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最終話
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私たちは最初、盲導犬を飼うことを躊躇った。
それは命ある犬を、盲目の自分の介助をさせるために働かせてもいいのだろうかという点であった。
そして盲導犬に対して、嫌がらせや虐待、悪ふざけもあると聞いていたからである。
以前、盲導犬の映画で盲導犬にタバコの火を押し付けるシーンがあり、それを真似た模倣犯が現れたり、盲導犬をナイフで刺したりする者まで現れたと聞いたこともあった。
それでも罪は「器物破損」になるだけだという。
盲導犬は介助対象者を守るように訓練されてはいるが、自分が危険に遭遇しても吠えたり抵抗したりしないという。そんな盲導犬を危険に晒してまで我が家に来てもらってもいいのだろうかと考えたからだ。
「盲導犬だと思わなければいいんじゃない? 私たちの子供、家族だと思えば」
「家族かあ。家族として犬を飼う?」
「そう、私だってあなたの介助を嫌々やっているんじゃないもの。ワンちゃんだって同じだと思う。
自分を愛してくれる大好きなご主人の役に立つことは喜びだと思うけど。
だからそんなワンちゃんを愛してあげればいいじゃない?」
私たちは盲導犬を招き入れることを決め、さっそく日本盲導犬協会に相談することにした。
驚いたのは盲導犬は買うのではなく、「一時貸与」であるということだった。無償貸与なのである。
盲導犬の犬種にはラブラドール・レトリーバーが採用されるが、それは人間に対して懐きやすく適度な大きさで、非常に賢いことがあげられるからだという。
子犬が生まれると、ボランティアである飼育家族としての「パピー・ウォーカー」に預けられ、1年後、盲導犬の訓練センターに半年から1年間預けられ、様々な訓練や適正テストを受け、その後視覚障碍者のところで10歳、人間でいうところの60歳になるまで介助に当たるのである。
そしてその後は希望する飼い主と普通に余生を暮らすことになるのだそうだ。
私たちも盲導犬の導入に当たっての指導を受け、そして2年後、ジャスティスは家にやって来た。
ジャスティスという名前はパピー・ウォーカーが名付けた名前だった。「正義」
盲導犬の名は、パピー・ウォーカーが名前を付ける。
ジャスティスは驚くほど素晴らしい盲導犬であった。
目の見えない私には、ジャスティスは犬ではなく、言葉が話せない人間の「相棒」のようだった。
ジャスティスと一緒なら外出も「ふたり」で安心して出来た。
バスや電車にも乗ることも出来た。
だが少し嫌だったのが、盲導犬めずらしさに人が集まって来ることだった。
「わあ、かわいい」
「賢い犬ね?」
「コイツは流石だ。ワシらが触っても愛想もない」
「すみませんがデリケートな犬なのでそっとしてあげておいて下さい」
「デリケートなのはお前の方じゃろう?」
私は自分の大切なジャスティスを、好奇の目で見られたり、触られたりするのが嫌だった。
ジャスティスは大事な「我が子」だったからだ。
ジャスティスが来てからは、静江も自分の時間が少し持てるようになった。
「聴導犬もいるともっと楽しくなるかもな?」
「ジャスティスがいるだけで十分楽しいわ、だってジャスティスは私たちの子供ですもの。
それに私は大丈夫よ、「音が見える」ようになったから」
「音が見える?」
「そうよ、そのシーンを見て、風を感じるだけで音が見えるの。
だから私は大丈夫よ。それに近頃は読唇術って言うの? 人の口の動きで何を話しているのかも大体わかるようになって来たから」
「すごいな静江は?」
ジャスティスと私たちはまるで親子だった。
ある日、公会堂での3,000人の聴衆を前に、私は講演を行った。
演題は『障碍者雇用の現状と展望』だった。
障碍者とその家族、関係者も多数来場されていたので、手話の同時通訳者も依頼しておいた。
「みなさん、講演のテーマは以上になりますが、今日は妻の静江ともうひとり、ウチの息子である、ジャスティスを紹介させて下さい」
そして舞台袖から静江とジャスティスが現れると、拍手が沸き起こった。
「みなさん、こんにちは。妻の静江でーす。
