官能譚。
女主人公最強 × 宮廷陰謀劇 × 古代風エロス叙事詩
読めばきっと、「女であること」の意味が、
あなたの中で何かを揺らすはずです。
――武蔵ペンテン、渾身の一作。
ここに開幕。
文字数 57,879
最終更新日 2025.06.27
登録日 2025.04.06
「こんな俺でも幸せになっていいだろうか。」
昔からこの世には妖魔と呼ばれる人ならざるものが人々の生活に影響を与えていた。人々の安寧を守るため、妖魔を退治をする退魔師なるものが存在していた。
主人公の黎壱は退魔師である。
ある日、黎壱に最近繁華街で複数の妖魔が目撃されたとのことで退治をしてほしいという任務が与えられる。いつものようにサクッと終わるかと思いきや、任務に向かった先で美しい謎の男と出会う。加えてこの男と黎壱は何かの縁があるようで____。
よければ2人が幸せになっていく過程を見守っていってください。
※和風ファンタジー要素は少ないかもしれません。
少しでも気に入りましたらよければいいねやエールをいただけたら幸いです。
文字数 20,441
最終更新日 2025.06.27
登録日 2025.06.12
ここは日の国、さくら街(がい)
古い物と新しい物、不可思議なものや奇々怪々、ありとあらゆる物事が混沌としている時代、場所。
そんな場所に、彗星(すいせい)は怪奇・怪談小説家である神林朔夜(かんばやしさくや)の元へと嫁いだ
。朔夜は寡黙で、無口、仕事のために部屋に籠りきりのため、結婚したというものの、二人はまともに会話もしていない状態だった。
そんな時に家の前に置かれた不気味な人形…そこから二人の関係は動き出す。
そして彗星には隠して来たある【秘密】があった…
結婚したばかりの夫婦がおくる、和風ファンタジー・ラブストリー
(少しばかりホラー要素もありますが、怖くはないです)
※一章完結まで2日1回のペースで更新中
文字数 5,780
最終更新日 2025.06.27
登録日 2025.06.25
【バレたら即終了!?男装少女陰陽師、恋と呪いと神バトルに巻き込まれました!!】
平安京っぽいけど、ちょっとだけキラキラしてる都――その名も「金烏京」!
そんな場所で“イケメン陰陽師”としてちょっとだけ名が知られてる僕、安部朔夜。年は十六。
でもね、これ、極秘事項だけど……
実は女です。男装中です。ガチでバレたら色々終わるやつ。
妖魔がうようよする都で、毎日ドタバタ妖退治!
――だったはずなんだけど。
なんか最近、おかしいんだ。
不気味な妖魔が増えてるし、変な夢は見るし、妙に懐かしい人の顔が浮かんだり……
で、ついにヤバめな事件に巻き込まれました。
しかも、謎の美少女(?)の姿が夢に出てきたり、陰陽寮の中もなんだかきな臭いし、おまけに親友(ちょっとおせっかい)な賀茂真白にはドキドキさせられるし!
友情、バトル、恋(!?)に、まさかの前世の因縁まで飛び出してきて、僕の人生、予想外のフルコース。
……でも、逃げるつもりはない。
僕は陰陽師。誰かを護るために、ここにいる。
記憶の奥に眠る“何か”と向き合うのも、宿命なら――受けて立つよ。
さてさて、運命の歯車は今日も回ってる。
どうやら、僕の出番みたいだ。
◆◇◆
各章各話の最後に、キャラ達による【あとがきカオス会議】を掲載中!(順次追加します!)
