聖クロノア学院で交差する、記憶と感情
「君の中の、まだ知らない“俺”に、触れたかった――」
記憶を失ったベータの生徒ユリス。
彼の前に現れたのは、王族の血を引くアルファ、レオン。
謎に包まれた聖クロノア学院で、互いの過去の影と現在の想いが揺れ動く。
戸惑い、拒み合いながらも、ふたりの距離は確かめ合うように近づいていく。
誰も知らない“真実”を抱え、少年たちは運命の糸を手繰る。
この場所で、彼らは何を選び、何を失うのか。
文字数 69,615
最終更新日 2025.06.10
登録日 2025.05.05