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村の危機 2
ん? エレナとカイザーが何かを指差して叫んでいる。
ふよふよと近くまで飛んで行くと、サチの身体に何かが凄い勢いで当たって吹き飛ばされた!
エレナが叫ぶ!
サチの軽い身体はボールのようにぽーん! と飛ばされだ後は体が地面を跳ねて数度回転したあとにパタリと止まった。
カイザーとラズが走ってきて、私の無事を確かめる。
そんな泣きそうな顔をしないで。
神様謹製の天使の身体は強いんだよ。
土埃だらけの顔と頭になったサチはラズに抱っこされる。
ほら、無事でしょ?
創造神様謹製のマントと服と靴は綺麗だったが、サチ自身は汚れてしまっていた。
サチは何に吹っ飛ばされたか見てみると、ゴーレムみたいなのがいた。
大きい。
能力でゴーレムを見てみると、なにか細い糸みたいなのが繋がっている。
ラズの腕から飛び出して繋がっている糸を辿る。
いた! 人だ! 人がゴーレムを操ってるんだ!
飛び出した勢いで隠れている人にサチの頭突きをかます!
吹っ飛んで行った。
やっぱりこの神様謹製の身体凄い! 痛くない!
飛んで行った人の所に飛んで行くと黒いローブを来た男が倒れていた。
見るからに怪しい。
サチの創造の能力でロープを想像してぐるぐる巻きにして私と一緒に飛んで運んでいく。
カイザーの元に着いた。
「こにょ、おとこがごーりぇむを、あやつっていましゅた! ろーぷでしばってくだしゃい!」
「はい! わかりました!!」
そうなのである。
ロープは出したけどただ巻いただけになってしまった。
この幼児ボディを忘れていた。
不器用なのだ。
ラズが抱きしめてきた。
何故か泣いている。
「サチ様は! どうしてラズを置いて飛んでいってしまうのですか!? どれだけ、心配したかっ!」
「ごめんなさいりゃず。でも、できりゅことがあるにょに、うごかにゃいにゃんて、できまちぇん。わたちにはかみしゃまかりゃの、しめいがありゅのでしゅ」
ラズが余計に私を抱きしめる。
「りゃず、りゃず、おちついてくだしゃい。けがにんをたちゅけましゅ。りゃずもきょうりょくちてくだしゃい!」
ラズが涙をぬぐった。
私と一緒に怪我人の元へ行く。
村の中は酷いものだった。
村人はそこらじゅうに吹き飛ばされてうめいている。
神聖魔法が使えるラズと別れて治療する。
この男の人は腕が無い。
想像するんだ。
この人に腕がある所を。
〈この人の遺伝子よ、活動して!〉
サチの創造で腕が生えてきた。
あとは細かい傷だ!
〈傷よ治れ! 健康になれ!〉
男は綺麗に治った。
次の怪我人だ! エレナが怪我人を連れてきてくれるので順番に治す。
息の無い人もいた。
涙が流れてくるけど、喉のしゃっくりを無視をして生きている人の所へ行く。
少しでも多くの人を助けなきゃ。
ラズと手分けしたら村にいる生きている人全員の治療が終わった。
索敵をすると、まだ獣が数匹近くにいる!
サチは飛んで行って森に入ると、さっきの魔物より小さいがゴリラみたいな獣がいた。
こっちを見て襲ってくるから、ミサイルで首を飛ばす。
残った仲間が余計にギャーギャーと騒いだ。
全員、首ミサイルだ! 3発発射する!
残りの首も飛んで、静かになった。
ゴリラの家族だったのかもしれない。
ごめんね。
これ以上、人を傷つける君たちを放ってはおけなかったんだ。
ゴリラもどきの死体を収納にしまう。
戻るとエレナとカイザーで、多分親のゴリラの身体を切っている。
どうしたのかと聞くと「食べられた人が生きてるかもしれない」と胃まで切るつもりらしい。
私はよく切れる剣を想像して2本作った。
エレナとカイザーに渡すと、すんなりと肉が切れていく。
胃袋の中は地獄だった。
消化液と生臭い咀嚼された人と獣の内臓の臭いが漂い、人が細切れになって潰れて入っている。
サチは見ていられなくて、ラズの胸に飛び込んだ。
幼い体は涙が勝手に出てくる。
ラズが私をぎゅっと抱きしめた。
その劣悪な環境の中に手を突っ込んでいたカイザーが叫んだ!