◆◇◆
本作は同タイトルの「通常版」をベースに、文体をライトノベル調にリライトした“別バージョン”です。
よりテンポよく読める構成になっています。
”小説家になろう”様にも掲載しています。
通常版はカクヨム様とnoteに掲載中。
noteの通常版は有料(第1章第3話以降1話100円)で、主人公たちの日常を描いたほのぼのラブラブ(?)SS(キャラ絵付き)が読めます!※2話まではSSも無料で読めちゃいます♪
文字数 161,290
最終更新日 2025.06.26
登録日 2025.05.05
両親を亡くし、たった一人の兄と二人暮らしをしている椎名巫寿(15)は、高校受験の日、兄・祝寿が何者かに襲われて意識不明の重体になったことを知らされる。
病院へ駆け付けた帰り道、巫寿も背後から迫り来る何かに気がつく。
二人を狙ったのは、妖と呼ばれる異形であった。
「私の娘に、近付くな。」
妖に襲われた巫寿を助けたのは、後見人を名乗る男。
「もし巫寿が本当に、自分の身に何が起きたのか知りたいと思うのなら、神役修詞高等学校へ行くべきだ。巫寿の兄さんや父さん母さんが学んだ場所だ」
神役修詞高等学校、そこは神役────神社に仕える巫女神主を育てる学校だった。
「ここはね、ちょっと不思議な力がある子供たちを、神主と巫女に育てるちょっと不思議な学校だよ。あはは、面白いよね〜」
そこで出会う新しい仲間たち。
そして巫寿は自分の運命について知ることとなる────。
学園ファンタジーいざ開幕。
▼参考文献
菅田正昭『面白いほどよくわかる 神道のすべて』日本文芸社
大宮司郎『古神道行法秘伝』ビイングネットプレス
櫻井治男『神社入門』幻冬舎
仙岳坊那沙『呪い完全マニュアル』国書刊行会
豊嶋泰國『憑物呪法全書』原書房
豊嶋泰國『日本呪術全書』原書房
西牟田崇生『平成新編 祝詞事典 (増補改訂版)』戎光祥出版
文字数 1,138,793
最終更新日 2025.06.24
登録日 2023.12.01
【前世は妖!シリアス、ギャグ、バトル、なんとなくブロマンスで、たまにお食事やもふもふも!?なんでもありな和風ファンタジー!!?】
俺は常識人かつ現実主義(自称)な高校生なのに、前世が妖怪の「鬼」らしい!?
だがもちろん前世の記憶はないし、命を狙われるハメになった俺の元に現れたのは──かつての仲間…キャラの濃い妖怪たち!!?
ーーー*ーーー*ーーー
ある日の放課後──帰宅中に謎の化け物に命を狙われた高校2年生・高瀬宗一郎は、天狗・彼方に助けられた。
そして宗一郎は、自分が鬼・紅牙の生まれ変わりであり、その紅牙は妖の世界『幻妖界』や鬼の宝である『鬼哭』を盗んだ大罪人として命を狙われていると知る。
前世の記憶も心当たりもない、妖怪の存在すら信じていなかった宗一郎だが、平凡な日常が一変し命を狙われ続けながらも、かつての仲間であるキャラの濃い妖たちと共に紅牙の記憶を取り戻すことを決意せざるをえなくなってしまった……!?
迫り来る現実に混乱する宗一郎に、彼方は笑顔で言った。
「事実は変わらない。……せっかくなら楽しんだほうが良くない?」
そして宗一郎は紅牙の転生理由とその思いを、仲間たちの思いを、真実を知ることになっていく──
※旧タイトル【踊れば楽し。】
※カクヨム、小説家になろう にも同名義同タイトル小説を先行掲載
※以前エブリスタで作者が書いていた同名小説(未完)を元に加筆改変をしています
文字数 214,995
最終更新日 2025.06.20
登録日 2024.08.08
人気アイドルとして華やかな表舞台に立ちながら、人知れず彷徨える魂の声を聞く青年、清良(きよら)。彼の歌声は魂を癒やし浄化する力を持つが、時にその優しさは通用しない。
一方、都心の裏路地にひっそりと佇む「夜鴉堂」を営むのは、警察や法律が介入できない「人ならざる」トラブルを専門に扱う茨木(いばらき)。彼は冷徹な「裁き」と、個性豊かな妖怪たちを使い、悪しきものを容赦なく断ち切る。
