若松だんご

若松だんご

思いついたら何でも書く、雑食性(!?)物書きです。よろしくです。PIXIVさま、小説家になろうさまにも投稿してます。
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青春 連載中 長編
 二度とない、高二の夏! 十七の夏!  「アオハルしたい!」と騒ぎ出した友人、健太。彼に巻き込まれるようにして始まった、「アオハルオーバードーズ計画」。  青春に、恋は外せない、必須事項。だから。  僕は、「家が近所」という理由で、クラスメイトの山野未瑛と強引にカップルにされてしまう。  全校生徒20人にも満たない、廃校寸前の小さな海辺の高校。僕たち二年生は、わずかに6人。それぞれが誰かとお試しカップルになり、「恋とはなにか」を探す日常。  いっしょに登下校。互いにお弁当を作ってくる。時に二人で買い食いして。時にみんなでカラオケしたり。思いっきりバカをやったり、腹の底から笑ったり。  騒がしく落ち着かない初夏の僕たち。  僕、大里陽と絵を描くのが好きな山野未瑛。言い出しっぺ川嶋健太と一年生の長谷部明音。陸上部の長谷部逢生と海好き鬼頭夏鈴。本好きで日下先生推しの榊文華。  アオハルってナニ? 何をしたら、アオハルなわけ?  試行錯誤、行き当たりばったり。正解なんて見つからない。正解なんてないのかもしれない。  でも、楽しい。でも、苦しい。そして、切なく。そして、愛しい。  なんでもない、普通の初夏。他愛のない高校生活。そんな一日一日が、キラキラと輝く宝物のように、サラサラと指の隙間からこぼれ落ちる砂のように流れ去っていく。    伊勢志摩の小さな海辺の町で繰り広げられる、甘く切ない恋の物語。
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小説 3,670 位 / 187,422件 青春 118 位 / 6,882件
文字数 77,067 最終更新日 2024.07.25 登録日 2024.06.30
恋愛 完結 長編 R18
 壬生京香、27歳。OL。  勉強だってスポーツだって、なんなら容姿だって。努力すれば、それにふさわしいだけの結果を得ることができた。  けど、結婚となると。  15歳になったら高校入学。18歳になったら大学入学。みたいに、◯歳になったら結婚、◯歳で子どもを産む……はなかなかうまくいかなくて。  色んな人と出会って、つき合って、セックスして。でも、「これだ!」って相手に出会えなかった人生。30までには結婚したいし、子どもだって産んでおきたい。  けれど、ある日、職場に彼が現れて。  この人しかいない!  それは、お相手、朝比奈直登(32)も同じ。  出会った途端、ビビッと電気が走ったように恋に落ちた二人。  仕事も完璧。容姿も完璧。性格だって完璧。  美男美女。お似合いカップル。  何より体の相性が最高すぎる!  私(僕)の相手は彼(彼女)しかありえない!  大人に、スマートに。誰もが羨むカップルの大恋愛――のはずなんだけど。実は二人には、それぞれ相手に言えないヒミツがあって……???
