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42歳、無職。
コンビニ帰りに死んだ俺が目覚めたのは、
ネオンサインと死体袋が共存する異世界のギルド酒場《るすと》だった。
《ループ回数:不明》
名前が消えていた。HUDには《NO NAME》。
毎日クエストを達成しなければ罰、最悪は死。
そして俺は――何度死んでも、ここへ戻ってくる。
持ち帰れる記憶は、たった一つだけ。
酒を出して、飯を食って、ゲームみたいな依頼を回す。
クセの強い仲間と笑って生きる日常の裏で、
世界はすでに壊れかけていた。
管理AIが支配するこの異世界で、
俺に与えられているのは「選び直し」だけだ。
俺を「マスター」と呼ぶ謎の少女、ルステラ。
彼女だけが、全部を知っている。
看板は酒場。ノルマは命。名前は、まだない。
ゲーム感覚で死ねるほど、人生軽くねぇ。
文字数 1,426,583
最終更新日 2026.09.28
登録日 2026.03.31
死後ブラックバイト、始めました。
女子高生・影森ゆらは、ある日突然、怪異事件に巻き込まれて死んだ。
……のだが、完全には死ねなかった。
目を覚ますと、見知らぬ事務所。正面には、顔だけ完璧に整っているくせに中身が終わっている男——
怪異相談屋・夜見朔夜(よみ・さくや)。
「蘇生費と、呪具の破損費。合計してこれだけ。払えないなら、ここで働け」
こうしてゆらは、借金のカタに《夜見よろず相談事務所》で強制労働させられることになった。
業務内容は怪異相談、心霊配信の囮、現場調査、呪物の処理……そして必要なら死後の身体のまま怪異の内側へ潜ること。
時給三百円。危険手当なし。死亡中は休憩扱い。
「休憩じゃないし! 普通に死んでたし!」
怖い。痛い。もう二度と死にたくない。
こんなバイト、絶対に続けたくない。
それでもゆらが逃げ出せないのは、困っている人を放っておけないから。
そして朔夜が——どこまでも利用しているくせに——本当に取り返しのつかない瞬間だけは、必ずゆらを助けてしまうからだ。
この街には、怪異が入り込む"薄い場所"がある。
その場所に、ゆらは何度でも引き寄せられていく。
今日も配信は始まる。画面の向こうに、何かがいる。
死んでる場合じゃない——って、もう死んでるんだけど!
●ホラー×コメディ。怖くて笑えて、なぜか温かい――そしてちょっぴり切ない怪異バイト物語。
文字数 500,487
最終更新日 2026.08.28
登録日 2026.03.31
”最強チートより、固定費削減のほうが大事だった。”
46歳、過労死。転生先で告げられたステータスは異世界人上限の10倍。
チート確定。最強確定。勇者確定。
俺の第一声は「報酬は?」だった。
装備は買わず自作する。
転送魔法は高いから歩く。
ポーションより怪我しない技術を磨け。
女神が反論するたびに論破する。
千年君臨の女魔王が乱入してきた。
「誰だ」の一言で黙らせた。
城の固定費を指摘したら、なぜかついてきた。
最強なのに宿代を値切る。
無敵なのに走り込みをやめない。
女神は内心でだけ崩れる。
魔王は財布の話に目を輝かせる。
この世界のルールはひとつ。
ツッコんだ側が、負ける。
神も魔王も常識も、46歳の節約理論には勝てなかった。
異世界最強の節約勇者譚、開幕。
文字数 514,676
最終更新日 2026.08.28
登録日 2026.04.03
間宮玲司は、何一つ終わらせられないまま死んだ。
仕事も、勉強も、恋も。
投稿していた異世界転生小説も、すべて途中で更新を止めていた。
完成させなければ、失敗作だと決まることもない。
いつか続きを書くと言っていれば、まだ可能性は残っている。
そうやって結果と責任から逃げ続けた玲司は、想い人へ送れなかったメッセージと、最後の一文がない物語を残して生涯を終えた。
異世界でレイルという少年へ転生した彼の魂から生まれたのは、固有スキル【未完】。
完成直前の物事から「最後の一工程」を奪う力だった。
小説は最後の一文だけ書けない。
母親の刺繍は最後の一針だけ結べない。
パンは何度焼いても中心だけが生焼けになる。
鍛冶師の剣は、最後の仕上げだけが終わらない。
レイルの近くでは、誰かが積み重ねた努力が決して実を結ばない。
村人たちは彼を恐れ、「仕事殺し」「終わらずの子」と呼んだ。
両親は息子を守りながらも、彼の力が生んだ損害から逃げなかった。
幼なじみのリィナだけは、レイルの間違いを叱りながら、彼自身を見捨てなかった。
レイルは他人を守るため、自分の小説を意図的に未完のまま抱える。
やがて彼は、【未完】が完成を消しているのではないと知る。
奪っているのは、物事が世界へ確定する最後の一工程。
それならば、剣撃も。
魔法も。
治癒も。
敗北も。
死さえも。
完成直前で抱え、必要な瞬間に返すことができる。
かつて何も完成させられなかった少年は、無数の未完を背負う大魔導士へ成長していく。
一方、世界を支配する神は、人間の失敗と後悔を終わらせるため、すべての人生を唯一の正しい結末へ固定しようとしていた。
誰も間違えない。
誰も失わない。
誰も選ばなくてよい、完璧な世界。