耳が不自由なので「美人!」とか「ブス!」「おばさんかよ」と言われても分からない思うかもしれませんが、それはみなさんのお顔を拝見していればわかっちゃいますからね? 気を付けて下さいよ。 あははは」
「あはははは」
聴衆もつられて笑った。
「ジャスティスは盲導犬です。親バカですが、とても良く出来た息子です。そして妻の静江も実に素晴らしい嫁です。亭主バカです。私は妻が大好きです。今はですけど。
昔は家政婦くらいにしか考えていませんでした。
私はそんな酷い亭主でした。
私は4年前、糖尿性網膜症で全盲になってしまいました。
その時はすべてが嫌になり、いっそ死んでしまおうかとも考えました。
だって寝ても起きても真っ暗なんですよ? そりゃあ恐怖でしたよ、私の人生はもう終わったと思いました。
私は自暴自棄になり、ここにいる妻にも辛く八つ当たりをしてしまいました。
でもそんな私を妻は、他に男を作って見捨てることもせず・・・」
「あはは」
観客が笑った。
「それでも私は許しましたけどね? だって私は寛大な夫だから。あはは
本当に妻はよくやってくれました。文句も言わず、まるで母親のように目の見えないこの私を、献身的に支えてくれました。
でも妻は我慢していたんだと思います、そんな夫を支える生活に。
無理をしていたんだと思います、こんな弱い、情けない夫を支えることに。
そして妻はそのストレスが原因で、突発性難聴になってしまいました。
妻の耳が聴こえなくなってしまったのは私のせいなんです。
私は妻から音を奪ってしまいました。大切な音を。
人生とは残酷なものです。人間は傷つき傷つけて生きています。
人間はそんな悲しい生き物です。
私は目が見えなくなって良かったと思っています。それは視力を失って、女房から音を奪ってしまった私が、妻の静江の「無償の愛」を知ることが出来たからです。
失明する前の私は尊大で鼻持ちならない男でした。いつも自分が一番だと思っていました。
でも、今は思うのです。夫婦とは人生を一緒に戦う「戦友」なんだと。
私は一生を賭けて、妻の静江を守ることに決めました。
それは戦友だからです。大切なバディだからです。
そして一年前、我が家にやって来てくれたのが私たちの息子、盲導犬のジャスティスです。
私たち夫婦は毎日ジャスティスに教えられています。生きることの素晴らしさを、そして喜びを。
私たちは目の見えない夫と、耳の聴こえない妻という障碍者夫婦です。
私たちはベルリオーズが愛憎に満ちた、アヘンを吸って幻覚の中で作曲したと言われている『幻想交響曲』の中で生きているようなものなんです。
架空の世界で必死に生きているんです。ある時は夢のように楽しくしあわせを感じながら、そしてまたある時は絶望に苦しみながら生きている。みなさんも同じではないでしょうか?
私たちは幻想の中の人生を必死に生きているんです。
長い人生では色んな障害が出て来ます。病気になったり、仕事で追い詰められたり・・・。
人生は障害物競走ではありますが、また同時に「借物競走」でもあります。
頼ってもいいじゃありませんか? 頼られてもいいじゃないですか? 夫婦なんですから、それが夫婦なんですから。
そしてここにいるジャスティスもまた同じです。
目が見えない私のために外出を手助けしてくれるのには最初、抵抗がありました。
自分のために走ることもさせてあげられない、心無いひとたちにイジメられることもあるからです。
でも思ったのです、彼の助けを借りようと。
そして私も精一杯の愛情を彼に注ぎたいと。彼は盲導犬である前に、私たち夫婦の大切な家族ですから」
会場が水を打ったように静まり返った。
「どうかみなさん、この私の素晴らしいふたりの相棒に、温かい拍手をお願いします」
沸き起こる会場全体が震えるほどのスタンディングオベーション。
静江とジャスティスは聴衆に深々と頭を下げ、私に近づき私たちは強く抱き合った。
みんなが泣いた。手話通訳の女性も泣いて手話が出来なくなってしまった。
いつまでも拍手が鳴り止まなかった。
心地良い5月の風を受け、静江とジャスティス、そして私の三人は川辺りの土手の道を散歩していた。
「一年のうちで5月が一番好き」
「どうしてだ?」
「風がとても爽やかだから。5月の風のことを船乗りさんたちは May Kiss って呼ぶそうよ」
