神様×人間 小説一覧
1
滅びゆく集落に住む美しい青年ナジュが、甥の代わりに人柱に名乗り出た。死の間際に信頼する親友の裏切りに遭ったナジュは、尊い願いを封じた唇から呪いの言葉を吐く。命を落とし神々の住まう天に昇ったナジュは、美しい蓮が咲く池に哀れな姿で浮かぶ。神々はナジュを見て疎ましそうに目を細める中、高貴な神を乗せた牛車が通りかかる。その神に拾われたナジュは憎い相手を呪い殺すという願いを叶える為に、その身体を捧げる。願いが叶っても、ナジュの恨みは尽きない。集落の全員を地獄に落とす為、特別な力を持たない彼に出来る事は、長年空いた神の座に収まる事。その為にナジュは、神様候補の集まる学舎で学ぶ事となり、経歴を知った神様候補や師となる神様にその身体を嬲られて…。
【性描写がある話は表記あり】
【ifバッドエンドあり】
文字数 846,657
最終更新日 2025.12.04
登録日 2024.03.23
2
3
大正十一年、代々政治家の家庭に生まれた梅小路椿は、毎日が重圧と緊張、そして退屈な日々を送っていた。嫡男として政治家を継がなければならず、それは将来がないものと等しかった。
そんな毎日の中、一頭の鴉が迷い込んできた。羽が折れ曲がり、目も開かない。息絶えそうな鴉を看病すると、次第に元気になっていく。鴉も椿へ懐き、椿の心には暖かなものが芽生え始めていた。椿にとって、初めての感情だった。
学校から帰ると鴉はいなくなっていた。家政婦の文子は「捨てた」と残酷な言葉を吐き捨てた。日頃、文子からの冷たい態度も相まって、椿は再び空虚感を感じた。
あるとき、椿の部屋の窓に一通の手紙が挟まっていた。内容は感謝を告げるものだった。人懐っこい鴉は人に飼われていたもので、飼い主との秘密の文通は続いていった。
そんな生活が続いていく中、父が暗殺されたという知らせが届いた。愛する妹と離れ離れになり、椿は伯父の家へ引き取られることになる。
ことあるごとに伯父は椿の身体に触れようとする。そのたびに椿は逃げるように部屋へ閉じこもり、脅える日々が続いた。
部屋へ入ってきた伯父から襲われそうになったとき、窓から入ってきたのは天狗のお面をつけた男だった。
ちょうどそのとき、大きな地震が起こり、椿は瀕死の重傷を負ってしまう。
数か月後、目覚めた椿は、助けてくれた男の家にいた。
彼は人間ではなく、あのとき助けてもらった鴉天狗だと言う。
家を失った椿は、人間の姿になった鴉天狗の花蘭とともに新しい生活を始めることになった──。
文字数 33,617
最終更新日 2025.12.01
登録日 2025.09.28
4
雨の日のみ開店する不思議なカフェ、『かふぇ・れいん』。明るく活発なフード担当虹林夕雨と穏和で冷静なドリンク担当虹林雨月。二人が営むカフェに今日も雨に導かれて様々な客が訪れる。
※今作品は、カクヨムでも投稿しております
文字数 31,306
最終更新日 2025.12.01
登録日 2025.11.28
5
信仰心の篤い町で育った久瀬一花は、思いがけずに神様の許嫁(仮)となった。
神様の名前は須久奈様と言い、古くから久瀬家に住んでいるお酒の神様だ。ただ、神様と聞いてイメージする神々しさは欠片もない。根暗で引きこもり。コミュニケーションが不得手ながらに、一花には無償の愛を注いでいる。
一花も須久奈様の愛情を重いと感じながら享受しつつ、畏敬の念を抱く。
ただ、1つだけ須久奈様の「目を見て話すな」という忠告に従えずにいる。どんなに頑張っても、長年染み付いた癖が直らないのだ。
神様を見る目を持つ一花は、その危うさを軽視し、トラブルばかりを引き当てて来る。
***
1部完結
2部より「幽世の理」とリンクします。
※「幽世の理」と同じ世界観です。
2部完結
※気まぐれで短編UP
文字数 379,171
最終更新日 2025.11.29
登録日 2021.05.11
6
人間嫌いの神様、神耶はある日、不思議な人間の少女、葵葉と出会った。
出会ったばかりの少女は何故か神耶に「友達になって」とお願いする。
勿論神耶は葵葉の申し出を断ったが、彼女の強引さに押されて、気付けば「友達ごっこ」に付き合わされる事に。
最初は嫌々付き合わされていた神耶だったが、葵葉と過ごす日々の中で少しずつ神耶の心にも変化が生まれはじめる。
だが、葵葉との距離が近づく中で、神耶は葵葉の抱えるある秘密に気付いてしまって――
葵葉が抱える秘密とは?