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小説 18,126 位 / 187,422件 恋愛 8,031 位 / 56,772件
文字数 79,997 最終更新日 2024.06.25 登録日 2024.06.01
 ―― 一曲お相手願えませんか!?  それは、誰もが憧れる王子さまのセリフ。魔法で変身したシンデレラの夢。  だけど、魔法が解けてしまえば、自分はタダのメイド。彼と過ごした時間は、一夜限りの夢。  それなのに。夜会の翌日、彼がレイティアのもとへとやってくる。  あの令嬢と結婚したい――と。  レイティアの女主人に令嬢を紹介して欲しいと、屋敷にやって来たのだ。  彼は気づかない。目の前にいるメイドがその令嬢だということに。  彼は惹かれていく。目の前にいるメイド、その人に。  本当のことを知られたら。怒る!? それとも幻滅する!?  うれしいのに悲しい。  言いたいのに言えない。  そんな元令嬢のメイドと、彼女を想う青年の物語。
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小説 187,422 位 / 187,422件 恋愛 56,772 位 / 56,772件
文字数 44,358 最終更新日 2024.05.28 登録日 2024.05.11
恋愛 連載中 短編
 同棲中の恋人に二股かけられたことが原因で別れたヒロイン。急遽住む所を捜して見つけたワンルーム。駅近、コンビニ近くのおしゃれな家具付きワンルーム。なのに、とっても家賃はお値打ちで。  まさかの、事故物件?   怪しむ主人公、朝倉和奏。お化けが出るとかではないらしいのだけど。  お金もないし、家具付き、駅近はとっても魅力。切羽詰まってるしで即決した和奏。  だけど、その夜から、見知らぬ男性が部屋に現れて。  彼は元この部屋の住人で。お化けでも幽霊でもなく。次元のズレた世界で暮らしているそうで。  「日没から日の出まで。その間だけ空間が重なるんだ」  夜だけの同居人。とってもイケメンな彼との不思議な同居新生活。
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小説 187,422 位 / 187,422件 恋愛 56,772 位 / 56,772件
文字数 6,698 最終更新日 2024.05.06 登録日 2024.05.06
恋愛 連載中 短編
 10分100円。  それは、ちょっとした物思いにふける時間を手に入れる方法だった。  アパートの近くにある、古くも新しくもない、まあまあなコインランドリー。  そのコインランドリーの一角、左から三つ目にある乾燥機に自分の持ってきたカゴの中身を放りこみ、100円を投下することで得られる時間。  ようするに、洗濯物が乾くまでの時間。   そこで考えることは、とても「深い」とは言えず、およそ「哲学」ともほど遠い、どうでもいいことの羅列でしかなかった。  コインランドリー。  そこで過ごす俺の時間と、そこで出会った彼女の日常とが交差する。  特筆するような出来事もない、ドラマにするには物足りない、平凡すぎる俺と彼女の出会いの話。
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小説 187,422 位 / 187,422件 恋愛 56,772 位 / 56,772件
文字数 12,669 最終更新日 2024.05.05 登録日 2024.05.05
恋愛 連載中 短編
 憧れ、推しを眺めてたどんくさネズミこと、筒井のどか。彼とカノジョらしいマネージャーとの恋を眺め、影から応援するのがのどかの日課。推しとカノジョの間に割り込む気はない。ただ同じ空間で、同じ空気を吸っていられれば、それで幸せ。  そんなある日、推しの君、志乃くんが流したパスボールが、のどかの頭を直撃して?  ――今日は、僕の家で養生してください。  ――心配なんです。  言われ、請われて彼(とカノジョ)の家に行くのだけど。  (ちょっと待って! 今のあたし、どういう状況なのっ!?)  推しの恋を邪魔することは、オタクのご法度。なのに。  言えない思いを煮詰めすぎた、恋愛方向音痴物語。
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小説 187,422 位 / 187,422件 恋愛 56,772 位 / 56,772件
文字数 12,389 最終更新日 2024.05.04 登録日 2024.05.04
恋愛 連載中 短編
 「好きです、つき合ってください」  お昼、十二時十七分。  とある企業の社食。そこでいつものようにくり広げられる告白。  告白するのは、成績優秀な営業課の男。告白を受けるのは、社員食堂の若い女性調理師。  ――またか。  ――まただ。  ――またなのか。  注文された料理を提供するたび、受け取るたびに行われる告白。  食堂に集まった社員たちの耳目を集め行われた告白。その結果やいかに――?
