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【11/24本編完結&11/26番外編完結】
ネガティブ魔王✕みそっかすな末っ子令息
凶事=魔王の機嫌次第とされる異世界のポレール国北部のベリエでは、月に一度魔王の機嫌を取るために生贄が差し出されている。
ベリエに住む伯爵の末令息・二コラは、魔王の機嫌を損ねた不義の子として存在を軽視されがちで、家族に従者同様な使いをされ、常に孤独を覚えていた。
ある年、干ばつ被害の鎮圧のため、魔王への生贄として姉に白羽の矢が立つも、強く拒まれ、代わりにニコラが嫁ぐことに。
しかし魔王は、「人間は信用ならないから嫌いだ」と、二コラの正体を見抜いたうえ、不遜な態度をとり続ける。その上ネガティブで不健康な生活環境に身を置いて卑屈な態度で、しかも悪の象徴である竜になることもできず全く魔王らしくない。
見兼ねた二コラは、得意の家事等で魔王の生活改善を行うことを決め、次々と魔王の生活を改めていくのだが――
異世界で生活改善BLが始まる!!
文字数 112,814
最終更新日 2025.11.26
登録日 2025.10.03
愛情表現不器用な海の神様✕愛を知らないみなしご
貧しい漁村のみなしごの坊は、名もなく、村に祀られる海の神様・渡津海(わたつみ・二千歳くらい・30代の見た目)の祠の下で一人、祠を清めつつ暮らしていたが、彼が泣くたびに海が荒れて漁に出られなくなるため、村人たちからは忌み嫌われ、折檻されていた。
坊はそんな日々を苦に、4歳の月夜に入水自殺を試みるも、寸でのところで渡津海に助けられ、「死ぬくらいなら儂と同じ神ならぬか?」と提案される。坊はそれを受入れ、海璃(かいり)と名付けられて渡津海の住まい・竜宮で暮らし始める。
しかし、渡津海の許に来ても、泣いて海が荒れる現象は収まらず、それにより海璃は折檻のトラウマが甦って苦しむ。
見兼ねた渡津海が要因を調べた末、海璃に人魚の血が流れていること、その情緒が不安定になると海が荒れることが判明。渡津海は海璃の情緒を安定させるために不器用ながらも、四六時中愛情を注ぎ始める。
不器用ながらも、渡津海の惜しげない愛情で、海璃は次第に渡津海に惹かれていき、「成熟したら渡津海とまぐわうことで同じ神になれる」ことを、意味も解らず心待ちするように。
やがて海璃は成長し、十七歳となったのだが――
不器用な愛情表現をする海の神様から愛を与えられ愛される青年との和風ファンタジーBL!
文字数 137,363
最終更新日 2025.11.17
登録日 2025.10.30
小悪党だったバンは、双子の兄が出先の店で惨殺されたことに怒り、店の者達を皆殺しにした上放火した重罪により極刑・食刑に処され、死の島と呼ばれる絶海の孤島へ流刑になる。
そこでバンは処刑人であるヒゲワシの人型・コハツと出会うも、コハツにバンを捕食する意思はないと告げられ、食料まで与えられる。しかしバンは極度の人間不信のため、食料に手を付けず、「絶対に島から脱出してやる」と、決意する。
舟を自作したり、泳いでみたり脱出を何度も試みるも、その度に失敗して島に戻るバン。しかも、その度にコハツに助けられ、世話をされ、両者は主張をぶつけ合い、身も心もぶつかり合い、そして――――
死刑囚と処刑人の鳥(半獣)の魂と魂がぶつかり合って紡ぐ極限の愛の物語。
文字数 64,143
最終更新日 2024.12.19
登録日 2024.12.01
西欧風の地方都市にある全寮制の学校で、リヒトは日々退屈して過ごしていた。
ある日、一人でいると異世界へ迷い込むという噂のある展望室で、授業をサボっていたら、謎の優等生・ハイターと出会い、突然、「こんな所にいたのか! いい加減目を覚ませ、光!」と言われ、心を揺さぶられる。それを機にリヒトは、「どうして自分はこの世界にいるのだろう? この世界は本来自分が存在する世界なんだろうか?」と、疑問を持ち始める。同時期に自分に好都合な展開を見せる日常に、「この世界は自分の妄想から創造されたのでは?」と思うようになり、確かめることを決意するのだが――異世界転生BL小説!
文字数 90,395
最終更新日 2024.11.23
登録日 2024.10.04
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