座敷童子のいたずら、そして人の憎悪が生み出した悪霊による「廃人化」事件。清良の歌声だけでは届かない闇、茨木の裁きだけでは救えない悲しみ。真逆の能力を持つ二人は、互いの「正義」に葛藤しながらも、否応なく協力していくことになる。これは、光と影、歌声と裁き、そして人間と妖怪が織りなす、奇妙で心温まる現代怪異譚である。
文字数 15,325
最終更新日 2025.06.19
登録日 2025.06.19
《神獣の花嫁シリーズ第五弾》
舞台は前作より約50年後の設定です。前作を読まれてなくても、この作品からでも十分お楽しみいただけますが、前作が気になる方は『神獣の花嫁〜かの者に捧ぐ〜』をどうぞ。
❖月島(つきしま) 瞳子(とうこ)31歳
度重なるオトコからの酷い扱いに、
極度の男嫌い(特にイケメン)
人目を引く美人だが、性格はキツい。
だだし、基本は律儀で真面目な不器用さん。
❖上総(かずさ)ノ国の神獣 赤狼(せきろう)
人であった時の名前は、
萩原(はぎはら)虎太郎(こたろう)尊征(たかゆき)
お人好しな貴族のお坊ちゃんで、やや天然。
瞳子にひとめ惚れするも、彼女の望み通り、
元の世界に返してやることに尽力する。
【年上アラサー美女】✕【年下神獣モドキ青年】
ツンデレ花嫁と、そんな彼女を溺愛する赤い神獣
前作より大人な男女関係の異世界ラブファンタジー
───神獣の花嫁シリーズ最新作───
「あなたは、僕の“花嫁”として喚ばれたのだから」
「……俺の“花嫁”になるか」
───男なんて、信用ならない。
恋人宅で死んだ父親。
借金まみれの叔父。
二股をかけていた、元彼氏。
そして、瞳子を襲ってきた、上司。
───だけど。
『彼』は『神獣(おおかみ)』で『男』じゃない。
今度こそ、信じたい。
これは、愛する『神獣』と共にあるが為に、運命にあらがう、ひとりの女性の物語。
文字数 217,666
最終更新日 2025.06.18
登録日 2024.12.28
鶯(うぐいす)に天妃の記憶と力が戻り、天帝と結ばれて天上の世界に帰った。
鶯は天帝の黒緋(くろあけ)と、黒緋との間にできた二人の子ども(紫紺・青藍)と天上の宮殿で幸せに暮らしている。
しかし以前の黒緋は天妃がいながらも多くの妻室(側室)を囲っていた。黒緋は天妃を愛したことですべての妻室を離縁したが、それでも元妻室たちは天帝の寵愛を忘れられずに天妃の鶯に嫉妬して憎々しく思っていた。
とくに三の妻は鶯を激しく憎悪し、呪っているという噂まである。
噂を裏付けるように鶯の周りで異変が起き始め、しかも鶯をつけ狙う男まで現われて…。
※本作品は第二部です。
第一部『冷遇された斎王の姉ですが、じつは天界の天妃でした~封印を解かれた天妃は天帝とかわいい子どもたちに囲まれて幸せです~』
第一部を読まなくても大丈夫なように書いていますが、気になる方はどうぞ。切ない展開からの溺愛ハピエンです。
鶯(うぐいす)…天界の天妃。地上で人間として暮らしていたが、黒緋とふたたび結ばれ、記憶と力を取り戻して天界の天妃の座に戻る
黒緋(くろあけ)…天界の天帝。過去に妻室(側室)を多く囲っていたが、天妃のために全員離縁した
紫紺(しこん)…黒緋と鶯の第一子。三歳くらい
青藍(せいらん)…黒緋と鶯の第二子。まだ赤ちゃん
離寛(りかん)…黒緋の友人。天上の武将。
萌黄(もえぎ)…斎宮(さいぐう)の斎王(さいおう)。鶯の双子の妹。姉さま大好き。
三(み)の妻(つま)…天帝に離縁された三番目の妻室(さいしつ)※妻室とは上位の側室
※平安時代、神という存在は天界の天帝。
※斎王とは伊勢の斎宮に暮らし、地上で天帝に祈りを捧げる人間。表向きは歴代皇女の任だが、実際は神気の強い女性が選ばれている。
文字数 33,016