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小説 187,422 位 / 187,422件 恋愛 56,772 位 / 56,772件
文字数 9,670 最終更新日 2024.05.03 登録日 2024.05.03
 ――あたし、猫になっちゃった!?  いつの間にかポケットに入っていた水色のドロップ。それを舐めた途端、みるみる間に体が小さくなっていって。  あたし、猫になっちゃった!  ちいさな灰色ハチワレ猫。  なんで、どうして、ウソでしょ、ブミャミャミャミャア~~!  マンションの部屋の前で、オタオタしてたあたし。そこに  「あれ、猫?」  やって来たのは、お隣に住む、佐保宮志乃さま。あたしの推し、乙女ゲーム『何度でもキミと恋する約束を』(略して「ナンキミ」)のキャラ、シノ・グランディールさまのソックリさん。とってもイケメン大学生。  「閉め出されたの? 仕方ないな」  その志乃さまが、あたしを抱き上げ、ご自身の部屋に。  猫として、お隣の預かりものとして、あたし(猫)を大事にしてくださる志乃さまだけど。  「お前、――メスか」  フッ、フギャアアアアアッ!  志乃さまのお腹チェック。あたし、もう、お嫁に行けない。クスン。  そんなこんなの猫ライフ。一定の時間が経てば人に戻れることもわかって。  (もうちょっとだけ、志乃さまを近くで見ていたいな。推し似、三次元志乃さま堪能! 猫なら、いつもは出来ないようなことも大胆に。ムフフ)  なーんて欲張ったものだから。ウッカリ、志乃さまの前で元の筒井のどかに戻ってしまって……。ストーカー女認定。  「このこと、誰にも話さない代わりに、俺の言う事きいてよ」  ななな、なんでしょう。ニヤリと笑った志乃さま。二次元シノさまと違って、なんか怖い。  「俺のカノジョになって」  ――――へ? カノジョ? なんで? あたしが?  あ! そうか! 女よけってことですね!  現実にそういうこと言う人、初めて見たけど。そっか、そうですよね、志乃さまほどかっこよかったら、そういう事案もありますよね!  わかりました! この筒井のどか、三次元志乃さまのボディガードとして、女よけ、ニセモノカノジョ、頑張って務めさせていただきます!  推し似志乃さまを護る、ニセモノカノジョ。これも立派な「推し事」です!
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小説 24,016 位 / 187,422件 キャラ文芸 204 位 / 4,355件
文字数 89,433 最終更新日 2024.04.24 登録日 2024.03.30
恋愛 完結 長編 R18
 「悪いが、セイシを分けてくれないか? 180ccほどでいい。なるべく新鮮なものを出してくれ」  唐突に、突きつけられたフラスコ。  は? なにを? なにを分けろと?  「いやいやいやいや、ムリッ! ムリですよ、アグネス!」  いくらなんでもそれはムリ。「精子を出せ」→「はい、わかりました。ちょっと出しますから待っててください」ってヤツじゃないでしょ、精子ってもんは!  「研究所では、アグネスではなく、〝博士〟と呼べ、カトー」  フラスコ片手に胸を反らす博士、アグネス。  大きすぎる丸メガネに、大きすぎる胸のせいではち切れそうな白衣姿。十年前、浜に打ち上げられてた俺を助け、「サイトー」と名付けた人。……密かに、俺の好きな人。  「ホムンクルスを作りたいのだ。だから出せ」  いや、「出せ」って言われても。ってか俺、好きな女に、何を要求されてんだ?  聞けば、最強の武器になる「カワイイ」を研究するため、カワイイの塊である赤子が必要らしく。ここに赤子はいないから、代替でホムンクルスを作ろうと思い立ったのだとか、なんとか。  このトンチキ思考博士め。  ため息と同時に、底意地悪いイタズラを思いつく。  「博士。俺の精子を差し上げることは構いませんが、その代わり、もう少し別の方法を試してみませんか?」  「別の方法?」  「フラスコじゃなく、博士のお腹で醸成させるんです」  ようはただのセックスだけど。  「わかった。ぜひ、やってみよう。ジトー」  ……俺の名前、サイトーじゃなかったっけ?  こじらせ片思い助手✕一般常識欠落トンチキ女博士の、順番手順間違い恋愛物語。
24h.ポイント 7pt
小説 35,324 位 / 187,422件 恋愛 15,609 位 / 56,772件
文字数 60,427 最終更新日 2024.03.27 登録日 2024.03.10
BL 完結 長編