「そうなのか?」
そして静江は私の頬にキスをした。
「どう? 私からの『5月の風』は?」
「とてもやさしくて甘いそよ風だな?」
うららかな春の散歩だった。
『幻想交響曲』完
それは命ある犬を、盲目の自分の介助をさせるために働かせてもいいのだろうかという点であった。
そして盲導犬に対して、嫌がらせや虐待、悪ふざけもあると聞いていたからである。
以前、盲導犬の映画で盲導犬にタバコの火を押し付けるシーンがあり、それを真似た模倣犯が現れたり、盲導犬をナイフで刺したりする者まで現れたと聞いたこともあった。
それでも罪は「器物破損」になるだけだという。
盲導犬は介助対象者を守るように訓練されてはいるが、自分が危険に遭遇しても吠えたり抵抗したりしないという。そんな盲導犬を危険に晒してまで我が家に来てもらってもいいのだろうかと考えたからだ。
「盲導犬だと思わなければいいんじゃない? 私たちの子供、家族だと思えば」
「家族かあ。家族として犬を飼う?」
「そう、私だってあなたの介助を嫌々やっているんじゃないもの。ワンちゃんだって同じだと思う。
自分を愛してくれる大好きなご主人の役に立つことは喜びだと思うけど。
だからそんなワンちゃんを愛してあげればいいじゃない?」
私たちは盲導犬を招き入れることを決め、さっそく日本盲導犬協会に相談することにした。
驚いたのは盲導犬は買うのではなく、「一時貸与」であるということだった。無償貸与なのである。
盲導犬の犬種にはラブラドール・レトリーバーが採用されるが、それは人間に対して懐きやすく適度な大きさで、非常に賢いことがあげられるからだという。
子犬が生まれると、ボランティアである飼育家族としての「パピー・ウォーカー」に預けられ、1年後、盲導犬の訓練センターに半年から1年間預けられ、様々な訓練や適正テストを受け、その後視覚障碍者のところで10歳、人間でいうところの60歳になるまで介助に当たるのである。
そしてその後は希望する飼い主と普通に余生を暮らすことになるのだそうだ。
私たちも盲導犬の導入に当たっての指導を受け、そして2年後、ジャスティスは家にやって来た。
ジャスティスという名前はパピー・ウォーカーが名付けた名前だった。「正義」
盲導犬の名は、パピー・ウォーカーが名前を付ける。
ジャスティスは驚くほど素晴らしい盲導犬であった。
目の見えない私には、ジャスティスは犬ではなく、言葉が話せない人間の「相棒」のようだった。
ジャスティスと一緒なら外出も「ふたり」で安心して出来た。
バスや電車にも乗ることも出来た。
だが少し嫌だったのが、盲導犬めずらしさに人が集まって来ることだった。
「わあ、かわいい」
「賢い犬ね?」
「コイツは流石だ。ワシらが触っても愛想もない」
「すみませんがデリケートな犬なのでそっとしてあげておいて下さい」
「デリケートなのはお前の方じゃろう?」
私は自分の大切なジャスティスを、好奇の目で見られたり、触られたりするのが嫌だった。
ジャスティスは大事な「我が子」だったからだ。
ジャスティスが来てからは、静江も自分の時間が少し持てるようになった。
「聴導犬もいるともっと楽しくなるかもな?」
「ジャスティスがいるだけで十分楽しいわ、だってジャスティスは私たちの子供ですもの。
それに私は大丈夫よ、「音が見える」ようになったから」
「音が見える?」
「そうよ、そのシーンを見て、風を感じるだけで音が見えるの。
だから私は大丈夫よ。それに近頃は読唇術って言うの? 人の口の動きで何を話しているのかも大体わかるようになって来たから」
「すごいな静江は?」
ジャスティスと私たちはまるで親子だった。
ある日、公会堂での3,000人の聴衆を前に、私は講演を行った。
演題は『障碍者雇用の現状と展望』だった。
障碍者とその家族、関係者も多数来場されていたので、手話の同時通訳者も依頼しておいた。
「みなさん、講演のテーマは以上になりますが、今日は妻の静江ともうひとり、ウチの息子である、ジャスティスを紹介させて下さい」
そして舞台袖から静江とジャスティスが現れると、拍手が沸き起こった。
「みなさん、こんにちは。妻の静江でーす。
耳が不自由なので「美人!」とか「ブス!」「おばさんかよ」と言われても分からない思うかもしれませんが、それはみなさんのお顔を拝見していればわかっちゃいますからね? 気を付けて下さいよ。 あははは」