最終更新日 2025.06.17
登録日 2025.06.07
ある日、天女の羽衣が意思を持って地上へ逃げ出した。布は十二枚に分かれ、風に導かれるまま各地へ。天女ルナティーは羽衣を追いながら、風と踊る人や夢を見る人魚、遊び場の子どもたちなど、地上の人々と出会っていく。羽衣は人々とふれあい、地上のあたたかさを覚えてゆく。全てを集めたとき、羽衣は空へ帰れるようになったが、ルナティーは選ぶ――もう少し、この風の中で旅を続けよう、と。
文字数 13,698
最終更新日 2025.06.17
登録日 2025.06.17
ある日、神隠しにあった柚葉は一冊の古びた和本を手に入れた。
『お前は誰だ』
柚葉が和本に文字を書くと返事をしてきたのは、五百年前に生きる〝國光〟と名乗る男だった。
満月の夜、タイムスリップができるようなった二人は、互いの世を行き来しながら少しずつ距離を縮めていくのだが――
文字数 51,129
最終更新日 2025.06.16
登録日 2024.11.24
鬼の頭領(人外)×生け贄の青年(人間)
──────────
●登場人物
○生け贄の青年
・受け(主人公)
・18歳
・名無し
・髪:黒色、眼:瑠璃色
○蒼月(そうげつ)
・攻め
・256歳(人間換算で20代半ばくらい)
・鬼の頭領
・髪:白色、眼:金色、角:瑠璃色
●あらすじ
瑠璃色の瞳を持つがゆえに村人から忌避されていた孤児の青年が、雨乞いの生け贄として選ばれた。
しかし、雷の夜、偶然の出来事によって繋がった常世(とこよ)への道に落ちてしまう。
「そんな醜悪な人間なんて、さっさと殺してしまえば良いのですよ」
美しき鬼と生け贄の青年が出会う時、運命の歯車が動き出す───。
──────────
※和風人外ファンタジーなお話です。
※時代は江戸時代初期頃をイメージしています。
※なので登場人物たちは全員着物を着ています。
※BLove様で開催されたコンテスト用に書いた短編小説(全10話)です。
※表紙絵は作者が生成AIで試しに作ってみたものです。
※いいね、お気に入り、感想、大歓迎です!!
文字数 15,430
最終更新日 2025.06.15
登録日 2024.08.10
危険地帯の山の中。数少ない安全エリアで宿を営む赤犬族の犬耳幼子は、吹雪の中で白い青年を拾う。それは滅んだはずの種族「人族」で。
しっかり者のわんことあまり役に立たない青年。それでも青年は幼子の孤独をゆるやかに埋めてくれた。
異なる種族同士の、共同生活。
※過激な描写は控えていますがバトルシーンがあるので、怪我をする場面はあります。
文字数 850,252
最終更新日 2025.06.15
登録日 2023.06.30
時は日本の江戸時代初期。
とある農村で、風太は母の病気を治せる人もしくは妖怪をさがす旅に出た父の帰りを待っていた。
しかし、その父とは思わぬ形で再会することとなった。
そして、風太は人でありながら妖力を得て・・・・・・。
※この物語はフィクションであり、実際の史実と異なる部分があります。
そして、実在の人物、団体、事件、その他いろいろとは一切関係ありません。
文字数 70,993
最終更新日 2025.06.15
登録日 2023.05.27
東京都世田川区、多摩川のほとりに広がる緑豊かな土地は、野地 豪汰にとって祖父・瑛人から受け継いだかけがえのない宝物だった。幼い頃の記憶が刻まれたその場所は、豪汰の人生そのものだった。しかし、その平穏は突如、悪辣な地面師グループによって打ち砕かれる。彼らの手口は巧妙を極め、偽造された書類と偽の人物を使って、あっという間に豪汰から土地を騙し取ってしまったのだ。
