水仙の鳥籠

 とある遊郭に売られた少年・翡翠と盗人の一郎の物語。

 翡翠は今日も夜な夜な男達に抱かれながら、故郷の兄が迎えに来るのを格子の中で待っている。
 ある日遊郭が火に見舞われる。
 生を諦めた翡翠の元に一人の男が現れ……。
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