 放課後の教室で。何気なく拾った一冊のノート。  誰の?  名前も何もないノート。誰のものか確かめたくて、ノートを読んだ俺は、胸が苦しく切なく、泣きたいぐらい、ワケのわからない衝動に駆られる。  「読んだのか? これを」  慌てて戻ってきたノートの持ち主。クラスメートの桜町。  「頼むから、このノートのことは忘れてくれ」  そう懇願され、俺も忘れるつもりだったのに。  そこから、少しずつ、少しずつ。  友だち、五木と川成とバカをやるだけの日常が変わっていく。  ついさっきまで見てたはずなのに全く覚えてない夢。自分の体なのに、別の誰かが乗り移ったような動き。不気味な既視感。  歯車が軋んでズレていくように、俺のなかの何かが少しずつ変化してる――気がする。  「頼む! あのノートの小説、もう一回読ませてくれ!」  拝み倒し、どうにかノートを借りることに成功するも、桜町から「これはあくまでフィクションだから」、「読んだら内容は忘れてること」と念を押されて。  (……これって、まさか)  小説の内容と、掴むことのできなかった夢の記憶が、少しずつ重なっていく。遠いとおい昔、戦乱の世にあった、悲しい男女の物語。俺の身の上に起きた、遠いとおい過去の記憶。  (俺の前世って、まさか……姫?)  悲恋の片割れ、千寿姫。瞼を閉じるたびにまざまざと浮かび上がる姫の姿。胸に響く姫の心情。これで俺が姫じゃなければ、誰だったっていうんだ。  (ってことは、どこかにアイツも、どこかで生まれ変わってるのか?)  久慈三郎真保。姫の父親を殺した男。許嫁のいた姫を、領地と一緒に我が物にした、傲慢極まりない男。俺がここに生まれ変わってるってことは、アイツもこの世界のどこかいにるってことか?  千寿姫だった俺と、真保かもしれない桜町と。  前世の俺と、現世の俺と。前世のアイツと、現世のアイツと。  過去と今を巡る、新里千尋と桜町和真の物語。
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小説 187,422 位 / 187,422件 BL 24,275 位 / 24,275件
文字数 87,541 最終更新日 2024.03.09 登録日 2024.02.11
恋愛 完結 長編 R18
――別れてくれ。 結婚式まであと一ヶ月足らず。 突然呼び出してきた婚約者、紀藤の傍らには、なぜか泣き続ける妹、紅愛。 ――こめんなさい。お姉ちゃん。紅愛、紀藤さんのことが好きになってしまったの。 紅愛のお腹には赤ちゃんがいて。 ようするに、私、但馬祥子は、妹に寝取られ、婚約破棄の末に棄てられた。 (こうなったら、ヤケよ、ヤケ!) あいつのためにと作ってた仕事の資料とかなんとか、全部デリートしてやる! 私がいなくなって、せいぜい困ればいいんだわ! まるで不幸の雪だるま。ヤケを起こしてた私に、「大丈夫ですか」と声をかけてくれた人、新崎穂積くん。 庶務課の新米、後輩の彼とはそれほど接点はなかったんだけど。 ――祥子さん、よければ僕の婚約者兼秘書となってくれませんか? 聞けば、新崎くんは創業者一族で、現社長の弟。副社長に就任する自分を秘書としてサポート、そして仕事に集中するため、見合い避けの見せかけ婚約者になって欲しい――んだとか。 ――契約期間中の住居はご用意いたします。男女のそういうこともいたしません。 結婚がご破算になって、住むところもなくなって。 「わかりました。契約、引き受けましょう」 ってことで、始まった契約偽装婚約、同居生活。 一生懸命、秘書として、ニセ婚約者として彼に尽くすのだけど。 ――好きです、祥子さん。 いつの間にか、新崎くんとの関係が、甘いものへと変化していき? 不幸の雪だるまに訪れた、甘く幸せな初冬の恋の物語。
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小説 187,422 位 / 187,422件 恋愛 56,772 位 / 56,772件
文字数 92,220 最終更新日 2024.02.10 登録日 2024.01.14
恋愛 完結 ショートショート
 ――兄様、助けてほしいの。  長年の遊学から戻ったセイラルに、懇願してきた妹、アレット。聞けば、妹の婚約者、リシュリエール王子が面倒な呪いにかかったそうで。  ――あのね、リシュリエールさまは、私が笑うと、心臓が潰れるように苦しくなる呪いにかけられてるの。  は?  ――最近はね、私が他の人と笑うと、心臓が焼けつく呪いにもかけられたそうなの。  …………。  ――ねえ、兄さま。この呪いを解く方法を教えて!  一途で健気のベクトルを間違えてる妹と、恋の無自覚王子の間に挟まってしまったセイラル。  いいかげんにしてくれ。  オレは遊学帰りでとっても疲れてるんだよ! さらに疲れさせるんじゃねえよ、このバカップル!