神耶が人間を嫌う理由とは?
これは神と人間の少女、種族の違う2人が紡ぐ笑いあり涙ありの恋と友情の物語。
夏秋冬春。4つの季節を追って、オムニバス形式で綴ります。
文字数 287,536
最終更新日 2025.11.26
登録日 2023.04.22
7
文字数 83,169
最終更新日 2025.11.23
登録日 2021.10.10
8
9
愛情表現不器用な海の神様✕愛を知らないみなしご
貧しい漁村のみなしごの坊は、名もなく、村に祀られる海の神様・渡津海(わたつみ・二千歳くらい・30代の見た目)の祠の下で一人、祠を清めつつ暮らしていたが、彼が泣くたびに海が荒れて漁に出られなくなるため、村人たちからは忌み嫌われ、折檻されていた。
坊はそんな日々を苦に、4歳の月夜に入水自殺を試みるも、寸でのところで渡津海に助けられ、「死ぬくらいなら儂と同じ神ならぬか?」と提案される。坊はそれを受入れ、海璃(かいり)と名付けられて渡津海の住まい・竜宮で暮らし始める。
しかし、渡津海の許に来ても、泣いて海が荒れる現象は収まらず、それにより海璃は折檻のトラウマが甦って苦しむ。
見兼ねた渡津海が要因を調べた末、海璃に人魚の血が流れていること、その情緒が不安定になると海が荒れることが判明。渡津海は海璃の情緒を安定させるために不器用ながらも、四六時中愛情を注ぎ始める。
不器用ながらも、渡津海の惜しげない愛情で、海璃は次第に渡津海に惹かれていき、「成熟したら渡津海とまぐわうことで同じ神になれる」ことを、意味も解らず心待ちするように。
やがて海璃は成長し、十七歳となったのだが――
不器用な愛情表現をする海の神様から愛を与えられ愛される青年との和風ファンタジーBL!
文字数 137,363
最終更新日 2025.11.17
登録日 2025.10.30
10
11
12
橘由香の祖父母が住む場所には、奇妙な風習が存在する。
『神様の取り分』と言われるそれは、例えば何かを供える時など、神様の分を用意する必要があるとされているのだ。
それは物のみならず、村を覆う山の中にも、半分から上が裸になってしまっている所がある。それも『神様の取り分』で、神様が貰っていくから草木が生えないのだという。
話半分で祖父の話を聞いていた由香は、ある日、家の仏壇に供えられているお菓子を勝手に食べようとしている青年に遭遇して――。
最初は正気、途中から狂っていく系の気の良い親戚風性格お兄さん神様と、
幼い頃から神様と遊んで、神様に好意を抱いている少女が、成長するにつれて神様とのお別れを決意するお話です。
Rシーンは最後に。五万文字くらいで終わります。
若干のホラー要素含みます。(神様が終わりがけちょっと大変な姿になります)
気温が30度こえてる内は夏だと思いながら書きました
最後はちゃんとハッピーエンドで終わります。
文字数 52,867
最終更新日 2025.09.30
登録日 2025.09.26
14
2XXX年、過激派ジェンダーレスによって男性嫌悪、ありとあらゆる生物の番、雄、♂、牡…は彼等の手により完全に消えた
そして、深刻な男不足によりこの星に残された女はあらゆる科学技術を使い理想の男、雄、牡、♂を産み出しては世界を混沌へ導き各地で醜い争いをする日々を送る。
因みにこの時代では女尊男卑は当然、そんな世界を終わらせ改善開拓するべく天上の神々は一人の男を遣わす
文字数 6,552
最終更新日 2025.09.14
登録日 2025.08.22
15
山奥の小さな神社に暮らす**神代美詞(かみしろ みこと)**は、十六歳の高校一年生。