しかしレイルは知っている。
完成していないからこそ、続きを選べるものがある。
一つを終わらせるからこそ、次を始められることもある。
そして彼の隣には、なぜか前世からずっと待っていたような目で彼を見る、幼なじみの少女がいる。
前世で終わらなかった恋。
今世で始まった二人の人生。
世界を完成させようとする神。
これは、完成を恐れて逃げ続けた男が、何を終わらせ、何を未来へ残すのかを自分で決めるまでの物語。
「終わらせるのは、俺が決める」
登録日 2026.08.28
世界ランカーのRTA走者が、異世界に召喚された。
魔王を倒した。記録、2時間07分18秒。
直後——その記録が、同フレームで更新された。
相手の名は【TAS神】。
この世界を管理する、完全最適化の存在。
走者がどんなルートを走っても、神は同フレームで塗り替える。
何度リスタートしても、結果は変わらない。
女神は「説明を聞いてください!!」と叫ぶ。
姫は「スキップって何ですか!」と叫ぶ。
魔王は「どういたしまして」と言って消える。
そして配信コメント欄では、正体不明の【TAS_watcher】が
今日も静かに観測を続けている。
——「問題はない。問題は、ない。」
これは、完璧な神と不完全なアホ走者の、
どうしようもなく馬鹿げた記録更新の物語。
なろう系のテンプレを、最速でクリアしていく短編集です。
全8話、一気投稿。
登録日 2026.08.28
過労で倒れた瞬間、謎の女神に異世界へ連れてこられました。
気づいたら廃ダンジョンのマスターです。
前の世界でも、異世界でも、ずっと誰かの後ろにいました。
ここは違います。このダンジョンは、私のものです。本気で設計します。
......ただ、スキルをくれる女神様のスキルが、毎回3%だけズレています。
今日も英雄が感謝して帰りました。困っています。
「感謝はいただかなくて大丈夫です」
「気のせいじゃないですか〜?」
「......メモします」
「ふふっ」
ダンジョン配信中。登録者:女神様一名(離れません)。
コメディ99%・シリアス1%・百合あり。
本気のダンジョンマスターと、ちょっとズレた女神の異世界運営コメディです。
登録日 2026.08.28
神様に勇者として異世界へ送られた少女、天野こより。
説明されたのは、剣と魔法、仲間集め、魔王討伐。
いかにも王道な異世界冒険......のはずだった。
けれど、最初の薬草採取で黒狼に即死。
死後に待っていたのは、神様の拍手と「初死亡おめでとう!」という最低すぎる祝福だった。
この世界は、死ぬたびにシードが変わるローグライク型クソゲー異世界。
地形も、敵配置も、仲間候補も、アイテム効果も、毎回変わる。
しかもコヨリが死ねば世界はリセットされ、出会った人たちも、交わした約束も消えてしまう。
ただし、死後に戻る白い拠点だけはリセットされない。
死因ログ。
死亡ボーナス。
獲得スキル。
思い出の記録。
そして、元の世界へ帰るための手がかり。
死ぬたびに少しずつ情報が積み上がり、椅子ひとつだった拠点は、やがて世界の仕様を攻略するための基地へ変わっていく。
「神様ァ! 仕様書出して!」
「勇者様、足元を見てください。その宝箱、呼吸しています」
これは、死んでも笑ってやり直す幼女勇者コヨリが、神様の雑すぎる異世界運営にツッコミながら、死因とスキルと拠点を積み上げて、元の世界へ帰る方法を探す物語。
魔王を倒せば帰れる?
本当に?
ならまずは、このクソゲーの仕様から攻略しよう。
登録日 2026.08.28
俺、黒田陸。三十二歳、無職。元陸上自衛隊野戦特科二等陸曹。
特技は着弾予測。弱点はそれ以外の全部。
おまけに与えられた特性は「即応」。鍛えれば周りが引くレベルのペースでレベルが上がっていく、本来なら破格のチートだ。
――だが、サボればそっこーで元に戻る。
働きたくない。動きたくない。できれば一生ゴロゴロしていたい。
そんな俺を、取り立て女神ゼニスが今日も無理やり異世界に引きずり出す。理由はいつも同じ、俺が女神に負っている「借金」のせいだ。
蘇生費、装備貸与料、そして「面倒くさいから最初からレベル上げとけ」と言ったばかりに契約させられた【即日レベルアップシステム】の利用料――請求項目は毎回違うが、金貨で返済しろというのだけは変わらない。
稼いだ金はそのまま装備につぎ込んで、気づけば借金は増える一方。世話焼きな獣人娘・ミャオには「節約を考えないとダメだにゃあ」と呆れられながらも、なぜか結局は貢がせてしまう始末。
現実では、心配して連絡をくれる後輩の自衛官・望月ひなたのメッセージすら、面倒で未読スルー。
そんな怠惰なクズニートの日常に、ある日影が差す。
北の森から、名も無き討伐等級・規格外の「アレ」が動き出した――。
呼び出された時点でのレベルは、いつも通りの底辺。だが、命の危機に晒されるたび、「即応」だけは律儀に仕事をする。
本気を出せば、桁外れ。だが本人は、欠伸ひとつでやり過ごそうとしている。
さて、この怠け者の元特科隊員は、今日も"弾着"だけは外さない。
登録日 2026.08.30
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