「あはははは」
聴衆もつられて笑った。
「ジャスティスは盲導犬です。親バカですが、とても良く出来た息子です。そして妻の静江も実に素晴らしい嫁です。亭主バカです。私は妻が大好きです。今はですけど。
昔は家政婦くらいにしか考えていませんでした。
私はそんな酷い亭主でした。
私は4年前、糖尿性網膜症で全盲になってしまいました。
その時はすべてが嫌になり、いっそ死んでしまおうかとも考えました。
だって寝ても起きても真っ暗なんですよ? そりゃあ恐怖でしたよ、私の人生はもう終わったと思いました。
私は自暴自棄になり、ここにいる妻にも辛く八つ当たりをしてしまいました。
でもそんな私を妻は、他に男を作って見捨てることもせず・・・」
「あはは」
観客が笑った。
「それでも私は許しましたけどね? だって私は寛大な夫だから。あはは
本当に妻はよくやってくれました。文句も言わず、まるで母親のように目の見えないこの私を、献身的に支えてくれました。
でも妻は我慢していたんだと思います、そんな夫を支える生活に。
無理をしていたんだと思います、こんな弱い、情けない夫を支えることに。
そして妻はそのストレスが原因で、突発性難聴になってしまいました。
妻の耳が聴こえなくなってしまったのは私のせいなんです。
私は妻から音を奪ってしまいました。大切な音を。
人生とは残酷なものです。人間は傷つき傷つけて生きています。
人間はそんな悲しい生き物です。
私は目が見えなくなって良かったと思っています。それは視力を失って、女房から音を奪ってしまった私が、妻の静江の「無償の愛」を知ることが出来たからです。
失明する前の私は尊大で鼻持ちならない男でした。いつも自分が一番だと思っていました。
でも、今は思うのです。夫婦とは人生を一緒に戦う「戦友」なんだと。
私は一生を賭けて、妻の静江を守ることに決めました。
それは戦友だからです。大切なバディだからです。
そして一年前、我が家にやって来てくれたのが私たちの息子、盲導犬のジャスティスです。
私たち夫婦は毎日ジャスティスに教えられています。生きることの素晴らしさを、そして喜びを。
私たちは目の見えない夫と、耳の聴こえない妻という障碍者夫婦です。
私たちはベルリオーズが愛憎に満ちた、アヘンを吸って幻覚の中で作曲したと言われている『幻想交響曲』の中で生きているようなものなんです。
架空の世界で必死に生きているんです。ある時は夢のように楽しくしあわせを感じながら、そしてまたある時は絶望に苦しみながら生きている。みなさんも同じではないでしょうか?
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そしてここにいるジャスティスもまた同じです。
目が見えない私のために外出を手助けしてくれるのには最初、抵抗がありました。
自分のために走ることもさせてあげられない、心無いひとたちにイジメられることもあるからです。
でも思ったのです、彼の助けを借りようと。
そして私も精一杯の愛情を彼に注ぎたいと。彼は盲導犬である前に、私たち夫婦の大切な家族ですから」
会場が水を打ったように静まり返った。
「どうかみなさん、この私の素晴らしいふたりの相棒に、温かい拍手をお願いします」
沸き起こる会場全体が震えるほどのスタンディングオベーション。
静江とジャスティスは聴衆に深々と頭を下げ、私に近づき私たちは強く抱き合った。
みんなが泣いた。手話通訳の女性も泣いて手話が出来なくなってしまった。
いつまでも拍手が鳴り止まなかった。
心地良い5月の風を受け、静江とジャスティス、そして私の三人は川辺りの土手の道を散歩していた。
「一年のうちで5月が一番好き」
「どうしてだ?」
「風がとても爽やかだから。5月の風のことを船乗りさんたちは May Kiss って呼ぶそうよ」
「そうなのか?」
そして静江は私の頬にキスをした。
「どう? 私からの『5月の風』は?」
「とてもやさしくて甘いそよ風だな?」
うららかな春の散歩だった。
『幻想交響曲』完
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