幼い頃から、他の人には見えない存在――青年の姿をした神様、**貴仁(たかひと)**を見ることができた。
貴仁は静かに告げる。
「神は人を愛してはならぬ。それは呪いだからだ」
けれど、美詞は彼に惹かれてしまう。
境界の向こうにいるはずの彼もまた、少しずつ心を揺らし始めていた。
そんな二人の前に、人の心の澱〈おり〉から生まれる“祟りの芽”が現れる。
芽は黒い水や影となって人々に災いをもたらし、放置すれば境界を越えてしまう。
神は祓うことができるが、それは人の感情を切り捨てる行為でもあった。
「人の手で流した水は、二度と濁らない」――
そう信じ、美詞は友人や村人の心を解きほぐし、芽を摘んでいく。
しかし、神と人では寿命も世界も違いすぎる。
恋の代償は、やがて美詞の命と心を試すことになる。
それでも彼女は、今日もお供え物を持って石段を登る。
それは祈りであり、恋であり、そして――別れに向かう約束の道。
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
文字数 65,173
最終更新日 2025.08.29
登録日 2025.08.09
16
怪異を祓う祓い屋の家系に生まれた長男“榛 雪花(はしばみせつか)“は女性が優遇される業界故に両親から粗雑な扱いを受けながらも日々家の為に働いていた。
任務中罠にはまり不思議な空間に迷い込んだ雪花は、そこで業界では曰く付きの簪“シラユリ“を見つける。
強大な力故なのか、その簪には付属神が宿っていて— —。
▶︎神(簪の付属神)×人間(祓い手)の短編和風っぽいファンタジー※初投稿のため拙い文でも許せるお優しい方のみお読み下さい※完結しました。読んでくださった方、本当にありがとうございました!
文字数 42,380
最終更新日 2025.07.23
登録日 2025.07.20
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弱視で生まれた村娘は両親も亡くしてひとりぼっち
誰にも頼れず、甘えられず、厳しい目がつきまとう
だけど、いつも神様に祈り、信じてきた
そんな神様が実在していたなんて!?
文字数 58,057
最終更新日 2025.06.15
登録日 2025.05.28
19
「……祠を壊したな……」
「その責、そなたの身で贖え」
雑居ビルの1階で居酒屋「たく」を経営する店主・島根拓己(しまねたくみ)。
ある日、彼は路地裏にひっそりと佇む祠を壊してしまう。
慌てる拓己の前に現れたのは自らを神、と名乗るみすぼらしい狩衣の男。
男の尋常ではない様子に恐怖を感じて店内に逃げ込む拓己だが、扉を閉めて鍵をかけたはずの店内に男の姿が。
驚愕し怯える拓己に「責任を取れ」と男が迫る。
恐怖の中、触れる男の手がどうしようもなく気持ち良くて拓己の混乱は加速する。
※アホエロ、♡喘ぎ、濁点喘ぎ、んほぉ系喘ぎ、露骨表現などを含みます。
文字数 17,587
最終更新日 2025.06.01
登録日 2025.05.31
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21
公爵令嬢のアデリナ・ブラウフォードの人生は実母の死後大きく変わった。
公爵は妻の葬儀が終わって間をあけず再婚。公爵と後妻の間には、再婚前に作った子供までいた。
アデリナは継母と異母妹に私物を奪われ、「離れ」と名ばかりの小屋に押し込められる。
腹違いの妹はアデリナを悪者に仕立て、周囲はそれを信じた。
本来ならアデリナの味方にならなくてはならない婚約者の王太子も、異母妹の魅力に骨抜きにされ全く頼りにならない。
