私は異世界で平凡な生活がしたい

栗林柴乃

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第1章 私異世界転生しました

第5話 初めての仕事

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 村を出て少し行くと開けて野原があった、ギルドからもらった地図と照らし合わせてみると、ここがそのミネウサギがでる地域らしい。
 といっても、まずは能力を確認しなければいけなった。

 適当に昔ゲームで使っていた魔法を思いだしながら使ってみた、その魔法は遠くのものを爆破する魔法であったので、ちょっと遠くにあった岩に向けてその魔法を撃ってみた、これって呪文とかいるのかなと思ったけどそのまま無言で手を挙げて岩を指して。

「爆破」

 と軽く言ってみたが・・・・

ドカーーン!!

 目の前の岩が大きな爆発に巻き込まれて粉々になった・・・・。

「あれ?私そこまで大きなもの想定してないんだけど・・・」
 そう思っていると目の前に急に妖精らしいものが現れた。

『どうもこんにちは』
「え?なんで妖精がいるの?」

 と思ったけどここは異世界だから当たり前かと思ったがなんで急に私の目の前に現れたかは理解できなかった。

『この世界の魔法について少し説明させていただきたいのですが、よろしいですか?」
「うっうんいいよ」
『この世界に魔法というものがありますが、あれは私たちナノマシンがその思考力を受け取って起こしているので』
「え?ナノマシン?」
『はい、この世界には一人につき一台専属のナノマシンが配属されます、そのナノマシンが主の思考力を受け取って魔法というものを出しているのです、まぁ口で言ってもわからないと思いますのでたとえを出して説明させていただきます。先ほどあなたは岩を爆破しようと考えましたね、それを私たちが読み取って具現化したのです。』
「・・・なんとなく理解はできたけど」
『ただあなたには一つだけ問題があります』
「問題?」
『はい、その思考力が人より高いのです』

 私はまぁ別世界から来てるからしょうがないと思ったけど、どのくらい人よりか大きいのかは気になるので聞いてみることに。

「それで・・・どのくらい高いの?」
『はい、あなたがこの世界に来る際に。前の世界の能力のまま転生されましたが、この世界にちょどよく適合させるようにあなたの能力に修正が入りました』
「うっうん、それで?」
『能力がですね、この世界最大の古代竜の4分の三で、通常の人の9540倍になります』
「はぁーーーーーーーー。なんでそんなことになってるのー」
『まぁ前の世界からの重力とかいろいろありますからね・・・』
「うっうん・・・もういいや」

 それから私は妖精・・・言いにくいので名前を聞いたらないので勝手につけてくださいと言われたのでナノマシンということなので『ナノ』そのままである・・・。私のネーミングセンスを疑いたい・・・。
 結局そのあとナノから1時間くらい便利な魔法などを教えてもらった。
 1つは魔法袋、これは収納魔法を鞄にかけることで大容量のカバンの出来上がるという魔法らしくて、私は持ってきた鞄にかけてみると、確かに容量が馬鹿みたいに増えていた、ナノによると中にどんな重たいものでも入れても重さは変化しないらしい、あとナノはもう一つ魔法をかけるように勧めてきた、それは中に入れたものが時間劣化しないようになる魔法であった。
 だけど、私はもう一つカバンがあったのでそっちに時間劣化防止の魔法をかけて魔法袋を作った、これは時間劣化しないことへの疑いをかけられたら困るのでその対策と、今後増えるであろうアイテムを分けるためであった、まぁでもあるだけで楽なので私からしたら大満足だった。


