異世界で民間軍事会社設立してみたら、大国になっちゃた!?

栗林柴乃

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第3章

第49話 降伏と次の作戦

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 結果的に言えば作戦は成功だった。
 各戦線で帝国軍は命令系統が破壊されたことにより統率力を失っていた、そこに自衛隊の攻撃となればさらに混乱が生じる。
 この自衛隊の動きを素早く察知した、植民地の住民は一気に決起を起こして反抗を開始、これにより帝国は事実上威厳を失った。

 また帝国内部でも停戦に対する意見が多くなるが、政府機能が完全に麻痺しているのでなかなか行動が起こせず。
 結局は日本が攻撃を開始した15日無条件降伏をした。
 これにより帝国は弱体化を余儀なくされ、植民地となっていた国は解放され。曖昧だった日本の領地も確定した。
 
 この戦争で日本はこの世界において圧倒的な力を得ることに成功するが、結局は人口900名の小さな国家に過ぎない。
 今後日本政府は現地人の受け入れなどをして国力を高めることに尽力するらしい、ただ旧帝国植民地の国々から日本国に賛同したいという国も現れているため今度どうなるかはいまだにわかっていない。

 
 私たち民間軍事会社Sも役割がなくなったわけではない、今は日本への武器援助を主体としているが、今後は日本政府で工場を作り生産することが決まっているがめどはたっていない。
 
 特に私たち諜報部は仕事が多い。主に依頼をこなすことになるがほとんどが日本政府というか日本政府からしか来ない。
 それも依頼が現地の資源調査が定番で、たまに国の調査や民族の調査ということになっている。

 諜報部員は今は私含め7人だが、これを3と4で別れて行動をすることになっている。
 私たちのチームはAと言われてて、もう片方はBと名前がついている。

 Bチームは近場の依頼をこなすことが目標であり、私たちAチームは遠くの地域へ出向くことになることになっている。
 

 日本の講和から1か月のこと、今回初めての遠距離の資源調査に出る日だった。
 その日は櫻木含めて6人全員が集まっていた、今回乗ってくるのはC-1輸送機だった。
 距離も距離があるのでヘリでは無理という判断が下された、その代わりに自衛隊のC-1輸送機で送ってもらうことに、

 荷物は物資含めて軽装甲機動車も入っているし、そのためのガソリンと弾薬に食料と現地の活動資金などの多種多様な物資を積むんでいるが、
 軽装甲機動車に乗せて移動できる容量しかないので、そこまで多くのものはつめないことになっているが持っていきたいものは多い・・・。

 私が荷物の確認をしているとほかの5人が近寄ってきた、
結衣「あれ?どうしたの、みんな集まって」
櫻木「なんかぁ、すまないなと思って」
結衣「え?何が?」
篠原「だから、結衣さんだけに大変なこと頼んで・・・」
峯川「だってこの前だって、あなたが最前線にいたんだよ?この中で一番危ないところを歩いてんだよ?」
結衣「そんなこと?気にしてないからいいよ」
白峰「だけど!・・・みんな心配なんだよ・・」
結衣「心配ないって、無線の届くし。何かれば空自のF-2にすぐ頼むから」

 そう、みんなして気にしていたのだ、一人だけに大変なことを押し付けているのでないかと。
 確かにここを離れて遠くに行くのは不安もある、だけどそれが私にできることだから、私はこの仕事をやる。
 私はみんなを心配させないように最高の笑顔を作っていった。

結衣「いってきます」

 みんなの顔は一瞬曇ったように見えたが普通に笑顔になってくれていた、なんとか不安は解けたらしい。

櫻木「必ず帰ってこいよ」
篠原「待ってます!」
峯川「帰ったら試してほしい武器あるから!」
白峰「近くまで来たら連絡してよ、迎えに行くから」

 私はみんなの言葉にうれしくてまた一言。

「あるがとう」

 その時だった、空自のパイロットが私を呼んだ。

空自「そろそろお時間です!」
結衣「了解しました!準備はできてますか」
空自「護衛戦闘機はすぐにでも発進できます、あとは我々だけです」
結衣「わかりました、すぐに行きます」

 私はもう一度みんなのほうを向いて一礼だけした。
 その時のみんなの顔は確かに悲しいものだったかもしれない。

 私はパラシュートを背負うと機内に乗り込む、そこにはすでにユリとカミナが待機していた。
 席に座るとユリが話しかけてきた。

「本当によかったんですか?」

 私はユリのほうは見ずにそのまま前をみて返事をした。

「私たちはやうべきことをやるだけだよ、それが別の世界でもこの世界でも・・・」

 カミナは何かを言いたそうにしていたが、私の表情を読み取ったのか何も言わなかった。
 少し経つと空自のパイロットが話しかけてくる。

「離陸準備できました!いつでもいけます」
 私は一言返事をする。
「わかりました、お願いします!」
「了解。こちらC-1離陸体制に入る」

 その合図とともにゆっくりと機体は進み始める、この機体で6時間。
 そこでが今回の任務の地になろうとしていた。


「もうすぐ降下地点です!」
「わかりました、全員降下準備!」

 私はそう号令を出した、ユリとカミナは訓練通りに行動を起こす。
 すると後ろの扉が開けられた、そこに広がるのは暗い空だった。
 今回は夜間の降下作戦となるので難易度は高かった。

「降下まで残り20秒!」

 私は号令を出す。
「行くぞ!降下用意!!」

「残り10秒・・・5、4、3、降下!」
 私はその声を切ったとたんにユリとカミナに伝える。

「降下開始!物資落とせ!一緒に行くぞ」

 この世界で初めての空挺は夜間いっそりと行われた。
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