「生存者がいる! ラズ! サチ様! どっちか助けてくれ!」
弾かれたようにラズと顔を上げる。
希望の灯火が見えた。
ラズはサチを抱っこしたまま走っていた。
そこには血で真っ赤に染まった赤子がいた。
母親らしき女性に抱きしめられているが、女性は頭が潰れて足が無い。
死んでいる。
この子は奇跡的に助かったんだ。
〈怪我よ治れ! 健康になれ!〉
赤子が元気に泣き出した。
生きている! エレナとカイザーの行いは間違っていなかった!
嬉し涙と悲しい涙が流れる。
この子は母親を亡くした。
父親も生きているか怪しい。
この世を生きて行かなければならないんだ。
獣の胃から他にも生きている人が出てきた。
小さな女の子だ。
片手と両足切断されているが、なんとか生きている。
「サチ様、私には治せません。お願いします」
ラズが頼んできた。
頼まれなくても治すよ!
〈遺伝子よ、仕事しろ! 怪我よ治れ! 健康になれ!〉
少女の手と両足が生えてきた。
ホッとする。
痛々しい怪我は見ているだけで痛い。
エレナとカイザーが血だらけになって獣の胃に手を突っ込んで生存者を探しているが、他の生存者は見つからないみたいだ。
「りゃず、むりゃのおんにゃこどもを、むりゃにつりぇてもどってくだしゃい」
「サチ様は?」
「わたちはここで、しぇいじょんしゃがいにゃいか、みてましゅ」
「分かりました。行って参ります」
ラズがサチを丁寧に地面に降ろしてから、車に戻って行った。
ラズの事だからこの場をおさめるための兵士も連れて来てくれるだろう。
信じて待とう。
カイザーとエレナは全ての死体を見終わったようだ。
血と粘液だらけの身体を綺麗にしてあげる。
サチの能力は【創造、想像(なんでもできる)】なので。
「サチ様、ありがとうございます。弔いは村の住人が帰ってきてからになるでしょう」
「かいじゃーもえりぇにゃも、がんばりましゅた。すこしやしゅんでくだしゃい」
「はい。あ、荷物、車の中だ」
「私も」
無事な家の中に入って、トモモの果汁ジュースを3人分出して、エレナとカイザーに飲んでもらう。
2人共、一仕事終えた後で顔に疲れが見える。
「サチ様、ちと言いにくいんだがな? 貰った剣を納める鞘が無くて危なくて仕方がないんだわ。鞘を貰えるか?」
切れ味の良い剣の鞘を慌てて2本分、作って渡した。
カイザーもエレナもホッとした顔をして、床に置いていた剣を鞘に納めた。
「これは貰っていいんだな?」
「はい、つかってくだしゃい」
「やった! これは凄い剣だよ! 使ったから分かる」
「そうだな。戦闘が楽になる」
おもちゃを貰った子供みたいにはしゃいでいる。
2人共、聖騎士なんだなぁ。
知らない男が家の中に入って来た。
村人のようだ。
「ああ、すまん。おまえの家だったか?」
カイザーが声を掛ける。
「そうだ。いや、それはいいんだが、あんた達がこの村を助けてくれたのか?」
「そう言う事になるかな? 全てを助けられんかったが」
「その格好は聖騎士様ですか?」
「そうだ。聖騎士だ。あるお方を守って旅をしていたら、村の女子供に出会って助けを求められてな」
「そうか、あの子達が……ありがとうございました。お礼を申し上げます」
「いいんだが、ゴルダンの胃袋を破ったんだが、死体の区別がつかなくてな。あとで見てくれると助かる」
ゴルダンはあの魔物の名前だ。
ゴリラの怪獣みたいな奴だった。
「くっ! 何人もあいつに食べられて……! すまん、すみません。汚れ仕事をさせてしまって」
「それで胃袋から、赤子と幼い女の子を助けたんだが、胃袋の近くに置いてきてしまった。身元の確認と世話を頼む」
「なんと! 食べられて生きていたのか! ありがとうございます! 今から確かめに行きます!」
男は踵を返して外に出ていった。
よほど嬉しかったようだ。
もしかしたら、この家は村長の家かもしれない。
1村人の生存者を喜ぶくらいだ。
人間が出来てないと勤められないだろう。
「あー寝たいわ。明日まで無理でしょうけど」
寝たらいいじゃないか。
何で寝れないの?
「にゃんででしゅか?」
「村人が寝られるように復興の手伝いですよ。あーあ、今日はめしも食えねぇわ」
「あんなミンチを見ちゃったらねー」
カイザーとエレナが嫌そうな顔で答えてくれた。
そういや、私も食べる気しないや。
ふよふよと近くまで飛んで行くと、サチの身体に何かが凄い勢いで当たって吹き飛ばされた!