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小説 187,422 位 / 187,422件 恋愛 56,772 位 / 56,772件
文字数 4,935 最終更新日 2024.01.31 登録日 2024.01.31
 「申し訳ありませんが、この書類は受理できません」  パスポート取得のため、戸籍謄本を取りに行った役所で言われたこと。申請書の苗字が違う。住所が違う。そして。  「倉橋日菜子さん。アナタ、結婚されてますよね?」  ――は?  私、これからカレシと、うれしはずかし海外旅行に出かけるはずだったんですけど?  結婚? いつの間に? 誰が? 誰と?  ややこしい女はゴメンだと、カレシにフラれ(フリ返した)、向かった先は野賀崎町。私の曽祖父母が暮らす、一次産業と年寄りしか残ってない町。こんなしょぼくれた町だから、老眼ヒドすぎで戸籍を書き間違えたのよ。そうよ。そうに決まってるわ。    「よう来たなあ」  意気込んで町にたどり着いた私を待ち受けてた曽祖父母と、なぜか町の人たち?  「さあ、行くぞ、日菜子」  どこへ?  質問する間もなく、無理やり着替えさせられ運ばれたのは、山の中腹にある神社。  「待っていたぞ、吾妹子よ」  そこに立っていた青年。ってか、「ワギモコ」ってナニ?  「吾妹。つまり、吾の妻ということ。汝は吾の妻なのだ」  はぁあぁあっ!?  なに言ってんの、この人。顔はいいのに、中身は残念な人?  「吾は人ではない。この野賀崎を守る神だ」  なんかますますヤバい人ですけど???  どうやら、幼い頃に山で迷子になったのを助けてくれたのがこの(自称)神様で。その時、将来をともにすることを約束してたとかなんとかで。だから、(勝手に)私と入籍させてたんだとか。  「日菜子に悪い虫がつきそうだったからな」  だったからな――って。  「勝手に戸籍改ざんすんなっ!」  神様だって何様だって、勝手に結婚させられてうれしいわけない! 私を元の倉橋日菜子に戻して!  
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小説 187,422 位 / 187,422件 キャラ文芸 4,355 位 / 4,355件
文字数 51,994 最終更新日 2024.01.15 登録日 2023.12.30
 今は昔。美濃国、国司の娘に、菫野といふ幼き姫ありけり。  野に在りて、罠にかかりし狐を助けたまふ。狐、姫の優しき心に感じ入り、その恩義に報いんと、妖しの技を持って、姫に強力を授けん。  ――それから数年後。  かつて菫野の母がお仕えしていた桐壺更衣。その更衣の遺児である女二の宮、桜花内親王にお仕えしてみないかという誘いが菫野にかかる。  女二の宮は、十四歳。同母の兄、安積親王と仲良く暮らしておられるが、やはり母を恋しがっておられるとのこと。  年の近い菫野なら、姉のように接することでお慰めできるのではないか――という期待。  「絶対、ぜったいに、何があっても強力のこと、知られてはなりませんよ」  そう、母に強く念を圧されたのに。  「あなたも、十六。素敵な公達に見初められて、幸せな人生を掴み取るのです!」  なんて言われてきたのに。そのために、豪華な衣装を用意してもらったのに。  初出仕の日。「心配だから」とついてきた、狐の狐太を追いかけて木に登ってしまった宮の愛猫。それを助けるためにウッカリ強力を披露してしまい?  その上、イケメン安積親王にバッチリ見られて、笑われて?  内裏で働く女房として、美しい絵巻物のような世界で、ときめく物語のような恋をくり広げるはずだったのに! もしかしたら、素敵な公達が付け文なんか贈ってよこしてくれるかもって期待してたのに!  初っ端から、期待も希望もベッキリ圧し折られた菫野。  こんな強力女房、誰が好きになってくれるっていうのよ。  「まあまあ、ドンマイ、ドンマイ」  次があるさと、孤太が心のこもらない慰めをくれるけど。  わたしは、ここで幸せな恋をしたいの! こんな強力なんていらないのよ!  華やかな宮中でくり広げられる、平安「剛力」恋愛物語。