呆然自失となる豪汰に、さらなる衝撃が襲いかかる。地面師グループの背後には、世田谷区を牛耳る凶悪なヤクザ組織、世田川組の影があったのだ。リーダー・川面 天地は、土地を取り戻そうとする者には徹底的な「口封じ」を行うという、世田川組との血生臭い契約を結んでいた。「これほどの大きな兵器を持った所有者は、必ず俺らを突き止めて裁判を起こすだろう。ならば、怖いお兄さん達に口封じさせてやろう!」天地は、その恐ろしい思惑のままに、豪汰を絶望の淵に突き落とした。
失意の底で、豪汰は土地を取り戻す決意を固める。その夜、奪われたはずの土地に足を踏み入れた豪汰の前に、神秘的な光とともに美しい女性が現れた。彼女こそ、この土地を守る精霊、精園 木精(せいえん こだま)だった。驚く豪汰に、木精は衝撃の真実を告げる。この土地の地下深くには、紀元前3000年頃の原始人が無邪気な好奇心で作ったという人工クレーターが隠されているのだと。
「私は大正の時代からこの地を守ってきました。けれど、力が足りず、このクレーターが原因で関東大震災、阪神・淡路大震災、そして東日本大震災が起きてしまった……」木精は、日本の「地震大国」の悲しき歴史の裏側を、苦悶の表情で語る。しかし、豪汰の祖父・瑛人がこの土地の所有者となってからは、彼の純粋な供え物によって木精の力は増強され、壊滅的な大地震を食い止めてきたのだという。
もし地面師グループがこのクレーターを悪用すれば、日本全土が海の底に沈むほどの巨大地震が引き起こされる――。木精の訴えに、豪汰は言葉を失う。彼が取り戻すべきは、祖父との思い出が詰まった土地だけではなかった。愛する故郷、そして日本そのものだったのだ。
木精は、豪汰の一家直系の家系にしか見えない特別な存在だった。彼女の持つ「過去のビジョン」の能力は、地面師グループの巧妙な詐欺手口と、世田川組との恐るべき連携を鮮明に映し出す。豪汰は、親の友人であるベテラン警察官・常察 諭官と、凄腕弁護士・弁開 一護に協力を求めるが、精霊の存在とクレーターの秘密をどう説明すれば良いのか……。
愛する土地と日本を救うため、豪汰と精霊・木精の、種族を超えた絆をかけた壮絶な戦いが、今、幕を開ける。
文字数 13,449
最終更新日 2025.06.14
登録日 2025.06.14
── 少年は愛された、己の全てを引き換えに ──
世は、人と妖魔が拮抗する時代。
不思議な力を持つ少年「七瀬 日向」は、幼なじみから1000年前に封印された「鬼の王」の伝説を聞く。
だが、謎が多いその伝説を、日向はひとつも信じなかった。
そんなある日、日向は森の奥で不思議な祠を見つける。
何かに導かれるようにして日向が手を伸ばした途端、彼の前に現れたのは、封印から目覚めた鬼の王だった。
それが、全ての始まりだった……。
「気に入った、小僧……我のものになれ」
1000年止まっていた地獄が、再び歯車を動かす。
封印を解く鍵となった日向は、鬼の王に強力な呪縛をかけられ、彼の所有物となってしまう。
なぜ日向は、王の封印を解くことができたのか。
命を握られた少年と、愛を知らない史上最強の鬼の王。
全ての謎は、この地に眠っている………………。
※こちら、大変長い作品となっております。
主役以外のキャラ同士の、NL模様も少しありますので、苦手な方はお控えください。
詳しくは、近況ボードでお確かめ下さい。
文字数 1,134,684
最終更新日 2025.06.13
登録日 2023.12.03
男は言った。『この世界の主人公達の好感度をあげて、君に世界を救ってもらおうか』
社蓄OLの由羅は突然、異世界へと転送される。そこで出会った乙女ゲームのサポートキャラを名乗る男と共に、世界の歪みを修理するため、11人のイケメン達をおとすべく奮闘していく。だけどいつのまにか、手段ではない、本物の恋へとおちていることに、彼女はまだ気付いていないーー。
※小説家になろう、カクヨムでも連載中です。
文字数 276,092
最終更新日 2025.06.10
登録日 2025.01.17