エレナが叫ぶ!
サチの軽い身体はボールのようにぽーん! と飛ばされだ後は体が地面を跳ねて数度回転したあとにパタリと止まった。
カイザーとラズが走ってきて、私の無事を確かめる。
そんな泣きそうな顔をしないで。
神様謹製の天使の身体は強いんだよ。
土埃だらけの顔と頭になったサチはラズに抱っこされる。
ほら、無事でしょ?
創造神様謹製のマントと服と靴は綺麗だったが、サチ自身は汚れてしまっていた。
サチは何に吹っ飛ばされたか見てみると、ゴーレムみたいなのがいた。
大きい。
能力でゴーレムを見てみると、なにか細い糸みたいなのが繋がっている。
ラズの腕から飛び出して繋がっている糸を辿る。
いた! 人だ! 人がゴーレムを操ってるんだ!
飛び出した勢いで隠れている人にサチの頭突きをかます!
吹っ飛んで行った。
やっぱりこの神様謹製の身体凄い! 痛くない!
飛んで行った人の所に飛んで行くと黒いローブを来た男が倒れていた。
見るからに怪しい。
サチの創造の能力でロープを想像してぐるぐる巻きにして私と一緒に飛んで運んでいく。
カイザーの元に着いた。
「こにょ、おとこがごーりぇむを、あやつっていましゅた! ろーぷでしばってくだしゃい!」
「はい! わかりました!!」
そうなのである。
ロープは出したけどただ巻いただけになってしまった。
この幼児ボディを忘れていた。
不器用なのだ。
ラズが抱きしめてきた。
何故か泣いている。
「サチ様は! どうしてラズを置いて飛んでいってしまうのですか!? どれだけ、心配したかっ!」
「ごめんなさいりゃず。でも、できりゅことがあるにょに、うごかにゃいにゃんて、できまちぇん。わたちにはかみしゃまかりゃの、しめいがありゅのでしゅ」
ラズが余計に私を抱きしめる。
「りゃず、りゃず、おちついてくだしゃい。けがにんをたちゅけましゅ。りゃずもきょうりょくちてくだしゃい!」
ラズが涙をぬぐった。
私と一緒に怪我人の元へ行く。
村の中は酷いものだった。
村人はそこらじゅうに吹き飛ばされてうめいている。
神聖魔法が使えるラズと別れて治療する。
この男の人は腕が無い。
想像するんだ。
この人に腕がある所を。
〈この人の遺伝子よ、活動して!〉
サチの創造で腕が生えてきた。
あとは細かい傷だ!
〈傷よ治れ! 健康になれ!〉
男は綺麗に治った。
次の怪我人だ! エレナが怪我人を連れてきてくれるので順番に治す。
息の無い人もいた。
涙が流れてくるけど、喉のしゃっくりを無視をして生きている人の所へ行く。
少しでも多くの人を助けなきゃ。
ラズと手分けしたら村にいる生きている人全員の治療が終わった。
索敵をすると、まだ獣が数匹近くにいる!
サチは飛んで行って森に入ると、さっきの魔物より小さいがゴリラみたいな獣がいた。
こっちを見て襲ってくるから、ミサイルで首を飛ばす。
残った仲間が余計にギャーギャーと騒いだ。
全員、首ミサイルだ! 3発発射する!
残りの首も飛んで、静かになった。
ゴリラの家族だったのかもしれない。
ごめんね。
これ以上、人を傷つける君たちを放ってはおけなかったんだ。
ゴリラもどきの死体を収納にしまう。
戻るとエレナとカイザーで、多分親のゴリラの身体を切っている。
どうしたのかと聞くと「食べられた人が生きてるかもしれない」と胃まで切るつもりらしい。
私はよく切れる剣を想像して2本作った。
エレナとカイザーに渡すと、すんなりと肉が切れていく。
胃袋の中は地獄だった。
消化液と生臭い咀嚼された人と獣の内臓の臭いが漂い、人が細切れになって潰れて入っている。
サチは見ていられなくて、ラズの胸に飛び込んだ。
幼い体は涙が勝手に出てくる。
ラズが私をぎゅっと抱きしめた。
その劣悪な環境の中に手を突っ込んでいたカイザーが叫んだ!