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小説 187,422 位 / 187,422件 歴史・時代 2,402 位 / 2,402件
文字数 116,940 最終更新日 2024.01.13 登録日 2023.12.10
 「この夏は、父さんの実家に里帰りしよう」  いきなり帰省を父から提案された、小学五年生の八尋。  里帰りってどうして? いつも僕をほったらかしにしてる罪滅ぼしのつもりか?  戸惑う八尋が連れてこられたのは、超弩級の田舎の家。  ゲームもできなければ、涼をとるためのエアコンもない。  ヒマでヒマで、退屈で。  グダグダ、ゴロゴロするしかない八尋。  そんな八尋に父が再び提案する。  「祭りに行かないか?」  祭りぃ!?  こんな田舎に祭りなんてあるのか?  不思議に思う八尋に父がキツネのお面を渡す。  「いいか。このお面は絶対外しちゃいけないぞ。でないと、食われてしまうからな」  ――は? ナニイッテンダ?  いぶかしむ八尋。お面をつけた父が連れてきたのは、台所にある、古い冷蔵庫の前で。  「さあ、行くぞ」  冷蔵庫の扉を開け、グイッと八尋の手を引いた父。無理やり連れ込まれた冷蔵庫の中――のはずなのに。なぜか、そこは祭ばやしが鳴り響いていて?  ここ、どこなんだよ! ってか、誰か説明してくれよ!  十歳の少年、尾崎八尋の人生が激変する。
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小説 187,422 位 / 187,422件 キャラ文芸 4,355 位 / 4,355件
文字数 11,249 最終更新日 2023.12.09 登録日 2023.12.09
 ――お迎えに上がりました。ティーナお嬢さま。  そう言って、白い手袋をはめた手を胸に当て、うやうやしく頭を下げたアイツ。アタシのいた寄宿学校に、突然現れた見知らぬ謎の若い執事。手にしていたのは、兄の訃報。8つ年上の、異母兄が事故で亡くなったというもの。  ――亡き異母兄さまに代わって、子爵家の相続人となりました。  え? は? 女子の、それも庶子だったアタシが?  兄さまは母を亡くしたアタシを妹として迎え入れてくれたけど、結局は庶子だし。兄さまのお母さまには嫌われてたからこうして寄宿学校に放り込まれてたアタシが? 下町育ちのアタシが? 女子相続人? 子爵令嬢として?  ――つきましては、この先ともに子爵家を守り立ててゆける伴侶をお探しください。  いや、それ、絶対ムリ。子爵家ってオマケがついても、アタシを選んでくれる酔狂なヤツはいないって。  なんて思うアタシの周り。どうやらいろいろ狙われてるみたいで。海に突き落とされそうになったり、襲われたり。なんだかんだで命が危ない。  アタシ、このままじゃ殺される? なんかいろいろヤバくない? 逃げたほうがいいんじゃない?  「どうしましたか、マイ・レディ」  目の前で優雅に一礼するこの執事、キース。コイツが一番怪しいのよねえ。 ※ 2024年1月に開催される、「第7回キャラ文芸大賞」にエントリーしました。コンテストでも応援いただけると幸いです。
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小説 187,422 位 / 187,422件 キャラ文芸 4,355 位 / 4,355件
文字数 66,767 最終更新日 2023.12.09 登録日 2023.11.18
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上流の子息令嬢が集う学園。その生まれ、容姿、学力を背景に、好き放題ワガママ居丈高に過ごす令嬢と、家の力関係もあって、令嬢に下僕扱いされている令息のお話。
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 ――紳士淑女のたしなみとして、婚約破棄をするのが当たり前。  破棄された令嬢は、その後必ずスパダリゲットで幸せになれるから。  そんなとんでも習慣のある国で、学園の卒業パーティで、形式通りに婚約破棄しよう(されよう)とする一組のカップルがいた。