学園の教師も、生徒も、生徒の保護者も王太子と異母妹の味方だ。
そんなアデリナにも唯一の味方がいる。それはトカゲのクヴェル。クヴェルは美少年に変身し、家事も炊事も裁縫も完璧にこなす不思議な存在だ。
実はクヴェルはこの国の建国に携わる水竜で、アデリナは三百年前に水竜を救った初代女王の生まれ変わりだったのだ。
アデリナを蔑ろにする国に嫌気がさしたクヴェルは、アデリナを連れて旅に出る。
神に去られた国は徐々に荒廃していき……。
一方その頃、祖国の荒廃を知らないアデリナはクヴェルとのグルメ旅を満喫していた。
「ん~~! このアップルパイは絶品! 紅茶も美味しい!!」
・人外×人間、竜×人間、おねショタ。
・短編版は小説家になろう、pixivにもアップしています。
・長編版を小説家になろうにも投稿しています。小説家になろう先行投稿。
※後日譚のみR18指定。本編は全年齢対象です。
「Copyright(C)2025-まほりろ」
※タイトル変更しました(2025/05/06)
✕「卒業パーティーで王太子から婚約破棄された公爵令嬢、親友のトカゲを連れて旅に出る〜私が国を出たあと井戸も湖も枯れたそうですが知りません」
✕「嫌われ者の公爵令嬢は国外追放を言い渡される。私が神の祝福持ちだと王家が気付いた時には国の崩壊が始まっていました」
◯新タイトル「嫌われ者の公爵令嬢は神の愛し子でした。愛し子を追放したら国が傾いた!? 今更助けてと言われても知りません」
・2025年5月16日HOTランキング2位!
ありがとうございます!
文字数 179,918
最終更新日 2025.05.21
登録日 2025.05.15
22
マッチングアプリで男子高校生が引き当てたのは、男の自称神様だった話。
文字数 1,850
最終更新日 2025.05.10
登録日 2025.05.10
23
小さな一座の『化粧師』だった俺の化粧で、神が人間になるなんて――そんなの、知るわけがないだろ。
化粧の腕を活かしてスリをしていた咲(さく)は、うっかり「神の持ち物」に手を出してしまう。
神からの罰として押しつけられたのは、「神の化粧師」という奇妙な仕事だった。
咲の役目は、『獣』『異形』『付喪』『鳥』『草木』『魚』――六柱の神々に化粧を施して、人の姿を与えること。
赤い衣の女神・刹那(せつな)を用心棒につけた咲は、個性豊かな神たちと関わっていくうちに、彼らの秘密や、人とは違う愛憎のカタチを見つけていく。
咲の化粧で人になった神様は、本当に「愛」を知ることができるのか――。
文字数 160,374
最終更新日 2025.05.02
登録日 2025.03.28
24
医療の進歩により番関係を解消できるようになってから番解消回数により「噛み1(カミイチ)」「噛み2(カミニ)」と言われるようになった。
「噛み3(カミサン)」の経歴を持つオメガの満(みつる)は人生に疲れていた。
ある日、ふらりと迷い込んだ古びた神社で不思議な体験をすることとなった。
※オメガバースの基本設定の説明は特に入れていません。
文字数 23,276
最終更新日 2025.04.12
登録日 2025.04.04
25
全知全能の神、ゼウスに次ぐ天才神であるルゼ。
頭脳、美貌、能力においておそらく今まででいちばんの天才肌であるルゼの元に一人、天才の人間が来た。
彼はこう言った“人間という下級生物がいるから神は成り立つわけで、人間がどんどん高度な技術を作っていき、やがて神と対等になったら神は神じゃなくなる”と。
その言葉にルゼは…
何も答えられることができなかったのである!