「生存者がいる! ラズ! サチ様! どっちか助けてくれ!」
弾かれたようにラズと顔を上げる。
希望の灯火が見えた。
ラズはサチを抱っこしたまま走っていた。
そこには血で真っ赤に染まった赤子がいた。
母親らしき女性に抱きしめられているが、女性は頭が潰れて足が無い。
死んでいる。
この子は奇跡的に助かったんだ。
〈怪我よ治れ! 健康になれ!〉
赤子が元気に泣き出した。
生きている! エレナとカイザーの行いは間違っていなかった!
嬉し涙と悲しい涙が流れる。
この子は母親を亡くした。
父親も生きているか怪しい。
この世を生きて行かなければならないんだ。
獣の胃から他にも生きている人が出てきた。
小さな女の子だ。
片手と両足切断されているが、なんとか生きている。
「サチ様、私には治せません。お願いします」
ラズが頼んできた。
頼まれなくても治すよ!
〈遺伝子よ、仕事しろ! 怪我よ治れ! 健康になれ!〉
少女の手と両足が生えてきた。
ホッとする。
痛々しい怪我は見ているだけで痛い。
エレナとカイザーが血だらけになって獣の胃に手を突っ込んで生存者を探しているが、他の生存者は見つからないみたいだ。
「りゃず、むりゃのおんにゃこどもを、むりゃにつりぇてもどってくだしゃい」
「サチ様は?」
「わたちはここで、しぇいじょんしゃがいにゃいか、みてましゅ」
「分かりました。行って参ります」
ラズがサチを丁寧に地面に降ろしてから、車に戻って行った。
ラズの事だからこの場をおさめるための兵士も連れて来てくれるだろう。
信じて待とう。
カイザーとエレナは全ての死体を見終わったようだ。
血と粘液だらけの身体を綺麗にしてあげる。
サチの能力は【創造、想像(なんでもできる)】なので。
「サチ様、ありがとうございます。弔いは村の住人が帰ってきてからになるでしょう」
「かいじゃーもえりぇにゃも、がんばりましゅた。すこしやしゅんでくだしゃい」
「はい。あ、荷物、車の中だ」
「私も」
無事な家の中に入って、トモモの果汁ジュースを3人分出して、エレナとカイザーに飲んでもらう。
2人共、一仕事終えた後で顔に疲れが見える。
「サチ様、ちと言いにくいんだがな? 貰った剣を納める鞘が無くて危なくて仕方がないんだわ。鞘を貰えるか?」
切れ味の良い剣の鞘を慌てて2本分、作って渡した。
カイザーもエレナもホッとした顔をして、床に置いていた剣を鞘に納めた。
「これは貰っていいんだな?」
「はい、つかってくだしゃい」
「やった! これは凄い剣だよ! 使ったから分かる」
「そうだな。戦闘が楽になる」
おもちゃを貰った子供みたいにはしゃいでいる。
2人共、聖騎士なんだなぁ。
知らない男が家の中に入って来た。
村人のようだ。
「ああ、すまん。おまえの家だったか?」
カイザーが声を掛ける。
「そうだ。いや、それはいいんだが、あんた達がこの村を助けてくれたのか?」
「そう言う事になるかな? 全てを助けられんかったが」
「その格好は聖騎士様ですか?」
「そうだ。聖騎士だ。あるお方を守って旅をしていたら、村の女子供に出会って助けを求められてな」
「そうか、あの子達が……ありがとうございました。お礼を申し上げます」
「いいんだが、ゴルダンの胃袋を破ったんだが、死体の区別がつかなくてな。あとで見てくれると助かる」
ゴルダンはあの魔物の名前だ。
ゴリラの怪獣みたいな奴だった。
「くっ! 何人もあいつに食べられて……! すまん、すみません。汚れ仕事をさせてしまって」
「それで胃袋から、赤子と幼い女の子を助けたんだが、胃袋の近くに置いてきてしまった。身元の確認と世話を頼む」
「なんと! 食べられて生きていたのか! ありがとうございます! 今から確かめに行きます!」
男は踵を返して外に出ていった。
よほど嬉しかったようだ。
もしかしたら、この家は村長の家かもしれない。
1村人の生存者を喜ぶくらいだ。
人間が出来てないと勤められないだろう。
「あー寝たいわ。明日まで無理でしょうけど」
寝たらいいじゃないか。
何で寝れないの?
「にゃんででしゅか?」
「村人が寝られるように復興の手伝いですよ。あーあ、今日はめしも食えねぇわ」
「あんなミンチを見ちゃったらねー」
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そういや、私も食べる気しないや。
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