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文字数 4,221 最終更新日 2023.11.13 登録日 2023.11.13
BL 完結 長編
【お知らせ】 このたび、pixivさまで開催されていた、「ゆるキュンBLマンガ原作コンテスト3」で佳作を受賞しました。 しかーし! 書籍化、コミック化などの展開はありませんので、こちらに投稿している分は、非公開などせずにこのまま置いておきます。 ―――――――――――  ――俺のお仕えする殿下のお身体を診てあげてほしい。  治癒師のじいちゃんの弟子として暮らしていたリュカ。そのじいちゃんの患者だったオッサンから、仕事の依頼が来た。なんでも、オッサンの仕える相手は、皇太子殿下で。体が弱ってるのに、治療を嫌がってるらしい。……ガキかよ。  ――殿下と同い年のキミなら。キミにならきっと殿下もお心を開いてくれると思うんだ。  なんかさ。そう言われちゃったら、頑張るしかないじゃん? でも。  なんで、「治癒師、十三歳、男限定」なんだ???  疑問に思いつつも、治癒師として初仕事に胸踊らせながら皇宮を訪れたリュカ。  「天女みたいだ……」  皇宮の庭園。そこにたたずむ一人の少年。少年の目はとんでもなく青くて透き通ってて、湖面のようで、夏の空のようで宝石のようで……。見惚れるリュカ。だけど。  「必要ない」  少年、ルーシュン皇子は、取り付く島もない、島影すら見えないほど冷たくリュカを突き放す。  ……なんだよ。こっちはせっかく、わざわざここまで来てやったのに!   リュカの負けず魂に火がつく。  こうなったら、なにが何でも診てやらあっ! たとえそれが茨の道でも、危険な道でも、女装の道でも……って、え? 女装ぉぉぉっ!? なんでオレ、皇子の「閨事指南の姫」なんかにされてるわけっ!?  「いやなら、治療を降りてもいいんだぞ?」  居丈高にフフンと鼻を鳴らす皇子。  ええい、ままよ! こうなったら、意地だ! ヤケだ! 皇子の面倒、とことん診てやらあっ!  素直になれない皇子と、感情一直線治癒師の中華(っぽいかもしれない)物語。
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文字数 84,144 最終更新日 2023.11.13 登録日 2023.10.15
 今は昔。竹取の翁というものあらずとも、六位蔵人、藤原成海なるものありけり。この男、時に怠惰で、時にモノグサ、時にめんどくさがり。  いづれの御時っつーか今、女御、更衣あまた候ひ給わず、すぐれて時めき給ふ者もなし。女御なるは二人だけ。主上が御位にお就きあそばした際に入内した先の関白の娘、承香殿女御と、今関白の娘で、新たに入内した藤壷女御のみ。他はナシ。    承香殿女御は、かつてともに入内した麗景殿女御を呪殺(もしくは毒殺)した。麗景殿女御は帝に寵愛され、子を宿したことで、承香殿女御の悋気に触れ殺された。帝は、承香殿女御の罪を追求できず、かわりに女御を蛇蝎のごとく嫌い、近づくことを厭われていた。    そんな悋気満々、おっそろしい噂つき女御のもとに、才媛として名高い(?)成海の妹、藤原彩子が女房として出仕することになるが――。  「ねえ、兄さま。本当に帝は女御さまのこと、嫌っておいでなのかしら?」  そんな疑問から始まる平安王朝っぽい世界の物語。  滝口武士・源 忠高、頭中将・藤原雅顕、陰陽師・安倍晴継、検非違使・坂上史人。雑色・隼男。そして承香殿女房・藤原彩子。身分もさまざま、立場もさまざま六人衆。  そんな彼らは、帝と女御を守るため、今日もドタバタ京の都を駆け巡り、怠惰な成海を振り回す!!  「もうイヤだぁぁっ!! 勘弁してくれぇぇっ!!」  成海の叫びがこだまする?
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