神様が神様であるために、ルゼ達は今日も頭を悩ませている。
文字数 7,956
最終更新日 2025.04.11
登録日 2025.03.21
26
元狼の神様×元ヤン専門学生。
「僕が大人になったら、家族になってよ」ーー。かつてどこにも居場所のなかった少年は、神社で会った銀色の犬に向かってそう言った。そして成長した青年の前に銀髪の男が現れる。「約束を果たしにきた」と言うその男。「はぁ?お前ダレ?」青年は約束のことも全く覚えていなかった。幼い頃に交わした二人の約束は果たしてーー。
ストーリー重視(当社比)ですが、予告なくR18描写が入ります。ご注意ください。
文字数 111,137
最終更新日 2025.03.29
登録日 2025.02.26
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都会で働く結希(28歳)は仕事が恋人の仕事一筋。真面目人間。
しかし。とうとう仕事に疲れてしまう。そんな時に田舎の両親から村でお見合いをしないかと持ち掛けられて、結婚もいいかもしれないと了承する結希。
田舎に帰るとそこには、幼少時代よく遊んだ年下の男の子。白透(20歳)が美貌の青年と成長して結希の前に現れた。白透は村の神社「白蛇神社」の神主を務めていると言う。さらに。
「お見合い相手は僕だよ。ずっと結希ちゃんのことが好きだった」
年下からの突然の告白。
驚きを隠せない結希。そんな結希に白透は甘く淫らに迫り。結婚を申し込むが白透の正体は実は──……。
因習村×溺愛×執着×人外。
大人のラブストーリーです。
文字数 62,867
最終更新日 2025.02.28
登録日 2025.01.31
30
生まれた頃より心の臓に欠陥のあったエメラルディア。医療魔法の力で何とか生命を繋ぎ、16歳になった彼女は、自分を護るために存在しているシギエルを解放したいと考えていた。
発作を起こした時に、彼は魔法ではなく、自分の神聖力をエメラルディアの為に使っていることを知っていたから。それは彼の生命を削るということを知ってしまったから──。
※毎度で恐縮ですが空想であり、架空のお話です。史実に全く関係ありません。
※異国の雰囲気出してますが、妄想でできあがった架空の場所、国です。100㌫(¯□¯ )(¯ー¯ )妄想です!
※悲恋…悲恋かな…。悲恋に転がるかも。
文字数 23,204
最終更新日 2025.02.04
登録日 2025.01.23
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碧紫神社の境内に並ぶ仲見世通りには、五坪に満たない小さな空き地がある。
彼岸と此岸の境目にあるその空き地では、碧紫神社とその神域に祀られているカミサマの眷属である白犬と白狐、そして白蛇が店員を務める茶房――高天原茶房が営業をしているのだ。
高天原茶房はお勤めしているカミサマが高天原からお茶をしにきたり、井戸端会議をすませたりする会場になるほか、悩みを持っていたり地に足が付いていなかったりするニンゲンが迷い込んだりする喫茶店だ。
カミサマたちは迷い込んだニンゲンから相談事を受けるのが大好きな割に、面倒くさいことは眷属に任せる適当っぷり。
白犬、白狐、白蛇はお客のオーダーを叶えるため奔走するけれど、彼岸の者のドタバタは此岸の世界も巻き込んでしまうから大騒ぎになることもしばしばだ。
さて、そんな茶房に今日もひとりのニンゲンが迷い込んできた。
彼は長く付き合った彼女との結婚を、とある理由から躊躇っているという。
遊びに来ている噂話が大好きな縁結びの女神がしゃしゃり出ると面倒だ、と白狐はやんわりと話を終わらせようとしたけれどそうは問屋が卸さない。ちゃっかり聞いていた女神は早速縁結びを企み始める。
時給アップをちらつかせられた白犬と白狐、白蛇は彼を躊躇させる原因を取り除けという女神の頼みを受け入れるが――。
文字数 22,414
最終更新日 2025.01.03
登録日 2024.12.30
33
北見歩は親友である岩内潤と有給を利用して日本海側にある温泉街へと旅行にきていた。
そこは国内でも屈指の観光地として有名である。観光名所である瑞雪神社を参拝しようとした瞬間に『ずっとずーっと待っていた』と不思議な声に誘われる。
二人が目を覚ますとそこは江戸時代を想像させる雪国の小さな村だった。そこで出会った大学生の青年や二人の上司とと共に脱出への手掛かりを探す事になる。そして調査を進めていくうちに心中に失敗し、見捨てられた女の影が浮かび上がって来る。
そして様々な事情からお互いが思惑を持って行動し始める。
和風ミステリー風ヤンデレラブストーリー
文字数 19,500
最終更新日 2024.12.18
登録日 2021.01.04
34
上位存在×人間。ご先祖様が英雄から聖女を寝取って、子作りした直系子孫であるボリンブルック王家。彼らにある神託が下った。神様になった英雄を安定させ、慰めるため、聖女の代わりに、王家の者が性的ご奉仕を含めお仕えせよ(意訳)と。これに、要領のいい軟派な第二王子のオスカーが自ら挙手することになったが――? 受けが攻めをよしよし甘やかすことになります。完結まで原稿あり。
文字数 24,891
最終更新日 2024.12.06
登録日 2023.11.18
35
歩道橋で子どもの自殺を引き留めた女子高生「藍果」。しかし、その少年に人肌の温もりはなく、藍果は彼が人間ではないことに気づいてしまう!藍果が助けたその少年は、「しばらくは日没前に帰れ」と警告し、短刀を渡して姿を消した。藍果に襲いかかる化け物とは——!?