「さてと・・」
 私は立ち上がって両手を伸ばした、さすがに1時間も座って聞いてると何かとつまらないし、頭に入らないので狩りをすることにした。

「ミネウサギかぁー、どんな感じなんだろう・・・」
 私はふと思いつくこういう時にナノの力借りればいいじゃんと。

「ミネウサギのデータ参照!」

 私がそういうと目の前に立体スクリーンが現れた、そこにはミネウサギの姿と特徴が書いてあった。

「見た目はウサギなんだ、小さくて速いので剣を当てるのは困難・・・。私剣しかもってないんだけど・・・」

 周りを見ても何かいいものはないかなと見渡しても・・・何もない・・・。

「はぁ、これなら弓にするんだったなー。あっ私弓使ったことないや・・・だめだこりゃ」

 私はカバンの中に手を入れると、硬いものに当たったのでそれを出してみるとそれは銃だった。

「・・・確かにこれなら簡単に仕留められるけど・・・これは護身用」

 そういって私はまた中にしまった・・・、だがその時何かをひらめいた。

「そういえば神様が造成魔法があるとか言ってたけど、あれって私でも使えるのかな?」

 そう転生する前に神様が私に言った魔法だった、造成魔法・・・。考えたものを形にできるというもので、この世界をひっくり返すほどの強力な魔法。

『主さんでしたら、問題なく使用はできますよ』

 私が考えていると急にナノが話してきてくれた。

「私使えるんだ」
『はい、造成魔法は使用者の権限が絡んでいますのでほとんどの方は使用ができません』
「権限?」
『はい、この世界には使っていい魔法にはすべてナノマシンが決めた権限で制御されます』
「それで私はその権限だとどこの位置にいるの?」
『上から2番目ですので、核爆発や核融合などの危険なものは禁止されていますが、それ以外はほとんど使用可能です』
「あーなんかと私すごいところにいるんだ」
『はい、この権限ランクになりますと、相手の記憶を操作できる魔法が扱えたりしますね』
「なにそれ!」
『まぁ使わないほうがいいですが、奥の手として残しておくのはありかと思います』
「うわー・・・奥の手と言っちゃたよ・・・」
『あと遠距離での獲物を捕らえるのでしたら、魔法の遠距離魔法を使ってみてはいかがですか?』
「それだと獲物が粉々になりそうでいやなの・・・」
『そこは力加減の問題だと思いますけど・・・。まぁそれでしたら何か新しい武器でも作ってはいかがですか?』
「新しい武器を作る?」
『はい、例えばですが猟銃とか・・・』
「それはだめ!!」
『・・・ではスリングショットはいかかですか?鉄の球をそれで打てばミネウサギ程度なら1発ですよ』
「へぇーならそれにしようかな・・・どれでどうやって作るの?」

 私はふと思った確かにスリングショットは聞いたことあるけど使ったこともないし、見たこともない。

『もうあなたのカバンの中に入れときました』
「えっ・・・」
 
 私はカバンの中を探ると確かにあった・・・。あと鉄の玉の出てきた。

『それですね、たぶん形を見れば使い方はわかりますので、球に関しては造成魔法で作れますのでお気軽にどうぞ』

 そういうとナノは消えてしまった・・・。この世界のナノマシンはすごい自由なんだなと私は思った。

「えーと、ここに鉄の球を置いて、あとは引っ張るだけね」

 確かに簡単に使い方はわかるので便利ではあった、あとは目標のミネウサギを探すだけだけど・・・。

「あっちょうどいいところにいるじゃん」

 目の前にミネウサギが見えるのが見えた、私は球を載せてゴムを引いて、狙いを定めて撃った。

パッシュ

 鉄の球は見事にミネウサギの頭に当たった、ミネウサギはそのままその場に倒れた。

「へぇー便利じゃんこれ・・・てか今この距離なんメートル?」

 単純に見ても10メートルそこらじゃない、30メートルは先の目標だった・・・。そこにめがけてあんな小さな目標にあてた私は驚いたが、ふとナノのいった言葉を思い出した。

『能力は9540倍です』

 なるほど視力もよくなるのか、普段の生活だとわからないけど。たぶん使いたいときにその能力が発揮できるようになっているのだろう・・・なんて便利な体なのか。
 倒したミネウサギを取りに行き、腰にぶら下げた、さすがに1匹ではまずいので私はもう少し狩ることにした。

 あまりにも狩りが楽しくて、薬草のことをすっかり忘れていた、だけど狩りに集中したことによって成果は大きかった。

 ミネウサギ8匹、キツネ4匹、鳥6羽とどんどん狩っていった。ある程度狩ると鞄の中に入れて数匹は腰にぶら下げておく。
 もういいだろうと帰ろうとしたところ猪に出会った、これは大物と思い、慣れた手つきでスリングショットで仕留めた、意外に1発だったので安心したが、

 スリングショットもこれはこれでチートな武器ではないだろうかと、思いつつ私は街に向かって歩き出した。
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