過去にトラウマを持つ、「藍果」と「少年」。この二人が出会い、様々な相手と戦う中で、もう一度未来を手に入れる青春ホラーバトルアクション怪異譚です!
▶︎対象:本の虫な高学年の小学生から、中学生・高校生はもちろん、ラノベ好きの大学生、怪異好きの社会人まで
※表紙は随時加筆して更新します。また、10話まで(だいたい第1章全部)は毎日投稿していきます!ジャンルエラーの場合はご一報ください。
文字数 38,346
最終更新日 2024.10.15
登録日 2024.09.05
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家と共に、代々住まう人々を守り続けていたまもり神の彼は、今はその家にたった一人で暮らしている女性を想う。
姿を見られることもなく、声が届くこともない「人ならざる者」である彼は、長き月日を経て募らせた彼女への想いと神としての己の存在に徐々に苦しめられていく。
愛する人間(ひと)と言葉を交わし、触れたいと渇望する彼が、選んだ選択肢は。
「お前の名を呼ぶ、わたしの声が聞こえるか?」
文字数 13,159
最終更新日 2024.08.03
登録日 2024.07.03
39
神様の住む森に暮らす“神様”と、彼に“嫁いだ少年”。
定めだから嫁いだ少年と定めだからと少年を欲した神様が、定めだからではない“素敵な関係”を作ろうとする。
ひとつひとつ、ボタンをかけていくようにお互いの気持ちを合わせようと知って行こうとするには十分すぎる時間のある二人の新しい人生は始まったばかり。
✔︎ 神様は頭だけ犬で後は人の半獣人
✔︎ 嫁いだ少年は幼い時から自分の定めを知っている
✔︎ 神様の住まう屋敷はしゃべることができる動物(しもべ)がたくさん
✔︎ ほのぼの、時々切ない
▶︎ タイトルの頭に『★』があるものは、個人サイトでリクエストしていただいたものです。こちらではリクエスト内容やお礼などの後書きを省略させていただいています。
文字数 11,417
最終更新日 2024.04.07
登録日 2024.04.05
40
時は明治。
江戸の時代は終わりを迎えたが、おとめの住む田舎の村は特に変わりのない日々だった。
ある初夏の日、おとめの元に村長がやってきた。
「日照りを解消するために、龍神の棲む湖に身を投げ贄となって欲しい」
おとめは自身の身の上を考慮し、妥当な判断だと受け入れる。
そして、湖にその身を沈め、その奥底で美しい龍神に出逢った。
互いに惹かれるけれど、龍神と人間であることに想いを伝えられない二人。
その二人が少しずつ、心を通わせ、愛し合っていく物語。
R指定箇所はタイトルに*を付けています
1話の長さは長すぎる場合は2回に分けています。また、話の区切りによっては短い場合もあります。ご了承下さい( •ᴗ• )
執筆は完了しているので、チェック次第少しずつ更新予約していきます( ¨̮ )
文字数 124,524
最終更新日 2024.02.24
登録日 2024.01.21